Head or Tail ~Akashic Tennis Players~

志々尾美里

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第73話 降る星のような

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 からめ手のような対戦相手の策略に気付いた蓮司は、いつもより腰を落として重心を低めた。意識して姿勢を正すと、相手に釣られていたせいか、知らず知らずのうちに適切な体軸が崩れていたとようやく自覚できた。自分の性格は疑い深くひねくれ者だと自己分析している蓮司だが、どうにもこういう相手の策にハマり易い気がするなと、冷静になった頭で反省する。

――素直なのが、蓮司の取り柄でしょ

 屈託ない笑顔を浮かべて褒めるミヤビの言葉が、不意に過る。

(緩むな、集中しろッ!)

 ボールを打ち返しながら、自分に言い聞かせる蓮司。相手の戦略から抜け出すため、前のめりになり過ぎた身体と意識の姿勢を正したが、冷静さを取り戻すと同時に雑念が混じるようになった。今は彼女のことを考える時ではない。いくらそう自分に言い聞かせても、水の中から立ちのぼる泡ぶくのように、彼女のことが浮かんでくる。

 蓮司がATCへ来てから、ずっと何かにつけて自分の世話を焼きたがるミヤビ。お節介な女だと煩わしく感じる一方、彼女に対していつの間にか何一つ遠慮しなくなっていった。そんな自分自身の変化について、蓮司はずっと気付かないフリをしていた。

 いつからか自分のなかに芽生えた感情の正体がなんなのか、それが分からないほど蓮司は愚鈍ではない。ただ、それを自身の最優先事項として重要視できるかというと話は別だ。確かめたことはないが、きっとそれはミヤビも同じはず。二人はそれぞれ自分が持つ夢を、目標を叶えるために、たまたま同じ時間、同じ場所、同じ環境にいるだけだ。

「オォッラァ!」

 頭の片隅で渦巻く雑念を振り払うように、蓮司は声をあげてラケットを振る。

(オレが今やりたいことはなんだ? 今やるべきことはなんだ!)

 雑念に気を取られそうになる自分の意識の胸倉を掴み上げ、再び集中の水底へ潜ろうとする。いま戦っている相手は、並大抵の集中力では倒せない。この大会である程度の実績を残せなければ、ATCでの自分の居場所は無くなる。もし、自分が居なくなると知ったら、彼女はどんな顔をすることになるか。いや、今考えるべきは、それではない。

(!? リズムが違う! これは誘い球!)

 相手の放った一打の意図を看破し、蓮司は最適解を導き出す。タイミングとしては些細な違いだが、その些細なズレは結果を大きく変える。勝利と敗北は、そんな些細なズレの積み重ねの先に存在するもの。勝機は、根気強く、丁寧に、一つずつ集めなければならない。

(結果を出せば問題ねぇ。その為にはまず!)

 一瞬の溜めを作った一撃が、相手の守りを打ち抜くように駆け抜けていった。

「Game,Japan. Italy leads 4games to 2」

(勝つ。なんとしても!)

           ★

(やはり、素晴らしいな)

 自身のサービスゲームを破られたにも関わらず、ジオは胸中で相手を称賛する。この試合、ジオは初めてブレイクされたが、彼に危機感や焦りは皆無だった。ジオは試合が始まる前から、自分が勝つものだと思っている。それは自分への驕りでも、相手への侮りでもない。ただシンプルに、自分が勝つという根拠なき確信を得ているだけ。それはまるで、これから起こる結果を知っているかのような、絶対的自信だった。

(しかし不思議だ。なぜ僕は彼のこの力を見誤ったのだろう)

 能条蓮司の実力を素直に認める一方、ジオはふと疑問に思う。もし、相手の能条にこれほどの力があるのであれば、少なくとも試合の序盤でジオがそれに気付かぬはずがない。事前の調査よりも成長していたからだと一度は判断したが、相手のプレーを見る限りどうにもそれだけでは済まないような気がしたのだ。

 ジオは幼少の頃から、目の前で起こる出来事や他人の動向について、極めて高い精度で見極める力があった。超能力などといった突飛なものではなく、ある種の特技のようなもの。しかし他人からすれば驚くほどの正確さで、出来事の結果や他人の動向を予測できる。ジオにとってそれは、鳥が自由に空を飛び、魚が水中で生きるのが当然であることのように、当たり前のことだった。

