124 / 232
9章 ベルンハル② 忠義は赤く燃える
③
***
ノイは剣を大きく振り上げ、ベルンハルの騎士の刀身に思い切り打ちつけた。
ガンッと振動が腕に伝わってくる。
「ぐぅっ!」
相手が剣筋を逸らそうと刀身を傾けた。
しかし逃げようとする剣を許さず、その反動を利用してもう一度。
ガンッ!
今度はさらに力を込めて斬りかかる。
相手の目には隠せない動揺が浮かんでいる。ノイが殺気を込めて斬りかかってくる理由がわからないのだろう。
ノイは鼻でその情けなさを笑う。
鳩尾を狙ってくる剣を打ち払い、相手の喉元を狙った。
先程目を狙って次いでの、致命的な箇所だ。
急所を相次いで狙われると思っていなかった騎士は、みっともなく体勢を崩す。
ーー度胸もねぇし、遅ぇ……。
ベルンハル側が口々にノイを罵倒する声が聞こえる。
二度も急所を狙えば、もはや模擬戦の域を超えている。
現に相手の騎士は、すっかりと青ざめ、柄を握る手は微かに震えている。
ノイとの力量の差を理解しているのだ。
ノイは口を大きく歪めて、ニヤリと笑った。
跳躍するように大きく踏み込むと、ぶわりと剣圧で髪の毛が舞う。
ライトグリーンの瞳が、刀身のように輝いた。
「うっ!あっ!」
後退する騎士を追いながら、右に左にと剣を振る。
なんて事のない単調な動きの繰り返し。
だがスピードについてこれなければ、追い詰められてしまう。
時折相手も剣筋を逸らし、ノイの急所を狙おうとするが、ノイはそれを難なく躱した。
ラドルフのかわしにくい剣に慣れている為、その剣筋を退屈にすら感じる。
ーーまだ遊ぶか……それともケリをつけるか……。
そう考えていると、先程耳に届いた、涼やかな声援が脳裏をよぎる。
「……。」
ぶわりと体が何かに慄く。
ノイはその声を切実に求めて、主人の声を探した。
「ノイっ!」
離れた観客席。
雑音に掻き消される、ほんの僅かに聞こえる程度。
主人は確かにノイの名前を呼んでいた。
チラリと彼の方を見れば、主人は身を乗り出して、拳を突き出している。
一瞬だが目が合った。
「……っ!」
脊髄に蕩けるような痺れが駆け上がる。
気がつかないうちにノイは目を細め、甘い声を漏らしていた。
「ハッ……!」
ーーあの時は応援しなかったくせによ。
その力一杯の応援に、ノイの胸が熱くなる。
それと同時に、主人を軽んじた騎士に対して、怒りが湧き上がる。
ノイは彼の腹を思い切り蹴りつけた。
「うわっ!」
大きな悲鳴をあげて、ベルンハルの騎士が吹き飛んだ。
砂ボコリを巻き上げ、体が打ちつけられる音が激しく響く。
何が起きたのか理解できない、行儀の良いベルンハルの騎士達は、呆気に取られて静まり返る。
打ち身も取れずに、何が起きたかわからずに苦悶に顔を歪ませていた騎士が、ハッと大きく目を見開いた。
ノイの殺気だった瞳が、ギラリと光る。
ノイはその頭を目掛けて、剣を振り上げた。
「ノイ!」
焦った声が会場に響いた。ハッとして顔を上げると、今度こそ主人の顔を正面から捉えることができた。
アリムは手摺から体を乗り出し、必死に叫んでいる。
「ステイ!ステイ!!」
焦りのあまりに止める言葉が思いつかなかったのか。アリムは飼い犬を叱るように、手のひらをノイへと向けて、やめるようハンドサインを出す。
ノイは間抜けな主人の仕草に、大きく口を曲げた。
「……はぁぁ?」
「そ、そこまで!」
審判がノイと騎士の間に割って入り、試合の終了を宣言する。
するとベルンハルの騎士達が、一斉に立ち上がって試合に抗議を申し立てた。
「ナトマ卿の試合は、騎士道に反しています!」
「こんなのは試合ではありません!ただの暴力だ!」
