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あれから大学へと進み…気がつけば卒業していて…そして今年でもう22歳になっていた
卒業すればすぐ、父の跡継ぎとして父の企業に詰め込まれた。
それからは仕事…それに一応上に立つのだから上なりの態度…それに下に対する対象法…それを無理矢理覚えさせられた。
まぁ覚えはいい方だし上に立つことも多かったで半年程でマスターし…今では父がいなくても仕事を任せられることも増えてきて…
更に会社も大きくなってきて万々歳だと父も大喜びな時、突然入り込んだビッグニュース。
「葉、聞いてくれ!あの大企業から企画舞い込んでな!」
「そうですか」
その大企業がなんだかわからなかったが父がこんなにも喜んでるんだから、きっとこの企業に多大な利益があるんだろう。
「それが私達の進める企画と似ていて…どうせなら一緒に進めないかと声が掛かった!」
「よかったですね」
他人事のように書類を見ながら言えば父は溜め息し、そして
「その企画全面は、お前に任せたい」
「………はい?」
しまった
想像出来なかったから返事が遅れてしまった
「だから…」
「いいえ…」
もう一度繰り返してくれる父の言葉を遮り
「私がしても、いいのですか?」
小さいことなら任せられることもあったが、相手は私より大企業だという。
そして利益は大々的にあるみたいだ。
そんな仕事を私が?
しかし父は笑っていて
「お前だから任せられるんだ、よろしく頼む」
そう言われたら…頷くしかないじゃないか
否、寧ろ能力が認められたのだと嬉しく思う
だから私は躊躇せずに頷いたのだった。
「そうか、よかった。向こうも葉と同じ歳の人が進めて行くみたいでな…話が合うといいな」
同じ、歳?
それはすごいな
私と同じ歳で企画を任せられるなんて…
興味を持ちかけた時
「いやぁ、実を言うと、その人がもう来ていて…」
「え?!」
「何でも、もう企画を進めたいとか…いや若いのに熱心なのはいいことだ。ちなみに男前な顔でな」
勝手に話を進めないでいただきたい!
私まだ企画書読んでいないのにっ!
相手方がどんな大企業だとかわからないじゃないですか!!
しかしそんな言葉は無視し父が「入ってきてください、篠原さん」扉に向かって叫んだ
篠原?
聞いたことある名字に首を傾げた私。
ゆっくりと開く扉の先で見たのは…
「…え?嘘…篠、原」
私が数年前、片思いしていしていた篠原満也がそこにはいて…私は信じられないとばかりに目を見開きその顔を見ていた
篠原は変わっていた。
そりゃ四年は長い。
少しだけ身長も伸びていたし、肩まであった髪も切られスッキリしていた。
目も少し柔らかくなったかもしれない。鋭さはあるけど、大分柔軟したというか…。
それに纏う雰囲気も大物が背負う、それになったようで…。
呆然と相手を見れば、篠原は父に一瞥した。
父は何かに気付いたように笑って
「じゃあ後は若いものだけで」
お見合いの席外しの台詞みたいなのを言って笑いながら去っていった。
2人になる空間。
居たたまれない…。
というか、大企業って篠原の所だったんだ
そりゃかなり利益あるよね…
「えと…久しぶりですね」
ニコリ、他行き用の笑い。
失敗してないだろうか、心配しながらも篠原を見れば篠原は舌打ち。
そして近くにあったソファに躊躇いなくドカッと座る
俺様は未だに健全、か…。
私も面前のソファに座った
「すみません、まだ企画書を読んでいなくて…出来たら教えてほしいん…」
ですが…と続く声は「そんな話はどうでもいい」と篠原の声に遮られた。
どうでもいい?
じゃああなたは何をしに来たと相手を目を細め見る。
篠原は足を組み
「…数年前…お前は俺にキスした」
「っ」
それがなんだというのだ?
今さら…ぶり返すことないじゃないか
もう忘れたかった…
「…その話は終わった筈です、篠宮さんから振られて、それでいいはずでは?」
私は構わず企画書らしい紙を取る
「それより企画のことを…」
「夕張…本当にそれでいいのか?」
「っ」
いいのか?っですって?
