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家に着くと、受付にいる母へ声をかけた。
「ただいま、母さん。今温泉に入ってもいい?」
「いいわよ。ゆっくり浸かりなさい。エウェンくんもうちの温泉を楽しんでね」
「はい、ありがとうございます」
朗らかに笑う母へエウェンはキュッとつり上がっている目尻を下げて柔らかく笑い返す。
着替えをとりに戻った後、二人は脱衣所で着替えて浴場へ入った。白い湯気が視界をけぶらせ、角の取れたすっきりした香りが全身を包む。
頭と体をまとめて洗い流した後、リヴンは温泉へ浸かった。温かな岩に寄りかかりながら、ふとエウェンの姿を探す。
「あいつ、どこ行ったんだ?」
一緒に入ったところまでは覚えている。あたりを見渡していると、湯気が一段と濃く立ち上っているところに人影を見つけた。どこか見覚えのある人影を懐かしく思いながら、声をかける。
「エウェン?」
湯気の中の影が揺らめいた。いつものエウェンなら返ってくる言葉がなく、不安と不審さがつのる。なるべく水面を揺らさないよう慎重に近づいていく。
「エウェン、いるのか?」
もう一度声をかける。そうすれば、やっと「どうしたの?」と声が返ってくる。ホッとしたリヴンは一気に距離を詰めた。
「急にいなくなったから驚いたんだよ」
湯気からあらわになったエウェンは蔓草の髪をまとめていた。ほんのり蜂蜜色おびた白い肌は湯のおかげで魔力の巡りがいいのだろう。ふだんは髪で隠れている魔物特有の少し尖った耳やほっそりしたうなじに気づくと、胸が高鳴る。
薄い耳たぶをよく見ると小さくへこんだ痕がいくつかあった。以前は気づかなかったが、細いながらも引き締まった体は大小様々な傷があちこちにある。
エウェンが頬に落ちていた蔓草の髪を耳にかけて、唇に蠱惑的な色をのせた。
「リヴくんのえっち」
「は、ぁ?! 男同士だからなにも問題ないだろっ」
「そういうわりにはなめ回すように見てるよね?」
湯に濡れた肩を当ててくる。そうすれば、水気を纏っているからなのか、まるでくっついた錯覚を覚える。心臓がいっそう高鳴り、熱のこもった湯気を吸っている頭がクラクラする。
「ただ、本当に冒険者だったんだなって実感してただけだ」
「冒険者に傷はつきものだからねー。これでも、だいぶ薄くなったんだよ?」
エウェンが湯から腕をだせば、細かな古傷があった。皮膚が薄くなっているのだろう。古傷は色がまちまちだが、共通して緑が濃い。
「魔物でも傷痕が残るんだな」
「そうだよ。再生力が強い魔物なら傷痕は残らないけど、弱い魔物はどうしても古傷が残るんだ」
白い指先が腕にある古傷をゆっくり撫でていく。
「リヴくんは、僕の体を見ても引かないんだね」
「なんで引くんだ?」
確かに傷がたくさんあるのは驚いた。だが、気持ち悪いとは思わない。むしろ、エウェンが冒険者だったという証拠を裏付けただけだ。
エウェンはじっとリヴンを見つめた後、おもむろに肩へ頭を乗せてきた。
「リヴくんには、古傷ないの?」
「俺は傷痕が残るような大けがを負ったことないしな」
「そっか。よかった、リヴくんがそんな生き方をせずにすんで……本当によかった」
呟かれた言葉はやけに鮮明な音となって耳に届いた。思わず隣を見れば、エウェンの頬を一筋の涙が伝っていた。心臓が再び強く鼓動を打つ。
エウェンの涙をぬぐってやりたい気持ちと自分のために流してくれた涙をもう少しだけ見つめていたい気持ちがごちゃ混ぜになる。悩んだ末、湯の中に沈んでいるエウェンの手をそっと握った。
温泉から上がった後、着替え終わったエウェンがリヴンの髪を乾かすと、顔をのぞき込んできた。
「リヴくん、お昼の話なんだけど……僕、湯疲れしちゃったからリヴくんのベッドで寝てていい?」
「わかった。好きに使え」
エウェンの顔はいつも通りだが、蔓草の髪が少し元気ない。エウェンは「ありがとう」と笑いかけると軽快な足取りで二階を上がっていた。
一人で昼餉を食べることになったリヴンはため息と共に大きく肩を落とした。
外で食べる気も起きず、まかないをまたもらおうかと考えていると、休憩の時間だったのだろう。母がちょうど裏手に入ってきた。
リヴンが一人だと気づくと、にんまりと笑った。
「ねえ、リヴン。今回、連れてきた子……本当に友人?」
お見通しだと言わんばかりな物言いに、リヴンは思いっきり口をへの字にした。だが、母には効かないようだ。「どうなのよ」と肘で脇を小突いてくる。
