26 / 60
Episode2:No spice,No life
2-7 変態は見た【累視点】
しおりを挟む
なんと郡さんは、才造さんのためにお弁当を作ってきたのだ。
朝、いつも一番最初に出勤する郡さんが、後から出勤してきた才造さんに声をかけている場面を僕は目撃してしまった。そう、家政婦のように。
「もしよろしければ、お昼に召し上がってください」
差し出された弁当箱を前にして、才造さんは頭の上に大きな疑問符を浮かべていた。
「それとこちらは、私の書き溜めたレシピのコピーです。作り方のコツなどもメモしましたので、ぜひ未来の奥様にお渡しください。少しでも参考になれば幸いです」
さらにそんなことを言われて、しばらく溜めに溜めた後、才造さんはようやく返事を絞り出した。
「えと………………なんで?」
「草田主任の健康のためです。体に良いものを主任に召し上がっていただきたいので、差し出がましいかとは思いましたが。先日、本をいただいたお礼も兼ねております」
「お礼とか別にいいけど……」
「不要でしたら破棄していただいて構いません。容器も使い捨てですので、返却いただく必要もありません」
そう言って、郡さんはほとんど強引に才造さんに弁当とメモの束を押し付けてスタスタ去って行った。
さぁ、なおも不可解な顔で固まる才造選手。この後、それを一体どうする――?
◇
その日の夜、自宅にいた僕のスマートフォンに1本の電話が入った。
『累くん? おひさ~♡』
「やぁ、桃ちゃん。急にどうしたの? 僕が恋しくなった?」
『違うわよぉ。さっきね、莉子がさいぞーとケンカしたって半ベソであたしのとこに駆け込んで来たのよね。でもあたし、これから男と会う約束があってぇ。莉子をうちにおいて出かけて来ちゃったのよ。だから累くん、話だけでも聞いてあげてくれない?』
電話の主は、莉子ちゃんと才造さんの共通の友人である浅香桃ちゃんだった。僕ら三人のイケナイ関係を知る唯一の人物だ。
そんな桃ちゃんからの知らせを受けて、僕は莉子ちゃんに電話をかけた。
『累くん~~~~~~別れよう~~~~~~』
第一声、彼女は半泣きでそう訴えてきた。
「ちょっと待って。別れようも何も、僕ら今、付き合ってないよね?」
『そうだった。でもさぁ、あたしどうしたらいいのか分かんなくなっちゃった……なんかさ、さいぞーの彼女としての自信もなくなってきたし……』
彼女の言わんとしていることにバリバリ心当たりがあったが、僕は何も知らないフリをして応じることにした。
「ひとまず落ち着いて。莉子ちゃん、何かあったの?」
『うん……今日さいぞーがね、職場の後輩の女の子からお弁当をもらって食べたって……しかもその子からあたし宛てに、料理のレシピをもらったって渡されて……なんかさぁ、料理下手ですみませんでしたねぇぇぇぇぇぇ。多分アレでしょ? この前累くんが言ってた、さいぞーに気があるって人?』
僕の期待、いや懸念が的中し、才造さんは郡さんから押し付けられたレシピをご丁寧に莉子ちゃんに渡したらしい。僕はまたニヤついてしまったことを電話の向こうの莉子ちゃんに悟られないよう必死だった。
『さいぞーは特に深い意味はないんじゃない? って言うけどさぁ、なんか当てつけっていうか……マウント? 取られた気がして。すっっごくイラッと来ちゃって、そんでさいぞーに八つ当たりしてケンカになって、家飛び出して来ちゃったぁ~~~~~』
そう感じた莉子ちゃんの感覚はごく真っ当だと思う。そりゃ嫌だよね。