私は耐えられず立ち上がった。
「っなんなんですか!話をぶり返し、篠原会長様は何が言いたいんです?!」
「未だ…お前は俺が…好きかと聞いたんだ」
「なんですか!振っといて…なんなんですか!!」
叫ぶ。
あの時のように胸が痛くて、誤魔化すように大声で叫ぶ。
「私をからかいにきたんですか?!ええ、私は未だあなたが忘れられませんよ!初恋でしたからっ!!」
叫びすぎて酸欠気味になり、でも止められなかった
「それが悪いですか!あなたを想うだけでも駄目だというのですか!?」
仕舞いには涙が出てくる。
ぼやける視界で、篠原が立ち上がったのが見えた。
私より大分大きな体が近付いてきて怖くなり下がってしまう。
震える私に篠原は、困ったように笑った
「…悪いとは言ってねぇだろ…って、じゃねぇな……夕張、悪かった」
いきなり頭を下げられた。
訳が分からない。
なに謝罪ですか?
ならいらない…私が惨めみたいじゃないか。
「わかりましたから…ご用件はこれだけですか?ならお帰りくだ」
「これだけで来るわけねぇだろっ!…夕張…聞いてくれ」
「…」
「あの時、俺は混乱していた…お前にキスされ…それに振られたとも言うあの状況下、でだ。混乱するだろ」
「でも会長、あなたは…確かに私を振った…」
でも、篠原は言う
「でも、あの後…卒業して離れてから…お前が頭から離れなかった…」
「なんですか…それ?」
私は鼻を鳴らした
「そんなの」
「っ否定するな!確かにあの時俺はお前が、夕張が頭から離れなかった。気がつけば…好きになっていた」
「っそ、そんなわけ」
あるはずがないと、私は口で否定の言葉を吐く
「それに都合良すぎです、」
「確かに、な。本当に悪かった…しかし俺に懸命に手当てしてくれ…いつも側にいて…優しく笑いかけてくれた夕張が…忘れられなくて…何時の間にか夕張ばかり考えるようになって…」
篠原が一度言葉を切り、そして私を正面から見た
「遅いかもしれない…」
「遅いんですよ」
かもしれないじゃない。
私の突っ込みに篠原は小さく笑って
「好きだ…夕張…いや葉。愛してる。…あの時確かに俺を支えてくれたのはお前だった。お前の支えがなかったら俺は…どうしていたかわからねぇ…」
「っ」
なんて、情熱的な告白、だろうか
望んでいた篠原の告白に、胸が歓喜で震えているのが分かる
「好きだ、お前を傷つけたのは自覚しているつもりだが、気持ちに嘘はつきたくない…だから…付き合ってくれ…大切にする」
よろしく頼む。
そう言って頭を下げた篠原。
昔の篠原からは想像できない姿だ。
「…」
私は篠原をジッと見つめた。
そして下げている顔を覗き込む
「…心についた傷は癒えない」
「ああ、すまない…」
「責任とってください…」
「っ」
かばっ、と効果音がつきそうな位勢い良く上げられた頭に私は笑ってしまう。
「あなたが傷つけた心…でも癒せるのもあなただけなんです…責任とって…一生…癒やしてくださいね」
「っああ、次は俺が手当てしてやる」
そう言うと篠原が私を抱き締めた。
望んでいた…その体温に嬉しくなって私は涙が出た。
その涙は塩辛くて…そして少し甘かった。
卒業すればすぐ、父の跡継ぎとして父の企業に詰め込まれた。
それからは仕事…それに一応上に立つのだから上なりの態度…それに下に対する対象法…それを無理矢理覚えさせられた。
まぁ覚えはいい方だし上に立つことも多かったで半年程でマスターし…今では父がいなくても仕事を任せられることも増えてきて…
更に会社も大きくなってきて万々歳だと父も大喜びな時、突然入り込んだビッグニュース。
「葉、聞いてくれ!あの大企業から企画舞い込んでな!」
「そうですか」
その大企業がなんだかわからなかったが父がこんなにも喜んでるんだから、きっとこの企業に多大な利益があるんだろう。
「それが私達の進める企画と似ていて…どうせなら一緒に進めないかと声が掛かった!」
「よかったですね」
他人事のように書類を見ながら言えば父は溜め息し、そして
「その企画全面は、お前に任せたい」
「………はい?」
しまった
想像出来なかったから返事が遅れてしまった
「だから…」
「いいえ…」
もう一度繰り返してくれる父の言葉を遮り
「私がしても、いいのですか?」
小さいことなら任せられることもあったが、相手は私より大企業だという。
そして利益は大々的にあるみたいだ。
そんな仕事を私が?
