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魔術師長と求婚
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ガイに問われて、父が待ってましたとばかりに口を開いた。
「娘のブリジットです。親バカと言われるかもしれませんが、この国でもっとも賢く美しい令嬢だと評判なのですよ。はっはっは」
「?!」
無理がありすぎる父親の自慢に、ブリジットは完全に白目だ。
明らかに魔術師長の方が美しいのに。
絶対に本人も「女のくせに私より醜いな」とか思ってるはずなのに。
どういう対応をしていいか、全く分からない。
しかし。
「あぁ、本当に美しい。まるで天から舞い降りた女神のようだ」
ほらね!
どうせこのクソブスがって思っ…………はあ?!
「え、え、え?……め、女神?」
「あぁ、女神は声も美しいのか!あなたの美貌も、美声も、全て私のものにしてしまいたい」
「…………え」
蕩けるような瞳でブリジットを見つめるガイは、どう見ても嘘やお世辞を言っている雰囲気ではなかった。
まさか、本気なのだろうか。
「女神よ、この私めと人生を共に歩んでは下さらないか」
目の前に跪いたガイに手を取られ、ブリジットは愛想笑いが固まる。
ちょっと待って。
婚約破棄したと思ったら、なんで立て続けに3人も求婚してくるの?!
「娘のブリジットです。親バカと言われるかもしれませんが、この国でもっとも賢く美しい令嬢だと評判なのですよ。はっはっは」
「?!」
無理がありすぎる父親の自慢に、ブリジットは完全に白目だ。
明らかに魔術師長の方が美しいのに。
絶対に本人も「女のくせに私より醜いな」とか思ってるはずなのに。
どういう対応をしていいか、全く分からない。
しかし。
「あぁ、本当に美しい。まるで天から舞い降りた女神のようだ」
ほらね!
どうせこのクソブスがって思っ…………はあ?!
「え、え、え?……め、女神?」
「あぁ、女神は声も美しいのか!あなたの美貌も、美声も、全て私のものにしてしまいたい」
「…………え」
蕩けるような瞳でブリジットを見つめるガイは、どう見ても嘘やお世辞を言っている雰囲気ではなかった。
まさか、本気なのだろうか。
「女神よ、この私めと人生を共に歩んでは下さらないか」
目の前に跪いたガイに手を取られ、ブリジットは愛想笑いが固まる。
ちょっと待って。
婚約破棄したと思ったら、なんで立て続けに3人も求婚してくるの?!
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