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第一章 エルフの少女
6話 「風竜との戦い(ヤラセです)」
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ノッシノッシと「風竜の丘」へ向かうイリスと土竜。
「ねえねえ、アナタのお名前は?」
「グー?グルルルル?グエエエエエ」
「えー?お名前が無いの?それは寂しいねー」
「グルグルルルル?」
「え?イリスが名前を付けるの?
んーと、えーと・・・そうだ!「ブリックリン」なんてどう?」
「グエエエエエ!!」
「そっか!気に入った?じゃあブリックリン!よろしくね!」
「グルルルル♪♪♪」
イリスは土竜に「ブリックリン」と名前をつけて2人はご機嫌で山を進む。
「風竜の丘」は実はそんなに遠くは無いが「地龍」の都を越えて行かないと駄目なのでイリスも行った事は無い。
ちょっとした冒険者に心が踊るイリスだった。
少し進むと早速地龍が居た。どうやら龍都周辺を監視している門番の様だ。
「ふわー、やっぱり地龍さんは大きいね?ブリックリン」
「グエエエエエ」
怖がる事も無くノッシノッシと真っ直ぐに自分に近づいて来る子供のエルフと土竜に門番の地龍は少し困惑している様子だ。
「「こらこら、子供達だけでこんな場所に来て・・・
危ないから早く家に帰りなさい」」思わず声を掛けてくる地龍。
「おはようございます!イリス達は試練で「風竜の丘」へ行くんです!」
ただ遊んでいただけにしか見えなかったシルフェリアの授業の成果でしっかりとした言葉使いが出来る様になったイリス。
ハキハキと話すイリスに好感を持った地龍の気配が穏やかな物になる。
「「ん?試練か?それなら仕方ないな・・・
「風竜の丘」はこのまま真っ直ぐに5km先だ、気をつけて行きなさい」」
「はい!ありがとうございます!」
こうしてノッシノッシと遠ざかって行くイリス達を見て、
「「元気なエルフの子供だなぁ・・・」」と笑う門番の地龍だった。
「「でもなんで土竜に乗ってたんだ?」」
土竜は地龍の直系でプライドが高い竜だ、違う種族を背中に乗せるのは珍しい。
「「まぁ、アイツが変わってる土竜なだけか・・・
もう少しで地龍に進化しそうだしな」」そう納得する地龍。
一方その頃「風竜の丘」へ先周りしたシルフェリアは・・・
ログハウス調の風竜の家の中で人の姿の風竜シルフィーナに正座させれていた・・・結局怒られてるじゃん。
「シルフェリア様、幼い女の子を遠出させようとか何を考えているんです?」
「私もついて行くから大丈夫かなぁ?・・・なんて」
「御両親の承諾は?」
「まだ・・・かなぁ?」
「はああああ・・・・」
私のお馬鹿さん計画を聞いて・・・目が釣り上がった我が同僚である、
真面目で優等生な風の大精霊シルフィーナちゃんが怖いです!
しかし精霊がなぜ竜の姿なのか?!
知らん!本人に聞いとくれい!
「御両親の承諾を貰えればイリスちゃんを「ドライアドの森」へ連れて行く事は、
わたくしは構いません。
ですがシルヴァーナ様の許可は?取ってますか?」
「事後承諾・・・で良いかなぁ?・・・なんて」
「全くの無計画じゃないですかーーーー!!!」
「ごめんなさーーーーい!!!」
昨日から謝ってばかりのダメ精霊シルフェリアでした・・・
《だからシルフェリアはダメ精霊なんかじゃありません!》
ありがとうございますユグドラシル様・・・でもダメなモンはダメっすね・・・
こんな感じでシルフィーナちゃんにお説教食らっていたら・・・
「たーのーもーうー」
と外からイリスの声が聞こえて来たー?!ああーん?それはダメです!
イリスちゃん?!人様のお宅でその呼び方はダメなのよーーーー!!