ベルンハルの騎士達が、口々にラシードに抗議を申し立てる。
だがラシードは聞こえないふりをして、ニヤニヤと肘をついたままだ。
その口々に上がる抗議に、ノイはフンっと鼻を鳴らした。
その礼をわきまえない態度に、また外野からヤジが上がる。
「ギャアギャア騒ぐんじゃねぇよっ。」
ノイは慣れたもので、それらをひと睨みして黙らせた。
お行儀の良いベルンハルの騎士は、ノイのひと睨みですぐに大人しくなる。
ノイは剣を肩に担ぎ、ツカツカと騎士へと歩み寄る。
未だに立ち上がれない騎士は、ぶるりと体を震わせている。
「俺の負けでいいぜ。」
呆気なく負けを認めるノイに、会場がざわつく。
チラリと観客席を見上げると、アリムはすっかり落ち着いた様子で、椅子に座っていた。
ノイの勝ち負けなど、どうでもいいという様子だ。
ノイはニヤリと笑うと、ベルンハルの騎士を見下ろす。
ノイは対戦相手の目の前に剣を突き立てた。
「……っ!」
「もしかして、見習いか?……テメェに殿下の護衛なんて、無理だったんじゃねぇの?」
「な、なにを……!」
城下街仕込みの巻き舌が、うっかりでてしまった。
そして、ノイの嘲りは、ベルンハル側にしっかりと聞こえていたようだった。
騎士達が一様に怒気を立ち上らせる。
「ナトマ卿!速やかに退場するように!」
審判が鋭い声で圧をかける。
ノイは「承知。」と軽く頷いて、剣を鞘に収めた。
すらりと日の光で輝く刀身が、目に眩しい。
負けを宣言したとしても、ノイの内心は清々しかった。
「……もっと上手くやれないのか。」
選手の控えでは、キシュワールが冷めた目でノイを出迎えた。
見慣れないのは、キシュワールが騎士団服を着ているせいだ。
ノイがキシュワールを知ったのは、すでに彼が親衛隊にいた頃。
キシュワールは第一騎士団長を兼任していたが、常に親衛隊の制服を着用していた。
なのでキシュワールが騎士団服を着ているのを見るのは初めてだった。
「すいません。」
ノイは軽薄に肩をすくめる。
誠意のない元部下の様子を、キシュワールは咎めはしなかった。
キシュワールは立ち上がり、腰に剣を佩く。
誰よりも背筋の伸びた姿は、いつかの頼り甲斐のある親衛隊長だ。試合の開始を告げる声と共に、かつての上司はゆったりとした足取で演舞場へと歩いて行く。
ノイはベンチに腰掛けると、首筋に流れる汗を乱暴に拭った。重たい防具を外し、フゥッと息を吐く。
汗と体温の湿った空気から解放される瞬間だ。
控えから見える遠い観客席。
2人の主人が顔を寄せて、何やら雑談している。
ノイが演舞場から退場する時、アリムは拍子抜けしたように苦笑していた。
期待外れの試合だったのだろうか。
だがノイに取って、勝負の勝ち負けなどどうでもいい事だった。
「……?」
アリムと目が合った気がした。
顔も判別できるかできないか、それくらいの距離だ。気のせいだろうか、と思うが目を離せない。
「ハハッ。」
どうやら気のせいではなかったようだ。
アリムはノイに向かって、手を振っていた。
まさか手を振りかえすわけにもいかず、ノイは小さく頭を下げる。
本来ならば立ち上がって敬礼をすべき場面だが、ノイはそうしなかった。
アリムはきっと気にしないだろうし、ノイは主人が形式張ったことを苦手なことを知っている。だからノイは主人に必要以上の敬意を払わない。
ーー褒美も何もいらない……。
ただ何にも傷つけられず、幸せに過ごしてくれればいい。
はじめは僅かな同情から始まった事だった。
豪華でありながら、冷たいアルバス。
アリムの姿が見えなかったあの日。
『まさか、死んでんのか?』
冷えた空間に寒気を覚えた。