(試合前に日本チームのメンバーを見た時、僕たちに敗北は無い、そう感じた。イレギュラーがあるとすれば、部外者による妨害で事態が大きく変わること。残念ながら予想通りそれは起こってしまったし、被害をゼロにすることは叶わなかった。しかしそれでも、どうにかロシューとリーチは勝ち切ってみせた。大きく違和感を覚えたのはミックスのときだ)

 ジオはミックスの試合を観戦していたとき、イタリアペアの勝利を疑わなかった。しかし試合途中、まるで相手ペアの男性選手が別人のようにその雰囲気を変え、それをきっかけにジオは試合の行方が分からなくなってしまう。日本ペアは男女ともに、ジオが試合前に感じていた以上の実力を発揮し、グリードとウナーゾを押し切った。

(無論、僕は全てを完全に見通せるわけじゃない。人より少しだけ鋭く周りの出来事や人の動きに鼻が利く、その程度の特技だ。過信しちゃいないし、頼ってもいない。しかしそれはそれとして、ミックスのあの試合を見てから、前の二試合・・・・・に対する感じ方さえ変わった。これは一体どういうことだ?)

 ジオは思考を巡らせるが、答えは出ない。分かっているのは、日本チームのメンバーは誰しもがジオの他人を見抜く力をすり抜け、想像以上のポテンシャルを発揮してくるということ。それこそ、彼らはまるでジオの母親やティッ・・・・・・・・・キーのように・・・・・・、ジオでさえ読み取れない小さな可能性をかき集めて現状をひっくり返そうとする。

(鍵を握っているのは、ミックスに出ていた男の選手。若槻、だったな)

 チラりと日本ベンチに視線を向けるジオ。固唾を飲んで味方の試合を観戦する彼の表情は、試合のときとは打って変わって年相応のものだ。言葉を選ばないのであれば、ジオは日本のメンバーのなかで彼にもっとも才能を感じない。実に平凡な選手に見える。試合のときを除いて。

(彼の存在は気になる。が、今は)

 少しずつ、少しずつではあるが、対戦相手の能条蓮司はその真価を見せ始めている。

(能条、君の隠れた実力が本物かどうか、僕がこの手で見定める)

           ★

 エレベーターの扉が開くと、真っ黒なジャケット姿の男が迷いなく降り立った。長身だがかなりの痩躯で、目つきは鋭い。髪の色は灰褐色アッシュグレーで、雰囲気はまるで痩せた狼のよう。その男の姿を視認するや、2m近い身長の屈強なアフリカ系のガードマンが警戒心を強める。相手の挙動を見逃すまいと、その黒い瞳に全身を映す。ジャケットの男はそんなガードマンの雰囲気にまったく臆することなく、無表情のまま低い声で言った。

「アーヴィング女史に会いたい。私はイタリアチームの監督リッゾ・メターリア。名前を言えば要件は伝わるはずだ」

 そう言いながら、大会本部が発行している身分証を提示する。ガードマンは専用のデバイスで記載されたコードを読み取り、本人であることを確認した。テニスの、それもジュニアの監督にしては随分と剣呑な雰囲気をかもし出しているが、ガードマンに拒否権はない。やや不審さを表情に残しながら、お待ちを、と告げて内線をかけた。

「どうぞ、あちらです」

 リッゾはガードマンに一瞥もくれず、案内された部屋へ向かう。扉は重厚な木製だったが、上部に取り付けられたセンサーが反応するとひとりでに開いた。大きな窓のある明るいその部屋のなかに、マネキンかと見間違いそうになるほど美しい体型をした女が背を向けている。部屋に入った瞬間、リッゾの鼻は異臭を嗅ぎ取った。正確には、異臭を搔き消そうと使われた、無香性の消臭剤の残り香。そしてそこに、幽かに残った何かの焼けた臭い。

(コイツ……やはり)

 一瞬のうちに事態を察したリッゾは、内心で警戒を強める。ジオが言っていた通り、この大会を主催している米国企業リアル・ブルームは、相当に厄介な会社である気配がした。少なくともリッゾはそれを確信し、目の前の女がその見た目とは正反対の性質を持っているという印象を強めた。