「たーのーもーうー、あれぇ?誰も居ない?」
私は恐る恐るとシルフィーナちゃんの顔を見て・・・見るんじゃなかったよ・・・
「妙ちくりんな言葉を女の子に教えんなーーーーーーー!!!」
「ああーーん!ごめんなさーーーーーい!!!」
こうして怒ったシルフィーナちゃんが無言でお家から出て行きました・・・
怖いっす。
私はイリスに見つかると試練が台無しなので、お家で待機っすね。
道場破りの様な口上で風竜に声を掛けたイリスは待機していた。
シルフェリアの教えを守りすぐに逃げれる様にログハウスから少し距離を空けて。
するとログハウスの中からシルフェリアに似た印象の緑の髪に緑の瞳で背が低い可愛いらしい女の子が出て来た。
「ふふふふ・・・ふははははは!!!
良くぞ試練に来た小娘よ!!しかし我は簡単に倒せんぞ!!」
「グエエエエエ??」《なにやってんすか?シルフィーナ様》
「お黙り土竜君!私だってやりたくないわよ!」
真面目な優等生のシルフィーナはちゃんと仕事をするつもりだ。
しかし見た目が可愛いので悲しいくらいに迫力が無い!
「おはようございます!アナタを「テイム」しに来ましたイリスです!」
「て?ていむ?」
「はい!テイムです!」
「・・・・・」2人の間に少し無言の時間が流れて・・・
「あああああのバカ精霊~~~」ダメ精霊からバカ精霊に昇格したシルフェリア。
「あああー・・・イリスの素直さを忘れてた私ってホンットお馬鹿さん・・・」
終わったら超弩級のお説教が継続確定のシルフェリアさん。
テイム=捕獲ですね。
ウッドエルフが風の大精霊に対してスッゲェ無礼千万の物言いですねぇ。
「ふふふふ・・・テイムだと?
小娘がどうやって我をテイムするつもりなのだ?」
とりあえず仕事を続けるシルフィーナちゃんだが、自分も可愛い女の子にしか見えないので、なんか可愛い姉妹喧嘩にしか見えんのだ。
そうシルフェリアは思ったのだがこれ以上怒らせるとヤベェので黙っていた。
「ねえねえ、アナタのお名前は?」
「グー?グルルルル?グエエエエエ」
「えー?お名前が無いの?それは寂しいねー」
「グルグルルルル?」
「え?イリスが名前を付けるの?
んーと、えーと・・・そうだ!「ブリックリン」なんてどう?」
「グエエエエエ!!」
「そっか!気に入った?じゃあブリックリン!よろしくね!」
「グルルルル♪♪♪」
イリスは土竜に「ブリックリン」と名前をつけて2人はご機嫌で山を進む。
「風竜の丘」は実はそんなに遠くは無いが「地龍」の都を越えて行かないと駄目なのでイリスも行った事は無い。
ちょっとした冒険者に心が踊るイリスだった。
少し進むと早速地龍が居た。どうやら龍都周辺を監視している門番の様だ。
「ふわー、やっぱり地龍さんは大きいね?ブリックリン」
「グエエエエエ」
怖がる事も無くノッシノッシと真っ直ぐに自分に近づいて来る子供のエルフと土竜に門番の地龍は少し困惑している様子だ。
「「こらこら、子供達だけでこんな場所に来て・・・
危ないから早く家に帰りなさい」」思わず声を掛けてくる地龍。
「おはようございます!イリス達は試練で「風竜の丘」へ行くんです!」
ただ遊んでいただけにしか見えなかったシルフェリアの授業の成果でしっかりとした言葉使いが出来る様になったイリス。
ハキハキと話すイリスに好感を持った地龍の気配が穏やかな物になる。
「「ん?試練か?それなら仕方ないな・・・
「風竜の丘」はこのまま真っ直ぐに5km先だ、気をつけて行きなさい」」
「はい!ありがとうございます!」
こうしてノッシノッシと遠ざかって行くイリス達を見て、
「「元気なエルフの子供だなぁ・・・」」と笑う門番の地龍だった。
「「でもなんで土竜に乗ってたんだ?」」
土竜は地龍の直系でプライドが高い竜だ、違う種族を背中に乗せるのは珍しい。
「「まぁ、アイツが変わってる土竜なだけか・・・
もう少しで地龍に進化しそうだしな」」そう納得する地龍。
一方その頃「風竜の丘」へ先周りしたシルフェリアは・・・
ログハウス調の風竜の家の中で人の姿の風竜シルフィーナに正座させれていた・・・結局怒られてるじゃん。
「シルフェリア様、幼い女の子を遠出させようとか何を考えているんです?」
「私もついて行くから大丈夫かなぁ?・・・なんて」
「御両親の承諾は?」
「まだ・・・かなぁ?」
「はああああ・・・・」
私のお馬鹿さん計画を聞いて・・・目が釣り上がった我が同僚である、
真面目で優等生な風の大精霊シルフィーナちゃんが怖いです!
