貴方に出会った幸せ〜人生初の恋〜

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波乱含みの修学旅行⑨

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「おい!何してる!」

「いやぁ、軽い口喧嘩ですよ。やだなぁ、殴り合うとか思ってました?もう終わりましたから大丈夫です」
「本当か?鈴木?」
「はい、軽い口喧嘩です。だから気にしないでください」

先生はお互いを目で見て、納得してない雰囲気だった。
「中村、お前も見ていたんだよな、本当に口喧嘩か?」
「あ…はい。そ、そうです」

「…分かった。次見つけたら俺の部屋で説教だからな、覚えておけ!」

はぁ…危なかった…

先生が行った後も佐藤君は翔太君を睨むし、それを睨み返す翔太君。
今見つかったらダメだからやめて欲しかった。

「翔太。明日ケリつけようぜ。修学旅行、3日目には帰るし、明日が1番いいわ」
「そうだね。夜、こっそり抜けていくよ」
「おう、話が早いわ。じゃあな」

何する気なんだろう…まさか!喧嘩?!
夜って言っていたし、どうしよう…。

何事も無かったみたいに翔太君は離れていくし、なんで私だけ、こんなモヤモヤしてるの!?

「えりりん!何突っ立ってんの?ご飯の時間もう直ぐだよ?」
「あや~…」
「どうした~?お腹空いた?行こっか」

違~う!もう少し察してよ…!

ご飯会場には多くの生徒達が既におり、班毎に場所を決められている。
藤原さんはもういて、他の人はまだ居ない。
辺りをキョロキョロしてるあたり、翔太君を探しているんだろう…。
あまり近づきたくないな、今は。

「中村さん、場所あっちだよ」

村瀬君に加藤君。
「げっ。もう藤原さんいるし…。なんで早いんだよ…ったく」
不満がダダ漏れで…。
「とりあえず行こうか…」
「そうですね…」

「ちょっと遅くない?時間守りなよ。ったく。翔太君用に空けてあるからあんたらはそっち座ってよ」
「はいはい、いわれなくてもそうしますよ!」

「中村さんは端っこに座って。並びで仕方なく翔太君の隣にもなるけど、変な気にならないで」
どこまで嫌味と言うか、人で態度を変えると言うか…。
「ごめん、トイレ行ってたら遅くなって」
「全然いいよ!座って座って」

私含め、翔太君以外は嫌悪感しかない…。

「あ~、全員いるな。まず1日終わるわけだが…」

食事前の話が長く、もう10分話している。
料理が冷めちゃうし、皆イライラし始めてる空気が流れつつある。

「……であるから、明日も引き続き自覚を持って行動しなさい。では頂くとしよう」

「いただきます!」

ガヤガヤしながら思い思いに話しながら食事をする。
ちょっと疲れたから食欲があまりないなぁって感じてる。
一口、二口、ゆっくり食べ、少し休憩を繰り返す。

「中村さん、体調悪い?」
優しいな、翔太君。
「ちょっと疲れただけだから。大丈夫」
「弱っ!もうちょっと体鍛えたら?こんくらいで?ちょっと可愛いだけでモテたり、チヤホヤされるの羨ましいわ~」
「ごめんなさい…」

「あ~も~!うっさいな!聞いてて、イライラするわ!中村さんに失礼すぎるだろ?!」
「そうだ!自分が1番とか思うなよ!」

村瀬君と加藤君が怒鳴り、私達の周りの班の話し声が止まる。
周りだけシーンとしてしまい、先生が様子を見に来た。
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