「それなら莉子ちゃん、僕のとこに来ればいいのに」
『だからそれはアカンて!! 累くん何するか分かんないでしょ!? さいぞーを裏切る気はないんだってば!!! 話だけ聞いてくれればいいの!!!』
「僕って都合よく使われてるねぇ。まぁ、自ら望んでそうしてるんだけど。さいぞーさんは今、君の居場所知ってるの?」
『一応、桃のとこに行くとは言って来た』
「それならいいけど。それにしても郡さん……まさかそんな行動に出るとは思わなかったよ。それは莉子ちゃんからしたらいい気分がしないのは当然だよね」
『やっぱり? あたし怒って良かったのかな?』
「彼女がいると分かっている男に弁当を作ってくるなんて、そりゃあ腹も立つでしょ。彼女としてのプライドが傷つくよ。さいぞーさんもさいぞーさんだけどね。馬鹿正直に全部莉子ちゃんに話すことないのに」
『だよねぇ? でも、隠されたら隠されたでそっちの方が嫌なんだけどね』
「まぁね。一番いいのは必要ないって突っぱねることだけど、さいぞーさんの性格的にそれもできないだろうしね。その優しさがいいところでもあるんだけど……かえってそれが仇になってしまったってとこかな」
『相手が累くんだったらバッサリ突っぱねるのにねぇ。でもさ、そもそもあたしがちゃんと料理できればこんなことにはならなかったんだから……あたしに怒る資格なんてあるのかなぁ? って気もして』
「莉子ちゃん、お人好しだねぇ。それとこれとは話が別だよ。君はそれは怒っていい。僕も目を光らせておくと言っておきながら、そんなことになっていたなんて……ごめんね。郡さんがまさかそんな行動に出るなんて……」
まぁ、僕が一部けしかけたせいなんだけどね(笑)
でも、それを差し引いても想像以上の行動力だった。僕が言うのもなんだけど、なかなかのブッ飛びっぷりだ。ただ、莉子ちゃんの感情にまで配慮できていないのが残念。
え? 自分のことを棚に上げるなって?
『や……それは別に累くんのせいではないんだけど。でも……』
「まだ何か引っかかる?」
『あのね……冷静に考えたら、さいぞーだってあたしと累くんの関係に目を瞑ってくれてるわけじゃん? そこがまず大前提としてあるわけよ』
「うん。自分で言うのもなんだけど、僕らの関係って正気の沙汰じゃないからね」
『でしょ。だから……もしさいぞーが他の女の子と関係を持ったとしても、あたしは文句言える立場じゃないんだよね』
それでさっきのあの第一声が出たというわけか。
この娘、やっぱり真面目だ。だからこそこの正気の沙汰じゃない状態を思い悩む。僕みたいに開き直ってしまえば楽なのに、彼女にはそれができない。
そして、莉子ちゃんのそういう真面目なところが僕はとても好きだ。
「でも、さいぞーさんって今の状況に嫌々甘んじてるのかなぁ。僕はそんなことないと思うんだけど」
『え~、そう?』
「口では僕に辛辣なこと言うけど、何だかんだ受け入れてくれているような気がするよ。仕方ないから莉子ちゃんのワガママに付き合ってくれてるってわけじゃなくて、さいぞーさん自身、僕のこと少しずつ好きになってくれてるなぁって感じるけど」
『累くん……その自信、どこから来るの?』
「僕、顔がいいから。それだけで大抵のことは許されると思ってる」
『…………』
莉子ちゃんを絶句させてしまった。電話の向こうでどんな顔をしているのかだいたい分かる。けど、それもまたいい。