そして無遠慮に寝台を覗き込んだ瞬間、アリムが衣装部屋から現れたのだ。
その瞬間に部屋が温もったのを、ノイは未だに鮮明に覚えている。
柔らかな色のタラーレン。
訝しげに揺れる青い瞳でノイを見つめる、平民だった青年。
はじめは距離を取るつもりだった。
面倒ごとに巻き込まれるのは目に見えていたから。
それなのに、お節介が抑えきれなかったのだ。
『まぁ……。殿下が行きたい時に、行けば良いんっすよ。』
その時の安心し切った笑みが目に焼き付いている。
ぬくもりの正体は一体なんだったのだろうか。
それは……。
「……。」
ノイは自分に苦笑いし、演舞場に立つキシュワールに目を向けた。
ノイが試合を荒らしたせいで、ベルンハルは相当いきり立っている。
そんな中、背筋を真っ直ぐして立っているキシュワールは、どこまでも涼しげだ。
久しぶりにキシュワールが剣をふるう姿に、どうしようもなく胸が躍る。
今となってはいけすかないが、以前はキシュワールの剣に憧れて、夢中になって稽古を見ていた。
「構えっ!」
試合の合図と共に、キシュワールがゆったりと剣を構えた。踏み込みの姿勢を取らないキシュワールの意図を察する。
「あれをやられたら……。」
ノイはアレジャブル屈指の剣士の背中を見つめる。
期待に膨らむ胸を抑えきれず、唇が震えた。
自覚なく、興奮で目が潤む。
「……そうこなくっちゃ…!」
ノイは剣を大きく振り上げ、ベルンハルの騎士の刀身に思い切り打ちつけた。
ガンッと振動が腕に伝わってくる。
「ぐぅっ!」
相手が剣筋を逸らそうと刀身を傾けた。
しかし逃げようとする剣を許さず、その反動を利用してもう一度。
ガンッ!
今度はさらに力を込めて斬りかかる。
相手の目には隠せない動揺が浮かんでいる。ノイが殺気を込めて斬りかかってくる理由がわからないのだろう。
ノイは鼻でその情けなさを笑う。
鳩尾を狙ってくる剣を打ち払い、相手の喉元を狙った。
先程目を狙って次いでの、致命的な箇所だ。
急所を相次いで狙われると思っていなかった騎士は、みっともなく体勢を崩す。
ーー度胸もねぇし、遅ぇ……。
ベルンハル側が口々にノイを罵倒する声が聞こえる。
二度も急所を狙えば、もはや模擬戦の域を超えている。
現に相手の騎士は、すっかりと青ざめ、柄を握る手は微かに震えている。
ノイとの力量の差を理解しているのだ。
ノイは口を大きく歪めて、ニヤリと笑った。
跳躍するように大きく踏み込むと、ぶわりと剣圧で髪の毛が舞う。
ライトグリーンの瞳が、刀身のように輝いた。
「うっ!あっ!」
後退する騎士を追いながら、右に左にと剣を振る。
なんて事のない単調な動きの繰り返し。
だがスピードについてこれなければ、追い詰められてしまう。
時折相手も剣筋を逸らし、ノイの急所を狙おうとするが、ノイはそれを難なく躱した。
ラドルフのかわしにくい剣に慣れている為、その剣筋を退屈にすら感じる。
ーーまだ遊ぶか……それともケリをつけるか……。
そう考えていると、先程耳に届いた、涼やかな声援が脳裏をよぎる。
「……。」
ぶわりと体が何かに慄く。
ノイはその声を切実に求めて、主人の声を探した。
「ノイっ!」
離れた観客席。
雑音に掻き消される、ほんの僅かに聞こえる程度。
主人は確かにノイの名前を呼んでいた。
チラリと彼の方を見れば、主人は身を乗り出して、拳を突き出している。
一瞬だが目が合った。
「……っ!」
脊髄に蕩けるような痺れが駆け上がる。
気がつかないうちにノイは目を細め、甘い声を漏らしていた。
「ハッ……!」
ーーあの時は応援しなかったくせによ。
その力一杯の応援に、ノイの胸が熱くなる。
それと同時に、主人を軽んじた騎士に対して、怒りが湧き上がる。
ノイは彼の腹を思い切り蹴りつけた。
「うわっ!」
大きな悲鳴をあげて、ベルンハルの騎士が吹き飛んだ。
砂ボコリを巻き上げ、体が打ちつけられる音が激しく響く。
何が起きたのか理解できない、行儀の良いベルンハルの騎士達は、呆気に取られて静まり返る。
打ち身も取れずに、何が起きたかわからずに苦悶に顔を歪ませていた騎士が、ハッと大きく目を見開いた。
ノイの殺気だった瞳が、ギラリと光る。
ノイはその頭を目掛けて、剣を振り上げた。
「ノイ!」
焦った声が会場に響いた。ハッとして顔を上げると、今度こそ主人の顔を正面から捉えることができた。
アリムは手摺から体を乗り出し、必死に叫んでいる。
「ステイ!ステイ!!」
焦りのあまりに止める言葉が思いつかなかったのか。アリムは飼い犬を叱るように、手のひらをノイへと向けて、やめるようハンドサインを出す。
ノイは間抜けな主人の仕草に、大きく口を曲げた。
「……はぁぁ?」
「そ、そこまで!」
審判がノイと騎士の間に割って入り、試合の終了を宣言する。
するとベルンハルの騎士達が、一斉に立ち上がって試合に抗議を申し立てた。
「ナトマ卿の試合は、騎士道に反しています!」
「こんなのは試合ではありません!ただの暴力だ!」
ベルンハルの騎士達が、口々にラシードに抗議を申し立てる。
だがラシードは聞こえないふりをして、ニヤニヤと肘をついたままだ。
その口々に上がる抗議に、ノイはフンっと鼻を鳴らした。
その礼をわきまえない態度に、また外野からヤジが上がる。
「ギャアギャア騒ぐんじゃねぇよっ。」
ノイは慣れたもので、それらをひと睨みして黙らせた。
お行儀の良いベルンハルの騎士は、ノイのひと睨みですぐに大人しくなる。
ノイは剣を肩に担ぎ、ツカツカと騎士へと歩み寄る。
未だに立ち上がれない騎士は、ぶるりと体を震わせている。
「俺の負けでいいぜ。」
呆気なく負けを認めるノイに、会場がざわつく。
チラリと観客席を見上げると、アリムはすっかり落ち着いた様子で、椅子に座っていた。
ノイの勝ち負けなど、どうでもいいという様子だ。
ノイはニヤリと笑うと、ベルンハルの騎士を見下ろす。
ノイは対戦相手の目の前に剣を突き立てた。
「……っ!」
「もしかして、見習いか?……テメェに殿下の護衛なんて、無理だったんじゃねぇの?」
「な、なにを……!」
城下街仕込みの巻き舌が、うっかりでてしまった。
そして、ノイの嘲りは、ベルンハル側にしっかりと聞こえていたようだった。
騎士達が一様に怒気を立ち上らせる。
「ナトマ卿!速やかに退場するように!」
審判が鋭い声で圧をかける。
ノイは「承知。」と軽く頷いて、剣を鞘に収めた。
すらりと日の光で輝く刀身が、目に眩しい。
負けを宣言したとしても、ノイの内心は清々しかった。
「……もっと上手くやれないのか。」
選手の控えでは、キシュワールが冷めた目でノイを出迎えた。
見慣れないのは、キシュワールが騎士団服を着ているせいだ。
ノイがキシュワールを知ったのは、すでに彼が親衛隊にいた頃。
キシュワールは第一騎士団長を兼任していたが、常に親衛隊の制服を着用していた。
なのでキシュワールが騎士団服を着ているのを見るのは初めてだった。
「すいません。」
ノイは軽薄に肩をすくめる。
誠意のない元部下の様子を、キシュワールは咎めはしなかった。
キシュワールは立ち上がり、腰に剣を佩く。
誰よりも背筋の伸びた姿は、いつかの頼り甲斐のある親衛隊長だ。試合の開始を告げる声と共に、かつての上司はゆったりとした足取で演舞場へと歩いて行く。
