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7 婚約者【壱都】(1)
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白河財閥は何代も続く名家でもある。
その血筋には大名の姫ややんごとなき身分の方まで嫁いでくるほどの家柄。
財閥と呼ばれるからには綺麗なことばかりをしてきたわけではない。
白河の人間は腹黒く、計算高いと影口を叩かれていることも知っている。
そんな家の三男として生まれた俺だが、白河の血をしっかり引き継いでいると言える。
キスをした時のあの呆けた顔を思いだし、その純真さに笑ってしまった。
「あのハンカチを届けてくださった方が壱都さんの婚約者になられた方ですか」
「そう。可愛い子でよかった。平凡だけどね」
「平凡でよろしかったのですか」
「まあね。面白そうだったし」
「人生を左右するような選択を面白いってどうなんですかね」
秘書の樫村は呆れていたが、退屈よりはマシだ。
「本妻の娘は承知しているんですか?以前から、しつこく婚約者になって欲しいと言い寄られていたでしょう?」
「父親同士の口約束でしかない」
白河家も井垣家も実権を持っているのは祖父達だ。
「さようですか」
白河財閥の直系である孫は俺を含めて三人。
長男の克麻、次男の直将、で、俺。
末っ子なのに壱都とはどういうことだよ、と思うが、両親は女の子を望んでいたらしい。
三人も男がいると、末っ子の扱いなんて雑なものだ。
気楽でいい部分もあるが、いろいろと損だ。
兄達より大学を卒業するのが遅れたせいで、スタートダッシュから出遅れているようなものだった。
それが、正直ずっと面白くなかった。
「生まれて初めて末っ子でよかったと思えたな」
「婚約者の方がそんなに気に入りましたか」
「そうだね。少なくとも相手が井垣というのも面白い」
「犬猿の中で今までお互い距離をとってきたというのに井垣会長も孫娘を壱都さんに差し出すなんて、どういうことなんですかね。息子の愛人の子だから、白河にでも嫁がせようというわけではありませんよね?」
「樫村。口を慎め。俺の婚約者だぞ」
「……っと、申し訳ありません」
「そうじゃない。会長は本妻の孫娘より大事にしている」
「そうなんですか?けど、過ごした時間は短いでしょう」
「過ごす時間が短くても一生忘れられないこともある」
樫村は井垣会長が長くないと俺の言葉で悟ったようだった。
そして、孫娘を俺に託したことも察した。
勘のいい男で助かる。
だから、秘書として優秀なのだが。
「それではなにか贈り物でも選んで送りますか」
「いや。彼女が大学を卒業するまでは目立ったことはしないよう会長から言われれている」
「あー、わかりました。つまり、手を出すなと言われたわけですか」
少し違うが、まあ、そういうことにしておこうと思った。
「夕食会には間に合いそうですね」
「ああ。紗耶香さんがなかなか帰してくれないから、焦ったよ」
同じ井垣の血を引いているとは思えないくらい積極的でうるさい。
母親のほうもかなり強引な部類の人間のようだった。
「ご冗談を。いつも上手にお逃げになるじゃないですか」
はははっと樫村は笑っていたが、他人事だから笑えるのだ。
この外見のせいで、どれだけ大変な目にあっているか。
まあ、利用している時もあるが。
「壱都さん、着きましたよ」
車は白河家本邸前に横づけされた。
白河家本邸は大正期にイギリス建築家によって建てられた洋館だ。
洋式の庭園がぐるりと建物を囲み、どこの部屋からも美しい庭を眺めることができる。
薔薇の花が好きだった曾祖父の妻のために洋式の家と庭にしたと聞いている。
窓にはステンドグラス、天井にはシャンデリアというレトロな内装は白河家の歴史を感じさせた。
「遅かったな」
ダイニングルームに入ると祖父がすでにワインを飲み、両親は兄が揃い、俺を待っていた。
