秘密がばれた竜王は従者たちに求愛される

天霧 ロウ

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24* 本番はしていませんがオーク×クローツェルの描写があります。

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 天空の島から目当ての山の頂きにでれば、少し前に雨が降ったのか土の匂いを含んだ空気が鼻を通り抜ける。魔力に満ちた空気もあいまって気分がよくなりながら中腹を目指して柔らかな土を踏みしめる。
 道中小鳥や鹿にイノシシと山に住む動物と出会った。竜の存在は動物にとって物珍しい存在なのだろう。興味深げに肩に止まってきたり隣に並んで見上げてくる。クローツェルもまた物珍しさから動物たちと戯れながら目的地に進んだ。
 しかし山にきてからずっとなにかが後をついてくる気配がかすかだがした。今のところ殺意はないため放っているが、山の中腹にたどりついてもついてこられるのはなんともいえない気持ち悪さがある。
 いい加減鬱陶しくなってきたため木木をかき分けてまいてしまおうと思ったのつかの間、かすかな風のうなり声とともに後頭部に重い痛みが走って意識が途切れた。



「ん……」

 頭をかち割る勢いで殴られたのか、傷は癒えても頭はまだ重い。普通の魔物ならとっくに死んでるが、あいにくクローツェルは竜だ。おまけに痛みや傷は穢れと体が判断するため浄化の作用によって癒えるのだ。
 鼻につく独特の獣臭さとねばっこい甘いにおいに眉をしかめる。ゆっくりとあたりを見渡せば、ゴツゴツとした穴蔵には転々とたいまつが壁にともされている。その様子からどうやらオークの巣のようだ。
 流れてくる風がやけに冷たく感じてぶるっと体が震える。どっしりとした木のイスに座り、肘置きに足をこれでもかと広げた状態でくくられていた。無防備に晒されている蕾を晒した格好に自然と眉がよる。
 手足を動かそうとするもののきつく縛られた縄はびくともしない。ならば竜の姿をとろうとしたが魔力がうまく結べない上に洞窟を満たす甘ったるいにおいを嗅いでからやけに頭がふわふわする。
 独特の濁った発音に耳を澄ませば、どうやら左右に立っているオークの鳴き声だとわかる。

『これだけ上等な雌ならボスも満足するだろ!』
『俺たちもあとでおこぼれもらえるかもな!!』

 どうやらクローツェルの下半身を見て雌だと判断したのかいい献上物が手に入ったと喜んでいるようだ。その発言にクローツェルは反射的に口を開いた。

『喜んでいるところ悪いが、私は雄だ』
『勝手に口を開くな!』

 言葉とともにオークが頬を力任せに叩いてくる。竜だからこそ軽い痛みで耐えられるが、弱い魔物だったら今頃意識を失っていただろう。不愉快さに冷ややかにオークたちを見つめていれば、ほかのオークよりも二回りも大きいボス格のオークがやってきた。
 クローツェルを一通り眺めた後、顎を撫でながら粘ついた笑みを浮かべた。

『見た目は今までの中で一番の上物だな。よし、中もきちんと上物か確認する』

 ボスオークはクローツェルの前に身をかがめると無遠慮に蕾を左右に広げてあらわになった中を至近距離でのぞき込んでくる。
 ボスオークは興奮しているのか鼻穴をこれでもかと広げて呼吸をするたびに熱のこもった鼻息がかかった。胃の中を混ぜられているような不快感にさらに眉が自然とよる。だが、ボスオークはクローツェルの心情など気にしていないのか太ももに汗ばんだ手を添えると蕾にしゃぶりついてきた。
 べちゃべちゃと音を立て、唾が股を濡らす。だが、どんなに刺激されても竜将たちと交わったときに感じた快感や羞恥はなくただただ気持ち悪いだけだ。

『中々濡れないな。おい、アレをもってこい』

 痺れを切らしたボスオークがにクローツェルの脇に立っているオークにいうと大きく頷いて、巣窟の奥から薄汚れた革袋を持ってくる。それを受け取ったボスオークが中から丸い玉を取り出すと蕾の中に押し込んでくる。
 なにをされても浄化の力が働くため無駄だと思っていたクローツェルだが、中にいれられた玉が溶け出してくるにつれ、さっきまでなにも感じなかった体が火照り蕾からじわっとしずくが滲んで全身がもどかしさに満ちていく。
 クローツェルの変化にボスオークがにちゃっと笑うと先ほどと同じように蕾を舐めてくる。さっきまでは不快だった感触が脳天を貫くような甘い痺れが走り、たがが外れたかのように滴が溢れ潮を吹いてしまう。

「きさ、ま゛っ、わたしになに、ん゛っ! ぉ゛っ、~~~~ッ」

 自分でも驚くほど下品な声が口から飛び出た。これは危険だと本能が告げるがままに縄を解こうともがくががっちりと結ばれた縄は解けそうにない。魔力を結ぼうとしてもすぐにばらけて竜の姿もとれそうにない。