銀貨一枚を人質に恋人ごっこしているとは、言うわけにもいかない。そして、その関係を清算して、正当なものにしたいという思いも。
「友人……じゃない」
リヴンがためらいがちに答えると、母が小さく吹き出した。
「本当、リヴンは昔から嘘がへたくそねぇ」
「そんなに俺ってわかりやすいのかよ」
「そりゃ、あんたはあの人に似てバカ正直だからねぇ」
眉を下げて母は寂しそうに笑った。ついで、頬を緩めてゆったりと微笑んだ。
「こんなこと言ったら、お父さん拗ねちゃうわね」
「当然だろ? 父さんは母さんが大好きなんだから」
リヴンは苦笑した。すると、母は「あのね」と続けた。
「母さんはリヴンがどんな道を選んでも絶対味方よ。だから、あなたの好きなように生きなさい」
そういって、リヴンを見上げてる母は今までに見た笑顔でうんと穏やかだった。
きっと母はわかっているのだろう。リヴンがエウェンに持つ気持ちも考えも――。ジンと鼻の奥が痺れ、胸が熱くなる。たまらず母を抱きしめた。
「ありがとう、母さん」
あれほど大きく見えた母は気づけば、自分の腕にすっぽり収まる。それだけ自分が大きくなったのだ。母がリヴンを励ますように軽く背中を叩いた。
心は決まった。であれば、これ以上長引かせるわけにはいかない。けれど、その前にケリックの問題を決着をつけなければならない。
母にもう一度礼を言って、ケリックの部屋へ向かった。
深呼吸をする。軽くノックすれば、扉越しに「なに」と素っ気ない声が反応した。
「話があるんだ」
少しの沈黙。足音が近づいて扉が開いた。瞬間、視界の隅から素早いなにかが振りかぶった。こめかみ重い痛みが届くより早く、視界が白く明滅して、途切れた。
さらっとしか感触がリヴンの頬を撫で、そっと目を開けた。
目と鼻の先にケリックがいた。ケリックの前髪が伸びたから今度切ってやらないと思いながら、ケリックを見ているとケリックの顔が近づいてきた。
「ケリック……?」
声をかけると、近づいてきたケリックの顔がぴたりと止まった。軽いケリックは上に乗っていてもさほど重くは感じなかった。遅れてやってきた痛みに思わず手を当てて呻いた。
「今何時だ?」
「夕方だよ」
「そうか」
思ったより長く気絶していたようだ。痛みを抑えるようにゆっくり深呼吸をする。その間も、腹に跨がって見下ろしているケリックを見つめる。そして、口の端を上げてからかった。
「殴るなら力加減をしろよ。痛いだろ」
くしゃりと頭をなでてやると、ケリックがぎゅっとリヴンの服を握り、うつむいた。
「リヴンは、本当に……あの魔物が好きなのかよ」
苛立ったケリックの声にリヴンは口を閉ざす。
冷静に話し合いをするため、優しく背中を擦ってやるとケリックがぎゅっとリヴンの胸に顔を埋めてきた。
久しぶりのケリックからの抱きつきに少々驚きながらも、小さく笑うと抱きしめてやった。少し前まではいつもこうだったなと思っていると、ケリックがもぞりと動いた。
「リヴン以外のにおいがする……」
「そりゃ、温泉に入ったからな」
不意に痛みが走った。ケリックが首に噛み付いていた。といっても、血が出るほどじゃない。そっと唇を離すと、再びリヴンの胸に顔を埋めた。
「やだ、リヴンがほかの奴のものになるなんてやだっ!」
「ケリック……」
「なんで、俺じゃないんだよっ。なんで俺じゃだめなんだよっ」
嗚咽をもらしながら「なんで?」と繰り返し呟くケリックにリヴンは優しく抱きしめてやった。
こうして密着してもエウェンに感じた興奮はない。それどころか、ケリックが全身でリヴンを好きだと伝えてきても、心は困惑とどうしたらその想いを諦めてくれるかしか考えられない。
「なあ、ケリック。俺はお前が好きだ。でも、その好きはお前が――例え血の繋がりなくても――俺にとって、世界で一人しかいない大切な弟って意味での好きなんだ」
ゆっくり深呼吸をする。そして、ケリックの頬を包むと、目を合わせてはっきり告げた。
「俺はケリックの気持ちに答えられない」
「そんなのっ、俺が……俺のほうがわかってたっ」
少し落ち着いたのかケリックの声がはっきりとしていた。リヴンはケリックの背中を優しく擦ってやった。
「大丈夫、ケリックには俺よりももっといいやつが見つかるよ」
そういって涙を拭ってやるとリヴンはにっと笑った。ケリックは口をへの字にしながら、思いっきり眉を寄せてリヴンを見ていた。だが、やがて呆れたように笑った。