一番遅くきた俺を咎めるかのように父親がちらりと横目で見ているが、それを無視して席に座った。
これが、長男の克麻なら『仕事か。ご苦労様』という態度なのだから、末っ子というのは損なものだ。
「井垣に行って参りました」
祖父は気に入っているイギリスのオーダーメイドスーツを身に付け、メガネのフレームと時計にもダイヤモンドを埋め込み、グレーの髪はほつれひとつなく、きっちりかためている。
背筋をしゃんと伸ばし、ワイングラスをかたむける祖父はまだまだ物欲旺盛。
長生きしそうだ。
「なるほど。ずいぶん長く話し込んだな」
「久しぶりにお会いしたので会話が弾んだんですよ」
「お前は実の祖父より井垣のほうが好きだからな」
俺だけじゃなく、他の人間もだろうよと心の中で悪態をついた。
こちらを見る目は鋭く、威圧感がある。
この重苦しい空気より、井垣会長の厳しくも温かい人柄のほうが百倍もいいに決まっている。
だいたいこの会食も魔王の元に集められた配下のような雰囲気だった。
白河財閥の会長である祖父が主催する月一回の夕食会。
これは家族全員参加を強制的に義務付けられている。
白河家で参加しない人間はいない。
「それでどうだった。井垣は」
「思ったより、お元気そうでしたよ」
「そうか」
祖父のおつかいで遅刻したのだとわかると、心なしか全員がホッとしていた。
どれだけ、祖父がいまだに白河家で力があるかわかる―――化け物か。
一番端のいつもの席に座った。
食事はフレンチで洋食好きな祖父は分厚いステーキに添えたテリーヌを美味しそうに食べている。
毒殺しても死にそうにないな。
白河の祖父は。
「井垣会長はあと三年生きられたら、いいほうだと言っていました」
ぴたりと祖父のフォークが止まった。
「……そうか」
祖父と井垣会長は仲が悪いと思っていたが、人生も終わりになってくると、違うようだ。
お互いに気に掛けているところを見ると、本当に仲が悪かったわけじゃないのかもしれない。
理由があって、疎遠になっていた。
そういうことだろう。
食事も一通り終わると、デザートと食後の飲み物が出てくる。
そこで、ようやく祖父以外の家族が話し始めた。
「壱都。海外支店に行っても頑張れよ」
「勉強になるぞ。よかったな」
兄二人は俺にそう言ったが、海外支店に異動させたのは間違いなく、この二人だ。
俺を本社から追い出し、遠ざけることで社長の椅子を奪われないようにしている。
激励の言葉がわざとらしい。
「ありがとう、兄さん。頑張ってくるよ」
心中を隠すのは兄より得意かもしれない。
「壱都が海外だなんて、心配だわ」
母にとって、末の息子はいつまでたっても小さいままのようで俺の海外行きを最後まで反対していた。
危ないという理由で。
俺をいくつだと思っているのだろうか。
「平気ですよ。秘書の樫村も一緒に行きますから」
「そう?なにかあったら、連絡するのよ」
隣の父が笑った。
「お前が思うより、壱都はしっかりしている。大丈夫だ。あれでなかなか強かだ」
さすがに父は見抜いていたか。
簡単には騙されない。
兄達の目も俺には厳しい。
隙あらば、白河財閥社長の座を奪い取ってやろうと思っていたことがバレていたようだ。
自分の野心を隠せないようじゃ、俺もまだまだだな。
まあ―――数年後には父や兄達が驚くことになるだろう。
井垣の娘と婚約したことは井垣会長と秘書の樫村以外、誰も知らない。
結婚するまでには俺も力をつけなければならない。
自分のためにも。
そして、婚約者である彼女のためにも。
「ご期待に沿えるよう海外支店で頑張ってきますよ」
心にもないことを言ってから、あの平凡な婚約者の顔が頭によぎった。
いまさらながら、自分のハンカチを受け取るのを忘れていたな、と思い出していた。
忘れるなんて、自分らしくもない失敗だった。
少しは俺も憎からず、彼女のことを思っている。
これが、いつか愛に変わるのだろうか。
俺は彼女の唇に触れた感触を思いだし、一人笑った。
白河の人間がそんな甘い気持ちを抱くとは思えずにいた。