「お察しの通り、制裁はこちらで済ませた」
 美しくも禍々しさを感じさせる金色の瞳を向けながら、アーヴィングがいう。

「引き渡してもらえるはずでは」
 その瞳に飲み込まれまいと、リッゾは鋭い目をさらに細める。

「それがねぇ、懇願されてしまったの」
「懇願?」
「反省している、許してくれ、イタリアマフィア・・・・・・・には引き渡さないでくれ、と」
「我々はマフィアではない」
「あぁ失礼。イタリアには、だった」
「受けたのか。我々に何の断りもなく」
「わたくしどもとしては? 余計なトラブルは御免被りたくて」
「余計なトラブルを増やしているのはそちらだろう」
「なにを見当違いな。あなた方が参加しなければ起きなかったトラブルでしょ」
「我々は正規の手段で出場権を得ている」
「どうだか? 欧州の予選については現地の支部に任せているのでね」

 獲物をいたずらに甚振る肉食獣のように、嗜虐的な表情を浮かべるアーヴィング。この女に何をどう言おうが、無意味であるとリッゾは悟る。いや、最初から分かっていた。あくまで要望を伝えたという既成事実が必要で、その為に訪れたのだ。大人しく犯人の身柄を明け渡す連中ではないというのは、予想の範囲内だ。

「分かった。セキュリティの強化には感謝する。継続して対応をお願いしたい。お互いの選手の安全の為に・・・・・・・・
「えぇ、もちろん」

 別れの挨拶も交わさず、リッゾは部屋を出た。

(アメリカ側は基本的に不干渉だが、建前上の協力はする。とはいえ、よほど大きな建前が無い限り、今以上は難しい。それにあの女、建前上の協力はするものの、下手をすれば裏でこちらを撹乱してきかねない雰囲気だ。いやむしろ、自分たちに利があると踏んだら簡単に敵に回るだろう。無抵抗の人間を、笑いながら打つような者の目だ)

 アーヴィングの瞳を思い出し、思わず舌打ちをするリッゾ。あの手合いは、自分たちの持つ美学と全くもって相容れない。正反対というような可愛げのあるものではなく、存在そのものが忌むべきものだ。仮に自分たちが悪だとするなら、彼らは邪、或いは魔、といった性質だ。目についたもの全てをひれ伏せさせ、共存ではなく支配と蹂躙を好む。そういう類の人間だ。そんなことを考えていると、ふと携帯端末に通信が入った。

迷子・・を見つけた。迎えに行く・・・・・
「了解した」

 短く言って通信を切る。出口に向かう途中、エントランスにある備え付けの巨大モニターで、ちょうどイタリアと日本の試合が映し出されていた。リッゾは足を止める。試合は終盤、スコアはジオがリードしていた。ほどなくして決着がつくだろう。残る試合は女子シングルス。それまでに迷子を保護・・し、可能な限り情報を手に入れる必要がある。それが、コートの外で戦う、彼らの役割だった。

           ★

 蓮司は対戦相手のジオが、自分に対する戦術を変更したとすぐに気付いた。

(クッソが、この野郎ッ!)

 だが、それについてあれこれ考える暇を得ることができず、ただただひたすらボールに食らいつくより他なかった。そしてそれが却って、蓮司の集中力をこれまで以上に研ぎ澄ませていく。

(野郎、状態に関係なく、アホほど左右に振り回しやがる!)

 ジオはこれまでとは打って変わり、蓮司をひたすらコートの外へ追い出すような場所へボールを運んだ。蓮司のサービスゲームではあったが、リターンの段階からジオは狙う場所を蓮司から最も離れた場所に定め、追撃させない。その上で返球のタイミングを早め、一歩でも多く蓮司が走らなければならないような配球を展開していく。

(なるほど、彼はやはり)

 巧みな配球で、対戦相手をコートの上で翻弄しながらも、ジオは蓮司の様子を観察していた。普通の選手ならとっくに体勢を崩してミスしてしまいそうな場面でも、蓮司は驚異的なフットワークを駆使し返球してくる。人種的に体格の劣る日本人選手は、こういうフットワークに特化した選手が多く見られる。身体の小ささを活かした機動力こそ、彼らの武器だ。

(そうか。僕は彼に対する戦い方を・・・・間違っていた・・・・・・のか)

 コートの上を縦横無尽に駆け回りながら、必死の抵抗を見せる蓮司。その驚異的なパフォーマンスは、これまでミスを誘発させられていた時とは比べ物にならない。まるでこれこそが彼の本当の戦い方であるように、活き活きと走りながらボールを打ち返す。