「ただいま、母さん。今温泉に入ってもいい?」
「いいわよ。ゆっくり浸かりなさい。エウェンくんもうちの温泉を楽しんでね」
「はい、ありがとうございます」
朗らかに笑う母へエウェンはキュッとつり上がっている目尻を下げて柔らかく笑い返す。
着替えをとりに戻った後、二人は脱衣所で着替えて浴場へ入った。白い湯気が視界をけぶらせ、角の取れたすっきりした香りが全身を包む。
頭と体をまとめて洗い流した後、リヴンは温泉へ浸かった。温かな岩に寄りかかりながら、ふとエウェンの姿を探す。
「あいつ、どこ行ったんだ?」
一緒に入ったところまでは覚えている。あたりを見渡していると、湯気が一段と濃く立ち上っているところに人影を見つけた。どこか見覚えのある人影を懐かしく思いながら、声をかける。
「エウェン?」
湯気の中の影が揺らめいた。いつものエウェンなら返ってくる言葉がなく、不安と不審さがつのる。なるべく水面を揺らさないよう慎重に近づいていく。
「エウェン、いるのか?」
もう一度声をかける。そうすれば、やっと「どうしたの?」と声が返ってくる。ホッとしたリヴンは一気に距離を詰めた。
「急にいなくなったから驚いたんだよ」
湯気からあらわになったエウェンは蔓草の髪をまとめていた。ほんのり蜂蜜色おびた白い肌は湯のおかげで魔力の巡りがいいのだろう。ふだんは髪で隠れている魔物特有の少し尖った耳やほっそりしたうなじに気づくと、胸が高鳴る。
薄い耳たぶをよく見ると小さくへこんだ痕がいくつかあった。以前は気づかなかったが、細いながらも引き締まった体は大小様々な傷があちこちにある。
エウェンが頬に落ちていた蔓草の髪を耳にかけて、唇に蠱惑的な色をのせた。
「リヴくんのえっち」
「は、ぁ?! 男同士だからなにも問題ないだろっ」
「そういうわりにはなめ回すように見てるよね?」
湯に濡れた肩を当ててくる。そうすれば、水気を纏っているからなのか、まるでくっついた錯覚を覚える。心臓がいっそう高鳴り、熱のこもった湯気を吸っている頭がクラクラする。
「ただ、本当に冒険者だったんだなって実感してただけだ」
「冒険者に傷はつきものだからねー。これでも、だいぶ薄くなったんだよ?」
エウェンが湯から腕をだせば、細かな古傷があった。皮膚が薄くなっているのだろう。古傷は色がまちまちだが、共通して緑が濃い。
「魔物でも傷痕が残るんだな」
「そうだよ。再生力が強い魔物なら傷痕は残らないけど、弱い魔物はどうしても古傷が残るんだ」
白い指先が腕にある古傷をゆっくり撫でていく。
「リヴくんは、僕の体を見ても引かないんだね」
「なんで引くんだ?」
確かに傷がたくさんあるのは驚いた。だが、気持ち悪いとは思わない。むしろ、エウェンが冒険者だったという証拠を裏付けただけだ。
エウェンはじっとリヴンを見つめた後、おもむろに肩へ頭を乗せてきた。
「リヴくんには、古傷ないの?」
「俺は傷痕が残るような大けがを負ったことないしな」
「そっか。よかった、リヴくんがそんな生き方をせずにすんで……本当によかった」
呟かれた言葉はやけに鮮明な音となって耳に届いた。思わず隣を見れば、エウェンの頬を一筋の涙が伝っていた。心臓が再び強く鼓動を打つ。
エウェンの涙をぬぐってやりたい気持ちと自分のために流してくれた涙をもう少しだけ見つめていたい気持ちがごちゃ混ぜになる。悩んだ末、湯の中に沈んでいるエウェンの手をそっと握った。
温泉から上がった後、着替え終わったエウェンがリヴンの髪を乾かすと、顔をのぞき込んできた。
「リヴくん、お昼の話なんだけど……僕、湯疲れしちゃったからリヴくんのベッドで寝てていい?」
「わかった。好きに使え」
エウェンの顔はいつも通りだが、蔓草の髪が少し元気ない。エウェンは「ありがとう」と笑いかけると軽快な足取りで二階を上がっていた。
一人で昼餉を食べることになったリヴンはため息と共に大きく肩を落とした。
外で食べる気も起きず、まかないをまたもらおうかと考えていると、休憩の時間だったのだろう。母がちょうど裏手に入ってきた。
リヴンが一人だと気づくと、にんまりと笑った。
「ねえ、リヴン。今回、連れてきた子……本当に友人?」
お見通しだと言わんばかりな物言いに、リヴンは思いっきり口をへの字にした。だが、母には効かないようだ。「どうなのよ」と肘で脇を小突いてくる。
銀貨一枚を人質に恋人ごっこしているとは、言うわけにもいかない。そして、その関係を清算して、正当なものにしたいという思いも。