ノイはベンチに腰掛けると、首筋に流れる汗を乱暴に拭った。重たい防具を外し、フゥッと息を吐く。
汗と体温の湿った空気から解放される瞬間だ。
控えから見える遠い観客席。
2人の主人が顔を寄せて、何やら雑談している。
ノイが演舞場から退場する時、アリムは拍子抜けしたように苦笑していた。
期待外れの試合だったのだろうか。
だがノイに取って、勝負の勝ち負けなどどうでもいい事だった。
「……?」
アリムと目が合った気がした。
顔も判別できるかできないか、それくらいの距離だ。気のせいだろうか、と思うが目を離せない。
「ハハッ。」
どうやら気のせいではなかったようだ。
アリムはノイに向かって、手を振っていた。
まさか手を振りかえすわけにもいかず、ノイは小さく頭を下げる。
本来ならば立ち上がって敬礼をすべき場面だが、ノイはそうしなかった。
アリムはきっと気にしないだろうし、ノイは主人が形式張ったことを苦手なことを知っている。だからノイは主人に必要以上の敬意を払わない。
ーー褒美も何もいらない……。
ただ何にも傷つけられず、幸せに過ごしてくれればいい。
はじめは僅かな同情から始まった事だった。
豪華でありながら、冷たいアルバス。
アリムの姿が見えなかったあの日。
『まさか、死んでんのか?』
冷えた空間に寒気を覚えた。
そして無遠慮に寝台を覗き込んだ瞬間、アリムが衣装部屋から現れたのだ。
その瞬間に部屋が温もったのを、ノイは未だに鮮明に覚えている。
柔らかな色のタラーレン。
訝しげに揺れる青い瞳でノイを見つめる、平民だった青年。
はじめは距離を取るつもりだった。
面倒ごとに巻き込まれるのは目に見えていたから。
それなのに、お節介が抑えきれなかったのだ。
『まぁ……。殿下が行きたい時に、行けば良いんっすよ。』
その時の安心し切った笑みが目に焼き付いている。
ぬくもりの正体は一体なんだったのだろうか。
それは……。
「……。」
ノイは自分に苦笑いし、演舞場に立つキシュワールに目を向けた。
ノイが試合を荒らしたせいで、ベルンハルは相当いきり立っている。
そんな中、背筋を真っ直ぐして立っているキシュワールは、どこまでも涼しげだ。
久しぶりにキシュワールが剣をふるう姿に、どうしようもなく胸が躍る。
今となってはいけすかないが、以前はキシュワールの剣に憧れて、夢中になって稽古を見ていた。
「構えっ!」
試合の合図と共に、キシュワールがゆったりと剣を構えた。踏み込みの姿勢を取らないキシュワールの意図を察する。
「あれをやられたら……。」
ノイはアレジャブル屈指の剣士の背中を見つめる。
期待に膨らむ胸を抑えきれず、唇が震えた。
自覚なく、興奮で目が潤む。
「……そうこなくっちゃ…!」
あなたにおすすめの小説
ざまぁされたチョロ可愛い王子様は、俺が貰ってあげますね
ヒラヲ
BL
「オーレリア・キャクストン侯爵令嬢! この時をもって、そなたとの婚約を破棄する!」
オーレリアに嫌がらせを受けたというエイミーの言葉を真に受けた僕は、王立学園の卒業パーティーで婚約破棄を突き付ける。
しかし、突如現れた隣国の第一王子がオーレリアに婚約を申し込み、嫌がらせはエイミーの自作自演であることが発覚する。
その結果、僕は冤罪による断罪劇の責任を取らされることになってしまった。
「どうして僕がこんな目に遭わなければならないんだ!?」
卒業パーティーから一ヶ月後、王位継承権を剥奪された僕は王都を追放され、オールディス辺境伯領へと送られる。
見習い騎士として一からやり直すことになった僕に、指導係の辺境伯子息アイザックがやたら絡んでくるようになって……?
