男女に友情は無いと私は思うけど、どう思う?

マンミン

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朝方のベッドで蓮は想う〜その6〜

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リビングのソファーに座る南波さんと夏海。


夏海のニヤニが凄いな。美穂と付き合った時の事を思い出す。


「どうして、ここにいるのかな~?かなぁ~?」
「。。。片無さんにお持ち帰りされました」
「おやおや、二人は、そうゆう関係?」


夏海も知ってるくせに。


「南波さんをからかわないでよ。僕の家に連れて行く様に伝えたのは、夏海なんだから」
「え?」


驚いた顔してこっちを見る姿は可愛いな。


「すぐに来るものだと思ったら、今って」


夏海をジト目で見ると、テヘっと笑顔を作っていた。



「てへ、何かが起きるかなぁ~って思ったんだけど。。。そのへんどうなのよ」
「夏海と一緒にしないでよ」


南波さんは表情がコロコロ変わるなあ。


「おや、おや~もしかして、私と蓮がエッチな関係とでも?」


夏海のニヤニヤ顔がちょっとイラッとする。僕らは何もないけどね。


「二人の距離感が凄い近いし。どうなんですか?」


スネた顔して言ってる南波さんは本当に可愛い。


「プププッ」
「ふふっ」


夏海と顔を見合せて笑った。


美穂みたいな感じがしたのもある。


「あーごめんごめん。ちょっと思い出し笑い」
「南波さん。僕達は、南波さんが思う関係ではないですよ」


二人をジト目で見ると、二人は更に笑った。何が可笑しいんだろうか?


「僕らの友情は変わりませんね」
「旦那も、蓮だから、okなんだよね。私も蓮だからこそかな」


夏海と二人でいると、そう思われるよね。。。


もうケンちゃんと二人の時間を増やした方がいいのに。


「僕とケンちゃんは幼馴染でね。夏海とは高1からの付き合いかな」
「そうだねー」


高校の友達と今でも仲良くしてるのは珍しいのかな。


「高校生の頃、よく4人で遊んだよね」
「僕はみんなに振り回された記憶しかないよ」
「3年間同じクラス。ノスタルジアのバイトも4人一緒でよくオーナーに怒られてたねー」
「主に、夏海と美穂がでしょ」


なぜがいつも僕が怒られたなぁ。


二人をしっかり見とけって。。。


「美穂って誰ですか?」
「美穂はねー。。。私の幼馴染で。。。ん?かおりに似てるかなーなんか雰囲気が」


夏海もそう思うよね。


「言われてみれば、確かに。変な行動力とか」


なんか振り回されそうな感じ。


「夏海さんや、昨日潰れる前の南波さんはとても凄かったんだ」
「なになに?やっぱり何あったの?」
「かっ、片無さん」


昨夜の出来事を夏海に話し始めた。


「なにそれ。かおりも大胆ね」
「あれは、ストレスとお酒のせいだから」
「かおりと仲良くなれたのも、美穂に似てる所が有ったからかなー。そのおっぱいとか」
「美穂は、一回り小さいよ」


あっ、思わず言ってしまった。退散しよう。


「そろそろ、ノスタルジアに行くよ」
「あれ?今日も」
「ランチの時間、少しお願いされたからね」
「かおり。ノスタルジアでランチしよ」


普通、帰宅する流れでしょ。


「あっ、これ使う?持ってきたんだよねー」


夏海からコーヒーショップの紙袋を渡している。


中身はクレンジングオイル。コットン。大きめの眼鏡。マスク。石鹸のフレグランススプレー。夏海の服一式らしい。


「良き妻でしょ?」
「よく覚えてたね」
「服とかもシェアしてたからね。どう?」
「いいよ」
「良かったー。なんか学生の頃に戻った気分だね。洗面所はあっちだよ」


我が家の様に言う夏海を見ながら、南波さんが洗面所の方に行った。
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