「そんなに気に病んでるのなら、今度さいぞーさん本人に直接聞いてみない? 本当に嫌なのかどうか。三人でさ、本音で話し合おうよ」
『えっ』
「その上で、もしさいぞーさんが本当に心から嫌だと感じているのなら――その時は僕が潔く身を引くから」
そう告げると、電話の向こうで莉子ちゃんが言葉を詰まらせるのが分かった。
「僕なら大丈夫。僕にとっての最優先事項は、君とさいぞーさんの幸せだから。推しカプの邪魔をするなんて、そんなことをするくらいなら死んだ方がマシだよ」
『どうしてそこまで……累くん、なんでそんなにあたしとさいぞーにこだわるの? 累くんだったら、他にいくらでも……』
「前にも話したよね。僕にとって君は、一番辛い時に心の支えになる思い出をくれた人なんだよ。だから、君のためなら何だってする」
これは嘘じゃない。掛け値なしの、僕の本心。
彼女がまた声を詰まらせたので、僕はいつもと変わらない軽い口調で話題を変えた。
「……話を戻すけどね。とにかく色んな事情を差っ引いたとしても、郡さんの行動は行き過ぎ。そこは僕からそれとなく注意しておくよ。だから、莉子ちゃんは早いとこ、さいぞーさんと仲直りしなよ。きっと今頃、心配してるよ」
『うん……さっきから電話もSINEもいっぱい来てる』
「SINE、何て来てるの?」
『無神経でごめん。莉子の気持ち考えてなかった。帰って来て欲しい。などなど』
それには隠すことなくアハハと笑った。才造さんの慌てぶりと、莉子ちゃんの拗ねっぷりが愛おしすぎる。そういうのが聞きたかったんだよ。
「気持ちが落ち着いたらちゃんと帰るんだよ。逆に考えるとね、さいぞーさん、郡さんに言われたことを莉子ちゃんにそのまま正直に伝えるってことは、やましいことがないって証拠なんだから。少しでも後ろめたい気持ちがあったら言えないでしょ。そこはさいぞーさんを信じてあげなよ」
『そっか……それはそうかもしれない』
「そうだよ。じゃあ……今日はもう切るよ」
『うん……』
「それじゃあね。おやすみ」
『あの、累くん……』
「何?」
『その……ごめんね。ありがと』
ううん、と言って電話を切った。
半ば自作自演のようなものだけど、恩を売ってまたひとつ特等席に近づくことに成功した。僕のそんな思惑に気が付いていない莉子ちゃんの「ありがと」を耳に焼き付け、その夜はそれだけで2回抜けた。
朝、いつも一番最初に出勤する郡さんが、後から出勤してきた才造さんに声をかけている場面を僕は目撃してしまった。そう、家政婦のように。
「もしよろしければ、お昼に召し上がってください」
差し出された弁当箱を前にして、才造さんは頭の上に大きな疑問符を浮かべていた。
「それとこちらは、私の書き溜めたレシピのコピーです。作り方のコツなどもメモしましたので、ぜひ未来の奥様にお渡しください。少しでも参考になれば幸いです」
さらにそんなことを言われて、しばらく溜めに溜めた後、才造さんはようやく返事を絞り出した。
「えと………………なんで?」
「草田主任の健康のためです。体に良いものを主任に召し上がっていただきたいので、差し出がましいかとは思いましたが。先日、本をいただいたお礼も兼ねております」
「お礼とか別にいいけど……」
「不要でしたら破棄していただいて構いません。容器も使い捨てですので、返却いただく必要もありません」
そう言って、郡さんはほとんど強引に才造さんに弁当とメモの束を押し付けてスタスタ去って行った。
さぁ、なおも不可解な顔で固まる才造選手。この後、それを一体どうする――?