まだこの時は井垣朱加里という無欲な存在を俺は理解してなかった。
そして、この後、思い知ることになる。
その血筋には大名の姫ややんごとなき身分の方まで嫁いでくるほどの家柄。
財閥と呼ばれるからには綺麗なことばかりをしてきたわけではない。
白河の人間は腹黒く、計算高いと影口を叩かれていることも知っている。
そんな家の三男として生まれた俺だが、白河の血をしっかり引き継いでいると言える。
キスをした時のあの呆けた顔を思いだし、その純真さに笑ってしまった。
「あのハンカチを届けてくださった方が壱都さんの婚約者になられた方ですか」
「そう。可愛い子でよかった。平凡だけどね」
「平凡でよろしかったのですか」
「まあね。面白そうだったし」
「人生を左右するような選択を面白いってどうなんですかね」
秘書の樫村は呆れていたが、退屈よりはマシだ。
「本妻の娘は承知しているんですか?以前から、しつこく婚約者になって欲しいと言い寄られていたでしょう?」
「父親同士の口約束でしかない」
白河家も井垣家も実権を持っているのは祖父達だ。
「さようですか」
白河財閥の直系である孫は俺を含めて三人。
長男の克麻、次男の直将、で、俺。
末っ子なのに壱都とはどういうことだよ、と思うが、両親は女の子を望んでいたらしい。
三人も男がいると、末っ子の扱いなんて雑なものだ。
気楽でいい部分もあるが、いろいろと損だ。
兄達より大学を卒業するのが遅れたせいで、スタートダッシュから出遅れているようなものだった。
それが、正直ずっと面白くなかった。
「生まれて初めて末っ子でよかったと思えたな」
「婚約者の方がそんなに気に入りましたか」
「そうだね。少なくとも相手が井垣というのも面白い」
「犬猿の中で今までお互い距離をとってきたというのに井垣会長も孫娘を壱都さんに差し出すなんて、どういうことなんですかね。息子の愛人の子だから、白河にでも嫁がせようというわけではありませんよね?」
「樫村。口を慎め。俺の婚約者だぞ」
「……っと、申し訳ありません」
「そうじゃない。会長は本妻の孫娘より大事にしている」
「そうなんですか?けど、過ごした時間は短いでしょう」
「過ごす時間が短くても一生忘れられないこともある」
樫村は井垣会長が長くないと俺の言葉で悟ったようだった。
そして、孫娘を俺に託したことも察した。
勘のいい男で助かる。
だから、秘書として優秀なのだが。
「それではなにか贈り物でも選んで送りますか」
「いや。彼女が大学を卒業するまでは目立ったことはしないよう会長から言われれている」
「あー、わかりました。つまり、手を出すなと言われたわけですか」
少し違うが、まあ、そういうことにしておこうと思った。
「夕食会には間に合いそうですね」
「ああ。紗耶香さんがなかなか帰してくれないから、焦ったよ」
同じ井垣の血を引いているとは思えないくらい積極的でうるさい。
母親のほうもかなり強引な部類の人間のようだった。
「ご冗談を。いつも上手にお逃げになるじゃないですか」
はははっと樫村は笑っていたが、他人事だから笑えるのだ。
この外見のせいで、どれだけ大変な目にあっているか。
まあ、利用している時もあるが。
「壱都さん、着きましたよ」
車は白河家本邸前に横づけされた。
白河家本邸は大正期にイギリス建築家によって建てられた洋館だ。
洋式の庭園がぐるりと建物を囲み、どこの部屋からも美しい庭を眺めることができる。
薔薇の花が好きだった曾祖父の妻のために洋式の家と庭にしたと聞いている。
窓にはステンドグラス、天井にはシャンデリアというレトロな内装は白河家の歴史を感じさせた。
「遅かったな」
ダイニングルームに入ると祖父がすでにワインを飲み、両親は兄が揃い、俺を待っていた。
一番遅くきた俺を咎めるかのように父親がちらりと横目で見ているが、それを無視して席に座った。
これが、長男の克麻なら『仕事か。ご苦労様』という態度なのだから、末っ子というのは損なものだ。
「井垣に行って参りました」
