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しおりを挟む「わ、私は!」
優しくベッドにミッシュルを降ろす。ここはミッシュルの個人的な部屋らしい。
真っ白な壁に、家具までも白い。一つも汚れなどなく清潔な部屋だ。まるで何者も寄せ付けないミッシュルのようだ。
だが逆に……、
「ぐちゃぐちゃに汚したい」
魔法をフルパワーで使ったせいか、全身が熱く細胞が活性化しているようだった。
ミッシュルはそんな俺を見て怯えていたが、スッと真っすぐに手足を伸ばして横たわった。見ると、小さく震えている。生き物が死を悟ったように、大人しくその時を待っているかのようだった。綺麗な、その顔は俺の被虐心をさらけ出させた。
乱暴に乗り上がるとベッドが軋んだ。
「座れ」
俺は立ち膝でミッシュルの横に立ち、ズボンのベルトをカチャカチャと外した。
「……」
仰向けから足を延ばした状態で何をする気なのかと、俺を見ている。
ズボンと下着を下ろして俺のそそり立ったアレを出した。
ぱんぱんに太く大きくなったモノは、はち切れそうだ。
「触れ」
唇を噛み、そっと手を伸ばしてきた。ひんやりとした細い指は俺のモノを包んだ。
「お前も同じモノを持ってるなら、どう動かせば気持ちいいか分るよな?」
俺はミッシュルに微笑んだ。
「ひっ」
友人が言うには、俺が愉快な気分の時の笑顔は恐ろしいと言われた。……しるか。
手を上下に揺らして扱く。まだ唇を強く噛んでいる。
「ハァ……、下手だな」
しばらく動かしていたけど、うまくなかった。顔を見ると唇が青くなっていたので親指で触れて、唇を噛むのをやめさせた。その代わり、唇を重ねた。
「ん、ん、ん、ん!」
驚いてる隙に上半身の服を脱がす。はらりと肩から衣服がずれ落ちて、ミッシュルは気が付いたようだ。
顔をそむけて精一杯の抵抗をする。
「ちゃんと俺を見ろ」
顎を掴んで俺の方に顔を向けた。
首、鎖骨、胸と唇を這わせていく。
「う……」
ミッシュルの肌はなめらかで触り心地が良かった。上半身を撫でまくっていると、目をつぶって耐えるようにしていた。
乳首を舌でクイッといたずらをすると、悩ましい声が漏れる。その声に俺は興奮してしゃぶりついた。
「う……ぁ! そんなに激しくしないで、くださ、ひ!」
甘噛みすればビクンと体を揺らす。
「なんで……?」
はぁはぁと息を荒くし、涙目になって俺に問いかけてる。
「何で乳首なんかが、気持ちいい……?」
潤んだ瞳と上気した顔はエロくて、俺はミッシュルをベットに押し倒した。
乱暴に自分の服を脱いで、床に放り投げた。
「ぐちゃぐちゃ、ドロドロにしてやるからな……」
そう言い、ミッシュルの服をビリビリと破った。
服をベット下に投げると、起ち上がったミッシュルのモノが見えた。
「なんだ。お前も興奮してるじゃねえか」
ミッシュルは、カッと顔を真っ赤にした。
「ちょうどいい」
ぴちゃ……。
「何をするんですか!?」
俺はミッシュルのモノを咥えた。暴れるミッシュルの太ももを両手で抑え込んで、じゅるじゅると舐めまわした。
「ああああ! 駄目です! それは……ぁ!」
俺の頭を掴んで離そうとしていたが、だんだん力が抜けて手を離した。
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