19 / 22
19.野営
しおりを挟む
俺達は次の目的地を南大陸に決め、南大陸へ渡るための船を求めアトラティアのすぐ南にあるポートサウスに向かっている途中だった。
海沿いを2日の道のりでここで休んで明日到着の予定だ。
「アリス、悪いが周辺の魔物見てきてくれ。
この辺りは夜行性が多いからな。
安心して眠る為にも数を減らしておこう。」
俺が言うとアリスが頷いた。
「どのくらい?」
「ランクが高そうな奴を適当に倒せば良いからそうだな・・・近場にいる半数って所かな。」
俺が言うとアリスは頷いて走り出す。
「ちょっと待ちなさいよ!私も行くわ!」
シャルロッテがそう言ってアリスに付いて走って行った。
ロロナは物凄く心配そうな顔で付いていきたそうな顔をしつつも俺の方を見た。
「ロロナは俺と野営の設営を頼む。
俺がテント立てるからその間にそこらの石で窯を作ってくれ。」
「かしこまりました。」
俺がそう言うと周囲の石を集めにロロナがキョロキョロと周りを見渡しながら歩き始める。
俺の方はストレージからテントの組み立てセットを取り出してそれを慣れた手付きで組み立てていく。
しかし、完成した所で重大なミスに気がついた。
俺達は今まで2人旅で同じテントを使っていた。
一応このテントは4人入れるし4人でも広々としたテントだ。
が、シャルロッテは公爵令嬢。
男と寝るなんて良くないだろう。
だが、俺はこのテントしか持ってないしな。
どうしたものか。
「どうかされましたか?オズ様。」
「あぁ、ロロナか。
ロロナ、テントは持ってないか?」
俺が聞くと1つ立ってるテントを見て気づいたのか納得した顔をする。
「申し訳ありません。
テントの持ち合わせは・・・ですが、心配は無用かと。
仮に2つ用意したとしてもお嬢様は同じテントを選ばれるでしょう。
お嬢様はそう言う冒険に憧れておりましたから。
『賢者と狼』と言う作品をご存じですか?
賢者様と狼人族の少女が旅をする物語です。
お嬢様はあれを大変お気に召しておりまして。
あの物語の様に皆で仲良く1つのテントで眠るのが夢なのです。
ですから、テントは1つで問題ないかと。」
ロロナがそう言って微笑む。
そう言うものなのか。
まぁ、1つで良いならこちらとしては助かるが・・・
「さてと、それじゃあテントの設営は終わったし・・・」
「窯と水の準備も出来ております。
後はそこら辺から薪を集めて参りますね。」
ロロナがそう言って近くの木が密集している地帯へと歩んでいく。
流石はメイドと言うか自分の仕事を見つけるのが上手いと言うか。
俺がやろうとしている事も含め必要な事を的確にこなしていく。
とても優秀なメイドらしい。
「さてと、それじゃあ俺は周囲に警戒用の罠をはるか。」
そう呟いてセカンドクラスを『トラップメイカー』にした。
このクラスはその名の通り罠を作成して敵を阻害するのが得意なサポート型のクラスだ。
俺は周囲にモンスターが通ると音の鳴る仕掛けを施してキャンプに戻る。
するともうロロナが薪を集め終えて焚き火を作っていた。
火こそ付けてないがもう付ける寸前まで完成していた。
そこで俺達は2人の到着を待つことにした。
海沿いを2日の道のりでここで休んで明日到着の予定だ。
「アリス、悪いが周辺の魔物見てきてくれ。
この辺りは夜行性が多いからな。
安心して眠る為にも数を減らしておこう。」
俺が言うとアリスが頷いた。
「どのくらい?」
「ランクが高そうな奴を適当に倒せば良いからそうだな・・・近場にいる半数って所かな。」
俺が言うとアリスは頷いて走り出す。
「ちょっと待ちなさいよ!私も行くわ!」
シャルロッテがそう言ってアリスに付いて走って行った。
ロロナは物凄く心配そうな顔で付いていきたそうな顔をしつつも俺の方を見た。
「ロロナは俺と野営の設営を頼む。
俺がテント立てるからその間にそこらの石で窯を作ってくれ。」
「かしこまりました。」
俺がそう言うと周囲の石を集めにロロナがキョロキョロと周りを見渡しながら歩き始める。
俺の方はストレージからテントの組み立てセットを取り出してそれを慣れた手付きで組み立てていく。
しかし、完成した所で重大なミスに気がついた。
俺達は今まで2人旅で同じテントを使っていた。
一応このテントは4人入れるし4人でも広々としたテントだ。
が、シャルロッテは公爵令嬢。
男と寝るなんて良くないだろう。
だが、俺はこのテントしか持ってないしな。
どうしたものか。
「どうかされましたか?オズ様。」
「あぁ、ロロナか。
ロロナ、テントは持ってないか?」
俺が聞くと1つ立ってるテントを見て気づいたのか納得した顔をする。
「申し訳ありません。
テントの持ち合わせは・・・ですが、心配は無用かと。
仮に2つ用意したとしてもお嬢様は同じテントを選ばれるでしょう。
お嬢様はそう言う冒険に憧れておりましたから。
『賢者と狼』と言う作品をご存じですか?