しかし精霊がなぜ竜の姿なのか?!
知らん!本人に聞いとくれい!
「御両親の承諾を貰えればイリスちゃんを「ドライアドの森」へ連れて行く事は、
わたくしは構いません。
ですがシルヴァーナ様の許可は?取ってますか?」
「事後承諾・・・で良いかなぁ?・・・なんて」
「全くの無計画じゃないですかーーーー!!!」
「ごめんなさーーーーい!!!」
昨日から謝ってばかりのダメ精霊シルフェリアでした・・・
《だからシルフェリアはダメ精霊なんかじゃありません!》
ありがとうございますユグドラシル様・・・でもダメなモンはダメっすね・・・
こんな感じでシルフィーナちゃんにお説教食らっていたら・・・
「たーのーもーうー」
と外からイリスの声が聞こえて来たー?!ああーん?それはダメです!
イリスちゃん?!人様のお宅でその呼び方はダメなのよーーーー!!
「たーのーもーうー、あれぇ?誰も居ない?」
私は恐る恐るとシルフィーナちゃんの顔を見て・・・見るんじゃなかったよ・・・
「妙ちくりんな言葉を女の子に教えんなーーーーーーー!!!」
「ああーーん!ごめんなさーーーーーい!!!」
こうして怒ったシルフィーナちゃんが無言でお家から出て行きました・・・
怖いっす。
私はイリスに見つかると試練が台無しなので、お家で待機っすね。
道場破りの様な口上で風竜に声を掛けたイリスは待機していた。
シルフェリアの教えを守りすぐに逃げれる様にログハウスから少し距離を空けて。
するとログハウスの中からシルフェリアに似た印象の緑の髪に緑の瞳で背が低い可愛いらしい女の子が出て来た。
「ふふふふ・・・ふははははは!!!
良くぞ試練に来た小娘よ!!しかし我は簡単に倒せんぞ!!」
「グエエエエエ??」《なにやってんすか?シルフィーナ様》
「お黙り土竜君!私だってやりたくないわよ!」
真面目な優等生のシルフィーナはちゃんと仕事をするつもりだ。
しかし見た目が可愛いので悲しいくらいに迫力が無い!
「おはようございます!アナタを「テイム」しに来ましたイリスです!」
「て?ていむ?」
「はい!テイムです!」
「・・・・・」2人の間に少し無言の時間が流れて・・・
「あああああのバカ精霊~~~」ダメ精霊からバカ精霊に昇格したシルフェリア。
「あああー・・・イリスの素直さを忘れてた私ってホンットお馬鹿さん・・・」
終わったら超弩級のお説教が継続確定のシルフェリアさん。
テイム=捕獲ですね。
ウッドエルフが風の大精霊に対してスッゲェ無礼千万の物言いですねぇ。
「ふふふふ・・・テイムだと?
小娘がどうやって我をテイムするつもりなのだ?」
とりあえず仕事を続けるシルフィーナちゃんだが、自分も可愛い女の子にしか見えないので、なんか可愛い姉妹喧嘩にしか見えんのだ。
そうシルフェリアは思ったのだがこれ以上怒らせるとヤベェので黙っていた。
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