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小話 帰宅後の妄想
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家に帰り、部屋の灯りを消す。
ゆきは着替えもそこそこに、ベッドへ身を横たえた。
天井を見つめたまま、深く息を吐く。
(……だめだな)
そう思ったはずなのに、
暗がりの中で、悠人の声や仕草が勝手に蘇る。
現実は静かなのに、頭の中だけが騒がしい。
ゆきは枕を抱き寄せ、そのまま目を閉じた。
――妄想だと、わかっているのに。
悠人はただの先輩、共通のゲームで遊ぶ友人。
「あっ…」
ためらいながら、手が伸びる。
やめたいのに、心地よさがそれを許さない。
――止まれなかった。
(やめなきゃ)
そう思うほど、指先は止まらなかった。
「んっ…ゆ…と…いい…」
濡れているのを意識した瞬間、想像が一気に走り出す。
止めようとするほど、頭の中は鮮明になっていった。
ーー
後ろからゆっくりと抱き寄せられ悠人の指がゆきのあそこに伸びる。
「あっ…中に…」
気持ちよさで声が震える。
「もっと…深く…」
指が深く入っていく。かすかな指の音が
クチュクチュ音を立てやけに大きく響く。
そのたびに、心地よさが一段ずつ高まっていった。
「…もっと…」
ゆきの指が一つから二つに増え、想像も指からあそこに変わる。
「ん…入った…」
息が早まり、胸の奥から感情がせり上がる。
抑える間もなく、波のように押し寄せてきた。
「…激しい…」
妄想に合わせて指の動きも早くなる。
「…いいっ…そこ…」
奥の弱いところに指が当たる。
「あっ…イクっ…んんっ…」
絶頂に合わせて弱いところを刺激する。
「はぁ…はぁ…」
息を切らし、ゆきはしばらく動けなかった。
乱れたシーツを見て、ほんの少しだけ後悔が胸をよぎる。
けれど――同時に、確かな満足感も残っていた。
(……なのに)
それでも、まだ足りない。
静まり返った部屋の中で、その思いだけが消えない。
「先輩…♡」
ゆきはシーツを整え、再び身を沈める。
夜はまだ深く、時間だけはたっぷりあった。
結局、灯りを落としたまま、
彼女は夜更けまで同じことを繰り返してしまった。
ゆきは着替えもそこそこに、ベッドへ身を横たえた。
天井を見つめたまま、深く息を吐く。
(……だめだな)
そう思ったはずなのに、
暗がりの中で、悠人の声や仕草が勝手に蘇る。
現実は静かなのに、頭の中だけが騒がしい。
ゆきは枕を抱き寄せ、そのまま目を閉じた。
――妄想だと、わかっているのに。
悠人はただの先輩、共通のゲームで遊ぶ友人。
「あっ…」
ためらいながら、手が伸びる。
やめたいのに、心地よさがそれを許さない。
――止まれなかった。
(やめなきゃ)
そう思うほど、指先は止まらなかった。
「んっ…ゆ…と…いい…」
濡れているのを意識した瞬間、想像が一気に走り出す。
止めようとするほど、頭の中は鮮明になっていった。
ーー
後ろからゆっくりと抱き寄せられ悠人の指がゆきのあそこに伸びる。
「あっ…中に…」
気持ちよさで声が震える。
「もっと…深く…」
指が深く入っていく。かすかな指の音が
クチュクチュ音を立てやけに大きく響く。
そのたびに、心地よさが一段ずつ高まっていった。
「…もっと…」
ゆきの指が一つから二つに増え、想像も指からあそこに変わる。
「ん…入った…」
息が早まり、胸の奥から感情がせり上がる。
抑える間もなく、波のように押し寄せてきた。
「…激しい…」
妄想に合わせて指の動きも早くなる。
「…いいっ…そこ…」
奥の弱いところに指が当たる。
「あっ…イクっ…んんっ…」
絶頂に合わせて弱いところを刺激する。
「はぁ…はぁ…」
息を切らし、ゆきはしばらく動けなかった。
乱れたシーツを見て、ほんの少しだけ後悔が胸をよぎる。
けれど――同時に、確かな満足感も残っていた。
(……なのに)
それでも、まだ足りない。
静まり返った部屋の中で、その思いだけが消えない。
「先輩…♡」
ゆきはシーツを整え、再び身を沈める。
夜はまだ深く、時間だけはたっぷりあった。
結局、灯りを落としたまま、
彼女は夜更けまで同じことを繰り返してしまった。
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