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「拓磨ちゃん。どうしたの。かわいい顔が台無しよ」
「だって。今、真澄ちゃんの話をしていたの」
「あら。やだ」
真澄ちゃんは恥ずかしそうな顔をした。演技には見えない。僕は周りを見渡して、同じ学科のビルに向かう友達を見つけて「じゃあ。僕はここで」と言う前に真澄ちゃんが腕を組んでくる。柔らかいもの。整形はしていない真澄ちゃんの偽物ゆの胸に触る。僕は戸惑いを隠せないでいると「最近ぼっーとして心配だったの。悩み事なら聞くわよ」とウィンクつきで言われた。僕は「そんなことはないよ」と笑っていた。美由ちゃんは友達を見つけるなり、じゃあと言ってグランドや体育館がある敷地に走っていった。真澄ちゃんはバイバイと手を振る。
「二人きりね」
正直逃げたい気持ちでいっぱいの僕に真澄ちゃんの腕は更に強く組む。まるで逃げることは許さないといいたげである。真澄ちゃんの元来の性別を意識するような力強さである。
「私は思うのよね。拓磨ちゃんは誰かラブ、つまり恋をしているって」
「やめてください」
「あら、恋の相手を聞く野暮なことは、しないわ。ただ、小説の材料になればと思っているの」
「小説?」
「そう。とあるイベントに本を出すことになったの。それでいいアイデアが見つからないから拓磨ちゃんがちょうどよく、自分の妄想に夢中になっていたからね」
「やめて」
本になるようなことではない。それは確かだ。実際に好きな相手にとって自分がどういう立場なのかわからない。そんな僕をつまらないわねと真澄ちゃんがいう。真澄ちゃんは不思議そうな顔をした。
「どう胸のときめき具合は」
「えっ」
「憧れの私に近づいて」
「な、わけないでしょ」
「ジョークよ。私だって自分が面白い生き物だと思っているわ」
「化け物の間違いでは」
「あんた、喧嘩を売っているの」
「最初に喧嘩をふっかけたのは真澄ちゃんでしょうが。後、僕は自分の恋愛を語りたくない」
「女の子はみな好きよ。恋の話」
「一緒にしないで」
ぐったりとした僕に真澄ちゃんは笑っていた。何が面白いのかわからない。教室が入っているビルが近くなると人通りはさすがに多くなる。真澄ちゃんの背が高い分、余計に目立つ。真澄ちゃんのヒールがコツコツとアスファルトをつつく。
「ねえ。よかったらさ。私にも聞かせて。若いディープな恋の話」
「だから、やめて。秘する恋もあるんだよ」
「あら、秘密の恋。どんな、どんな。相手は主婦?」
「なんで昼ドラになるんだ」
「あら、定番よ。いいじゃない。定番。食いつきがいいのよ。読者にはね」
そんなことでは、たかがしれていると僕は思った。真澄ちゃんとは教室まで腕を組んで歩いた。なぜか、僕にはエネルギーの何倍も吸い取られたような気がした。
「おまえ、香水くせえな」
「真澄ちゃん効果」
「ゲッ」
「なんか真澄ちゃんに気に入られたみたい」
友人である、戸井田(といだ)にいうとあからさまに嫌そうな顔をしている。真澄ちゃんは悪い人ではないとわかっていても男には偏見を持ってしまうものだ。
「あのカマかよ」
「トランスジェンダーだろう」
「トランスジェンダーだけどさ」
「そういうおまえも二丁目バスツアーに行ったじゃん」
「あれは彼女におねだりされて」
「どんな彼女だ」
僕の突っ込みを戸井田は肩をすくめた。かわいいんだぜ、オタクだけどと言っていた。はあと僕は言っていた。必修化授業が始まっていた。
食堂の素うどんか、お揚げを入れるか僕は迷っていた。僕の財布を見ながらランチ定食にしようかと考えていた。戸井田はランチ定食である。学生食堂だから、定食の食券を買う。販売機にピッとボタンを押した。
