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皇女様は毎日が忙しい。
皇女様は現実逃避をしたい。。
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食事も終わり、アフターディナーティーを飲んでいたら
『アリア、この後に従者のレイと俺の部屋に来い。
今後の話をする。今日話した応接間の方だ。』
と、お父様から言われた。
『かしこまりましたわ。』
『…その席にはわたくしは同席してもよろしいですか?』
とお母様が言われたので、
珍しくお母様には伝えていなかったみたい。
『残念だが、同席はさせられん。
応接間で話した儀式のことだからな。
いくら皇妃でも無理だ。』
『…分かりました。
その間はゆっくりとお湯につかっておきますわ。』
と、おそらく納得してないであろう口調で返事をするお母様。
その様子を見て、慌てるお父様。
何を見せられているのかしら私…。
『しょうがないであろう。公務の一環だ。
俺以外に儀式の内容を知る前例を作るわけにはいかん。』
『ええ、理解しておりますからわたくしはゆっくりとしておきますわ。』
『では、なぜそんなに不機嫌なのだ。』
とお父様は呆れているような、困っているような顔で
助けを求めるように私やソリエル様に目を向ける。
ソリエル様がお父様を助けるのならそれが一番いいのだけれど…
とソリエル様に目を向けると、顔を横に振られる。
…しょうがないから、私が入るか…。
『お母様、もしよかったら
ソリエル様とサリスタ様とで親好を深めたらいかがです?
最近はゆっくりとお話する機会も無かったのではないですか?』
『そうねぇ、確かに最近忙しくしていたから、
公務以外でゆっくり話も出来ていないわね。
ソリエル達はこれから空いているかしら?』
ソリエル様はこちらを見て、苦笑をし
『ええ、わたくしやサリスタはこの後は問題ないわ。
せっかくなら、アドミス(皇帝)の愚痴とかも聞くわよ。』
『おいっ!!俺の愚痴ってなんだ!!』
『旦那様は黙っていてください!!
せっかくだからいろいろお話しましょ?
ソリエルとサリエル様の近況も聞きたいですし。』
『えぇ、せっかくの女子会なのだから
アリア様もアドミスとの話が終わったら
こちらに来てお話しませんか?』
…あらまっ、こちらにも矛先が来てしまったわ。
またお母様の機嫌が悪くなるのもめんどくさいし、
でも、暗部との情報共有もしておきたいのよね…
『あまり遅くにならない程度であれば、お伺いいたしますわ。』
『もちろんよ、わたくし達も明日、公務があるのですから。』
『話は終わったか??それでは、アリアとレイを借りていくぞ。』
『それでは、皆様。お先にお暇させていただきますわ。』
席を立ち、この場に残る皆様の顔を見てからカーテシーをして
お父様に続いて食堂を出る。
………………………
応接間に入り、ソファに座る。
お父様は、待機していた執事から書類を受け取る。
『これが、儀式についての資料だ。
まずは、目を通せ。そのあと質問があれば受け付ける。』
『かしこまりました。…失礼します。』
手渡された資料に目を通す。
資料に記載された内容に目を通し、レイに資料を廻す。
『確認致しました。
…内容は、約1年~1年半ほど、
我が国の四方にある、
商業地域、農業地域、鍛冶地域、山林地域に赴き
市民の生活を旅人と称し体感して、経験を積む。
合わせて、
その地を治めている貴族の不正の可能性があれば報告、
暗部を動かし是正に務める。
というもので、間違いないでしょうか?』
『ああ、問題ない。…何か質問はあるか?』
『概要自体には問題ございません。
これ自体が、儀式になるのか不明ではございますが。
もちろん、意図は解るのですが…今更というか…。』
お父様は笑いながら
『ああ、お前には物足らんだろうな、
お前からしたら特別な内容では無いのだから。
まぁ、普通の皇子は市民の生活など想像出来ないからの儀式だからな。
ただ、レイは連れて行かせないからそのつもりで。
代わりに近衛騎士の若手を従者としてつけてやる。
あと、希望のメイドを一人連れていけ。
男だと、わかりにくいことや、
やりにくい事があると思うからな。』
『えっ?!俺はついて行けないんですか?
