135 / 232
12章 アルリーシャのヨーク
①
それから一行はベルンハルの元関所を通過し、イートンの村へと馬車を走らせた。
ベルンハルはアレジャブル主要都市の最西端で、そこを抜けると手付かずの田舎らしさが色濃い。
こじんまりとした村の宿で一泊し、もう1日馬車を走らせる。
「疲れていないか?」
そう聞くラシードにも、わずかに疲労の色が見えている。彼はなるべく楽になるように、シャツの前ボタンを開けて首元をくつろげている。
しかし西に行けば行くほど寒さは増すので、しっかりとスカーフは肩にかけていた。
「大丈夫。でもやっぱり座りっぱなしはキツイね。」
アリムは窓の外に目をやり、陽の眩しさに目を細めた。
今日は天気も良くて風も弱い。馬を走らせるには最高の天気だった。
一度ラシードに馬に乗せて欲しいと強請った所「急襲の可能性もあるからだめだ」と却下された。
「今日で目的地に着く。宿は近くの村にとったから、お前はそこで待っていなさい。」
ラシードはそういうと、首を傾げる。
「本当に行かなくていいのか?」
その問いにアリムは頷いた。
「……うん。イートンの村には行かない。」
「そうか。ライにはお前が宿屋にいることを伝えるよ。来てもらえるように頼んでおこう。」
「ありがとう。」
アリムは頷きながら、不安げに瞳を揺らした。
ライはきっと来てくれるだろう。
だが彼に何と伝えればいいのだろうか。
本当ならばヨークが来てくれるのが一番だったが、彼とアリムは面識がない事になっている。
それもこれも、あの時イートンの村の入り口で、アリムが大立ち回りをしたせいだ。
あの時にヤービルの後継者を名乗っていなければ、素性を隠すためにヨークとの関係を隠す必要はなかったのに。
だが誰が予想しただろうか。
アルリーシャの首長の後継者が、まさかアレジャブルの妃になるなどと。
だから今アリムがヨークと連絡を取ることができないのは、決してアリムのせいではないはずだ。
「何か不安か?」
「うん?」
「そんな顔をしている。」
宥めるような仕草で肩を抱き寄せられると、自然と不安がほぐれていく。
アリムは促されるままに肩に頭を乗せると、フゥッと目を閉じた。
「嫌な記憶を思い出すなら、ライに会わなくても構わないんだぞ?」
「そんな事ないよ。ライおじさんにも会いたいし。来てくれるように伝えてくれる?」
「もちろんだ。必ず伝えるよ。」
アリムはラシードの柔らかな声音にホゥと息を吐き、首筋に頰を擦り寄せた。
時間があれば甘えたくなり、引き寄せられるように体をくっつける。
イートンの村に近づくにつれて不安は増してくるが、ラシードに微笑まれるとその不安も解けていく。
「護衛にキシュワールとイーサンを連れて行くが、良いか?」
「もちろん。二人だけで大丈夫なの?」
「ああ。」
ラシードは軽く頷くと、くるりと人差し指を回した。
「イートンの村で何か起きる訳もないし、起きたとしても悋気の強い守りがいるからな。」
けろりとした様子に、アリムは目を丸くする。
「呆れた。あれだけ邪険に扱ってるのに、そういう時だけは利用するんだね。」
「……そう言われると、まぁ……そうだが。」
「俺以外には冷たい所あるよねぇ。昔はそんな感じじゃなかったのに。」
「昔は?」
ラシードはアリムの言葉に声を跳ね上げた。
アリムはビクッと震え上がり、ハッとラシードを見上げる。
「……会ったことがあったか?」
ラシードはアリムの反応をじっと見定めるように見つめている。
ーーしまった……。
「い、言ってるじゃないか!俺も当時西域にいて、ラシードの支援にはとても助けられたって!」
以前話したことがあったはずだ。当時王太子だったラシードが、侵略の復興を支援していた時、アリムも西域にいたということを。
「……いや、直接会った事はないか?」
ラシードはジッとアリムを見つめ、更に言い募った。
何か確信めいた、真っ直ぐな瞳。
内心でぶるりと震え上がる。
ーーな、何が言いたいんだよ……?