◇
その日の夜、自宅にいた僕のスマートフォンに1本の電話が入った。
『累くん? おひさ~♡』
「やぁ、桃ちゃん。急にどうしたの? 僕が恋しくなった?」
『違うわよぉ。さっきね、莉子がさいぞーとケンカしたって半ベソであたしのとこに駆け込んで来たのよね。でもあたし、これから男と会う約束があってぇ。莉子をうちにおいて出かけて来ちゃったのよ。だから累くん、話だけでも聞いてあげてくれない?』
電話の主は、莉子ちゃんと才造さんの共通の友人である浅香桃ちゃんだった。僕ら三人のイケナイ関係を知る唯一の人物だ。
そんな桃ちゃんからの知らせを受けて、僕は莉子ちゃんに電話をかけた。
『累くん~~~~~~別れよう~~~~~~』
第一声、彼女は半泣きでそう訴えてきた。
「ちょっと待って。別れようも何も、僕ら今、付き合ってないよね?」
『そうだった。でもさぁ、あたしどうしたらいいのか分かんなくなっちゃった……なんかさ、さいぞーの彼女としての自信もなくなってきたし……』
彼女の言わんとしていることにバリバリ心当たりがあったが、僕は何も知らないフリをして応じることにした。
「ひとまず落ち着いて。莉子ちゃん、何かあったの?」
『うん……今日さいぞーがね、職場の後輩の女の子からお弁当をもらって食べたって……しかもその子からあたし宛てに、料理のレシピをもらったって渡されて……なんかさぁ、料理下手ですみませんでしたねぇぇぇぇぇぇ。多分アレでしょ? この前累くんが言ってた、さいぞーに気があるって人?』
僕の期待、いや懸念が的中し、才造さんは郡さんから押し付けられたレシピをご丁寧に莉子ちゃんに渡したらしい。僕はまたニヤついてしまったことを電話の向こうの莉子ちゃんに悟られないよう必死だった。
『さいぞーは特に深い意味はないんじゃない? って言うけどさぁ、なんか当てつけっていうか……マウント? 取られた気がして。すっっごくイラッと来ちゃって、そんでさいぞーに八つ当たりしてケンカになって、家飛び出して来ちゃったぁ~~~~~』
そう感じた莉子ちゃんの感覚はごく真っ当だと思う。そりゃ嫌だよね。
「それなら莉子ちゃん、僕のとこに来ればいいのに」
『だからそれはアカンて!! 累くん何するか分かんないでしょ!? さいぞーを裏切る気はないんだってば!!! 話だけ聞いてくれればいいの!!!』
「僕って都合よく使われてるねぇ。まぁ、自ら望んでそうしてるんだけど。さいぞーさんは今、君の居場所知ってるの?」
『一応、桃のとこに行くとは言って来た』
「それならいいけど。それにしても郡さん……まさかそんな行動に出るとは思わなかったよ。それは莉子ちゃんからしたらいい気分がしないのは当然だよね」
『やっぱり? あたし怒って良かったのかな?』
「彼女がいると分かっている男に弁当を作ってくるなんて、そりゃあ腹も立つでしょ。彼女としてのプライドが傷つくよ。さいぞーさんもさいぞーさんだけどね。馬鹿正直に全部莉子ちゃんに話すことないのに」
『だよねぇ? でも、隠されたら隠されたでそっちの方が嫌なんだけどね』
「まぁね。一番いいのは必要ないって突っぱねることだけど、さいぞーさんの性格的にそれもできないだろうしね。その優しさがいいところでもあるんだけど……かえってそれが仇になってしまったってとこかな」
『相手が累くんだったらバッサリ突っぱねるのにねぇ。でもさ、そもそもあたしがちゃんと料理できればこんなことにはならなかったんだから……あたしに怒る資格なんてあるのかなぁ? って気もして』
「莉子ちゃん、お人好しだねぇ。それとこれとは話が別だよ。君はそれは怒っていい。僕も目を光らせておくと言っておきながら、そんなことになっていたなんて……ごめんね。郡さんがまさかそんな行動に出るなんて……」
まぁ、僕が一部けしかけたせいなんだけどね(笑)
でも、それを差し引いても想像以上の行動力だった。僕が言うのもなんだけど、なかなかのブッ飛びっぷりだ。ただ、莉子ちゃんの感情にまで配慮できていないのが残念。
え? 自分のことを棚に上げるなって?
