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姉の家の近くにある喫茶店、チェーン店でよく見かける内装だ。女子高生が勉強している中、僕はソファー席に座る。洋楽が流れ、薄暗い店内には外国人やら仕事している人もいる。年配のおばあさんが読書している。
皆思い思いの時間を過ごす。
緊張した僕に姉が歩いて来たのだった。薄化粧をした姉は、子供を連れず、僕の隣に座っていた。なん年ぶりにこんなに姉と近くにいるんだろう。そんなことはどうでもいいのに考えていた。
「で、なにか話があるんでしょう? 話しなさい」
「大学やめてパン職人になる」
「はっ?」
「なりたいんだ。職人に」
「あんたさ。なにバカなことを言っているの。親に大学に行かせてもらっているのに、やめたいなんてよく言えるわ」
「わかっている。僕のワガママだ」
「大学やめてなにするの」
「専門に行く。奨学金制度を使って」
「あんたさ。それでいいの。大学出たからでも出来ることのように私は思う。まだ一年だからもっと面白いことはあるわよ」
「でも」
「専門行って、あんたはなにをやりたいの。それが見えて来ない」
「笑わないで欲しい。小さなパン屋さんで働きたい」
「そんなのはバイトでも出来る。なにをやりたいか。さっぱりじゃない」
「職人としてみんなが笑えるパンを」
「それだけ?」
「うん。それだけ」
姉はため息をついた。
「あんた、プレゼン下手。あと、そんな程度じゃあ賛成できない」
「わかっているよ」
でもなりたいと言っていた。
「町のパン屋さんなら、バイトにも出来るわよ、頭を冷やしなさい」
怒った顔をした姉がいた。ヒリヒリと肌が焼けるような痛みが僕を襲う。姉に言われたことは正論だと思う。
「思いつきでできるほどあまいものじゃないのはわかっている」
「わかっていない。あんたは人生を棒に振る」
「好きなこともできない人生なんて」
「生意気なことを言うな。あんたは人生や社会の厳しさがわからないから言えるのよ。大学卒と専門じゃあ待遇が違うのよ。それにお給料も。私は友達から聞けば、あんたは好待遇から自分から抜け出すのよ。
「どれだけの人が大学で学びたいと思っているかわかっていない。お金がなくて泣く泣く行けなかった人もいるのよ」
僕はでも、と言った。
「一回大学を卒業しなさい」
あんたのすることはそれと、言われた。僕はうなだれてしまいそうになる。熱意が足りない、うまく話せていないからだ。
「出直す」
「バカ」
姉を残して、僕は席を立つ。姉は僕をにらんでいた。ものすごく怒っているのはわかっていた。でも、わかっていたからなんとなくこうなることはわかっていた。
だから、落ち込みはしないはずなのに、スニーカーの靴先ばかり見つめていた。
空は青い。春のせいか、白っぽい。暖かい日差しがまぶしい。背中に当たる。
夜にメッセージを送る。返信がないと思う。
「辞めんの。大学?
もう少し考えてみたら?」
夜らしくないことを言われた。僕はバスを待ちながら、鼻水をすすった。
「あんた、今すぐに退学届けなんて出してないでしょうね」
姉からメッセージが届いた。
「まだ在籍しています」
「嘘だったら許さない。一日一回メッセージを送ること」
「なんで」
「わからなくてよし」
ああ、逃げないためねと僕は理解した。
「わかっているわね。あんたはちゃんと大学を卒業すること」
絶対にという意味が込められているのがわかる。バスが来た。排気ガスの匂い。バス独特の匂いがした。電子マネーをかざして、座る。日差しが降り注ぐ。それは平等に。
なにが正しいのか、僕はわからなくなる。僕はただ言った。自分の本心を、それだけではダメらしい。わからないから、考えていた。姉の言うことが正しいのか、僕の気持ちが正しいのか。
