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手をあげる陛下への拒絶
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バシッ
許嫁の関係を始めてから10年くらい経つが今まで叩かれた事は一度も無かった。
手を出される事はあるけど、叩かれたのは初めてだ。
あっ…と手を出した事に我にかえった陛下だったが、もう私に手を出したという事実は消えない。一生。
「すまない…」と陛下は言うが、私は何も言わなかった。押し倒されたままの状態で目を横に向け、陛下を見ようとはしなかった。
そのまま、時間が経過していく…。
「ソマリア…」と声を掛けてくるが、私は話したくなかった。無言のまま窓の外を見続けていた。
でも、このままでは何も解決しないと思い、体を起こし、陛下と向き合った。
「本当にすまない」と頭を下げ、謝るが、そんな事はどうでも良かった。
ただ、会えば体を求めてくる事が許せなかった。
欲。といってしまえば終わりなのだが、私は娼婦でもなんでも無い。
「陛下は、私を愛してますか?」
「あぁ、もちろん!もちろん愛している!だから…求めてしまう。それは悪い事か?」
「そうですか…」
やはり陛下は私が好きと言うより、体を欲してるだけなんだ…と改めて確認してしまったら、婚約を破棄したくなった…。
ただ、それをこの場で言っても私の戯言として握り潰されてしまう。
もっと、重要な場所でそれを打ち明けるのが良いと思い、グッと堪えた。
こんな場面でも陛下は私に迫ろうとしてきた、肩に手を置き、キスしようとする…。
こんな人が旦那になるなんて、耐えられるはずが無い。
「やめて!」
明確に拒否をし、ベットから逃げた。
逃げる私に陛下はつかつかと迫り、一度、また一度と頬を叩いた。
一度、手をあげた後だからか、躊躇なく手をあげる。
そして、私の体を壁に押しつけ、両手を上に上げ、壁に押し付ける形で抵抗できないようにさせた。
「愛してると言っただろうが!何故、私に許さない?お前は来年、私の妻になるはずだろう!だったら私に体を許せ!」
と、大声で怒鳴り、また迫ってきた。
陛下の顔が怒りからか赤く、理性を抑え切れてない感じに見え、恐怖を感じる。
必死に手を振り解こうとしても強く押し付けられ、どうにも出来ない…。
そのまま、また唇を重ねる。
足をバタバタさせ、嫌だと意思表示するが、そんな姿を陛下は見ている訳もなく…。
重ねた唇に舌を入れようと何度も何度も入れてくる。
入れられないよう口を貝のように閉じているが、足の間に陛下の足を入れられ、そのまま大事な部分を刺激し始めた。
「あっ…」と軽く吐息とともに開いた口に舌が入ってきた…。
入れてきた舌は激しく私の口の中を動き回る。
気持ち悪いと思い、横に顔を向け、キスから逃れた。
はぁはぁ…と苦しそうにする私に対し、足での刺激を辞めなかった。
「本当は、お前も欲してるんだろ?」と何度も足を上下に動かしている。
「やっ…やめて…。あっ…」と拒否とも肯定とも取れる言葉しか言えず、さらに激しくなっていく。
コンコンッ と部屋をノックする音にお互い気付く。
「お嬢様、お茶をお持ちしました」と給仕の声がし、ここで声をあげなくては!と思い
「助けて!」と大声を上げた。
陛下は、こいつ!って顔になり、両手のうち、右手を外し、私の口を塞いだ。
「ん~っん~」って声を出させないように必死に塞いでいる。
「お嬢様?開けますよ?」
そっと入る給仕は私達の状況を目撃し、止めに入った。
必死に陛下の服を掴み、引き剥がそうにも、女性の力ではどうにもならず、給仕は助けを求めに部屋を出た。
「行かないで…」と出て行く給仕を私は薄れゆく意識で見ていた…。
許嫁の関係を始めてから10年くらい経つが今まで叩かれた事は一度も無かった。
手を出される事はあるけど、叩かれたのは初めてだ。
あっ…と手を出した事に我にかえった陛下だったが、もう私に手を出したという事実は消えない。一生。
「すまない…」と陛下は言うが、私は何も言わなかった。押し倒されたままの状態で目を横に向け、陛下を見ようとはしなかった。
そのまま、時間が経過していく…。
「ソマリア…」と声を掛けてくるが、私は話したくなかった。無言のまま窓の外を見続けていた。
でも、このままでは何も解決しないと思い、体を起こし、陛下と向き合った。
「本当にすまない」と頭を下げ、謝るが、そんな事はどうでも良かった。
ただ、会えば体を求めてくる事が許せなかった。
欲。といってしまえば終わりなのだが、私は娼婦でもなんでも無い。
「陛下は、私を愛してますか?」
「あぁ、もちろん!もちろん愛している!だから…求めてしまう。それは悪い事か?」
「そうですか…」
やはり陛下は私が好きと言うより、体を欲してるだけなんだ…と改めて確認してしまったら、婚約を破棄したくなった…。
ただ、それをこの場で言っても私の戯言として握り潰されてしまう。
もっと、重要な場所でそれを打ち明けるのが良いと思い、グッと堪えた。
こんな場面でも陛下は私に迫ろうとしてきた、肩に手を置き、キスしようとする…。
こんな人が旦那になるなんて、耐えられるはずが無い。
「やめて!」
明確に拒否をし、ベットから逃げた。
逃げる私に陛下はつかつかと迫り、一度、また一度と頬を叩いた。
一度、手をあげた後だからか、躊躇なく手をあげる。
そして、私の体を壁に押しつけ、両手を上に上げ、壁に押し付ける形で抵抗できないようにさせた。
「愛してると言っただろうが!何故、私に許さない?お前は来年、私の妻になるはずだろう!だったら私に体を許せ!」
と、大声で怒鳴り、また迫ってきた。
陛下の顔が怒りからか赤く、理性を抑え切れてない感じに見え、恐怖を感じる。
必死に手を振り解こうとしても強く押し付けられ、どうにも出来ない…。
そのまま、また唇を重ねる。
足をバタバタさせ、嫌だと意思表示するが、そんな姿を陛下は見ている訳もなく…。
重ねた唇に舌を入れようと何度も何度も入れてくる。
入れられないよう口を貝のように閉じているが、足の間に陛下の足を入れられ、そのまま大事な部分を刺激し始めた。
「あっ…」と軽く吐息とともに開いた口に舌が入ってきた…。
入れてきた舌は激しく私の口の中を動き回る。
気持ち悪いと思い、横に顔を向け、キスから逃れた。
はぁはぁ…と苦しそうにする私に対し、足での刺激を辞めなかった。
「本当は、お前も欲してるんだろ?」と何度も足を上下に動かしている。
「やっ…やめて…。あっ…」と拒否とも肯定とも取れる言葉しか言えず、さらに激しくなっていく。
コンコンッ と部屋をノックする音にお互い気付く。
「お嬢様、お茶をお持ちしました」と給仕の声がし、ここで声をあげなくては!と思い
「助けて!」と大声を上げた。
陛下は、こいつ!って顔になり、両手のうち、右手を外し、私の口を塞いだ。
「ん~っん~」って声を出させないように必死に塞いでいる。
「お嬢様?開けますよ?」
そっと入る給仕は私達の状況を目撃し、止めに入った。
必死に陛下の服を掴み、引き剥がそうにも、女性の力ではどうにもならず、給仕は助けを求めに部屋を出た。
「行かないで…」と出て行く給仕を私は薄れゆく意識で見ていた…。
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