貴方に出会った幸せ〜人生初の恋〜

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動き始めた人生の恋

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「嬉しい…一緒の気持ちで…」
「どうかな…?」
「はい、お願いします」

こうして、私は翔太君と付き合う事になった。
人生で初の彼氏。
どうやって付き合っていくのかまだ自分自身分からないが、翔太君がいればいまはそれで良いと思えた。
テーブルに置いた私の手をそっと繋いでくる。
暖かく心を満たしてくれるこの手をずっと大事にしていきたい。

「行こっか」
「うん」

手を繋ぎ、私を家まで送ってくれる。
あっという間に家に着き、駅に戻ろうとする翔太君の背中は少し寂しげに見えた。

「翔太君」

呼び止め、私は背中から抱きついた。
抱きついて胸の前にある手に翔太君が手を添える。
暖かい…。

「一つお願いがあるんだけど、いい?」
「お願い、何?」
「…衣里って呼んで良い?」

初めてだ。家族以外の男性に呼び捨てで呼ばれるのは、もちろん、答えはYES。

「一緒にいようね、衣里」
「うん、私はあなただけ見ていたい。私も翔太って呼んで良い?」
「もちろん!」

振り返り、周りを見渡した翔太は私にキスをした。
人が来ると恥ずかしいからほんの数秒…。
それでも嬉しかった。

「また明日ね」
「うん、明日だね」

翔太は私に手をあげ、ブンブン振りながら駅に向かって走って行った。
そんな翔太を私も手を振り返した。

彼氏…。

これからあなたを好きでいます。


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