お嬢様の面倒を見るのは俺なんですが??』
レイが不服そうに声を上げると
お父様は呆れたように
『…レイ、お前の本職は暗部だろう。
最高責任者のアリアが書類の決済等の実務が出来ないのだから
司令塔責任者のお前がやるしかないだろう。』
『ですが、責任者の代理は可能ですが、
お嬢様の従者の代わりはいません。
日々お世話していないとわからない事が多くございます。』
『だから、アリアにメイドを選定しろと言っている。
本来お前の家は暗部の家系だろう。
本職を見失うな。あくまでもアリアの従者は一時的なものだ。』
『ですが…』
『レイ、我が儘言わないの。
お父様、了解しました。
準備期間はどれぐらいいただけますの?』
『お嬢様…。』
レイは悔しそうに口をつぐみ、お父様は少し考え
『そうだな、サミュエルの引き継ぎが完了した後
2日ほど空けて出立でどうだ?
もちろん、皇城から市井へは馬車をこちらで準備する。
近衛騎士は今から呼ぶから、
その間にメイドの選定をしておいてくれ。
ピーオニ家の3男が近衛になっただろう、それを呼べ。』
お父様が、執事に指示を出す。
『かしこまりました。失礼いたします。』
執事が部屋を出るのを見届けて、
レイを振り返り
『レイ、アナをメイドとして連れて行ってもいいかしら?』
『もちろんです。
俺からもアナを連れて行くようお願いしようとしておりました。』
『ありがとう。儀式の間はアナと連絡を取って連携してね。』
『かしこまりました。
万が一が起きないよう、
アイテムボックスには万全の準備をしておきます。』
レイへの確認を済ませ、お父様に向き直り
『お父様、メイドはアナでお願いします。
ちなみに、持ち物に制限はありますか?』
『メイドはアナだな。了解した。
持ち物制限は特に無いが、
期間中暗部を独自の判断で使うことは許さん。
あくまでも、俺に話を通してから俺が暗部を使う。
お前に指示系統を残しておいたら、
本当に旅行になってしまうから面白くない。』
…面白くないって…人の儀式を面白がらないで欲しいわ。
まぁ、確かに暗部の指示系統を残しておいたら、
お父様に事後報告しか入らないものね。
ただ、暗部を動かせないかぁ…
調査等も全てあたしがしないといけないのか。
しかも、近衛が従者としてつくんでしょ?
あたしは旅人としていくんだから、
違和感がない程度に振舞わなくちゃいけないんでしょ?
ただの旅行としか感じなかったけれど、
昼は旅人としての調査で
夜は近衛が寝てから
アナに身代わりを頼んで、暗部に近い調査をしなければ、
貴族の不正なんて暴けないでしょ?
…結構なハードモードじゃないかしら??
甘くて美味しいスイーツが食べたい…。
『アリア、この後に従者のレイと俺の部屋に来い。
今後の話をする。今日話した応接間の方だ。』
と、お父様から言われた。
『かしこまりましたわ。』
『…その席にはわたくしは同席してもよろしいですか?』
とお母様が言われたので、
珍しくお母様には伝えていなかったみたい。
『残念だが、同席はさせられん。
応接間で話した儀式のことだからな。
いくら皇妃でも無理だ。』
『…分かりました。
その間はゆっくりとお湯につかっておきますわ。』
と、おそらく納得してないであろう口調で返事をするお母様。
その様子を見て、慌てるお父様。
何を見せられているのかしら私…。
『しょうがないであろう。公務の一環だ。
俺以外に儀式の内容を知る前例を作るわけにはいかん。』
『ええ、理解しておりますからわたくしはゆっくりとしておきますわ。』
『では、なぜそんなに不機嫌なのだ。』
とお父様は呆れているような、困っているような顔で
助けを求めるように私やソリエル様に目を向ける。
ソリエル様がお父様を助けるのならそれが一番いいのだけれど…
とソリエル様に目を向けると、顔を横に振られる。
…しょうがないから、私が入るか…。
『お母様、もしよかったら
ソリエル様とサリスタ様とで親好を深めたらいかがです?
最近はゆっくりとお話する機会も無かったのではないですか?』
『そうねぇ、確かに最近忙しくしていたから、
公務以外でゆっくり話も出来ていないわね。
ソリエル達はこれから空いているかしら?』
ソリエル様はこちらを見て、苦笑をし
『ええ、わたくしやサリスタはこの後は問題ないわ。
せっかくなら、アドミス(皇帝)の愚痴とかも聞くわよ。』
『おいっ!!俺の愚痴ってなんだ!!』
『旦那様は黙っていてください!!
せっかくだからいろいろお話しましょ?
ソリエルとサリエル様の近況も聞きたいですし。』
『えぇ、せっかくの女子会なのだから
アリア様もアドミスとの話が終わったら
こちらに来てお話しませんか?』
…あらまっ、こちらにも矛先が来てしまったわ。
またお母様の機嫌が悪くなるのもめんどくさいし、
でも、暗部との情報共有もしておきたいのよね…
『あまり遅くにならない程度であれば、お伺いいたしますわ。』
『もちろんよ、わたくし達も明日、公務があるのですから。』
『話は終わったか??それでは、アリアとレイを借りていくぞ。』
『それでは、皆様。お先にお暇させていただきますわ。』
席を立ち、この場に残る皆様の顔を見てからカーテシーをして
お父様に続いて食堂を出る。
………………………
応接間に入り、ソファに座る。
お父様は、待機していた執事から書類を受け取る。
『これが、儀式についての資料だ。
まずは、目を通せ。そのあと質問があれば受け付ける。』
『かしこまりました。…失礼します。』
手渡された資料に目を通す。
資料に記載された内容に目を通し、レイに資料を廻す。
『確認致しました。
…内容は、約1年~1年半ほど、
我が国の四方にある、
商業地域、農業地域、鍛冶地域、山林地域に赴き
市民の生活を旅人と称し体感して、経験を積む。
合わせて、
その地を治めている貴族の不正の可能性があれば報告、
暗部を動かし是正に務める。
というもので、間違いないでしょうか?』
『ああ、問題ない。…何か質問はあるか?』
『概要自体には問題ございません。
これ自体が、儀式になるのか不明ではございますが。
もちろん、意図は解るのですが…今更というか…。』
お父様は笑いながら
『ああ、お前には物足らんだろうな、
お前からしたら特別な内容では無いのだから。
まぁ、普通の皇子は市民の生活など想像出来ないからの儀式だからな。
ただ、レイは連れて行かせないからそのつもりで。
代わりに近衛騎士の若手を従者としてつけてやる。
あと、希望のメイドを一人連れていけ。
男だと、わかりにくいことや、
やりにくい事があると思うからな。』
『えっ?!俺はついて行けないんですか?
お嬢様の面倒を見るのは俺なんですが??』
レイが不服そうに声を上げると
お父様は呆れたように
『…レイ、お前の本職は暗部だろう。
最高責任者のアリアが書類の決済等の実務が出来ないのだから
司令塔責任者のお前がやるしかないだろう。』
『ですが、責任者の代理は可能ですが、
お嬢様の従者の代わりはいません。
日々お世話していないとわからない事が多くございます。』
『だから、アリアにメイドを選定しろと言っている。
本来お前の家は暗部の家系だろう。
本職を見失うな。あくまでもアリアの従者は一時的なものだ。』
『ですが…』
『レイ、我が儘言わないの。
お父様、了解しました。
準備期間はどれぐらいいただけますの?』
『お嬢様…。』
レイは悔しそうに口をつぐみ、お父様は少し考え
『そうだな、サミュエルの引き継ぎが完了した後
2日ほど空けて出立でどうだ?
もちろん、皇城から市井へは馬車をこちらで準備する。
近衛騎士は今から呼ぶから、
その間にメイドの選定をしておいてくれ。
ピーオニ家の3男が近衛になっただろう、それを呼べ。』
お父様が、執事に指示を出す。
『かしこまりました。失礼いたします。』
執事が部屋を出るのを見届けて、
レイを振り返り
『レイ、アナをメイドとして連れて行ってもいいかしら?』
『もちろんです。
俺からもアナを連れて行くようお願いしようとしておりました。』
『ありがとう。儀式の間はアナと連絡を取って連携してね。』
『かしこまりました。
万が一が起きないよう、
アイテムボックスには万全の準備をしておきます。』
レイへの確認を済ませ、お父様に向き直り
『お父様、メイドはアナでお願いします。
ちなみに、持ち物に制限はありますか?』
『メイドはアナだな。了解した。
持ち物制限は特に無いが、
期間中暗部を独自の判断で使うことは許さん。
あくまでも、俺に話を通してから俺が暗部を使う。
お前に指示系統を残しておいたら、
本当に旅行になってしまうから面白くない。』
…面白くないって…人の儀式を面白がらないで欲しいわ。
まぁ、確かに暗部の指示系統を残しておいたら、
お父様に事後報告しか入らないものね。
ただ、暗部を動かせないかぁ…
調査等も全てあたしがしないといけないのか。
しかも、近衛が従者としてつくんでしょ?
あたしは旅人としていくんだから、
違和感がない程度に振舞わなくちゃいけないんでしょ?
ただの旅行としか感じなかったけれど、
昼は旅人としての調査で
夜は近衛が寝てから
アナに身代わりを頼んで、暗部に近い調査をしなければ、
貴族の不正なんて暴けないでしょ?
…結構なハードモードじゃないかしら??
甘くて美味しいスイーツが食べたい…。
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