貴方に出会った幸せ〜人生初の恋〜

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修学旅行 間近④

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私は翔太君達を後にし、足早に家に向かった。
途中、翔太君の番号や貰ったメール等を消そうと考え、一つずつ消していった…。
あればまた思い出してしまうし、気持ちが沈む。
一個消し、またもう一個を消す…。
さっき貰った着信履歴も消した。
最後に翔太君の番号を…。そして消そうと操作している際に、着信を受けた。

翔太君だ…。

ブーブーブー………

ずっとなり続ける携帯。早く諦めて…と願いながら画面を見つめる。
全然諦めなく、なり続けるから堪らず出そうになる。
ダメ…出たら…。
都合の良い事や釈明されたりしても困る。

電源ボタンを押し続け、電源を落とし、着信がなるのも終わった。

今は帰って、部屋に篭りたい。
誰とも話したくない、引きこもりだと言われても構わない。

修学旅行なんて休んじゃおうかな…。
小学生や中学生の時のような、ワクワクドキドキする感じなんて、今の私には無い…。
でも行かないって言ったらお母さん怒るかな?
その為にお金払ったりしてくれてるのに…。

翔太君に出会わなかったら良かった…。
こんな気持ちにならず、今までの普通の感じで過ごせたのに。


私は家に帰り、そのまま部屋に篭った…。
気付いたら寝ていたみたいで辺りは暗くなっていた。
なんだかお腹が空いたから下に行くともう家族はご飯を終えており、マッタリしていた。
「やっと起きた…全然起きないから心配したわよ」
「ごめん…。ちょっと疲れて寝ちゃった」
「早くご飯食べてね、片付けないといけないから」

ポタッ ポタッ

テーブルの上に何かが落ちた。それが私の涙だと気付いたのは母親だった。

「なに泣いてるの?」
「えっ…あれ、なんでだろう。おかしいな…あれ…」

心と体が正反対の行動をしてる。
もう考えたくない私と諦めるなって思う気持ち。
辛い…。

「ごめん、ご飯、もういい…」
「ちょっと…えり!」

母親の声は聞こえていても私は部屋に急ぎ、また篭った。
もう寝よう。寝て起きたばかりだけど、起きていたらまた考える…。
目覚ましをセットして…。あれ、電源が入ってない。
そっか、消していたんだ。
携帯の電源を入れ直したら着信があり…。
画面には

不在着信 3件
留守番電話 1件 全部翔太君からだ…。

留守番電話まで残すなんて、と思い、着信履歴を消し、留守番電話も消そうとしたが、手違いで再生してしまった。

「絶対誤解してるから!お願いだから電話に出て。無理なら明日、学校で説明させて!しっかりはな…」

途中で録音時間が来たのか、切れた。

説明なんて…今の私には要らない。明日学校に行きたくない気持ちのまま、私はもう一度寝た。



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