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デート④
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「はい、えりちゃん」
「ありがとう、あ、お金…」
「いいって~、えりちゃんからお金なんて貰えないよ。気にしない気にしない。…あれ、すずしょーは?」
「た、多分トイレだと思う」
今は佐藤君と話すより翔太君から来た2人でのご飯が気になり、それどころじゃなかった。
勢いで誘いをOKしたので、佐藤君にバレない様に振る舞うことも必要だなと心掛けた。
「ところで、俺がいない間、すずしょーから言い寄られてない?もしあったらしばかないといかんしね」
ビクッと体が反応してしまった。
前回の連絡先の件といい、変に反応すると勘が鋭いから今のはマズいかも…と思った。
恐る恐る目線を向けると、目が合う。
「えりちゃん、まさか…」
「しゃっくりだよ、急に出たからビクッてなっちゃった…」
「…」
ダメだ…バレてそう…。こんな状態で翔太君が来ないで欲しいと思ってしまう。
そこにタイミング悪く翔太君がやってくる。
佐藤君は睨む様に翔太君を見るし、翔太君はそれを不思議そうに首を傾げ、私はお互いをキョロキョロと目を動かしながら様子を伺う。
ショーなんかよりこの空気をなんとかしたいと切に願ってしまう。
何か変えるきっかけが欲しい…。
ーー以上でイルカショーを終わりますーー
ーーありがとうございました!!ーー
周りがゾロゾロとショーの会場から出て行く。
ここしかない!と思い
「あ…終わっちゃったね、行こう。トイレも行ってもいい…?」
「どうぞ」翔太君が答えてくれたけど、いま2人にして良かったのか不安だった。
何事もなければ良いけど、と思い2人から離れた。
トイレから戻って辺りを見渡しても2人は居なかった。
まさか…まだショーの場所に…?
急いで戻ると2人だけがまだ残っていた。
「ごめん、遅くて…なんで、まだ残ってるの?」
「…」
「…」
どちらも喋らない、気まず過ぎる…。やっぱり2人でご飯行くのがバレてるんだなと思い、謝ろうとしたら
「なぁ、すずしょー、お前、えりちゃんとメールしてるだろ?」
「いいや、してないよ、何故?連絡先渡したのは確かだけど、僕は中村さんの番号は知らないよ」
「ふ~ん。まぁ、いいや。すずしょー、今日これ終わったら付き合えよ、話がある」
「え?」思わず私が声を出してしまった。
私が反応して、どうする…これじゃあ完全にバレるじゃん。
スッと立つ2人。
それを見上げる私は、もう帰りたい気持ちになってしまった。
その後は淡々と水族館を見て回るだけで会話もそこそこ。
必死に振るが、そうだね。とか、うん。とか、そんなのばかりだった。
なんだか辛くなってきて「私、もっと色々話したいのにな…」と言うと、ようやく佐藤君が話してくれた。「じゃあ、えりちゃんも来る?飯食いに」
「えっと、3人で、って事?」
「そう」
「2人で話すんじゃないの?お邪魔じゃない?」
「いいよ、居ても」
また不穏な空気になり、その場で立ち止まってしまう。
何か話題が無いか必死に頭を巡らせると、2人が頑なに教えてくれなかったら『あれ』について聞いてみたくなった。
「ねぇ、会った時に言っていた『あれ』ってなに?」
2人は一瞬ピクッとなり、私を見る。
「…えりちゃんを口説いたり、迫らない事」
「…中村さんを口説いたり、迫らない事」
同じ答えが、息ピッタリで返ってきた。
それがなんだか、おかしくて笑ってしまった。
私の笑う姿を見たら
「笑うとヤバい、より可愛くなる…一時休戦しねぇか?すずしょー」
「そうだね、楽しませるのが僕らの使命だから」
仲直り?したのか分からないけど普通に戻ってホッとした。
