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第5章 カグヤさんはお怒りです
第65話 ひとくちメモ:異世界における武具の材質について①鉄とか鋼とか魔鉄とか…
しおりを挟む《ひとくちメモ:異世界武器の材質について》
異世界の剣は鋼ではなく鉄製が一般的。その製法も日本の刀鍛冶のように鍛造ではなく、鋳型の中に溶かした鉄を流し込んで作る鋳造による大量生産品である。その為に剣は切り裂くと言うよりは叩きつけるとか断ち切る武器として扱われる。ある種の鈍器であり打撃を与えるついでに切れた…といったところである。
人類同士の戦争に加えモンスターなどが存在する異世界において武器はまさに消耗品。その為に質よりも量が求められたくさんの手間がかかる鍛造、あるいは鉄より強度があり刃もついて切れ味が増す鋼製の武器は高級品である。それゆえ鋼の武器を持つという事は戦士にとって一人前とされ一つの憧れであり目標でもある。
ちなみに鋼より上質とされているのが魔鉄(ステンレス)である。錆びる事がなく、異世界ではなかば魔法の付与がかかった金属と認識されている。この材質で出来た武器を自力で入手したとなればもはや一流の戦士と言ってさしつかえないだろう。
簡単にその武器の材質で釣り合う冒険者(剣士)のランクを表すとすれば以下のような目安だろうか。
鉄製の剣…若手からそこそこのランク(およそD級になるくらいまで)の剣士
鋼製の剣…D以上Cランクくらいの剣士
魔鉄の剣…Bランクくらい。
硝子の剣…???
切れ味の比較
鉄<<鋼<<<魔鉄(ステンレス)<<<(超えらない壁)<<<硝子
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