ランチは結局素うどんになった。僕はずるずるとうどんをすすっていると戸井田は生姜焼きを食べながら「なんで真澄ちゃんに捕まった?」と尋ねてきた。
「僕が最近ぼっーとしているから」
「なるほど」
「納得するんかい」
「だっておまえぼっーとしているから」
「そんなにしているかな」
「よっ」
別の友人、永野(ながの)が現れた。僕と永野は必修化の授業以外での授業を一緒に受けている。戸井田も面識があるようだ。
「えっ、野々宮(ののみや)が真澄ちゃんにつけねらわれているの」
「バカ。それじゃあ、拓磨が殺される」
「尻が裂けて。ああーって」
笑い出すことではないと思う。ちなみにどちらか上か下かで盛り上がっている。勝手なものである。そう僕は思って、素うどんをすする。
「まあ、真澄ちゃんは優しいからな」
「優しいのかよ」
「オレが教科書を忘れたら貸してくれた。真面目だよな」
「まあいいよ」
そう言いながら僕はごちそうさまをする。永野は唐揚げを一つ僕にくれた。
「悪かったって。唐揚げをやる」
「オレはキャベツだ」
「キャベツいらない」
と言いながら僕はキャベツを食べた。唐揚げはおいしかった。油をひさしぶりに食べたような気がした。
「それにしても、拓磨が恋愛かあ」
「なんだよ」
「なんか意外だよな」
「意外でもないような」
二人の勝手な感想に僕は聞き流した。今あるものに夢中だった。僕は夜を思い出した。夜に会いたいとまでは思わないが、何をしているんだろうか。そんなことを考える。歌を歌っているのだろうか。
「もしもし」
「なんだよ」
「俺達の話を聞いている?」
「聞きたくない」
「永野さん。春ですな」
「うーん。臭い」
うるさいと僕は言っていた。
また夜っぽい人を見かけた。僕の視力がそんないいわけではないのでついジロジロと見てしまう。夜に似ているからと言って、夜ではないことはわかっている。だけど夜に似ているなと思うとつい目で追ってしまう。購買のコンビニでルーズリーフを買っているとトントンと肩をたたかれた。
夜にそっくりな人だった。
「あっ。夜」
「……どいてくれますか」
「あっ。すみません」
そんな会話をした。顔は夜になんとなく似ていたが、声が違う。それで僕は他人だとようやく気がついた。謝って、そのままレジに行こうとする。後ろを振り返る。夜に似ているなと思った。今度夜に聞いてみようと僕は思った。
「夜って。夜野トキのこと」
そそくさとレジから離れようとしていると言われた。夜にそっくりの人だ。僕はうなずくと「あっ、ファン?」と僕に尋ねてくる。僕は迷いながら「そうだけど」と言うと夜に似ている人は苦笑いをもらした。それはそれで夜の顔つきだ。
「ごめん。その人と俺は関係ないよ」
「そうなんですか」
「いいよ。敬語。いらない」
「……それしても男のファンは珍しいな」
「まあ。よく言われます」
「だよね」
「ありがとうございます。わざわざ教えていただいて」
夜のそっくりさんがちょっと意外そうな顔で僕を見つめていた。そんなに面白い顔をしているつもりはない。ジロジロと見られる。正直女の子だったら恥ずかしがるが、男同士なので変な気分だ。僕が男だからかということもおおいにある。
「なんだ。意外と普通」
「は?」
「だってさ。メジャーじゃない歌手を追っている子ってさ。意外と病んでますという人、多い」
多いのかどうかわからないが、偏見である。僕は戸惑いを隠せないでいると、夜っぽい人はにやりと笑った。バカにしているよりも、どこか自分で自分の言葉に笑っているようだった。
「ごめん。偏見」
「そうですか」
「あっ。敬語。俺、梨田(なしだ)圭介(けいすけ)」