どっちも正しいから、迷う。そう結論が出る。結局、僕は僕しかわからない感情に振り回される。なぜなら僕はわかっていないから、厳しさも楽しさも。
仕事は厳しいとわかっているんだ。でも、横道に逸れるのはやっぱり喜一さんがいたからだ。喜一さんが働いている姿はカッコイイ。ただそれだけだった。打ち込む姿がなぜか心底惚れた。
腕には筋肉、そうしてまるでいとも簡単に生まれるパン。だから、商店街に着いて、バスを降りたとき、視界が広がっていくような気がした。
空は青い。青くて濁っている。白く。暖かい日差しがまぶしい。僕の髪を赤くする。頭の芯が熱いと訴えている。背中が暖かい。白い日差しに黒い影。
そこには頼りない僕の姿が。
「いらっしゃいませ」
そんな声を聞いて、パンを買っていた。
柔らかいパンだ。ギッシリとナッツと干しぶどうが入っている。匂いを嗅ぐ。バターの香り、ラム酒。これは定番の香りだ。色はこんがりと赤茶色。焼きたて。熱い。油がテカテカと光って、いかにも美味しいと思う。
なかなか柔らかくするのは大変だろう。
公園のベンチには僕以外にもおばあさんとおじいさんがおしゃべりをしている。年金の話や近所の噂話だ。
「柔らかい」
すっと生地が溶ける。その瞬間ラム酒が広がっていた。いいラム酒だろう。口当たりが良い。
「くるみ」
スマホのメモアプリに書いていく。手がベタベタになるから、声で書いていく。
「ちょっと荒く砕きすぎかな。あっ、生地は美味しい。日本人向けに作ったパン」
もぐもぐと味を確かめていた。暖かい中、気分転換だ。
「あっ。高い割にまあまあかな」
紅茶、ストレートティーを口にする。くるみレーズンパン。美味しいと気がついた。あまり腹にたまるとは思わなかったが、意外と腹持ちが良さそうだ。
「うーん」
難しい。パンを作ったからと言ってその工程まではわからない。なにが味覚を刺激したんだろう。公式サイトになにを使ったか、おおまかに確認する。
「あっ、ラム酒はいいのか」
そこは当たっていた。小麦粉は北海道産、アンパンも人気と書かれている。アンパン。買えば良かった。
そう考えていた。
「なにやっているんだろう」
楽しかった。まるでクイズを出題される生徒のような気分。
「自己満足かな」
夜にメッセージ。
「まだ決まらない」
夜は既読した。それ以上なにも言わないのだ。ずるいなと僕はつぶやいている。でも、僕の中では僕もずるいのだ。
空を見上げていた。
悲しさよりも心が軽くなっている。言えたからか。それとも、なにかが吹っ切れたのか。そんなことで軽くなったのか。
夜のライブに誘われた。夜に。夜の好きなアーティストらしい。ジャンルはロックで立ち見。夜は僕を待たせた。駅から歩いて近くのコンビニに待ち合わせをした。スマホの時計を見ながらヒヤヒヤした。
待ち合わせに来ないかと考えていた。なぜならもう利用価値がない。大学生からパン職人になろうと言い出したから、金目当てではないにしても、女子だって別れを告げる。
僕はそんな悪い方に考えていた。夜はお金目当てではなく、僕が好きとは自分に自信持って言えない。反対に目的がある方に考えたらしっくりくる。それは僕が情けない。
愛しているとは言えない。ただの好きだからそんなことを考えるのかもしれない。
暗闇の中で目的の人を探す。まだかまだかと待っていた。
「よお」
雑誌から視線を外す。僕はほっとした。
「元気?」
「相変わらず」
夜に言う。返事ができている。会えていることがただ単純に嬉しい。遠距離恋愛でもないのに、久しぶりの夜はカッコいい。夜はジャケットに手を入れている。長い髪から大きな瞳でこちらを見ていた。
「夜。行こうか」
「うん」
お別れが近いと感じた僕は、黙った。
「なんで誘ってくれたんだ?」