「友人……じゃない」
リヴンがためらいがちに答えると、母が小さく吹き出した。
「本当、リヴンは昔から嘘がへたくそねぇ」
「そんなに俺ってわかりやすいのかよ」
「そりゃ、あんたはあの人に似てバカ正直だからねぇ」
眉を下げて母は寂しそうに笑った。ついで、頬を緩めてゆったりと微笑んだ。
「こんなこと言ったら、お父さん拗ねちゃうわね」
「当然だろ? 父さんは母さんが大好きなんだから」
リヴンは苦笑した。すると、母は「あのね」と続けた。
「母さんはリヴンがどんな道を選んでも絶対味方よ。だから、あなたの好きなように生きなさい」
そういって、リヴンを見上げてる母は今までに見た笑顔でうんと穏やかだった。
きっと母はわかっているのだろう。リヴンがエウェンに持つ気持ちも考えも――。ジンと鼻の奥が痺れ、胸が熱くなる。たまらず母を抱きしめた。
「ありがとう、母さん」
あれほど大きく見えた母は気づけば、自分の腕にすっぽり収まる。それだけ自分が大きくなったのだ。母がリヴンを励ますように軽く背中を叩いた。
心は決まった。であれば、これ以上長引かせるわけにはいかない。けれど、その前にケリックの問題を決着をつけなければならない。
母にもう一度礼を言って、ケリックの部屋へ向かった。
深呼吸をする。軽くノックすれば、扉越しに「なに」と素っ気ない声が反応した。
「話があるんだ」
少しの沈黙。足音が近づいて扉が開いた。瞬間、視界の隅から素早いなにかが振りかぶった。こめかみ重い痛みが届くより早く、視界が白く明滅して、途切れた。
さらっとしか感触がリヴンの頬を撫で、そっと目を開けた。
目と鼻の先にケリックがいた。ケリックの前髪が伸びたから今度切ってやらないと思いながら、ケリックを見ているとケリックの顔が近づいてきた。
「ケリック……?」
声をかけると、近づいてきたケリックの顔がぴたりと止まった。軽いケリックは上に乗っていてもさほど重くは感じなかった。遅れてやってきた痛みに思わず手を当てて呻いた。
「今何時だ?」
「夕方だよ」
「そうか」
思ったより長く気絶していたようだ。痛みを抑えるようにゆっくり深呼吸をする。その間も、腹に跨がって見下ろしているケリックを見つめる。そして、口の端を上げてからかった。
「殴るなら力加減をしろよ。痛いだろ」
くしゃりと頭をなでてやると、ケリックがぎゅっとリヴンの服を握り、うつむいた。
「リヴンは、本当に……あの魔物が好きなのかよ」
苛立ったケリックの声にリヴンは口を閉ざす。
冷静に話し合いをするため、優しく背中を擦ってやるとケリックがぎゅっとリヴンの胸に顔を埋めてきた。
久しぶりのケリックからの抱きつきに少々驚きながらも、小さく笑うと抱きしめてやった。少し前まではいつもこうだったなと思っていると、ケリックがもぞりと動いた。
「リヴン以外のにおいがする……」
「そりゃ、温泉に入ったからな」
不意に痛みが走った。ケリックが首に噛み付いていた。といっても、血が出るほどじゃない。そっと唇を離すと、再びリヴンの胸に顔を埋めた。
「やだ、リヴンがほかの奴のものになるなんてやだっ!」
「ケリック……」
「なんで、俺じゃないんだよっ。なんで俺じゃだめなんだよっ」
嗚咽をもらしながら「なんで?」と繰り返し呟くケリックにリヴンは優しく抱きしめてやった。
こうして密着してもエウェンに感じた興奮はない。それどころか、ケリックが全身でリヴンを好きだと伝えてきても、心は困惑とどうしたらその想いを諦めてくれるかしか考えられない。
「なあ、ケリック。俺はお前が好きだ。でも、その好きはお前が――例え血の繋がりなくても――俺にとって、世界で一人しかいない大切な弟って意味での好きなんだ」
ゆっくり深呼吸をする。そして、ケリックの頬を包むと、目を合わせてはっきり告げた。
「俺はケリックの気持ちに答えられない」
「そんなのっ、俺が……俺のほうがわかってたっ」
少し落ち着いたのかケリックの声がはっきりとしていた。リヴンはケリックの背中を優しく擦ってやった。
「大丈夫、ケリックには俺よりももっといいやつが見つかるよ」
そういって涙を拭ってやるとリヴンはにっと笑った。ケリックは口をへの字にしながら、思いっきり眉を寄せてリヴンを見ていた。だが、やがて呆れたように笑った。
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