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8 激しさ
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唯冬は私を連れて、カフェ『音の葉』を出ると店の前にとまっていた車の窓ガラスをノックした。
中には男の人が座っていて、まるっこいメガネをかけていて、分厚いスケジュール帳にせっせとなにかを書き込んでいるのが見える。
ノックされ、顔をあげてこちらを見た瞬間、驚きすぎて顔を車の窓ガラスにぶつけ、痛そうに鼻をさすってた。
「いたたたっ……って、あれっ……雪元千愛さん!?本物ですか!?」
ずり落ちそうなメガネを直しながら、さっと車の外に出るとドアを開けてくれた。
「ど、どうぞ!」
「どうしてお前が緊張してるんだ。宰田。これから知久が演奏しているコンサートホールに行ってくれ」
「知久さんの?今からだとラストの曲にしか間に合いませんよ。しかも、途中からなんて……」
「どうせ俺と逢生の席はドア近くにしてあるだろ?こないと思ってるからな」
「そうですよ。一瞬でも顔を出したら、ラッキーくらいなものです」
「一曲でもいいから。急いでくれ」
コンサートホールにはピアノをやめてから一度も行ってない。
私は完全に音楽から離れてしまっていた。
誰の演奏を聴かせようというのだろう。
「あの、私……」
断ろうとした私にチケットを見せた。
「チケットはある」
「途中から入れるんですか?」
「無理なら関係者で通す」
そんな無茶苦茶なと思っていると宰田さんが交渉してくれて、中に入ることができた。
音を出さないようにそっと重たい扉が開かれた―――
ホールの扉を開けると一気に会場の空気が流れ込んでくる。
その空気が過去を呼び起こした。
弾けなくなった瞬間と両親からの罵声、妹の嘲笑、そして暗闇。
嫌だ―――と思ったその瞬間、バイオリンの音がその過去を引き裂いた。
「知久の音は明るいだろ?俺ともまた違う、あいつは燃える炎の明るさだ」
バイオリンから奏でられる音は自信たっぷりで華やかで人を魅了する。
暗い気持ちを吹き飛ばしてしまうくらいに。
曲はパガニーニのカプリース。
彼のバイオリンは女性に愛を語りかける甘い声に似た音を出し、時々、会場に視線を送り口の端をあげ微笑む。
これは確信犯。
そう思わずにはいられない。
タイのないタキシード、ほとんど私服なのでは?という服で髪は後ろにまとめ、前髪がほんのすこしだけこぼれていた。
それがよけいに彼の持つ色気をさらに増して、女性客はうっとりと見つめている。
会場は女性客が大半だった。
「あいつは女を口説く時にこの曲を弾く」
真剣に聴いていると自分がここに連れてきたくせに不満そうだった。
面白くない顔で唯冬は言った。
さっきまで褒めていたのに。
「わかる気がします」
きっと本人も明るい人なのだろう。
難易度の高い曲で知られているのにそれをなんて軽やかに弾くのだろうか。
確かに唯冬が言うように甘い言葉を女性に話すみたいに音を鳴らす。
こちら側に向ける視線は熱っぽく、ほほ笑んで。
「千愛、あいつに惚れないように」
冗談なのか、本気なのかわからないことを唯冬は言った。
けれど、確かに伝わってくるのは音楽に対する情熱―――曲が終わるとじゃんっと言わんばかりに弓を高く掲げた。
拍手と歓声がわあっと巻き起こった。
そして不敵な笑みを浮かべると公演の成功からの高ぶりからか、恋人にするようにバイオリンにキスをした。
ぎゃーっ!と悲鳴のような声が観客席から巻き起こり、心配になるくらいの盛り上がりをみせた。
空調はきちんとしてあるはずなのになんだか熱い。
ただおじぎをしているだけなのに声はあがり続けていた。
クラッシック音楽のコンサートなのに……大丈夫?これ?と思いながら、唯冬を見るといつものことなのか、呆れた顔をしていた。
「よくやるよ……」
「唯冬もやれば、きっと盛り上がるよ」
落ち着いた声がした。
この歓声の中で落ち着いていられる人がいるなんてと思いながら声の方を向く。
すぐ前の席にその人はいた。
「逢生。お前、来てたのか」
「知久が無理やりチケットを押し付けてきたからね」
「千愛。演奏していた男とこの目の前の男は菱水音大附属高校で同級生でバイオリニストの陣川知久とチェリストの深月逢生だ。俺の仕事仲間」
「唯冬の親友の一人」
逢生さんは仕事仲間を訂正し、すっと手を差し出すとドヤ顔で握手をした。
『なにが親友だ』と嫌そうな顔をしている唯冬を見てにやりと笑ってみせた。
「おー!二人とも来てくれたんだー!」
アンコール中だというのに知久さんは舞台からバイオリンの弓を振りながら、二人に声をかけた。
その瞬間、視線が集中する。
「えっ!ピアニストの渋木唯冬とチェリストの深月逢生もきてるの!?」
「この三人がそろうところ見れるとか、すごいラッキーじゃない?」
見られたくないのに―――隠れようとした私に気づいてか、さっと大きな背中で隠してくれた。
「おーい!どう?一緒に?」
「ノーギャラでは弾かない」
「同じく」
唯冬と逢生さんの言葉に会場で笑いが起きる。
「冷たいなぁ」
がっかりしたように言って、知久さんは会場全体に手を振ってからアンコール曲を弾く。
曲はバッハのシャコンヌだと気づいたのは少ししてからだった。
アレンジを入れ、速いスピードで弾く。
「……すごい」
「知久がすごいのは弾いている時だけだ」
「バッハに叱られるのは間違いないね」
二人は笑う。
陣川知久さんの演奏は堂々としていて、華やかで自信に満ち溢れていた。
きっと誰よりも弾きたいという欲が強い。
奏者にとって弾きたいと思うことは当たり前のことで呼吸をするのと同じくらい大事な欲求だった。
それがなくなってしまった私にとって知久さんの音はその欲をかきたてさせられる。
太陽のように自らの光を分け与えるタイプ。
アンコールが終わると拍手喝采。
知久さんは嬉しそうにほほ笑んでいた。
二人も拍手を送る。
「千愛。弾きたい?」
私の指が動いているのを見て、唯冬がぽんっと頭を叩いた。
「いいよ。それじゃあ、俺のマンションへ―――」
そう言いかけた時だった。
「唯冬さん、逢生さん。来てたのね」
女性の声が唯冬の言葉を遮った。
「ああ、知久からチケットをもらってね」
「そう。私は兄さんと前半で共演していたの。飛び込みでね」
長い黒髪の綺麗な女の人だった。
紺のワンピースを着ていて、飛び込みと言ったけど、最初から演奏するつもりだったのは服装や身につけたアクセサリーで見てとれた。
その人は唯冬の背後にいた私を目にすると驚いたような顔をした。
「まさか、雪元千愛……」
「そうだよ。千愛。この子は知久の妹で陣川結朱。ピアニストだよ」
「唯冬さん、どういうこと?彼女はピアノをやめて、もう弾けないって聞いていたけど」
「悪いけど、まだ何も言えない。行こう、千愛」
「弾けなくなって、家からも追い出されたって聞いたのに……」
去り際に聴こえた結朱さんの言葉に衝撃を受けた。
―――どうして私が家を追い出されたことがみんなに広まっているの?
初対面の結朱さんが知っているのなら、唯冬も知っているということだ。
私が両親から捨てられた存在だということを。
その手を離しかけた時、ぐっと握り返された。
「俺と来ることを選んだなら、もう逃げれない」
絡まった指はほどけることはなく、私を会場から連れ出した。
唯冬は私をどこまで連れて行くつもりなのだろう。
この未来―――
中には男の人が座っていて、まるっこいメガネをかけていて、分厚いスケジュール帳にせっせとなにかを書き込んでいるのが見える。
ノックされ、顔をあげてこちらを見た瞬間、驚きすぎて顔を車の窓ガラスにぶつけ、痛そうに鼻をさすってた。
「いたたたっ……って、あれっ……雪元千愛さん!?本物ですか!?」
ずり落ちそうなメガネを直しながら、さっと車の外に出るとドアを開けてくれた。
「ど、どうぞ!」
「どうしてお前が緊張してるんだ。宰田。これから知久が演奏しているコンサートホールに行ってくれ」
「知久さんの?今からだとラストの曲にしか間に合いませんよ。しかも、途中からなんて……」
「どうせ俺と逢生の席はドア近くにしてあるだろ?こないと思ってるからな」
「そうですよ。一瞬でも顔を出したら、ラッキーくらいなものです」
「一曲でもいいから。急いでくれ」
コンサートホールにはピアノをやめてから一度も行ってない。
私は完全に音楽から離れてしまっていた。
誰の演奏を聴かせようというのだろう。
「あの、私……」
断ろうとした私にチケットを見せた。
「チケットはある」
「途中から入れるんですか?」
「無理なら関係者で通す」
そんな無茶苦茶なと思っていると宰田さんが交渉してくれて、中に入ることができた。
音を出さないようにそっと重たい扉が開かれた―――
ホールの扉を開けると一気に会場の空気が流れ込んでくる。
その空気が過去を呼び起こした。
弾けなくなった瞬間と両親からの罵声、妹の嘲笑、そして暗闇。
嫌だ―――と思ったその瞬間、バイオリンの音がその過去を引き裂いた。
「知久の音は明るいだろ?俺ともまた違う、あいつは燃える炎の明るさだ」
バイオリンから奏でられる音は自信たっぷりで華やかで人を魅了する。
暗い気持ちを吹き飛ばしてしまうくらいに。
曲はパガニーニのカプリース。
彼のバイオリンは女性に愛を語りかける甘い声に似た音を出し、時々、会場に視線を送り口の端をあげ微笑む。
これは確信犯。
そう思わずにはいられない。
タイのないタキシード、ほとんど私服なのでは?という服で髪は後ろにまとめ、前髪がほんのすこしだけこぼれていた。
それがよけいに彼の持つ色気をさらに増して、女性客はうっとりと見つめている。
会場は女性客が大半だった。