僕が言う。夜の長い脚が先に行く。背中を追いかけている。夜のジャケットが明かりで見え隠れする。黒いジャケット。初めて見たような気がした。
街は明るい。輝いている。自分と同じような若者が友達やカップルと笑い合っている。僕らはそのどちらでもない。
「お疲れ様」
頭が言葉を拒絶する。
「一年、がんばった。あと三年がんばれという意味を込めた」
「は?」
「おまえさ。パン好きでもないのに、パン職人になるなんて、変」
なにかに感化されたのか。
そう優しく言われた。夜は笑っていた。それがなんか泣けた。
「なに泣いているんだ?」
夜はびっくりしているようだ。僕はまともに夜の顔を見られなかった。手に顔を当てていた。光がまぶしい。白くにじむ。
「別れ話かと思って」
「女子かよ」
その言葉で僕の気持ちを把握した夜はため息をついた。夜は黙っていた。
「好きだ」
わからないかと問われる。僕は「そりゃあね。バカだから」と答えた。
夜は笑っていた。
「バカなのはお互い様」
夜は機嫌がいい。なにか企んでいるのかと僕は考えていたが、それもバカバカしい。ライブに行く。手をつなぐなんてできないけど、夜は近くにいる。それだけでいい。
皆思い思いの時間を過ごす。
緊張した僕に姉が歩いて来たのだった。薄化粧をした姉は、子供を連れず、僕の隣に座っていた。なん年ぶりにこんなに姉と近くにいるんだろう。そんなことはどうでもいいのに考えていた。
「で、なにか話があるんでしょう? 話しなさい」
「大学やめてパン職人になる」
「はっ?」
「なりたいんだ。職人に」
「あんたさ。なにバカなことを言っているの。親に大学に行かせてもらっているのに、やめたいなんてよく言えるわ」
「わかっている。僕のワガママだ」
「大学やめてなにするの」
「専門に行く。奨学金制度を使って」
「あんたさ。それでいいの。大学出たからでも出来ることのように私は思う。まだ一年だからもっと面白いことはあるわよ」
「でも」
「専門行って、あんたはなにをやりたいの。それが見えて来ない」
「笑わないで欲しい。小さなパン屋さんで働きたい」
「そんなのはバイトでも出来る。なにをやりたいか。さっぱりじゃない」
「職人としてみんなが笑えるパンを」
「それだけ?」
「うん。それだけ」
姉はため息をついた。
「あんた、プレゼン下手。あと、そんな程度じゃあ賛成できない」
「わかっているよ」
でもなりたいと言っていた。
「町のパン屋さんなら、バイトにも出来るわよ、頭を冷やしなさい」
怒った顔をした姉がいた。ヒリヒリと肌が焼けるような痛みが僕を襲う。姉に言われたことは正論だと思う。
「思いつきでできるほどあまいものじゃないのはわかっている」
「わかっていない。あんたは人生を棒に振る」
「好きなこともできない人生なんて」
「生意気なことを言うな。あんたは人生や社会の厳しさがわからないから言えるのよ。大学卒と専門じゃあ待遇が違うのよ。それにお給料も。私は友達から聞けば、あんたは好待遇から自分から抜け出すのよ。
「どれだけの人が大学で学びたいと思っているかわかっていない。お金がなくて泣く泣く行けなかった人もいるのよ」
僕はでも、と言った。
「一回大学を卒業しなさい」
あんたのすることはそれと、言われた。僕はうなだれてしまいそうになる。熱意が足りない、うまく話せていないからだ。
「出直す」
「バカ」
姉を残して、僕は席を立つ。姉は僕をにらんでいた。ものすごく怒っているのはわかっていた。でも、わかっていたからなんとなくこうなることはわかっていた。
だから、落ち込みはしないはずなのに、スニーカーの靴先ばかり見つめていた。
空は青い。春のせいか、白っぽい。暖かい日差しがまぶしい。背中に当たる。
夜にメッセージを送る。返信がないと思う。
「辞めんの。大学?