賢者様と狼人族の少女が旅をする物語です。
お嬢様はあれを大変お気に召しておりまして。
あの物語の様に皆で仲良く1つのテントで眠るのが夢なのです。
ですから、テントは1つで問題ないかと。」
ロロナがそう言って微笑む。
そう言うものなのか。
まぁ、1つで良いならこちらとしては助かるが・・・
「さてと、それじゃあテントの設営は終わったし・・・」
「窯と水の準備も出来ております。
後はそこら辺から薪を集めて参りますね。」
ロロナがそう言って近くの木が密集している地帯へと歩んでいく。
流石はメイドと言うか自分の仕事を見つけるのが上手いと言うか。
俺がやろうとしている事も含め必要な事を的確にこなしていく。
とても優秀なメイドらしい。
「さてと、それじゃあ俺は周囲に警戒用の罠をはるか。」
そう呟いてセカンドクラスを『トラップメイカー』にした。
このクラスはその名の通り罠を作成して敵を阻害するのが得意なサポート型のクラスだ。
俺は周囲にモンスターが通ると音の鳴る仕掛けを施してキャンプに戻る。
するともうロロナが薪を集め終えて焚き火を作っていた。
火こそ付けてないがもう付ける寸前まで完成していた。
そこで俺達は2人の到着を待つことにした。
0
あなたにおすすめの小説
荷物持ちを追放したら、酷い目にあった件について。
しばたろう
ファンタジー
無能だと思い込み、荷物持ちのレンジャーを追放した戦士アレクス。
しかし――
彼が切り捨てた仲間こそが、
実はパーティを陰で支えていたレアスキル持ちだった。
事実に気づいた時にはもう遅い。
道に迷い、魔獣に襲われ、些細な任務すらまともにこなせない。
“荷物持ちがいなくなった瞬間”から、
アレクスの日常は静かに崩壊していく。
短絡的な判断で、かけがえのない存在を手放した戦士。
そんな彼と再び肩を並べることになったのは――
美しいのに中二が暴走する魔法使い
ノー天気で鈍感な僧侶
そして天性の才を秘めた愛くるしい弟子レンジャー
かつての仲間たちと共に、アレクスはもう一度歩き出す。
自らの愚かさと向き合い、後悔し、懺悔し、それでも進むために。
これは、
“間違いを犯した男が、仲間と共に再び立ち上がる”
再生の物語である。
《小説家になろうにも投稿しています》
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
聖女として召還されたのにフェンリルをテイムしたら追放されましたー腹いせに快適すぎる森に引きこもって我慢していた事色々好き放題してやります!
ふぃえま
ファンタジー
「勝手に呼び出して無茶振りしたくせに自分達に都合の悪い聖獣がでたら責任追及とか狡すぎません?
せめて裏で良いから謝罪の一言くらいあるはずですよね?」
不況の中、なんとか内定をもぎ取った会社にやっと慣れたと思ったら異世界召還されて勝手に聖女にされました、佐藤です。いや、元佐藤か。
実は今日、なんか国を守る聖獣を召還せよって言われたからやったらフェンリルが出ました。
あんまりこういうの詳しくないけど確か超強いやつですよね?
なのに周りの反応は正反対!
なんかめっちゃ裏切り者とか怒鳴られてロープグルグル巻きにされました。
勝手にこっちに連れて来たりただでさえ難しい聖獣召喚にケチつけたり……なんかもうこの人たち助けなくてもバチ当たりませんよね?
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
【完結】悪役令嬢ですが、元官僚スキルで断罪も陰謀も処理します。
かおり
ファンタジー
異世界で悪役令嬢に転生した元官僚。婚約破棄? 断罪? 全部ルールと書類で処理します。
謝罪してないのに謝ったことになる“限定謝罪”で、婚約者も貴族も黙らせる――バリキャリ令嬢の逆転劇!
※読んでいただき、ありがとうございます。ささやかな物語ですが、どこか少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる