貴方に出会った幸せ〜人生初の恋〜

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修学旅行 最終日③

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外での気分替えも終え、病室に戻ることにした。
頭はまだ痛みが残るが無理をしなければだいぶ普通の生活ならできそうな感じにまで回復してきてるのが分かった。
明日まで連絡がない…と知らされているからどうにも出来ず、まだ昼か、と時計の針を見て時間が進むのが遅く感じていた。
隣で歩いてる時は1分があっという間だったのに、今では秒針が一周するのがもどかしい…。

病室に戻り、来るはずのない携帯画面を開いた。

不在着信一件

え!誰?翔太君??と期待しかなく、慌てて履歴を確認した。

しょ…翔太君…。嘘…明日までしないって言っていたのに。
すぐに折り返し電話した。
出て…早く出て…出れずにごめん…って気持ちで呼び出し音が変わるのを待ち続けた。

「もしもし…」
翔太…君…。

「あれ?もしもし…中村さん?」
「もし…もし…っく、うぅ…」
声を聞いただけなのに、泣いてしまった。いきなりの涙声だから嫌だったと思う。でも、私は耐えれなかった…。

「ごめんね、連絡出来ずに、学校に着いたよ」
「明日まで連絡しないってなんで言ったの…ずっと待ってた。嫌われたと本気で思ってた…」
「ごめん…テレビ、見た?」
「見た…」
「あれで、僕絡みと皆にバレて担任やら周りに色々言われていた、だから連絡していたらもっと中村さんに迷惑かかるから、それで…」
「そうなんだ…ごめん、ありがとう…」
「明日退院だったよね、こっち戻ってきたら話そう、いいかな?」
「もちろん、すぐ会いたい…」
「じゃあ、また明日だね。ゆっくり休んでね」

明日、会える。翔太君に。
声だけだったが、私の心が暖かく穏やかになっていくのがすぐ分かった。
この声を聞く為にどれだけ悩んだか…。
この声をいつまでも私の心の中に入れておきたい。
早くあなたに会いたい…。

はやる気持ちしかなく、病室にいるのが嫌になる。
早く早く時間過ぎて…。
私に翔太君に会わせて。
もう、私の中で翔太君の事しか考えれなかった。
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