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閑話 主人と騎士
②
「なんでっすか?」
「何でって?そんなの、ノイだからに決まってるだろ?」
ノイは何を言われたのかわからないらしく、眉を顰めながら自分の膝に肘をつく。そして少しの間思案顔をした。
アリムは「なんでわからんかね!」と唇を尖らせる。
「俺の名誉の為に戦ってくれただろ!俺の大切な騎士に、それくらいの贈り物をしたいって思うのは、当然だろう?」
「……はぁ……。」
ノイは間抜けな声を漏らすと、アリムの顔を凝視した。
「さっきの夕飯、変なもん入ってたんじゃねぇの?」
「なんでそうなるんだよ!」
「いや、だって。大切な騎士とか言うから。」
ノイは信じられないものを見る目でアリムを見つめる。アリムはその怪訝な顔が心底心外で、肩を怒らせた。
「なんでそんな反応になるんだよ!」
アリムは眉を吊り上げて、ノイの膝をペシペシと叩く。
「いていてっ!」とノイはアリムの手を払いながら、慌てて距離をとった。
ノイは渋面を作りながら膝を撫でる。
「……別に俺がムカついたからやっただけだし。」
「それがありがたいって言ってるの!」
「ふぅん。そんなもんなんすかね。」
不思議そうに首を傾げながら、耳をかくノイ。
人を守ることが常になっている男の態度だ。
アリムは眉を下げて苦笑いする。
「そういうものだよ。今日は本当にありがとう。」
軽く言ったつもりだが、ほんの少し照れて、目元に朱が刺す。
ノイは赤くなったアリムの顔を見て、同じように耳の先を赤くした。
「……うっす。」
「だからさ、ノイの礼服は絶対に作らせてね。嫌じゃなかったら、妹さんと新郎新婦のも。聞いてみてくれる?」
アリムは照れ隠しをするように、目を背けながらパタパタと手を動かした。
「あぁ……。はい。俺とマヤのはお願いします。カヤと旦那さんのはちょっと聞いてみます。」
「うんうん。カヤさんの方は、気を遣わないでと伝えてね。特別な祝い着なんだし、カヤさんの望むようにして欲しいからさ。」
「喜ぶんじゃねぇかな。」
「どうかな?そうだと嬉しいんだけど。もし祝い着を贈ることができなくても、一等特別なタラーレンは贈るよ!」
「そしたらさ、俺、あれがいいっす。あの鳥のやつ。」
ノイの申し出に、アリムはキョトンっと目を丸くした。
「カンザの?」
「はい。あれで礼服を作ってください。」
「でもあれは、平民に向けての事業だよ?質はいいんだけどさ。もっと高級なもので……。」
「あれがいいんですけど。」
ノイが食い気味に言葉を被せる。
珍しく食い気味な様子に、アリムはまた目を丸くした。ノイも気まずそうに鼻に皺を寄せて、そろそろと体を引いた。
「ノイがそうしたいなら構わないけど……。」
アリムはコテンッと首を傾げる。
「マヤさんとよく相談してみて。でもカヤさんの婚礼衣装は伝統的なハージーにするからね?」
「……うっす。」
ノイはポリポリと頰をかき、大きめの口を歪めた。ちらりとアリムを見る目には、何ともなしに照れくさそうだ。
いつもは関心の薄いノイが見せた表情に、アリムはフフッと頰を緩めた。
「楽しみにしててね。ノイにも似合う服を用意するよ。」
「……。」
ノイが食い入るようにアリムの瞳を見つめて、黙り込んだ。
ゆらりと、ライトグリーンの瞳に、熱のような何かがが揺らぐ。
「ノイ……?」
その時、さぁっと風が吹き抜けた。
「さむっ!」
夜更けの風は、凍えるほどに冷たい。
アリムは肩を抱いて、ブルリと身震いした。
「あ……。」
ノイが咄嗟に立ち上がり、自分のコートをアリムの肩にかけた。
コートに残っていた、ノイの体温。
長い時間馬に乗っていたせいだろう。
わずかな汗と、石鹸のような甘い香り。
「いいよノイ。寒いだろ?」
アリムは気恥ずかしくなり、ノイにコートを返そうとする。
その時、また風が吹いた。