「あいつは女を口説く時にこの曲を弾く」
真剣に聴いていると自分がここに連れてきたくせに不満そうだった。
面白くない顔で唯冬は言った。
さっきまで褒めていたのに。
「わかる気がします」
きっと本人も明るい人なのだろう。
難易度の高い曲で知られているのにそれをなんて軽やかに弾くのだろうか。
確かに唯冬が言うように甘い言葉を女性に話すみたいに音を鳴らす。
こちら側に向ける視線は熱っぽく、ほほ笑んで。
「千愛、あいつに惚れないように」
冗談なのか、本気なのかわからないことを唯冬は言った。
けれど、確かに伝わってくるのは音楽に対する情熱―――曲が終わるとじゃんっと言わんばかりに弓を高く掲げた。
拍手と歓声がわあっと巻き起こった。
そして不敵な笑みを浮かべると公演の成功からの高ぶりからか、恋人にするようにバイオリンにキスをした。
ぎゃーっ!と悲鳴のような声が観客席から巻き起こり、心配になるくらいの盛り上がりをみせた。
空調はきちんとしてあるはずなのになんだか熱い。
ただおじぎをしているだけなのに声はあがり続けていた。
クラッシック音楽のコンサートなのに……大丈夫?これ?と思いながら、唯冬を見るといつものことなのか、呆れた顔をしていた。
「よくやるよ……」
「唯冬もやれば、きっと盛り上がるよ」
落ち着いた声がした。
この歓声の中で落ち着いていられる人がいるなんてと思いながら声の方を向く。
すぐ前の席にその人はいた。
「逢生。お前、来てたのか」
「知久が無理やりチケットを押し付けてきたからね」
「千愛。演奏していた男とこの目の前の男は菱水音大附属高校で同級生でバイオリニストの陣川知久とチェリストの深月逢生だ。俺の仕事仲間」
「唯冬の親友の一人」
逢生さんは仕事仲間を訂正し、すっと手を差し出すとドヤ顔で握手をした。
『なにが親友だ』と嫌そうな顔をしている唯冬を見てにやりと笑ってみせた。
「おー!二人とも来てくれたんだー!」
アンコール中だというのに知久さんは舞台からバイオリンの弓を振りながら、二人に声をかけた。
その瞬間、視線が集中する。
「えっ!ピアニストの渋木唯冬とチェリストの深月逢生もきてるの!?」
「この三人がそろうところ見れるとか、すごいラッキーじゃない?」
見られたくないのに―――隠れようとした私に気づいてか、さっと大きな背中で隠してくれた。
「おーい!どう?一緒に?」
「ノーギャラでは弾かない」
「同じく」
唯冬と逢生さんの言葉に会場で笑いが起きる。
「冷たいなぁ」
がっかりしたように言って、知久さんは会場全体に手を振ってからアンコール曲を弾く。
曲はバッハのシャコンヌだと気づいたのは少ししてからだった。
アレンジを入れ、速いスピードで弾く。
「……すごい」
「知久がすごいのは弾いている時だけだ」
「バッハに叱られるのは間違いないね」
二人は笑う。
陣川知久さんの演奏は堂々としていて、華やかで自信に満ち溢れていた。
きっと誰よりも弾きたいという欲が強い。
奏者にとって弾きたいと思うことは当たり前のことで呼吸をするのと同じくらい大事な欲求だった。
それがなくなってしまった私にとって知久さんの音はその欲をかきたてさせられる。
太陽のように自らの光を分け与えるタイプ。
アンコールが終わると拍手喝采。
知久さんは嬉しそうにほほ笑んでいた。
二人も拍手を送る。
「千愛。弾きたい?」
私の指が動いているのを見て、唯冬がぽんっと頭を叩いた。
「いいよ。それじゃあ、俺のマンションへ―――」
そう言いかけた時だった。
「唯冬さん、逢生さん。来てたのね」
女性の声が唯冬の言葉を遮った。
「ああ、知久からチケットをもらってね」
「そう。私は兄さんと前半で共演していたの。飛び込みでね」
長い黒髪の綺麗な女の人だった。
紺のワンピースを着ていて、飛び込みと言ったけど、最初から演奏するつもりだったのは服装や身につけたアクセサリーで見てとれた。
その人は唯冬の背後にいた私を目にすると驚いたような顔をした。
「まさか、雪元千愛……」
「そうだよ。千愛。この子は知久の妹で陣川結朱。ピアニストだよ」
「唯冬さん、どういうこと?彼女はピアノをやめて、もう弾けないって聞いていたけど」
「悪いけど、まだ何も言えない。行こう、千愛」
「弾けなくなって、家からも追い出されたって聞いたのに……」
去り際に聴こえた結朱さんの言葉に衝撃を受けた。
―――どうして私が家を追い出されたことがみんなに広まっているの?
初対面の結朱さんが知っているのなら、唯冬も知っているということだ。
私が両親から捨てられた存在だということを。
その手を離しかけた時、ぐっと握り返された。
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この未来―――
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