『や……それは別に累くんのせいではないんだけど。でも……』
「まだ何か引っかかる?」
『あのね……冷静に考えたら、さいぞーだってあたしと累くんの関係に目を瞑ってくれてるわけじゃん? そこがまず大前提としてあるわけよ』
「うん。自分で言うのもなんだけど、僕らの関係って正気の沙汰じゃないからね」
『でしょ。だから……もしさいぞーが他の女の子と関係を持ったとしても、あたしは文句言える立場じゃないんだよね』
それでさっきのあの第一声が出たというわけか。
この娘、やっぱり真面目だ。だからこそこの正気の沙汰じゃない状態を思い悩む。僕みたいに開き直ってしまえば楽なのに、彼女にはそれができない。
そして、莉子ちゃんのそういう真面目なところが僕はとても好きだ。
「でも、さいぞーさんって今の状況に嫌々甘んじてるのかなぁ。僕はそんなことないと思うんだけど」
『え~、そう?』
「口では僕に辛辣なこと言うけど、何だかんだ受け入れてくれているような気がするよ。仕方ないから莉子ちゃんのワガママに付き合ってくれてるってわけじゃなくて、さいぞーさん自身、僕のこと少しずつ好きになってくれてるなぁって感じるけど」
『累くん……その自信、どこから来るの?』
「僕、顔がいいから。それだけで大抵のことは許されると思ってる」
『…………』
莉子ちゃんを絶句させてしまった。電話の向こうでどんな顔をしているのかだいたい分かる。けど、それもまたいい。
「そんなに気に病んでるのなら、今度さいぞーさん本人に直接聞いてみない? 本当に嫌なのかどうか。三人でさ、本音で話し合おうよ」
『えっ』
「その上で、もしさいぞーさんが本当に心から嫌だと感じているのなら――その時は僕が潔く身を引くから」
そう告げると、電話の向こうで莉子ちゃんが言葉を詰まらせるのが分かった。
「僕なら大丈夫。僕にとっての最優先事項は、君とさいぞーさんの幸せだから。推しカプの邪魔をするなんて、そんなことをするくらいなら死んだ方がマシだよ」
『どうしてそこまで……累くん、なんでそんなにあたしとさいぞーにこだわるの? 累くんだったら、他にいくらでも……』
「前にも話したよね。僕にとって君は、一番辛い時に心の支えになる思い出をくれた人なんだよ。だから、君のためなら何だってする」
これは嘘じゃない。掛け値なしの、僕の本心。
彼女がまた声を詰まらせたので、僕はいつもと変わらない軽い口調で話題を変えた。
「……話を戻すけどね。とにかく色んな事情を差っ引いたとしても、郡さんの行動は行き過ぎ。そこは僕からそれとなく注意しておくよ。だから、莉子ちゃんは早いとこ、さいぞーさんと仲直りしなよ。きっと今頃、心配してるよ」
『うん……さっきから電話もSINEもいっぱい来てる』
「SINE、何て来てるの?」
『無神経でごめん。莉子の気持ち考えてなかった。帰って来て欲しい。などなど』
それには隠すことなくアハハと笑った。才造さんの慌てぶりと、莉子ちゃんの拗ねっぷりが愛おしすぎる。そういうのが聞きたかったんだよ。
「気持ちが落ち着いたらちゃんと帰るんだよ。逆に考えるとね、さいぞーさん、郡さんに言われたことを莉子ちゃんにそのまま正直に伝えるってことは、やましいことがないって証拠なんだから。少しでも後ろめたい気持ちがあったら言えないでしょ。そこはさいぞーさんを信じてあげなよ」
『そっか……それはそうかもしれない』
「そうだよ。じゃあ……今日はもう切るよ」
『うん……』
「それじゃあね。おやすみ」
『あの、累くん……』
「何?」
『その……ごめんね。ありがと』
ううん、と言って電話を切った。
半ば自作自演のようなものだけど、恩を売ってまたひとつ特等席に近づくことに成功した。僕のそんな思惑に気が付いていない莉子ちゃんの「ありがと」を耳に焼き付け、その夜はそれだけで2回抜けた。
0
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
女の子がほとんど産まれない国に転生しました。
さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。
100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳
そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。
当面は2日に1話更新予定!
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる