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罪人?
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反応を示す私達の行動はニコルに確信をもたらすには十分であった。
「そうか、やはり」
「あの、この事は内密に……」
父と母は土下座をしながら顔を上げニコルに訴えた。
「リース、それはいつからだ?」
ニコルは両親の訴えをさておき私へと問いかけ、その力について掘り下げようとしてきた。
「……」
「そうか、言いたくないか?それならそれでも良いが、その力をバラされたら困るのはリース、お前じゃなくお前の親の方だと思うぞ?」
視線の先に両親、そしてその両親は私へと視線を投げかけていた。
両親の目はまるで犯罪を犯した者へと向ける冷たく冷徹な目をしていた。
「二つに一つだ、リース」
馬上でニコルは右手で『ニ』を示した後、中指を折り『一』を示すと、ここで声高らかに能力をバラすと言う。
そして、折った中指を再び立て『ニ』を示すと、黙ってやる代わりに俺について来いと言う。
「リース……」
両親は声を合わすように私の名を呼び、首を縦に振る。
この時私は、15。
少なからず両親の目の力強さと首を縦に振る仕草が何を示しているかは分かった。『ついて行け』と。
「どうする、リース。早く決断しないと宣言するが?」
「……分かりました」
私は両親からの視線を浴びつつ立ち上がるとニコルへと近寄っていった。
「おい、ニコル様に近寄るな!?」
近寄る私に気づいた衛兵が声を上げた。
それを聞いた他の衛兵もわらわらと私に近寄り、あっという間に私の周りは衛兵だらけとなった。
「こいつも縛って連れて行く」
ニコルの声を受け、衛兵は私の体を縄で括り、襲おうとした男性と同じ格好に私はされた。
縛られた私の姿を見た後、ニコルは『帰るぞ』と周りの衛兵達に告げた。
騒ぎ出した現場は衛兵達により、徐々にその騒ぎは収束へと向かい、ニコルを先頭に来た道を引き返し始めていった。
引き返す中で目立ったのは縄に括られた男性と私。
項垂れ観念した様子で歩く男性は私と同じように地面に倒れた際に付いた土が髪や顔、衣服に付着していた。
そして、同じく土を付け、歩く私は罪人に見えてもおかしくなかった。
「ニコル様を襲ったらしい」
「まさか……」
「いや、激しく罵っていたとも聞いたぞ」
噂は噂を呼び、静まり始めていた群衆はヒソヒソと私と男性を見ながら話し始めていた。
その時…ベチャっという音が歩く私の前から聞こえた。
「王様をイジメるな!?」
小さな…5歳くらいだろうか、男の子が捕らえられた男性めがけ地面の土を投げつけていた。
それが合図になり、老若男女が男性、そして私に向け土を投げ始めてきた。
その輪は一気に広がり、地面の赤土は次々と体や髪、衣服につき、あっという間に全身は赤茶色に染まっていった。
「おい、やめろ!?やめないか!?」
衛兵の声は虚しく響き、止む事はしばらくなかった。
「ニコル様、早く!?」
飛び交う土から逃すためニコルの周りにいた衛兵は盾を構え、足早にその場から逃げていく。
「やめないか、やめろ!?」
衛兵は持つ槍と盾を振り回し、土を投げる民衆を抑えに向かった。
それでも中々止まない行動に私は膝から崩れ落ち、地面に伏した。
「そうか、やはり」
「あの、この事は内密に……」
父と母は土下座をしながら顔を上げニコルに訴えた。
「リース、それはいつからだ?」
ニコルは両親の訴えをさておき私へと問いかけ、その力について掘り下げようとしてきた。
「……」
「そうか、言いたくないか?それならそれでも良いが、その力をバラされたら困るのはリース、お前じゃなくお前の親の方だと思うぞ?」
視線の先に両親、そしてその両親は私へと視線を投げかけていた。
両親の目はまるで犯罪を犯した者へと向ける冷たく冷徹な目をしていた。
「二つに一つだ、リース」
馬上でニコルは右手で『ニ』を示した後、中指を折り『一』を示すと、ここで声高らかに能力をバラすと言う。
そして、折った中指を再び立て『ニ』を示すと、黙ってやる代わりに俺について来いと言う。
「リース……」
両親は声を合わすように私の名を呼び、首を縦に振る。
この時私は、15。
少なからず両親の目の力強さと首を縦に振る仕草が何を示しているかは分かった。『ついて行け』と。
「どうする、リース。早く決断しないと宣言するが?」
「……分かりました」
私は両親からの視線を浴びつつ立ち上がるとニコルへと近寄っていった。
「おい、ニコル様に近寄るな!?」
近寄る私に気づいた衛兵が声を上げた。
それを聞いた他の衛兵もわらわらと私に近寄り、あっという間に私の周りは衛兵だらけとなった。
「こいつも縛って連れて行く」
ニコルの声を受け、衛兵は私の体を縄で括り、襲おうとした男性と同じ格好に私はされた。
縛られた私の姿を見た後、ニコルは『帰るぞ』と周りの衛兵達に告げた。
騒ぎ出した現場は衛兵達により、徐々にその騒ぎは収束へと向かい、ニコルを先頭に来た道を引き返し始めていった。
引き返す中で目立ったのは縄に括られた男性と私。
項垂れ観念した様子で歩く男性は私と同じように地面に倒れた際に付いた土が髪や顔、衣服に付着していた。
そして、同じく土を付け、歩く私は罪人に見えてもおかしくなかった。
「ニコル様を襲ったらしい」
「まさか……」
「いや、激しく罵っていたとも聞いたぞ」
噂は噂を呼び、静まり始めていた群衆はヒソヒソと私と男性を見ながら話し始めていた。
その時…ベチャっという音が歩く私の前から聞こえた。
「王様をイジメるな!?」
小さな…5歳くらいだろうか、男の子が捕らえられた男性めがけ地面の土を投げつけていた。
それが合図になり、老若男女が男性、そして私に向け土を投げ始めてきた。
その輪は一気に広がり、地面の赤土は次々と体や髪、衣服につき、あっという間に全身は赤茶色に染まっていった。
「おい、やめろ!?やめないか!?」
衛兵の声は虚しく響き、止む事はしばらくなかった。
「ニコル様、早く!?」
飛び交う土から逃すためニコルの周りにいた衛兵は盾を構え、足早にその場から逃げていく。
「やめないか、やめろ!?」
衛兵は持つ槍と盾を振り回し、土を投げる民衆を抑えに向かった。
それでも中々止まない行動に私は膝から崩れ落ち、地面に伏した。
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