追放先の辺境伯子息×ざまぁされたナルシスト王子様
悪役令嬢を断罪しようとしてざまぁされた王子の、その後を書いたBL作品です。
あと一度だけでもいいから君に会いたい
藤雪たすく
BL
異世界に転生し、冒険者ギルドの雑用係として働き始めてかれこれ10年ほど経つけれど……この世界のご飯は素材を生かしすぎている。
いまだ食事に馴染めず米が恋しすぎてしまった為、とある冒険者さんの事が気になって仕方がなくなってしまった。
もう一度あの人に会いたい。あと一度でもあの人と会いたい。
※他サイト投稿済み作品を改題、修正したものになります
黒獅子の愛でる花
なこ
BL
レノアール伯爵家次男のサフィアは、伯爵家の中でもとりわけ浮いた存在だ。
中性的で神秘的なその美しさには、誰しもが息を呑んだ。
深い碧眼はどこか憂いを帯びており、見る者を惑わすと言う。
サフィアは密かに、幼馴染の侯爵家三男リヒトと将来を誓い合っていた。
しかし、その誓いを信じて疑うこともなかったサフィアとは裏腹に、リヒトは公爵家へ婿入りしてしまう。
毎日のように愛を囁き続けてきたリヒトの裏切り行為に、サフィアは困惑する。
そんなある日、複雑な想いを抱えて過ごすサフィアの元に、幼い王太子の世話係を打診する知らせが届く。
王太子は、黒獅子と呼ばれ、前国王を王座から引きずり降ろした現王と、その幼馴染である王妃との一人息子だ。
王妃は現在、病で療養中だという。
幼い王太子と、黒獅子の王、王妃の住まう王城で、サフィアはこれまで知ることのなかった様々な感情と直面する。
サフィアと黒獅子の王ライは、二人を取り巻く愛憎の渦に巻き込まれながらも、密かにゆっくりと心を通わせていくが…
夜のカフェで君を待つ
みんと
BL
社会人4年目21歳の湊は夜カフェマロンに行く。
そこで働く凛に一目惚れ。
5歳年上の彼に会うため、毎週2時間もかけてカフェに通い徐々に仲良くなっていくが…
年下攻め ハッピーエンド
天涯孤独になった少年は、元軍人の優しいオジサンと幸せに生きる(第12章終了しました)
ir(いる)
BL
※2025/11 プロローグを追加しました
ファンタジー。最愛の父を亡くした後、恋人(不倫相手)と再婚したい母に騙されて捨てられた12歳の少年。30歳の元軍人の男性との出会いで傷付いた心を癒してもらい、恋(主人公からの片思い)をする物語。
※序盤は主人公が悲しむシーンが多いです。
※主人公と相手が出会うまで、少しかかります(28話)
※BL的展開になるまでに、結構かかる予定です。主人公が恋心を自覚するようでしないのは51話くらい?
※女性は普通に登場しますが、他に明確な相手がいたり、恋愛目線で主人公たちを見ていない人ばかりです。
※同性愛者もいますが、異性愛が主流の世界です。なので主人公は、男なのに男を好きになる自分はおかしいのでは?と悩みます。
※主人公のお相手は、保護者として主人公を温かく見守り、支えたいと思っています。
大嫌いなこの世界で
十時(如月皐)
BL
嫌いなもの。豪華な調度品、山のような美食、惜しげなく晒される媚態……そして、縋り甘えるしかできない弱さ。
豊かな国、ディーディアの王宮で働く凪は笑顔を見せることのない冷たい男だと言われていた。
昔は豊かな暮らしをしていて、傅かれる立場から傅く立場になったのが不満なのだろう、とか、
母親が王の寵妃となり、生まれた娘は王女として暮らしているのに、自分は使用人であるのが我慢ならないのだろうと人々は噂する。
そんな中、凪はひとつの事件に巻き込まれて……。
私が制作した著作物、また、私が依頼し描いていただいたイラスト含め、全ての文章・画像はAI学習、無断転載、無断使用を禁止します。
虐げられている魔術師少年、悪魔召喚に成功したところ国家転覆にも成功する
あかのゆりこ
BL
主人公のグレン・クランストンは天才魔術師だ。ある日、失われた魔術の復活に成功し、悪魔を召喚する。その悪魔は愛と性の悪魔「ドーヴィ」と名乗り、グレンに契約の代償としてまさかの「口づけ」を提示してきた。
領民を守るため、王家に囚われた姉を救うため、グレンは致し方なく自分の唇(もちろん未使用)を差し出すことになる。
***
王家に虐げられて不遇な立場のトラウマ持ち不幸属性主人公がスパダリ系悪魔に溺愛されて幸せになるコメディの皮を被ったそこそこシリアスなお話です。
・ハピエン
・CP左右固定(リバありません)
・三角関係及び当て馬キャラなし(相手違いありません)
です。
べろちゅーすらないキスだけの健全ピュアピュアなお付き合いをお楽しみください。
***
2024.10.18 第二章開幕にあたり、第一章の2話~3話の間に加筆を行いました。小数点付きの話が追加分ですが、別に読まなくても問題はありません。
俺は夜、社長の猫になる
衣草 薫
BL
冤罪で職を追われた葵は、若き社長・鷹宮に拾われる。
ただし条件は――夜は“猫”として過ごすこと。
言葉を話さず、ただ撫でられるだけの奇妙な同居生活。
タワマン高層階の部屋で、葵は距離を崩さない鷹宮に少しずつ惹かれていく。
けれど葵はまだ知らない。自分が拾われた本当の理由を。