学科で三年と言われた。お気楽な時期だなと僕は思った。
「はあ」
「あんたは。学科、どこ」
僕は学科と名前と一年ということを伝えた。それで梨田さんはうなずいた。
「これからどこに行く」
「ラウンジで勉強」
「一人?」
「あら、圭介ちゃんじゃない」
後ろから声をかけられた。僕が振り返ると弁当を持った真澄ちゃんがいた。背が高いからすくにわかる。
「真澄ちゃん。元気? 入学オメデトウ」
「何、片言で言っているのよ」
真澄ちゃんは笑い出す。そうしてようやく僕に気がついた。あらという顔をする。真澄ちゃんは有名で一年の生徒には知らない人はいない。真澄ちゃんは僕の顔をまじまじと見た。
「拓磨ちゃん。どうして圭介ちゃんと一緒にいるの。学科が違うから接点がないと思ったけど」
「ああ、今、話しかけた」
「ヤダ。ナンパ。キャー変態」
「その反応をやめろ。おまえ、キャラが変わりすぎ」
「あら。いいじゃない」
「夜野トキのファン」
あっと真澄ちゃんは笑い出していた。クスクスというより爆笑に近い。僕がぎょっとしていると、梨田さんはいやそうな顔をしていた。
「あんた、彼女に夜野トキに似ているから付き合ったと言われた、夜野トキ?」
僕はギョッとした。梨田さんの顔を見れば腹が立っているような顔をしている。夜野トキとはそんな関係ですかと思う。しかし、悲惨である。
「うるせえ。笑うな。行くぞ」
「待ってよ。圭介ちゃん。私もついていくわ」
「なんでだよ」
「ラブの匂いがする」
わけのわからないことを言い出す真澄ちゃんに僕はちょっとだけ早く離れたかった。購買に来ている他の学生が遠巻きに見ているのもそのせいだと僕は思った。梨田さんも同様に思っていたのか、僕の腕を引いていく。その後から真澄ちゃんが早足で追いかけてくるという奇妙キテレツな構図が生まれていた。
「だって。今、真澄ちゃんの話をしていたの」
「あら。やだ」
真澄ちゃんは恥ずかしそうな顔をした。演技には見えない。僕は周りを見渡して、同じ学科のビルに向かう友達を見つけて「じゃあ。僕はここで」と言う前に真澄ちゃんが腕を組んでくる。柔らかいもの。整形はしていない真澄ちゃんの偽物ゆの胸に触る。僕は戸惑いを隠せないでいると「最近ぼっーとして心配だったの。悩み事なら聞くわよ」とウィンクつきで言われた。僕は「そんなことはないよ」と笑っていた。美由ちゃんは友達を見つけるなり、じゃあと言ってグランドや体育館がある敷地に走っていった。真澄ちゃんはバイバイと手を振る。
「二人きりね」
正直逃げたい気持ちでいっぱいの僕に真澄ちゃんの腕は更に強く組む。まるで逃げることは許さないといいたげである。真澄ちゃんの元来の性別を意識するような力強さである。
「私は思うのよね。拓磨ちゃんは誰かラブ、つまり恋をしているって」
「やめてください」
「あら、恋の相手を聞く野暮なことは、しないわ。ただ、小説の材料になればと思っているの」
「小説?」
「そう。とあるイベントに本を出すことになったの。それでいいアイデアが見つからないから拓磨ちゃんがちょうどよく、自分の妄想に夢中になっていたからね」
「やめて」
本になるようなことではない。それは確かだ。実際に好きな相手にとって自分がどういう立場なのかわからない。そんな僕をつまらないわねと真澄ちゃんがいう。真澄ちゃんは不思議そうな顔をした。
「どう胸のときめき具合は」
「えっ」
「憧れの私に近づいて」
「な、わけないでしょ」
「ジョークよ。私だって自分が面白い生き物だと思っているわ」
「化け物の間違いでは」
「あんた、喧嘩を売っているの」
「最初に喧嘩をふっかけたのは真澄ちゃんでしょうが。後、僕は自分の恋愛を語りたくない」