アリムの心臓がバクバクと跳ね上がる。
「俺は昔……。」
「わっ!!」
ラシードの言葉が終わるより早く、アリムの口から悲鳴が漏れ出た。
ガタンッと大きく馬車が揺れる。
「うっ!」
ガタガタッと激しい音を立てて、馬車が何度が上下する。
ラシードは咄嗟にアリムを抱き寄せ、頭を庇った。
「歯を食いしばれ……。」
くぐもった声で注意を促され、アリムは慌てて奥歯を噛み締める。
ようやく馬車が静けさを取り戻すと、御者台の窓が開いて、ノイが顔を覗かせた。
「大丈夫ですか?」
「どうしたんだ。」
ノイの軽い調子から、急襲ではないと察したのか。
ラシードが、肩の力を抜く。
ノイは肩をすくめると、チラリと前方に視線をやった。
「雨上がりらしくて、道がかなり悪いです。しばらくこんな道が続きます。」
「御者は誰だ。」
「イーサンでございます。」
イーサンが声だけで返事をする。
「道が悪いので、ラドルフに御者を替えようと思います。よろしいでしょうか。」
「そうしてくれ。」
「一度馬車を止めます。」
ラシードは頷くと、アリムに「怪我はないか?」と確認する。
アリムは頷くと、窓の外に目をやった。
恐らく局地的な雨だったのだろう。
夜の寒さで泥が凍り、日の光で溶けた地面はぬかるんでいる。
冬を前にしたこの地方では、よくある事だった。こうなると馬に乗るのも一苦労だ。
「御者はエタンじゃダメなの?」
「馬車の操作は、ラドルフが一番上手い。スピードを間違えて脱輪しては大変だからな。」
「へえ。」
アリムは意外な特技に目を丸くする。
すぐに馬車は停車して、御者が交代した。窓から顔を覗かせたラドルフが「安全運転に努めます!」と明るく笑う。
ラシードはプッと吹き出して「任せよう。」と大仰に頷く。
王の前でも常に明るいラドルフに、アリムもフフッと笑みを漏らした。
馬車がゆっくりと走り始める。
先程よりも馬のスピードは落ちたが、体が跳ね上がる程の衝撃はなくなった。
それでも話をしていると舌を噛むかもしれないので、二人はそれっきり口を閉ざす。
時折戯れに髪を引っ張られたり、指を絡め取られたり。
悪戯に襟元から指が入り込もうとした時には、流石にギュッと手の甲をつねり上げる。
「っ!」
アリムはジロリとラシードを睨みつけて、背を向けた。
ーー話が曖昧になって良かった……。
アリムはホッとしながら、窓の外を見る。
ラシードはあの時の子供が、アリムだと気付いているのだろうか。
ーーどこまでラシードに話していいのだろうか。
ヨークは徹底してアリムを隠そうとした。だがアリルスタンの事がバレた今、あの時の子供が自分だと知られても不思議ではない。
あの時吹いた突風は、自然のものじゃなかった。ーー
脳裏に焼きつくアルリーシャの声。
『ヤービル様!アルリーシャの独立を!』
『王国の無体に屈するわけにはいきません!独立を!』
『我々の王に!ヤービル様!』
あの時叔父は、間違いなくアリムを見つめていた。
自分の先が長くない事、そしてアリルスタンが星神である事を知っていたのだろうか。
あの時ヤービルは、アリムが王位を簒奪する事を望んでいたのだろうか。
『私憤に駆られて、復讐をしてはならない。』
アリムはブルブルと首を振った。
叔父はそんな事を望んではいない。反乱の旗頭にさせないために、アリムを王都へと送り出し、アルリーシャの名前まで捨てさせたのだ。
だからアリムが、アルリーシャの地に足を踏み入れる事は二度とない。
それにもう10年が経ったのだ。
僅かに頭をもたげていた反逆の芽も、すでに枯れている事だろう。
アリムは自分にそう言い聞かせる。
ーー何も起きやしない……。
ベルンハルはアレジャブル主要都市の最西端で、そこを抜けると手付かずの田舎らしさが色濃い。
