【R18】現実とサキュバスのあいだで〜分岐であんな事やこんなことに編〜

そう

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9話いきすぎた誘惑

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朝食のあと、悠人はスーツに着替えながら告げた。
「今日も仕事だ。出かけない、触らない。昼は用意したものを食べて、火も使うな。晩は俺が作る」

ホルは素直にうなずき、少しだけ笑う。
「……昨日のこと、怒ってる?」

「怒ってない。ただ、心配した」

その言葉に、ホルは一瞬きょとんとして――やがて、口元を緩めた。
「……心配、してくれたんだ」

低く囁くような声。
そのまま、逃がさない距離まで近づく。

ホルの指が悠人の胸元に触れ、布越しに鼓動を確かめるように滑る。
視線が絡み、息が混じる。

ホルはためらいなく背伸びをし、唇を重ねた。
一度きりでは終わらせず、確かめるように、もう一度。
静かに、深く。

離れ際、ホルの額がそっと触れる。

「……今のは、覚悟してしたの」

そう告げる声は、まだ熱を孕んでいた。

「ホルっ…」

悠人は唇が離れたと思った、その隙を与えず、ホルはもう一度距離を詰めた。
今度は逃がさないと言うように、指先が彼の背に回る。

再び重なる口づけは、さきほどよりも深い。
触れるだけでは足りず、互いの息を探るように、静かに長く。

彼が息を呑むのを感じて、ホルは小さく笑った。
そのまま額を寄せ、囁く。

「……止まらないって、わかってた」

言葉よりも先に、体温が答える。
抱き寄せられ、ホルは拒まず身を預けた。

朝の静けさの中、ふたりの呼吸だけが重なっていく。
理性は溶けていた。

悠人の胸に、そっと寄りかかる。

「悠人が、ホルにしてくれること、全部、嬉しいんだ…♡」

ホルは悠人を見上げ、溶けるように微笑んだ。
首に腕を回し、そっと身を寄せる。

「……もっと、好きになっちゃう」

耳元で囁き、静かに続けた。

「……ホルのこと、もっと見てて」

その声には、甘さと切実な願いが滲んでいた。

「ホルっ」

名を呼び、悠人はそのまま彼女をベッドルームへ連れていく。
扉が閉まり、言葉の代わりに視線が絡んだ。

服を脱ぎ、互いの熱を確かめるように触れ合う。
ゆっくりと、弱いところを探りながら、静かに距離が消えていく。

「悠人っ♡」

悠人の指が、肌に触れるたびに、甘い声が漏れる。

「んっ…もっと…♡」

悠人に、身を委ねながら、恍惚とした表情で訴える。

「あ…♡ 悠人…」

悠人の指が、下にも触れてくるのを感じて、さらに興奮する。

「あぁっ…♡ そこぉ…♡」
悠人の優しさに、涙が滲みそうになる。

「悠人…早く…」

喘ぎながら、懇願する。

悠人のあそこが
ホルの中に入った瞬間、息が震えた。

「……あ……」

動きに合わせて熱が満ち、思わず名を呼ぶ。

「……悠人……」

視線を絡め、囁くように求める。
「……もっと……まだ……」

身を寄せ、溶けるような吐息がかかる。
動きが早まるたび、甘い声が漏れる。

「……あぁ……悠人……」

震える息で名を呼び、必死に縋る。

「……もう……でも……」

熱を帯びた視線で見つめ、囁く。

「……もっと……お願い……中に」

ホルの懇願に悠人は応え出すぞと耳打ちする。

悠人の声に、体を震わせながら、
ホルはさらに甘える

「あぁっ…♡」

悠人が中に出してくれたと抜かれる感覚に、恍惚とした表情をしながら声が漏れた。

「ん…♡」

悠人の熱に、ホルも熱くなっていくのを感じる。

「…やっちゃったね…♡」

悠人の顔を、息を切らしながら、でも嬉しそうにみる。

「へへ…♡、悠人…♡」

悠人に、そっと寄り添いながら悠人の名前を口にした。
その日悠人は遅刻した。



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