「女の子はみな好きよ。恋の話」
「一緒にしないで」
ぐったりとした僕に真澄ちゃんは笑っていた。何が面白いのかわからない。教室が入っているビルが近くなると人通りはさすがに多くなる。真澄ちゃんの背が高い分、余計に目立つ。真澄ちゃんのヒールがコツコツとアスファルトをつつく。
「ねえ。よかったらさ。私にも聞かせて。若いディープな恋の話」
「だから、やめて。秘する恋もあるんだよ」
「あら、秘密の恋。どんな、どんな。相手は主婦?」
「なんで昼ドラになるんだ」
「あら、定番よ。いいじゃない。定番。食いつきがいいのよ。読者にはね」
そんなことでは、たかがしれていると僕は思った。真澄ちゃんとは教室まで腕を組んで歩いた。なぜか、僕にはエネルギーの何倍も吸い取られたような気がした。
「おまえ、香水くせえな」
「真澄ちゃん効果」
「ゲッ」
「なんか真澄ちゃんに気に入られたみたい」
友人である、戸井田(といだ)にいうとあからさまに嫌そうな顔をしている。真澄ちゃんは悪い人ではないとわかっていても男には偏見を持ってしまうものだ。
「あのカマかよ」
「トランスジェンダーだろう」
「トランスジェンダーだけどさ」
「そういうおまえも二丁目バスツアーに行ったじゃん」
「あれは彼女におねだりされて」
「どんな彼女だ」
僕の突っ込みを戸井田は肩をすくめた。かわいいんだぜ、オタクだけどと言っていた。はあと僕は言っていた。必修化授業が始まっていた。
食堂の素うどんか、お揚げを入れるか僕は迷っていた。僕の財布を見ながらランチ定食にしようかと考えていた。戸井田はランチ定食である。学生食堂だから、定食の食券を買う。販売機にピッとボタンを押した。
ランチは結局素うどんになった。僕はずるずるとうどんをすすっていると戸井田は生姜焼きを食べながら「なんで真澄ちゃんに捕まった?」と尋ねてきた。
「僕が最近ぼっーとしているから」
「なるほど」
「納得するんかい」
「だっておまえぼっーとしているから」
「そんなにしているかな」
「よっ」
別の友人、永野(ながの)が現れた。僕と永野は必修化の授業以外での授業を一緒に受けている。戸井田も面識があるようだ。
「えっ、野々宮(ののみや)が真澄ちゃんにつけねらわれているの」
「バカ。それじゃあ、拓磨が殺される」
「尻が裂けて。ああーって」
笑い出すことではないと思う。ちなみにどちらか上か下かで盛り上がっている。勝手なものである。そう僕は思って、素うどんをすする。
「まあ、真澄ちゃんは優しいからな」
「優しいのかよ」
「オレが教科書を忘れたら貸してくれた。真面目だよな」
「まあいいよ」
そう言いながら僕はごちそうさまをする。永野は唐揚げを一つ僕にくれた。
「悪かったって。唐揚げをやる」
「オレはキャベツだ」
「キャベツいらない」
と言いながら僕はキャベツを食べた。唐揚げはおいしかった。油をひさしぶりに食べたような気がした。
「それにしても、拓磨が恋愛かあ」
「なんだよ」
「なんか意外だよな」
「意外でもないような」
二人の勝手な感想に僕は聞き流した。今あるものに夢中だった。僕は夜を思い出した。夜に会いたいとまでは思わないが、何をしているんだろうか。そんなことを考える。歌を歌っているのだろうか。
「もしもし」
「なんだよ」
「俺達の話を聞いている?」
「聞きたくない」
「永野さん。春ですな」
「うーん。臭い」
うるさいと僕は言っていた。
また夜っぽい人を見かけた。僕の視力がそんないいわけではないのでついジロジロと見てしまう。夜に似ているからと言って、夜ではないことはわかっている。だけど夜に似ているなと思うとつい目で追ってしまう。購買のコンビニでルーズリーフを買っているとトントンと肩をたたかれた。