(フットワーク、スタミナ、返球力。この辺りは本人も自覚している強みのようだ。しかし、恐らく彼は自分で気付いていない・・・・・・・。このディフェンス力の先にあるもの)

 ジオが早いタイミングで打ち返したボールが、蓮司の立ち位置と正反対の場所へと返される。そのボールに向かって、蓮司は一心不乱に駆け出していく。およそ間に合うようには見えない距離だったが、そんなことはお構いなしに全力で足を動かす蓮司。ボールが二度目のバウンドをする間際、ラケットの先端がボールに届き、鋭い打球を打ち返した。

(これだ! ここで守りに入らない!)

 相手に走らされ、ギリギリのところでボールに手が届くようなシチュエーションの場合、多くの者がまず返球することを優先する。ボールを打つには、走って、止まって、打つ必要がある。しかし、その二段階目である『止まる』という動作が難しい。厳密に言うならば、走って、減速し、止まって、打つ必要がある。相手によって走らされるということは、追いついたタイミングでこの減速が完了していなければならず、大抵の場合、ここが達成されない。

(ちょっとしたフットワークの技術で、減速や停止は工夫できる。要は身体のバランスを失わず打つ動作ができれば良いのだから。場合によっては減速と停止を端折ることで良い返球に繋げられることもある。そして、彼はその動作が飛びぬけて上手い)

 蓮司の返球は、ただ間に合わないから闇雲にスイングしている、といった類のものではなかった。ボールに追いつくその直前までバランスを維持し、可能な限り甘いボールを返すまいとしている。

(まるで往年の反撃の一打カウンター・を狙う者パンチャーだ。もし、彼がもう少し成長したら、才能に関係なく飛躍的にその実力を伸ばすだろう。そしてその為に彼に必要なのは――)

 蓮司の返した鋭い打球の勢いを、ジオは悠々と殺してみせる。鮮やかなタッチでネット前へボールを落とす。それを追って蓮司が猛然と走り込んでくるが、間に合わない。

「Game,Italy. 5 games to 2.」

(きっと、多くの敗北と試練だ)

           ★

(まだだ、ここをブレイクすれば追いつける。できる、絶対できる!)

 コートの上をあちこち走りまわされ、蓮司は全身から汗を拭きだし、まるで頭から服を着たままシャワーを浴びたようになっている。だが、戦意は決して衰えず、猛然と燃え上がる炎のような闘争心は更に勢いを増していた。そしてそれとは別に、蓮司は相手の戦術変更とそれについて行けた自分に少なからず驚き、自分の可能性に対する自信を強めた。

(やれる。オレはやれる。まだ強くなれる)

 目に見えそうなほどの闘志を身体中から漲らせ、相手のサーブを迎え打とうとする蓮司。例えどんなサーブが来ようと、必ず打ち返してブレイクしてみせる。そんな気合いに満ちていた。だが、相手の放ったトスを見た瞬間、蓮司は異変を感じ取る。

(――高い!)

 ジオが上げたトスは、これまでで一番高い。ジオの身長が2mに近いことを差し引いて考えても、不必要なほどに。そして弓をしならせるように身体を縮め、落下してきたボールをジオがラケットで捉えた。

「――――ッ」

 音が遅れて聞こえたのではないか、そう思うほど静かな、しかし速いサーブだった。ビッグサーバーであるデカリョウとは全く質の異なる、それでいて匹敵するほどの速度。蓮司は、それに反応すらできなかった。夜空に流れ星が煌めいたと思ったら、願い事を思い浮かべる間もなく消えていた、そんなサーブだった。

 あっという間に、三つの流れ星が消える。見惚れるほどに優雅で、静寂を孕み、力強く速いサーブ。それを目にした蓮司は、自分のなかで燃え盛っていたはずの闘争心の炎が、まるで最初から存在していなかったように消散していることにすら気付けない。

40-0フォーティ、ラブ

 審判の声に、ようやく我に返った蓮司。マッチポイントだ。

(惚けてる場合か! 来るぞ!)

 だが、高く悠然と放り上げられるトスから放たれる流星の如きそのサーブに、蓮司は終ぞ触れることすらできなかった。

「Game set & match Italy.7-5,6-2」

                                  続く
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