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倒れている葵を見た時は心臓が止まるかと思った。
すぐに、駆け寄ると抱き上げベットへ寝かせる。
「あおい、、、、。」
手を握ると自分の手が微かに震えているのに気付く。
「っつ、、、。」
こんなにも動揺するなんて。
自分の震えた手をきつく握りしめて自嘲する。
「震えてる場合じゃない。俺が葵を支えるんだ。」
葵に視線を移すと、苦しそうに顔を歪めた
「うっ、、、、」
「あおい?」
さらに息遣いが荒くなり額に汗が滲んでくる。
「はぁ、、、、っつ、、だめ」
小さく呟く。
(葵が苦しんでる、、、、)
司は必死に葵の手を握る。
(俺は、なんて無力なんだ葵がこんなに苦しんでるのに何も出来ないなんて!)
側に寄り添うしか出来ない自分が悔しくてたまらない。
「はぁ、、、、いや、、、、いやっ!!!」
意識を取り戻した葵は呆然としていた。
「葵?」
やっと、視線が合うと葵の目からボロボロと涙が零れた。
その姿が見ていられなくて思わず抱き締めるとすがるように抱きついてきた。
泣きじゃくる葵を優しく抱きしめた。
こんなに感情をあらわにする葵は初めてだ。
(泣きたい時は泣いていいんだ。思いっきり。俺が受け止めるから。)
想いを込める様に抱きしめる腕に力をこめた。
ようやく、落ち着いた葵の涙をぬぐって手を握るとまだ震えていた。
ただ、静かに側に寄り添う。
「・・・・・・・。」
「なにも、、、何も聞かないんですか?」
「葵が話したくなかったら話さなくていいし、話せるなら俺はちゃんと聞くよ?」
迷うように瞳が揺らいだ。
「桜の、、、満開の桜の前で男の人が言うんです。いつか、一緒に日本の桜を見ようって。だけどっ、、、だけどその人は、、私を庇って撃たれて、、、っつ、、でも、お前は幸せに、、、なれってっ、、十分、苦しんだからもういいんだって、、、笑って言って、、、っつ」
また葵の目から涙が零れる。
「あれはっ、あれは夢なんかじゃない!なのに、私はわたしはその人の事も忘れてっ、、、、私の命の恩人なのに!!絶対に、、、忘れちゃいけないのに。わたしは、、、」
「葵が悪いんじゃない!!自分を責めるな!」
「っつ、、、でも、、でも、、、」
それでも自分を責める葵にたまらずキスをする。
最初は戸惑っていたが受け入れる様に目を閉じた。
「はぁっ、、、」
お互いの吐息が交じり合っていく。
「葵、、、。俺を頼れ!すがったっていいんだ。弱い所を見せていい。強がるお前を見ていられない。お前の為なら何だってする。なによりも大切なんだ。」
溢れる想いを止める事が出来なかった。
「そんなのだめ!貴方にまで何かあったら、、、、」
葵の涙をぬぐって顔を近付ける。
「俺は大丈夫だ。絶対に葵を悲しませるような事はしない!」
もう一度深く唇を重ねる。
存在を確かめる様に手を握りながら眠る葵を司は優しい目で見ていた。
「お前の事は俺が守る。愛してるよ」
そう呟くと、触れるだけのキスをした。
********
マリアは苛立っていた。
「藤田!!あの女の居場所はわかったんでしょ!?早く何とかしなさいよっ!!」
藤田と呼ばれた男は
「はっ!しかし、常に男が側に居るので、、、」
「なんですって!?光明さんだけじゃなく他の男にも手を出してるなんてとんだアバズレね!!光明さんもあの女に騙されてるのよ!」
「・・・・・。」
藤田も、このマリアの癇癪には常日頃から悩まされていた。
(まったく、どこまでおめでたい頭をしてるんだ?会長の命令じゃなければ誰がこんな女の面倒なんかみるかよ!)
心の中では憤慨しながら頭を下げる。
「さっさと始末するか、そうねぇ女として生きていけない体にするのも良いわね!ふふ。光明さんは絶対に渡さないわ!」
「とにかく、さっさとさらって来なさいよね!」
そういい放つと部屋を出ていってしまう。
残された藤田はため息をつき電話をかける。
「ああ、俺だ。例の女の身元は判ったのか?」
「いえ、まだ調査中でして、、、」
「何をやってる!さっさと調べろ!!」
乱暴に電話を切ると
「全くどいつもこいつも使えないな!たかが女一人の身元も調べられないなんて!」
しかし、ふと不思議に思う。
ただの女の身元を調べられない様な組織ではない。
逆に調べられないのがおかしいのだ。
「一体何者なんだ?あの女は、、、」
すぐに、駆け寄ると抱き上げベットへ寝かせる。
「あおい、、、、。」
手を握ると自分の手が微かに震えているのに気付く。
「っつ、、、。」
こんなにも動揺するなんて。
自分の震えた手をきつく握りしめて自嘲する。
「震えてる場合じゃない。俺が葵を支えるんだ。」
葵に視線を移すと、苦しそうに顔を歪めた
「うっ、、、、」
「あおい?」
さらに息遣いが荒くなり額に汗が滲んでくる。
「はぁ、、、、っつ、、だめ」
小さく呟く。
(葵が苦しんでる、、、、)
司は必死に葵の手を握る。
(俺は、なんて無力なんだ葵がこんなに苦しんでるのに何も出来ないなんて!)
側に寄り添うしか出来ない自分が悔しくてたまらない。
「はぁ、、、、いや、、、、いやっ!!!」
意識を取り戻した葵は呆然としていた。
「葵?」
やっと、視線が合うと葵の目からボロボロと涙が零れた。
その姿が見ていられなくて思わず抱き締めるとすがるように抱きついてきた。
泣きじゃくる葵を優しく抱きしめた。
こんなに感情をあらわにする葵は初めてだ。
(泣きたい時は泣いていいんだ。思いっきり。俺が受け止めるから。)
想いを込める様に抱きしめる腕に力をこめた。
ようやく、落ち着いた葵の涙をぬぐって手を握るとまだ震えていた。
ただ、静かに側に寄り添う。
「・・・・・・・。」
「なにも、、、何も聞かないんですか?」
「葵が話したくなかったら話さなくていいし、話せるなら俺はちゃんと聞くよ?」
迷うように瞳が揺らいだ。
「桜の、、、満開の桜の前で男の人が言うんです。いつか、一緒に日本の桜を見ようって。だけどっ、、、だけどその人は、、私を庇って撃たれて、、、っつ、、でも、お前は幸せに、、、なれってっ、、十分、苦しんだからもういいんだって、、、笑って言って、、、っつ」
また葵の目から涙が零れる。
「あれはっ、あれは夢なんかじゃない!なのに、私はわたしはその人の事も忘れてっ、、、、私の命の恩人なのに!!絶対に、、、忘れちゃいけないのに。わたしは、、、」
「葵が悪いんじゃない!!自分を責めるな!」
「っつ、、、でも、、でも、、、」
それでも自分を責める葵にたまらずキスをする。
最初は戸惑っていたが受け入れる様に目を閉じた。
「はぁっ、、、」
お互いの吐息が交じり合っていく。
「葵、、、。俺を頼れ!すがったっていいんだ。弱い所を見せていい。強がるお前を見ていられない。お前の為なら何だってする。なによりも大切なんだ。」
溢れる想いを止める事が出来なかった。
「そんなのだめ!貴方にまで何かあったら、、、、」
葵の涙をぬぐって顔を近付ける。
「俺は大丈夫だ。絶対に葵を悲しませるような事はしない!」
もう一度深く唇を重ねる。
存在を確かめる様に手を握りながら眠る葵を司は優しい目で見ていた。
「お前の事は俺が守る。愛してるよ」
そう呟くと、触れるだけのキスをした。
********
マリアは苛立っていた。
「藤田!!あの女の居場所はわかったんでしょ!?早く何とかしなさいよっ!!」
藤田と呼ばれた男は
「はっ!しかし、常に男が側に居るので、、、」
「なんですって!?光明さんだけじゃなく他の男にも手を出してるなんてとんだアバズレね!!光明さんもあの女に騙されてるのよ!」
「・・・・・。」
藤田も、このマリアの癇癪には常日頃から悩まされていた。
(まったく、どこまでおめでたい頭をしてるんだ?会長の命令じゃなければ誰がこんな女の面倒なんかみるかよ!)
心の中では憤慨しながら頭を下げる。
「さっさと始末するか、そうねぇ女として生きていけない体にするのも良いわね!ふふ。光明さんは絶対に渡さないわ!」
「とにかく、さっさとさらって来なさいよね!」
そういい放つと部屋を出ていってしまう。
残された藤田はため息をつき電話をかける。
「ああ、俺だ。例の女の身元は判ったのか?」
「いえ、まだ調査中でして、、、」
「何をやってる!さっさと調べろ!!」
乱暴に電話を切ると
「全くどいつもこいつも使えないな!たかが女一人の身元も調べられないなんて!」
しかし、ふと不思議に思う。
ただの女の身元を調べられない様な組織ではない。
逆に調べられないのがおかしいのだ。
「一体何者なんだ?あの女は、、、」
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