私達は少し早いけど水族館を後にし、ご飯を食べに行く事にした。
「ありがとう、あ、お金…」
「いいって~、えりちゃんからお金なんて貰えないよ。気にしない気にしない。…あれ、すずしょーは?」
「た、多分トイレだと思う」
今は佐藤君と話すより翔太君から来た2人でのご飯が気になり、それどころじゃなかった。
勢いで誘いをOKしたので、佐藤君にバレない様に振る舞うことも必要だなと心掛けた。
「ところで、俺がいない間、すずしょーから言い寄られてない?もしあったらしばかないといかんしね」
ビクッと体が反応してしまった。
前回の連絡先の件といい、変に反応すると勘が鋭いから今のはマズいかも…と思った。
恐る恐る目線を向けると、目が合う。
「えりちゃん、まさか…」
「しゃっくりだよ、急に出たからビクッてなっちゃった…」
「…」
ダメだ…バレてそう…。こんな状態で翔太君が来ないで欲しいと思ってしまう。
そこにタイミング悪く翔太君がやってくる。
佐藤君は睨む様に翔太君を見るし、翔太君はそれを不思議そうに首を傾げ、私はお互いをキョロキョロと目を動かしながら様子を伺う。
ショーなんかよりこの空気をなんとかしたいと切に願ってしまう。
何か変えるきっかけが欲しい…。
ーー以上でイルカショーを終わりますーー
ーーありがとうございました!!ーー
周りがゾロゾロとショーの会場から出て行く。
ここしかない!と思い
「あ…終わっちゃったね、行こう。トイレも行ってもいい…?」
「どうぞ」翔太君が答えてくれたけど、いま2人にして良かったのか不安だった。
何事もなければ良いけど、と思い2人から離れた。
トイレから戻って辺りを見渡しても2人は居なかった。
まさか…まだショーの場所に…?
急いで戻ると2人だけがまだ残っていた。
「ごめん、遅くて…なんで、まだ残ってるの?」
「…」
「…」
どちらも喋らない、気まず過ぎる…。やっぱり2人でご飯行くのがバレてるんだなと思い、謝ろうとしたら
「なぁ、すずしょー、お前、えりちゃんとメールしてるだろ?」
「いいや、してないよ、何故?連絡先渡したのは確かだけど、僕は中村さんの番号は知らないよ」
「ふ~ん。まぁ、いいや。すずしょー、今日これ終わったら付き合えよ、話がある」
「え?」思わず私が声を出してしまった。
私が反応して、どうする…これじゃあ完全にバレるじゃん。
スッと立つ2人。
それを見上げる私は、もう帰りたい気持ちになってしまった。
その後は淡々と水族館を見て回るだけで会話もそこそこ。
必死に振るが、そうだね。とか、うん。とか、そんなのばかりだった。
なんだか辛くなってきて「私、もっと色々話したいのにな…」と言うと、ようやく佐藤君が話してくれた。「じゃあ、えりちゃんも来る?飯食いに」
「えっと、3人で、って事?」
「そう」
「2人で話すんじゃないの?お邪魔じゃない?」
「いいよ、居ても」
また不穏な空気になり、その場で立ち止まってしまう。
何か話題が無いか必死に頭を巡らせると、2人が頑なに教えてくれなかったら『あれ』について聞いてみたくなった。
「ねぇ、会った時に言っていた『あれ』ってなに?」
2人は一瞬ピクッとなり、私を見る。
「…えりちゃんを口説いたり、迫らない事」
「…中村さんを口説いたり、迫らない事」
同じ答えが、息ピッタリで返ってきた。
それがなんだか、おかしくて笑ってしまった。
私の笑う姿を見たら
「笑うとヤバい、より可愛くなる…一時休戦しねぇか?すずしょー」
「そうだね、楽しませるのが僕らの使命だから」
仲直り?したのか分からないけど普通に戻ってホッとした。
私達は少し早いけど水族館を後にし、ご飯を食べに行く事にした。
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