こじんまりとした村の宿で一泊し、もう1日馬車を走らせる。
「疲れていないか?」
そう聞くラシードにも、わずかに疲労の色が見えている。彼はなるべく楽になるように、シャツの前ボタンを開けて首元をくつろげている。
しかし西に行けば行くほど寒さは増すので、しっかりとスカーフは肩にかけていた。
「大丈夫。でもやっぱり座りっぱなしはキツイね。」
アリムは窓の外に目をやり、陽の眩しさに目を細めた。
今日は天気も良くて風も弱い。馬を走らせるには最高の天気だった。
一度ラシードに馬に乗せて欲しいと強請った所「急襲の可能性もあるからだめだ」と却下された。
「今日で目的地に着く。宿は近くの村にとったから、お前はそこで待っていなさい。」
ラシードはそういうと、首を傾げる。
「本当に行かなくていいのか?」
その問いにアリムは頷いた。
「……うん。イートンの村には行かない。」
「そうか。ライにはお前が宿屋にいることを伝えるよ。来てもらえるように頼んでおこう。」
「ありがとう。」
アリムは頷きながら、不安げに瞳を揺らした。
ライはきっと来てくれるだろう。
だが彼に何と伝えればいいのだろうか。
本当ならばヨークが来てくれるのが一番だったが、彼とアリムは面識がない事になっている。
それもこれも、あの時イートンの村の入り口で、アリムが大立ち回りをしたせいだ。
あの時にヤービルの後継者を名乗っていなければ、素性を隠すためにヨークとの関係を隠す必要はなかったのに。
だが誰が予想しただろうか。
アルリーシャの首長の後継者が、まさかアレジャブルの妃になるなどと。
だから今アリムがヨークと連絡を取ることができないのは、決してアリムのせいではないはずだ。
「何か不安か?」
「うん?」
「そんな顔をしている。」
宥めるような仕草で肩を抱き寄せられると、自然と不安がほぐれていく。
アリムは促されるままに肩に頭を乗せると、フゥッと目を閉じた。
「嫌な記憶を思い出すなら、ライに会わなくても構わないんだぞ?」
「そんな事ないよ。ライおじさんにも会いたいし。来てくれるように伝えてくれる?」
「もちろんだ。必ず伝えるよ。」
アリムはラシードの柔らかな声音にホゥと息を吐き、首筋に頰を擦り寄せた。
時間があれば甘えたくなり、引き寄せられるように体をくっつける。
イートンの村に近づくにつれて不安は増してくるが、ラシードに微笑まれるとその不安も解けていく。
「護衛にキシュワールとイーサンを連れて行くが、良いか?」
「もちろん。二人だけで大丈夫なの?」
「ああ。」
ラシードは軽く頷くと、くるりと人差し指を回した。
「イートンの村で何か起きる訳もないし、起きたとしても悋気の強い守りがいるからな。」
けろりとした様子に、アリムは目を丸くする。
「呆れた。あれだけ邪険に扱ってるのに、そういう時だけは利用するんだね。」
「……そう言われると、まぁ……そうだが。」
「俺以外には冷たい所あるよねぇ。昔はそんな感じじゃなかったのに。」
「昔は?」
ラシードはアリムの言葉に声を跳ね上げた。
アリムはビクッと震え上がり、ハッとラシードを見上げる。
「……会ったことがあったか?」
ラシードはアリムの反応をじっと見定めるように見つめている。
ーーしまった……。
「い、言ってるじゃないか!俺も当時西域にいて、ラシードの支援にはとても助けられたって!」
以前話したことがあったはずだ。当時王太子だったラシードが、侵略の復興を支援していた時、アリムも西域にいたということを。
「……いや、直接会った事はないか?」
ラシードはジッとアリムを見つめ、更に言い募った。
何か確信めいた、真っ直ぐな瞳。
内心でぶるりと震え上がる。
ーーな、何が言いたいんだよ……?
