男女に友情は無いと私は思うけど、どう思う?

マンミン

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朝方のベッドで蓮は想う〜その3〜

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気絶した南波さんをゆっくり床に下ろすが、全く反応がない。


息はしているので大丈夫だけど、突然酔い潰れた?


どうしよう。。。


電話しよう。



とりあえず夏海に連絡したけど、繋がらなかった。




「もっちかえり、もっちかえり」
「かっいほう かっいほう 介抱」
「かっえれ かっえれ 帰れー」


カウンター席のみんながふざけ始めた。



「脱童貞 脱童貞」
「避妊~避妊」
「近藤さん。コンドーさん。コンドーぐはぁ」




店長が3人をハリセンて叩いていた。


童貞じゃないんだけどな。


ハリセンを持ったまま店長が来た。


「蓮、家に連れてて休ませなよ。変な事するなよ」
「あっ、はい」


殺気立った店長にここでもいいのでは?と言いたかったんだけど。。。オーナーと何かあったな。


横にしたかおりを見て思うんだけど。。。



どうやって帰るの?


スマホが、振動してるので、確認すると夏海からの電話が来た。


事情を話すと夏海が恐ろしい事を言ってきた。



寝てる南波さんの耳元で囁く様に家に帰るよーって何度も言えば、起きて付いてくるって言うからね。


「南波さん。帰りますよー。家で寝ましょうね」


かおり顔が近くてドキドキする。女性の寝顔を見てるとドキドキするのは僕だけかなあ?


「んーー。帰る~」


ん?



えっ?





突然、南波さんが抱き締めてきた。




なんだこれ?



「な!南波さん?」
「んー早く帰ろう~」
「ちょ!ちょっと起きて下さい」
「ん~。。。」


言うと一緒に起き上がるが、僕に抱きついたまま潰れている。










胸が柔らかい。久しぶりの体感するけど。。。



ってそうじゃない。



「な、夏海。起き上がったけど、これ起きるんじゃないの?」
「それは無い。潰れるといつも私の家でお泊りしてたから、蓮も早く帰ってあげて」


通話中の夏海から、無慈悲な言葉を言われた後に切られた。



まじかー。



とりあえず、南波さんを支えながら、帰宅した。



んー。



ソファーに寝かす?



でも、女の子でしょ。




ベッドで一緒に寝る?


でも、起きた時に変に思われたらヤダなぁ。



こうゆうときどうするの?



んー。。。南波さんにはベッドで寝てもらい、僕がソファーでいっか。



ベッドに南波さんを寝かして離れようとすると、強く抱きしめられて、一緒にベッドに倒れた。



「な、南波さん!?」
「んーー。。。」



駄目だ。全然起きない。




全く起きないぞ。


そして、力が強い。


抱き締められた腕を離そうとするが、全く取れない。



めっちゃ柔らかいし。色々と。。。





なんかいい匂いがする。。。



普通お酒の匂いが凄いのに。。。



てか、この状況で南波さんが起きたら、やばいな。



何もしてないのに警察沙汰だ。



何とか離れないと。



でも、どうやればいいんだ?
あっ、夏海が言った事を思い出した。



「な、南波さん」
「うっ。。ん。。。」



とりあえず耳元で声を出してみた。起きたらラッキー程度だったけど、甘い声がきた。




「南波さん。起きて下さい」
「だめぇ~」







。。



。。。






ん!?エロい声が出てきた。




めっちゃドキドキするんだけど、どうすればいいんだ?



「起きてますか?」
「あん」








。。



。。。





エローーーい。南波さん。めっちゃエロいよ。







どうしたものか?



この状況を打破したいけど、何も浮かばない。



「南波さん。ベッドですよ」
「あ、ん~ッ」
「離れて寝ましょう」
「だ!だめぇ」


理性がガリガリに削られていく。


ここは、深呼吸しよう。



深呼吸。



そして、美穂を思い出そう。



僕には美穂がいる。


もう触れ合う事が出来ないけど、美穂がいるんだ。


もう恋なんてしないなんて誓ったんだから。



南波さんの腕を抜け出す事が出来た。


やさ、あとは布団をかけておしまい。



。。。



起きた時、喉乾いてるかな。



冷蔵庫にある水とメモ書きをサイドテーブルに置いて寝た。












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