男女に友情は無いと私は思うけど、どう思う?

マンミン

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今度のご飯は今夜だった。

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仕事終わりに、蓮からご飯のお誘いが有った。


いや、昼間の出来事で今日って。。。





まぁ行きますけどね。




ただ、おじゃま虫はついてくる訳で。。。



「一緒にご飯食べに行けて嬉しいですー。蓮さん」
「いえ、みんなで食べた方が美味しいですよね」


絵里よ。


遠慮と言う言葉を知らないのかな?


「蓮。今度奢ってね」


蓮のスマホにメッセージを送るとOKと返事が有った。


蓮の方を見ると蓮が笑顔で爆弾を放った。


「かおり、手を繋ごう」


ん?



耳がおかしいのかな?


「かおり、早く」


蓮が右掌を私に向けている。


英気が50%以下で、幻覚が見えてるのかな。。。



「蓮さん。大胆ですねー」


絵里がキャーキャー言ってるけど、私はこの手をどうすれば良いのか?悩み中だ。


なんだろう、絵里がいなければ、手を繋ぐんだけど。。。いやいや待て待て。


蓮さんが近づいて来て、耳元でまた囁いた。



うわぁーーーー!まただ!!!!



「かおり、めっちゃ顔が赤いよー」
「赤くないから!」


多分、凄い赤いんだと思う。


「知り合いの前で手は繋げないから、また今度ね。早くノスタルジアに行くよ」
「じゃ、蓮さん。私と手を繋ぎますか?」


絵里が蓮に向けて手を差し出したので、反射的に、その手を落とそうと手を伸ばす。


「ちょっと絵里!」


私の手は、蓮の手に掴まれた。


んん~ーー!!


「掴まえたー。さぁ、ノスタルジアに行こう」


ちょっとーーーーーー


そのまま蓮に引っ張られる様に連れてかれた。


なんで、こんなに大胆なの!?


こんな人だっけ?


週末に大きく変化する様な事あったかなぁー。


記憶を振り返っても、お酒のせいで曖昧だった。


本気でお酒を控えよう。。。


今日はノンアルコール。絶対に飲まないよ。


決意を固めて、蓮を見ると蓮の顔が真っ赤な事に気がついた。


めっちゃ赤い!


恥ずかしいんだ!!ならやめれ!!!


「蓮、無理しなくても大丈夫だよ?」
「む、無理してないですから」


手の繋ぎ方が指を絡める繋ぎ方に変わった。


うわーーわーわーあああああああああああ!


なんてこった。更にせめてきた。


しかも力加減が絶妙で、抜け出せない!!!


私、絶対真っ赤だよ。


ん?まさか蓮も?


街灯に照らされた蓮の横顔は、さっきよりも真っ赤だった。。。


なんなんだこれはーーー!?


英気メーターもグルグル回ってよく分かりませんよ。



「あーん。私も繋ぎたいですーー」


蓮の手を掴もうとするが、蓮は器用に回避している。


「かおりばかりズルいーー」


絵里、あなたのメンタルはどうなってるんだ!?



てか、こんな変な状態で、ノスタルジアまで行くの?
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