アリムの心臓がバクバクと跳ね上がる。
「俺は昔……。」
「わっ!!」
ラシードの言葉が終わるより早く、アリムの口から悲鳴が漏れ出た。
ガタンッと大きく馬車が揺れる。
「うっ!」
ガタガタッと激しい音を立てて、馬車が何度が上下する。
ラシードは咄嗟にアリムを抱き寄せ、頭を庇った。
「歯を食いしばれ……。」
くぐもった声で注意を促され、アリムは慌てて奥歯を噛み締める。
ようやく馬車が静けさを取り戻すと、御者台の窓が開いて、ノイが顔を覗かせた。
「大丈夫ですか?」
「どうしたんだ。」
ノイの軽い調子から、急襲ではないと察したのか。
ラシードが、肩の力を抜く。
ノイは肩をすくめると、チラリと前方に視線をやった。
「雨上がりらしくて、道がかなり悪いです。しばらくこんな道が続きます。」
「御者は誰だ。」
「イーサンでございます。」
イーサンが声だけで返事をする。
「道が悪いので、ラドルフに御者を替えようと思います。よろしいでしょうか。」
「そうしてくれ。」
「一度馬車を止めます。」
ラシードは頷くと、アリムに「怪我はないか?」と確認する。
アリムは頷くと、窓の外に目をやった。
恐らく局地的な雨だったのだろう。
夜の寒さで泥が凍り、日の光で溶けた地面はぬかるんでいる。
冬を前にしたこの地方では、よくある事だった。こうなると馬に乗るのも一苦労だ。
「御者はエタンじゃダメなの?」
「馬車の操作は、ラドルフが一番上手い。スピードを間違えて脱輪しては大変だからな。」
「へえ。」
アリムは意外な特技に目を丸くする。
すぐに馬車は停車して、御者が交代した。窓から顔を覗かせたラドルフが「安全運転に努めます!」と明るく笑う。
ラシードはプッと吹き出して「任せよう。」と大仰に頷く。
王の前でも常に明るいラドルフに、アリムもフフッと笑みを漏らした。
馬車がゆっくりと走り始める。
先程よりも馬のスピードは落ちたが、体が跳ね上がる程の衝撃はなくなった。
それでも話をしていると舌を噛むかもしれないので、二人はそれっきり口を閉ざす。
時折戯れに髪を引っ張られたり、指を絡め取られたり。
悪戯に襟元から指が入り込もうとした時には、流石にギュッと手の甲をつねり上げる。
「っ!」
アリムはジロリとラシードを睨みつけて、背を向けた。
ーー話が曖昧になって良かった……。
アリムはホッとしながら、窓の外を見る。
ラシードはあの時の子供が、アリムだと気付いているのだろうか。
ーーどこまでラシードに話していいのだろうか。
ヨークは徹底してアリムを隠そうとした。だがアリルスタンの事がバレた今、あの時の子供が自分だと知られても不思議ではない。
あの時吹いた突風は、自然のものじゃなかった。ーー
脳裏に焼きつくアルリーシャの声。
『ヤービル様!アルリーシャの独立を!』
『王国の無体に屈するわけにはいきません!独立を!』
『我々の王に!ヤービル様!』
あの時叔父は、間違いなくアリムを見つめていた。
自分の先が長くない事、そしてアリルスタンが星神である事を知っていたのだろうか。
あの時ヤービルは、アリムが王位を簒奪する事を望んでいたのだろうか。
『私憤に駆られて、復讐をしてはならない。』
アリムはブルブルと首を振った。
叔父はそんな事を望んではいない。反乱の旗頭にさせないために、アリムを王都へと送り出し、アルリーシャの名前まで捨てさせたのだ。
だからアリムが、アルリーシャの地に足を踏み入れる事は二度とない。
