男女に友情は無いと私は思うけど、どう思う?

マンミン

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高校生の片無〜その2〜

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駅前演奏は、2回目からは、私服でお面をつけて演奏したけど、すぐに身バレしていた。


お面が変わらなかったのが悪いと言うと、みんなが僕の歌声がみんなの耳に残っているからバレたと怒られた。


何回か演奏を楽しんでいると、ノスタルジアのオーナーと店長にスカウトされた。


「音楽バーをやるんだけど、お店で演奏しないか?」


みんな喜んでokしたけど、夏海だけ楽器が出来ない理由でカスタネットを一生懸命覚えていた。


なんでカスタネットだったのか?未だに謎だ。
それをokしたオーナーと店長も。


僕は、美穂からピアノを教わっていて、少しずつ覚えてきていた事もあったから、苦労はしなかった。


四人でいない時は、美穂からピアノを教わる事が多かったな。


後で夏海とケンチャンが裏で手を回していた事を知ったのは付き合い始めた時だった。


夏の始まり、ノスタルジアでピアノ練習してた時に告白したんだ。


美穂に直接言うのは、恥ずかしかったから、歌で気持ちを奮い立たせたんだ。


Aqua Timezの千の夜をこえてを歌ったんだ。


流行り曲にのせて。


自分が歌が上手いんだと自覚して、更に記憶力が良いから、色んな曲を覚えたけど、一番しっくりする歌だったと思う。


バイトが休みの日は、2人でデートした。たまに夏海とケンチャンも一緒に出掛けたんだけどね。


お晩過ぎから、夏海とケンチャンが付き合い始めたのを知った時は、喜んだよ。


直感だけど、僕達4人は、死ぬまで一緒にだなぁーって思った。


僕は美穂と結婚して、ケンチャンは夏海と結婚すると思う。


お互い近所に住み、子供も生まれて、子供同士も仲良くなり幸せな家庭を築くんだと思ってた。



毎日が充実した高校生活を送る事が出来たよ。


3年になり、それぞれ進路を迎える事になった。それぞれの、岐路だった。



夏海はやる事が無いからと、近くの大学へ行くことを決めたし、ケンチャンは保育士の専門学校へ通う事を決めていた。


美穂は音楽大学へ行く事となった。音楽に関わる仕事をしたいのが彼女の希望だった。


美穂に同じく大学に行こうと才能があると言われたけど、僕は、就職の道を選んだ。


両親からも大学に行けば?と言われたけど、僕にはやりたい事があったんだ。


僕がやりたい事は美穂と結婚して、2人で将来を歩む事。


ノスタルジアのバイト代は貯めていたので、婚約指輪を買って美穂に伝えたんだ。


色々な話をした結果は婚約する事が出来た。


僕の両親と美穂の両親と顔合わせや話し合いなどもした。


ガチガチに緊張していたのに、突然、美穂が演奏するって言い始めて2人でピアノを演奏した。


お互いの両親も驚いていたが、最終的にコンサートみたいになったのを覚えてる。


両家一丸だった。



美穂の大学卒業後就職と同時に結婚する事を約束した。



僕は、求人広告編集の仕事に就職した。才能の持ち腐れと言われたけど、やりたかったんだ。


高校卒業後、みんなといる時間は、週末のノスタルジアにいる時になったけど、それでも将来、4人でいる未来は霞む事は無かった。


二年後の夏までは。。。
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