今度はフワフワと、頬を撫でる程度の柔らかい風。
風はイタズラをするように、二人の髪の毛を揺らす。
「…‥動くなよ。隠れる……。」
「え?」
ノイが手を伸ばして、アリムの髪の毛を摘んだ。
慎重に髪の毛だけに触れ、一筋をそっと耳にかける。耳にも頬にも触れない指先は、器用に髪の毛だけに触れて離れていった。
目が露わになり、アリムの視界がクリアになる。
「ノイ?」
ほんの一瞬。
ノイは目を伏せて、柔らかく微笑んだように見えた。
「……。」
ノイはまたフイっと顔を背けると、立ち上がる。そしておもむろに建物の扉を開けた。
「そろそろお帰りの時間です。」
「ん?そうだね。」
アリムは唐突なノイの行動に、一拍遅れた返事をする。
ノイは折目正しく腰を折ると、丁寧な仕草でアリムを中へと誘導した。
彼らしくない騎士の手本のような行動に、アリムは面食らう。
「どうしたの?」
「そろそろバーリがお戻りになりますから。入浴なさって、ゆっくりとお休みください。」
「ちょっと、どうしたのさ。変なもの食べたの?なんで騎士らしい事してるのさ?」
ノイは片眉を上げて、またフンっと顔を逸らす。
「俺は騎士でございますよ。」
「はぁ?」
「さぁ。バーリがお戻りになる前に、お早く。」
睨みつけられながら中へと入るように催促されれば、アリムの負けん気に火がつく。だが反抗しようとする前に、ノイに本気で睨みつけられてしまった。
目が「去ねっ」と口悪くアリムに命令している。
アリムは渋々と頷いて、屋敷の中へと入ることにした。
「おやすみ、ノイ。」
「おやすみなさいませ。」
扉が閉まる瞬間、ため息混じりの礼儀正しい言葉が返される。
アリムがノイの顔を見ようと振り返った時には、すでに扉は閉まった後だった。
「はぁぁ?」
アリムはあっさりと締め出しを食らったことに唖然とし、ドアの向こうに向かって思い切り不満を吐き出したのだった。
「何でって?そんなの、ノイだからに決まってるだろ?」
ノイは何を言われたのかわからないらしく、眉を顰めながら自分の膝に肘をつく。そして少しの間思案顔をした。
アリムは「なんでわからんかね!」と唇を尖らせる。
「俺の名誉の為に戦ってくれただろ!俺の大切な騎士に、それくらいの贈り物をしたいって思うのは、当然だろう?」
「……はぁ……。」
ノイは間抜けな声を漏らすと、アリムの顔を凝視した。
「さっきの夕飯、変なもん入ってたんじゃねぇの?」
「なんでそうなるんだよ!」
「いや、だって。大切な騎士とか言うから。」
ノイは信じられないものを見る目でアリムを見つめる。アリムはその怪訝な顔が心底心外で、肩を怒らせた。
「なんでそんな反応になるんだよ!」
アリムは眉を吊り上げて、ノイの膝をペシペシと叩く。
「いていてっ!」とノイはアリムの手を払いながら、慌てて距離をとった。
ノイは渋面を作りながら膝を撫でる。
「……別に俺がムカついたからやっただけだし。」
「それがありがたいって言ってるの!」
「ふぅん。そんなもんなんすかね。」
不思議そうに首を傾げながら、耳をかくノイ。
人を守ることが常になっている男の態度だ。
アリムは眉を下げて苦笑いする。
「そういうものだよ。今日は本当にありがとう。」
軽く言ったつもりだが、ほんの少し照れて、目元に朱が刺す。
ノイは赤くなったアリムの顔を見て、同じように耳の先を赤くした。
「……うっす。」
「だからさ、ノイの礼服は絶対に作らせてね。嫌じゃなかったら、妹さんと新郎新婦のも。聞いてみてくれる?」
アリムは照れ隠しをするように、目を背けながらパタパタと手を動かした。
「あぁ……。はい。俺とマヤのはお願いします。カヤと旦那さんのはちょっと聞いてみます。」
「うんうん。カヤさんの方は、気を遣わないでと伝えてね。特別な祝い着なんだし、カヤさんの望むようにして欲しいからさ。」
「喜ぶんじゃねぇかな。」