それにもう10年が経ったのだ。
僅かに頭をもたげていた反逆の芽も、すでに枯れている事だろう。
アリムは自分にそう言い聞かせる。
ーー何も起きやしない……。
あなたにおすすめの小説
ざまぁされたチョロ可愛い王子様は、俺が貰ってあげますね
ヒラヲ
BL
「オーレリア・キャクストン侯爵令嬢! この時をもって、そなたとの婚約を破棄する!」
オーレリアに嫌がらせを受けたというエイミーの言葉を真に受けた僕は、王立学園の卒業パーティーで婚約破棄を突き付ける。
しかし、突如現れた隣国の第一王子がオーレリアに婚約を申し込み、嫌がらせはエイミーの自作自演であることが発覚する。
その結果、僕は冤罪による断罪劇の責任を取らされることになってしまった。
「どうして僕がこんな目に遭わなければならないんだ!?」
卒業パーティーから一ヶ月後、王位継承権を剥奪された僕は王都を追放され、オールディス辺境伯領へと送られる。
見習い騎士として一からやり直すことになった僕に、指導係の辺境伯子息アイザックがやたら絡んでくるようになって……?
追放先の辺境伯子息×ざまぁされたナルシスト王子様
悪役令嬢を断罪しようとしてざまぁされた王子の、その後を書いたBL作品です。
あと一度だけでもいいから君に会いたい
藤雪たすく
BL
異世界に転生し、冒険者ギルドの雑用係として働き始めてかれこれ10年ほど経つけれど……この世界のご飯は素材を生かしすぎている。
いまだ食事に馴染めず米が恋しすぎてしまった為、とある冒険者さんの事が気になって仕方がなくなってしまった。
もう一度あの人に会いたい。あと一度でもあの人と会いたい。
※他サイト投稿済み作品を改題、修正したものになります
黒獅子の愛でる花
なこ
BL
レノアール伯爵家次男のサフィアは、伯爵家の中でもとりわけ浮いた存在だ。
中性的で神秘的なその美しさには、誰しもが息を呑んだ。
深い碧眼はどこか憂いを帯びており、見る者を惑わすと言う。
サフィアは密かに、幼馴染の侯爵家三男リヒトと将来を誓い合っていた。
しかし、その誓いを信じて疑うこともなかったサフィアとは裏腹に、リヒトは公爵家へ婿入りしてしまう。
毎日のように愛を囁き続けてきたリヒトの裏切り行為に、サフィアは困惑する。
そんなある日、複雑な想いを抱えて過ごすサフィアの元に、幼い王太子の世話係を打診する知らせが届く。
王太子は、黒獅子と呼ばれ、前国王を王座から引きずり降ろした現王と、その幼馴染である王妃との一人息子だ。
王妃は現在、病で療養中だという。
幼い王太子と、黒獅子の王、王妃の住まう王城で、サフィアはこれまで知ることのなかった様々な感情と直面する。
サフィアと黒獅子の王ライは、二人を取り巻く愛憎の渦に巻き込まれながらも、密かにゆっくりと心を通わせていくが…
天涯孤独になった少年は、元軍人の優しいオジサンと幸せに生きる(第12章終了しました)
ir(いる)
BL
※2025/11 プロローグを追加しました
ファンタジー。最愛の父を亡くした後、恋人(不倫相手)と再婚したい母に騙されて捨てられた12歳の少年。30歳の元軍人の男性との出会いで傷付いた心を癒してもらい、恋(主人公からの片思い)をする物語。
※序盤は主人公が悲しむシーンが多いです。
※主人公と相手が出会うまで、少しかかります(28話)
※BL的展開になるまでに、結構かかる予定です。主人公が恋心を自覚するようでしないのは51話くらい?
※女性は普通に登場しますが、他に明確な相手がいたり、恋愛目線で主人公たちを見ていない人ばかりです。
※同性愛者もいますが、異性愛が主流の世界です。なので主人公は、男なのに男を好きになる自分はおかしいのでは?と悩みます。
※主人公のお相手は、保護者として主人公を温かく見守り、支えたいと思っています。
大嫌いなこの世界で
十時(如月皐)
BL
嫌いなもの。豪華な調度品、山のような美食、惜しげなく晒される媚態……そして、縋り甘えるしかできない弱さ。
豊かな国、ディーディアの王宮で働く凪は笑顔を見せることのない冷たい男だと言われていた。
昔は豊かな暮らしをしていて、傅かれる立場から傅く立場になったのが不満なのだろう、とか、
母親が王の寵妃となり、生まれた娘は王女として暮らしているのに、自分は使用人であるのが我慢ならないのだろうと人々は噂する。
そんな中、凪はひとつの事件に巻き込まれて……。
私が制作した著作物、また、私が依頼し描いていただいたイラスト含め、全ての文章・画像はAI学習、無断転載、無断使用を禁止します。
夜のカフェで君を待つ
みんと
BL
社会人4年目21歳の湊は夜カフェマロンに行く。
そこで働く凛に一目惚れ。
5歳年上の彼に会うため、毎週2時間もかけてカフェに通い徐々に仲良くなっていくが…
年下攻め ハッピーエンド
虐げられている魔術師少年、悪魔召喚に成功したところ国家転覆にも成功する
あかのゆりこ
BL
主人公のグレン・クランストンは天才魔術師だ。ある日、失われた魔術の復活に成功し、悪魔を召喚する。その悪魔は愛と性の悪魔「ドーヴィ」と名乗り、グレンに契約の代償としてまさかの「口づけ」を提示してきた。
領民を守るため、王家に囚われた姉を救うため、グレンは致し方なく自分の唇(もちろん未使用)を差し出すことになる。
***
王家に虐げられて不遇な立場のトラウマ持ち不幸属性主人公がスパダリ系悪魔に溺愛されて幸せになるコメディの皮を被ったそこそこシリアスなお話です。
・ハピエン
・CP左右固定(リバありません)
・三角関係及び当て馬キャラなし(相手違いありません)
です。
べろちゅーすらないキスだけの健全ピュアピュアなお付き合いをお楽しみください。
***
2024.10.18 第二章開幕にあたり、第一章の2話~3話の間に加筆を行いました。小数点付きの話が追加分ですが、別に読まなくても問題はありません。
試情のΩは番えない
metta
BL
発情時の匂いが強すぎる体質のフィアルカは、オメガであるにもかかわらず、アルファに拒絶され続け「政略婚に使えないオメガはいらない」と家から放逐されることになった。寄る辺のなかったフィアルカは、幼い頃から主治医だった医師に誘われ、その強い匂いを利用して他のアルファとオメガが番になる手助けをしながら暮らしていた。
しかし医師が金を貰って、オメガ達を望まない番にしていたいう罪で捕まり、フィアルカは自分の匂いで望まない番となってしまった者がいるということを知る。
その事実に打ちひしがれるフィアルカに命じられた罰は、病にかかったアルファの青年の世話、そして青年との間に子を設けることだった。
フィアルカは青年に「罪びとのオメガ」だと罵られ拒絶されてしまうが、青年の拒絶は病をフィアルカに移さないためのものだと気づいたフィアルカは献身的に青年に仕え、やがて心を通わせていくがー一
病の青年α×発情の強すぎるΩ
紆余曲折ありますがハピエンです。
imooo(@imodayosagyo )さんの「再会年下攻め創作BL」の1次創作タグ企画に参加させていただいたツイノベをお話にしたものになります。素敵な表紙絵もimoooさんに描いていただいております。