祖父は気に入っているイギリスのオーダーメイドスーツを身に付け、メガネのフレームと時計にもダイヤモンドを埋め込み、グレーの髪はほつれひとつなく、きっちりかためている。
背筋をしゃんと伸ばし、ワイングラスをかたむける祖父はまだまだ物欲旺盛。
長生きしそうだ。
「なるほど。ずいぶん長く話し込んだな」
「久しぶりにお会いしたので会話が弾んだんですよ」
「お前は実の祖父より井垣のほうが好きだからな」
俺だけじゃなく、他の人間もだろうよと心の中で悪態をついた。
こちらを見る目は鋭く、威圧感がある。
この重苦しい空気より、井垣会長の厳しくも温かい人柄のほうが百倍もいいに決まっている。
だいたいこの会食も魔王の元に集められた配下のような雰囲気だった。
白河財閥の会長である祖父が主催する月一回の夕食会。
これは家族全員参加を強制的に義務付けられている。
白河家で参加しない人間はいない。
「それでどうだった。井垣は」
「思ったより、お元気そうでしたよ」
「そうか」
祖父のおつかいで遅刻したのだとわかると、心なしか全員がホッとしていた。
どれだけ、祖父がいまだに白河家で力があるかわかる―――化け物か。
一番端のいつもの席に座った。
食事はフレンチで洋食好きな祖父は分厚いステーキに添えたテリーヌを美味しそうに食べている。
毒殺しても死にそうにないな。
白河の祖父は。
「井垣会長はあと三年生きられたら、いいほうだと言っていました」
ぴたりと祖父のフォークが止まった。
「……そうか」
祖父と井垣会長は仲が悪いと思っていたが、人生も終わりになってくると、違うようだ。
お互いに気に掛けているところを見ると、本当に仲が悪かったわけじゃないのかもしれない。
理由があって、疎遠になっていた。
そういうことだろう。
食事も一通り終わると、デザートと食後の飲み物が出てくる。
そこで、ようやく祖父以外の家族が話し始めた。
「壱都。海外支店に行っても頑張れよ」
「勉強になるぞ。よかったな」
兄二人は俺にそう言ったが、海外支店に異動させたのは間違いなく、この二人だ。
俺を本社から追い出し、遠ざけることで社長の椅子を奪われないようにしている。
激励の言葉がわざとらしい。
「ありがとう、兄さん。頑張ってくるよ」
心中を隠すのは兄より得意かもしれない。
「壱都が海外だなんて、心配だわ」
母にとって、末の息子はいつまでたっても小さいままのようで俺の海外行きを最後まで反対していた。
危ないという理由で。
俺をいくつだと思っているのだろうか。
「平気ですよ。秘書の樫村も一緒に行きますから」
「そう?なにかあったら、連絡するのよ」
隣の父が笑った。
「お前が思うより、壱都はしっかりしている。大丈夫だ。あれでなかなか強かだ」
さすがに父は見抜いていたか。
簡単には騙されない。
兄達の目も俺には厳しい。
隙あらば、白河財閥社長の座を奪い取ってやろうと思っていたことがバレていたようだ。
自分の野心を隠せないようじゃ、俺もまだまだだな。
まあ―――数年後には父や兄達が驚くことになるだろう。
井垣の娘と婚約したことは井垣会長と秘書の樫村以外、誰も知らない。
結婚するまでには俺も力をつけなければならない。
自分のためにも。
そして、婚約者である彼女のためにも。
「ご期待に沿えるよう海外支店で頑張ってきますよ」
心にもないことを言ってから、あの平凡な婚約者の顔が頭によぎった。
いまさらながら、自分のハンカチを受け取るのを忘れていたな、と思い出していた。
忘れるなんて、自分らしくもない失敗だった。
少しは俺も憎からず、彼女のことを思っている。
これが、いつか愛に変わるのだろうか。
俺は彼女の唇に触れた感触を思いだし、一人笑った。
白河の人間がそんな甘い気持ちを抱くとは思えずにいた。
まだこの時は井垣朱加里という無欲な存在を俺は理解してなかった。
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