「どうかな?そうだと嬉しいんだけど。もし祝い着を贈ることができなくても、一等特別なタラーレンは贈るよ!」
「そしたらさ、俺、あれがいいっす。あの鳥のやつ。」
ノイの申し出に、アリムはキョトンっと目を丸くした。
「カンザの?」
「はい。あれで礼服を作ってください。」
「でもあれは、平民に向けての事業だよ?質はいいんだけどさ。もっと高級なもので……。」
「あれがいいんですけど。」
ノイが食い気味に言葉を被せる。
珍しく食い気味な様子に、アリムはまた目を丸くした。ノイも気まずそうに鼻に皺を寄せて、そろそろと体を引いた。
「ノイがそうしたいなら構わないけど……。」
アリムはコテンッと首を傾げる。
「マヤさんとよく相談してみて。でもカヤさんの婚礼衣装は伝統的なハージーにするからね?」
「……うっす。」
ノイはポリポリと頰をかき、大きめの口を歪めた。ちらりとアリムを見る目には、何ともなしに照れくさそうだ。
いつもは関心の薄いノイが見せた表情に、アリムはフフッと頰を緩めた。
「楽しみにしててね。ノイにも似合う服を用意するよ。」
「……。」
ノイが食い入るようにアリムの瞳を見つめて、黙り込んだ。
ゆらりと、ライトグリーンの瞳に、熱のような何かがが揺らぐ。
「ノイ……?」
その時、さぁっと風が吹き抜けた。
「さむっ!」
夜更けの風は、凍えるほどに冷たい。
アリムは肩を抱いて、ブルリと身震いした。
「あ……。」
ノイが咄嗟に立ち上がり、自分のコートをアリムの肩にかけた。
コートに残っていた、ノイの体温。
長い時間馬に乗っていたせいだろう。
わずかな汗と、石鹸のような甘い香り。
「いいよノイ。寒いだろ?」
アリムは気恥ずかしくなり、ノイにコートを返そうとする。
その時、また風が吹いた。
今度はフワフワと、頬を撫でる程度の柔らかい風。
風はイタズラをするように、二人の髪の毛を揺らす。
「…‥動くなよ。隠れる……。」
「え?」
ノイが手を伸ばして、アリムの髪の毛を摘んだ。
慎重に髪の毛だけに触れ、一筋をそっと耳にかける。耳にも頬にも触れない指先は、器用に髪の毛だけに触れて離れていった。
目が露わになり、アリムの視界がクリアになる。
「ノイ?」
ほんの一瞬。
ノイは目を伏せて、柔らかく微笑んだように見えた。
「……。」
ノイはまたフイっと顔を背けると、立ち上がる。そしておもむろに建物の扉を開けた。
「そろそろお帰りの時間です。」
「ん?そうだね。」
アリムは唐突なノイの行動に、一拍遅れた返事をする。
ノイは折目正しく腰を折ると、丁寧な仕草でアリムを中へと誘導した。
彼らしくない騎士の手本のような行動に、アリムは面食らう。
「どうしたの?」
「そろそろバーリがお戻りになりますから。入浴なさって、ゆっくりとお休みください。」
「ちょっと、どうしたのさ。変なもの食べたの?なんで騎士らしい事してるのさ?」
ノイは片眉を上げて、またフンっと顔を逸らす。
「俺は騎士でございますよ。」
「はぁ?」
「さぁ。バーリがお戻りになる前に、お早く。」
睨みつけられながら中へと入るように催促されれば、アリムの負けん気に火がつく。だが反抗しようとする前に、ノイに本気で睨みつけられてしまった。
目が「去ねっ」と口悪くアリムに命令している。
アリムは渋々と頷いて、屋敷の中へと入ることにした。
「おやすみ、ノイ。」
「おやすみなさいませ。」
扉が閉まる瞬間、ため息混じりの礼儀正しい言葉が返される。
アリムがノイの顔を見ようと振り返った時には、すでに扉は閉まった後だった。
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imooo(@imodayosagyo )さんの「再会年下攻め創作BL」の1次創作タグ企画に参加させていただいたツイノベをお話にしたものになります。素敵な表紙絵もimoooさんに描いていただいております。