もう少し考えてみたら?」
夜らしくないことを言われた。僕はバスを待ちながら、鼻水をすすった。
「あんた、今すぐに退学届けなんて出してないでしょうね」
姉からメッセージが届いた。
「まだ在籍しています」
「嘘だったら許さない。一日一回メッセージを送ること」
「なんで」
「わからなくてよし」
ああ、逃げないためねと僕は理解した。
「わかっているわね。あんたはちゃんと大学を卒業すること」
絶対にという意味が込められているのがわかる。バスが来た。排気ガスの匂い。バス独特の匂いがした。電子マネーをかざして、座る。日差しが降り注ぐ。それは平等に。
なにが正しいのか、僕はわからなくなる。僕はただ言った。自分の本心を、それだけではダメらしい。わからないから、考えていた。姉の言うことが正しいのか、僕の気持ちが正しいのか。
どっちも正しいから、迷う。そう結論が出る。結局、僕は僕しかわからない感情に振り回される。なぜなら僕はわかっていないから、厳しさも楽しさも。
仕事は厳しいとわかっているんだ。でも、横道に逸れるのはやっぱり喜一さんがいたからだ。喜一さんが働いている姿はカッコイイ。ただそれだけだった。打ち込む姿がなぜか心底惚れた。
腕には筋肉、そうしてまるでいとも簡単に生まれるパン。だから、商店街に着いて、バスを降りたとき、視界が広がっていくような気がした。
空は青い。青くて濁っている。白く。暖かい日差しがまぶしい。僕の髪を赤くする。頭の芯が熱いと訴えている。背中が暖かい。白い日差しに黒い影。
そこには頼りない僕の姿が。
「いらっしゃいませ」
そんな声を聞いて、パンを買っていた。
柔らかいパンだ。ギッシリとナッツと干しぶどうが入っている。匂いを嗅ぐ。バターの香り、ラム酒。これは定番の香りだ。色はこんがりと赤茶色。焼きたて。熱い。油がテカテカと光って、いかにも美味しいと思う。
なかなか柔らかくするのは大変だろう。
公園のベンチには僕以外にもおばあさんとおじいさんがおしゃべりをしている。年金の話や近所の噂話だ。
「柔らかい」
すっと生地が溶ける。その瞬間ラム酒が広がっていた。いいラム酒だろう。口当たりが良い。
「くるみ」
スマホのメモアプリに書いていく。手がベタベタになるから、声で書いていく。
「ちょっと荒く砕きすぎかな。あっ、生地は美味しい。日本人向けに作ったパン」
もぐもぐと味を確かめていた。暖かい中、気分転換だ。
「あっ。高い割にまあまあかな」
紅茶、ストレートティーを口にする。くるみレーズンパン。美味しいと気がついた。あまり腹にたまるとは思わなかったが、意外と腹持ちが良さそうだ。
「うーん」
難しい。パンを作ったからと言ってその工程まではわからない。なにが味覚を刺激したんだろう。公式サイトになにを使ったか、おおまかに確認する。
「あっ、ラム酒はいいのか」
そこは当たっていた。小麦粉は北海道産、アンパンも人気と書かれている。アンパン。買えば良かった。
そう考えていた。
「なにやっているんだろう」
楽しかった。まるでクイズを出題される生徒のような気分。
「自己満足かな」
夜にメッセージ。
「まだ決まらない」
夜は既読した。それ以上なにも言わないのだ。ずるいなと僕はつぶやいている。でも、僕の中では僕もずるいのだ。
空を見上げていた。
悲しさよりも心が軽くなっている。言えたからか。それとも、なにかが吹っ切れたのか。そんなことで軽くなったのか。
夜のライブに誘われた。夜に。夜の好きなアーティストらしい。ジャンルはロックで立ち見。夜は僕を待たせた。駅から歩いて近くのコンビニに待ち合わせをした。スマホの時計を見ながらヒヤヒヤした。
待ち合わせに来ないかと考えていた。なぜならもう利用価値がない。大学生からパン職人になろうと言い出したから、金目当てではないにしても、女子だって別れを告げる。
僕はそんな悪い方に考えていた。夜はお金目当てではなく、僕が好きとは自分に自信持って言えない。反対に目的がある方に考えたらしっくりくる。それは僕が情けない。
愛しているとは言えない。ただの好きだからそんなことを考えるのかもしれない。
暗闇の中で目的の人を探す。まだかまだかと待っていた。
「よお」
雑誌から視線を外す。僕はほっとした。
「元気?」
「相変わらず」
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「夜。行こうか」
「うん」
お別れが近いと感じた僕は、黙った。
「なんで誘ってくれたんだ?」
僕が言う。夜の長い脚が先に行く。背中を追いかけている。夜のジャケットが明かりで見え隠れする。黒いジャケット。初めて見たような気がした。
街は明るい。輝いている。自分と同じような若者が友達やカップルと笑い合っている。僕らはそのどちらでもない。
「お疲れ様」
頭が言葉を拒絶する。
「一年、がんばった。あと三年がんばれという意味を込めた」
「は?」
「おまえさ。パン好きでもないのに、パン職人になるなんて、変」
なにかに感化されたのか。
そう優しく言われた。夜は笑っていた。それがなんか泣けた。
「なに泣いているんだ?」
夜はびっくりしているようだ。僕はまともに夜の顔を見られなかった。手に顔を当てていた。光がまぶしい。白くにじむ。
「別れ話かと思って」
「女子かよ」
その言葉で僕の気持ちを把握した夜はため息をついた。夜は黙っていた。
「好きだ」
わからないかと問われる。僕は「そりゃあね。バカだから」と答えた。
夜は笑っていた。
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