「やめ゛っ、ァ゛、い゛ぐっ、イ゛っでる――っ」

 あっというまにとがった肉芽を乱暴にしゃぶられながら蕾の中に三本の指がねじ込まれ激しく抜き差しされる。そのたびに体は嬉しいと言わんばかりに滴を飛び散らし、ボスオークの指にこびるようにきゅうきゅうと締め付けた。

「――っ、~~~~ッ!」

 声すら上げられずビクビクと体を跳ねさせてずっと連続で絶頂をし続けるのはもはや暴力だ。許容を超えた快楽に耐えきれず涙が溢れるが、体は貪欲にボスオークから与えられる刺激を欲した。
 刺激から解放された頃にはイスの下は大きなシミがじっとりと広がっていた。はーっ、はーっとせわしなく胸を上下していれば、ボスオークが前を広げた。ブルンッと滴を飛び散らせながら飛び出てきた高ぶりは赤黒く大きい。クローツェルの痴態に興奮したのか今すぐ入りたいと言わんばかりにビクビクと震えくっきりと筋を浮かべていた。
 しかしすぐにはいれてこず、開ききっている蕾に高ぶりに浮かぶ筋をこすりつけるようにぴったり押しつけるとゆっくりと腰を上下に動かしてくる。そのたびに肉芽を押しつぶしながらこすりあげられ、腰がビクビクと跳ねトプッと粘り気のある滴が垂れ落ちた。

「ん゛、ぅ゛う、~~~~! はーっ……ぁ、ァ゛――っ」

 手の平に爪が食い込むほど握りしめて耐えようとしてもボスオークが腰を動かせば体が勝手に絶頂する。快楽を耐えようという理性はすっかり焼き切れていた。砕け散りそうな意識が目の前のボスオークに心まで屈するのは認められなかった。
 しかし絶頂し続けてできあがった体はもっと深い刺激がほしいと言わんばかりにぴったりと添えられたボスオークの高ぶりの竿に甘く吸い付く。そのことに機嫌をよくしたボスオークはニチャと笑った。

『よしよし、上手に媚びたからには褒美に孕むまで出してやるぞ』

 ボスオークはイスの肘置きにくくられたクローツェルの足に体重をかけ滴垂らしている先端を蕾へと当てる。
 嫌だ、怖いと思っても興奮で息が乱れ、体が入れられるのを待ち遠しいと言わんばかりに蕾が開ききって滴を垂れ流しているのがわかる。
 押し込まれそうになった瞬間、周囲から次々と断末魔があがる。ボスオークが不快そうに振り返ると同時にボスオークの足下から鋭い岩の槍が一斉に頭まで貫いた。オークの巣窟をあっという間に満たしていく見知った魔力にクローツェルは力なく頭をもたげた。

「王よ、どこだ! どこにいる!」
「ベルケット……?」

 声の勢いだけでオークの住処を揺るがすほど張り上げたベルケットの声に思わず呟く。よく聞かなければ聞き取れないほどの小声でもベルケットは聞き取ったのか、目の前の空間が揺らぐとともにベルケットが飛び出してきた。

「王よ、ここに」

 ホッとした顔をしたのもつかの間ベルケットから感情が消え、膨大な魔力が弾けて木の棒にくくっている縄やオークの屍はベルケットの魔力の余波で一瞬で砂へと変わった。
 支えがなくなり崩れ落ちそうになった体をベルケットの腕が支えると羽織っていたコートをかけられ抱き上げられる。

「ァ――」

 たったそれだけの動きですら異常なほど高ぶった体には快感の荒波として襲ってくる。ゆるい絶頂に奥歯を噛みしめて耐えるものの、もぞもぞと体を動かしてしまう。
 明らかにクローツェルの様子がおかしいことに気づいたベルケットが眉間に深くしわを刻み抱きかかえる手に力を込める。

「王よ、今すぐ島に戻ってハリューシカに治療してもらおう」
「む、りだっ、がまんできなぃ。べるけっと、おまえが…なぐさめてくれ」

 ベルケットがきた安心感でかたくなだった快感へ抵抗していた心が一気に緩む。その影響もあってかベルケットの声や体温を感じるだけで粘度の高い滴を垂らしながら潮を吹いてしまう。それどころか普段は潜ってる乳首が触れられることもなく顔を出しツンと尖っていた。

「しかし王よ、浄化を司るあなたの力が作用しないとなれば危険だ」
「ぅ、るさぃっ! そんなに…、わたしとのセックスがいや、なのかっ!」

 過剰な快感で感情が抑えられず思っていたことがそのまま言葉となって飛びでる。涙目で睨んでいるとベルケットはさらに眉を寄せた。

「今の王は正常でない。そんなあなたをどうして抱くことができよう」
「ぅうっ、やっぱりお前は不能なんだな! もういいっ、だったら島につれてけ! ほかのやつに頼む!!」

 ベルケットの腕の中で子竜のように泣きわめきながらもがいていれば、ベルケットがすうっと黄土色の瞳を細めて「わかった」といつもより低い声で答えた。

「自分は確かに忠告した。あとになって文句を言われても受け付けないからな」

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