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翔(しょう)の国編
第10話
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時間は早く流れていった。
「暗くなってきたから、今日はお終い!明日はお友達に会いに行きましょう?」
「そうですね!人魚姫さんの友達に会えるの楽しみです!」
「うん!」
人魚姫は笑い、前と同じように言葉を発した。
「ユズハちゃん、早く翔の国へ行って病気を治してね?」
「病気…?」
聞き返した途端、目の前が一瞬で真っ暗になりまた1人に戻ってしまった。
「人魚姫さん?何処…?誰か居ないの?誰かっ!!」
真っ暗の中で叫ぶと、一筋の光がユズハを照らした。
その光は、ユズハを呼んでいた。
「…ハ、ズハッ、ユズハ!!!」
「!!」
ガバッと飛び起きると、翔が心配そうな顔でユズハの手を握っていた。
「心配したんだから!!」
「翔さん…」
翔は、涙目になっていて声を荒げていた。
こんな翔を見るのは、初めてで驚きながら翔の次の言葉を待った。
「ユズハが具合悪いからって、黒羽に聞いて見に来たら…、呼んでも揺さぶっても起きないしっ」
「わ、私また夢のなかにー」
「死んだかと思って、怖くなった!」
ユズハの言葉を遮り翔は叫んだ。
「僕の国の病気にかかってるんじゃないかって、不安でっ」
「その事なんだけど!!」
「な、何?」
翔よりも大きな声で、話しかけた。
「かかってるかもって。人魚姫さんが…」
「かかってる…?!なら、今すぐ僕の国に行こう。危険だから」
「どういうー」「黒羽呼んでくる」
「ちょ!?」
急展開に追いつけずに、ユズハをはポカンとした。
数分後、黒羽は走ってきてまたこの前のように「サポートします」と言われた。
「じゃ、僕の部屋に来て。行くよ」
「うん」
今の体じゃ動けないので、黒羽がおんぶしてくれた。
「早くお祖母様に会わせないと…」
翔は少し焦っていた。
いつも通り扉の中に入るも、何も見えなかっ…
「え?」
一瞬、ほんの一瞬だけ黒い影が見えた。
「アレは…?」
もう一度見るも何も無かった。
黒い影は一体何を意味するのだろう?
「暗くなってきたから、今日はお終い!明日はお友達に会いに行きましょう?」
「そうですね!人魚姫さんの友達に会えるの楽しみです!」
「うん!」
人魚姫は笑い、前と同じように言葉を発した。
「ユズハちゃん、早く翔の国へ行って病気を治してね?」
「病気…?」
聞き返した途端、目の前が一瞬で真っ暗になりまた1人に戻ってしまった。
「人魚姫さん?何処…?誰か居ないの?誰かっ!!」
真っ暗の中で叫ぶと、一筋の光がユズハを照らした。
その光は、ユズハを呼んでいた。
「…ハ、ズハッ、ユズハ!!!」
「!!」
ガバッと飛び起きると、翔が心配そうな顔でユズハの手を握っていた。
「心配したんだから!!」
「翔さん…」
翔は、涙目になっていて声を荒げていた。
こんな翔を見るのは、初めてで驚きながら翔の次の言葉を待った。
「ユズハが具合悪いからって、黒羽に聞いて見に来たら…、呼んでも揺さぶっても起きないしっ」
「わ、私また夢のなかにー」
「死んだかと思って、怖くなった!」
ユズハの言葉を遮り翔は叫んだ。
「僕の国の病気にかかってるんじゃないかって、不安でっ」
「その事なんだけど!!」
「な、何?」
翔よりも大きな声で、話しかけた。
「かかってるかもって。人魚姫さんが…」
「かかってる…?!なら、今すぐ僕の国に行こう。危険だから」
「どういうー」「黒羽呼んでくる」
「ちょ!?」
急展開に追いつけずに、ユズハをはポカンとした。
数分後、黒羽は走ってきてまたこの前のように「サポートします」と言われた。
「じゃ、僕の部屋に来て。行くよ」
「うん」
今の体じゃ動けないので、黒羽がおんぶしてくれた。
「早くお祖母様に会わせないと…」
翔は少し焦っていた。
いつも通り扉の中に入るも、何も見えなかっ…
「え?」
一瞬、ほんの一瞬だけ黒い影が見えた。
「アレは…?」
もう一度見るも何も無かった。
黒い影は一体何を意味するのだろう?
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