夜にそっくりな人だった。
「あっ。夜」
「……どいてくれますか」
「あっ。すみません」
そんな会話をした。顔は夜になんとなく似ていたが、声が違う。それで僕は他人だとようやく気がついた。謝って、そのままレジに行こうとする。後ろを振り返る。夜に似ているなと思った。今度夜に聞いてみようと僕は思った。
「夜って。夜野トキのこと」
そそくさとレジから離れようとしていると言われた。夜にそっくりの人だ。僕はうなずくと「あっ、ファン?」と僕に尋ねてくる。僕は迷いながら「そうだけど」と言うと夜に似ている人は苦笑いをもらした。それはそれで夜の顔つきだ。
「ごめん。その人と俺は関係ないよ」
「そうなんですか」
「いいよ。敬語。いらない」
「……それしても男のファンは珍しいな」
「まあ。よく言われます」
「だよね」
「ありがとうございます。わざわざ教えていただいて」
夜のそっくりさんがちょっと意外そうな顔で僕を見つめていた。そんなに面白い顔をしているつもりはない。ジロジロと見られる。正直女の子だったら恥ずかしがるが、男同士なので変な気分だ。僕が男だからかということもおおいにある。
「なんだ。意外と普通」
「は?」
「だってさ。メジャーじゃない歌手を追っている子ってさ。意外と病んでますという人、多い」
多いのかどうかわからないが、偏見である。僕は戸惑いを隠せないでいると、夜っぽい人はにやりと笑った。バカにしているよりも、どこか自分で自分の言葉に笑っているようだった。
「ごめん。偏見」
「そうですか」
「あっ。敬語。俺、梨田(なしだ)圭介(けいすけ)」
学科で三年と言われた。お気楽な時期だなと僕は思った。
「はあ」
「あんたは。学科、どこ」
僕は学科と名前と一年ということを伝えた。それで梨田さんはうなずいた。
「これからどこに行く」
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「一人?」
「あら、圭介ちゃんじゃない」
後ろから声をかけられた。僕が振り返ると弁当を持った真澄ちゃんがいた。背が高いからすくにわかる。
「真澄ちゃん。元気? 入学オメデトウ」
「何、片言で言っているのよ」
真澄ちゃんは笑い出す。そうしてようやく僕に気がついた。あらという顔をする。真澄ちゃんは有名で一年の生徒には知らない人はいない。真澄ちゃんは僕の顔をまじまじと見た。
「拓磨ちゃん。どうして圭介ちゃんと一緒にいるの。学科が違うから接点がないと思ったけど」
「ああ、今、話しかけた」
「ヤダ。ナンパ。キャー変態」
「その反応をやめろ。おまえ、キャラが変わりすぎ」
「あら。いいじゃない」
「夜野トキのファン」
あっと真澄ちゃんは笑い出していた。クスクスというより爆笑に近い。僕がぎょっとしていると、梨田さんはいやそうな顔をしていた。
「あんた、彼女に夜野トキに似ているから付き合ったと言われた、夜野トキ?」
僕はギョッとした。梨田さんの顔を見れば腹が立っているような顔をしている。夜野トキとはそんな関係ですかと思う。しかし、悲惨である。
「うるせえ。笑うな。行くぞ」
「待ってよ。圭介ちゃん。私もついていくわ」
「なんでだよ」
「ラブの匂いがする」
わけのわからないことを言い出す真澄ちゃんに僕はちょっとだけ早く離れたかった。購買に来ている他の学生が遠巻きに見ているのもそのせいだと僕は思った。梨田さんも同様に思っていたのか、僕の腕を引いていく。その後から真澄ちゃんが早足で追いかけてくるという奇妙キテレツな構図が生まれていた。
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