しかし父は笑っていて
「お前だから任せられるんだ、よろしく頼む」
そう言われたら…頷くしかないじゃないか
否、寧ろ能力が認められたのだと嬉しく思う
だから私は躊躇せずに頷いたのだった。
「そうか、よかった。向こうも葉と同じ歳の人が進めて行くみたいでな…話が合うといいな」
同じ、歳?
それはすごいな
私と同じ歳で企画を任せられるなんて…
興味を持ちかけた時
「いやぁ、実を言うと、その人がもう来ていて…」
「え?!」
「何でも、もう企画を進めたいとか…いや若いのに熱心なのはいいことだ。ちなみに男前な顔でな」
勝手に話を進めないでいただきたい!
私まだ企画書読んでいないのにっ!
相手方がどんな大企業だとかわからないじゃないですか!!
しかしそんな言葉は無視し父が「入ってきてください、篠原さん」扉に向かって叫んだ
篠原?
聞いたことある名字に首を傾げた私。
ゆっくりと開く扉の先で見たのは…
「…え?嘘…篠、原」
私が数年前、片思いしていしていた篠原満也がそこにはいて…私は信じられないとばかりに目を見開きその顔を見ていた
篠原は変わっていた。
そりゃ四年は長い。
少しだけ身長も伸びていたし、肩まであった髪も切られスッキリしていた。
目も少し柔らかくなったかもしれない。鋭さはあるけど、大分柔軟したというか…。
それに纏う雰囲気も大物が背負う、それになったようで…。
呆然と相手を見れば、篠原は父に一瞥した。
父は何かに気付いたように笑って
「じゃあ後は若いものだけで」
お見合いの席外しの台詞みたいなのを言って笑いながら去っていった。
2人になる空間。
居たたまれない…。
というか、大企業って篠原の所だったんだ
そりゃかなり利益あるよね…
「えと…久しぶりですね」
ニコリ、他行き用の笑い。
失敗してないだろうか、心配しながらも篠原を見れば篠原は舌打ち。
そして近くにあったソファに躊躇いなくドカッと座る
俺様は未だに健全、か…。
私も面前のソファに座った
「すみません、まだ企画書を読んでいなくて…出来たら教えてほしいん…」
ですが…と続く声は「そんな話はどうでもいい」と篠原の声に遮られた。
どうでもいい?
じゃああなたは何をしに来たと相手を目を細め見る。
篠原は足を組み
「…数年前…お前は俺にキスした」
「っ」
それがなんだというのだ?
今さら…ぶり返すことないじゃないか
もう忘れたかった…
「…その話は終わった筈です、篠宮さんから振られて、それでいいはずでは?」
私は構わず企画書らしい紙を取る
「それより企画のことを…」
「夕張…本当にそれでいいのか?」
「っ」
いいのか?っですって?
私は耐えられず立ち上がった。
「っなんなんですか!話をぶり返し、篠原会長様は何が言いたいんです?!」
「未だ…お前は俺が…好きかと聞いたんだ」
「なんですか!振っといて…なんなんですか!!」
叫ぶ。
あの時のように胸が痛くて、誤魔化すように大声で叫ぶ。
「私をからかいにきたんですか?!ええ、私は未だあなたが忘れられませんよ!初恋でしたからっ!!」
叫びすぎて酸欠気味になり、でも止められなかった
「それが悪いですか!あなたを想うだけでも駄目だというのですか!?」
仕舞いには涙が出てくる。
ぼやける視界で、篠原が立ち上がったのが見えた。
私より大分大きな体が近付いてきて怖くなり下がってしまう。
震える私に篠原は、困ったように笑った
「…悪いとは言ってねぇだろ…って、じゃねぇな……夕張、悪かった」
いきなり頭を下げられた。
訳が分からない。
なに謝罪ですか?
ならいらない…私が惨めみたいじゃないか。
「わかりましたから…ご用件はこれだけですか?ならお帰りくだ」
「これだけで来るわけねぇだろっ!…夕張…聞いてくれ」
「…」
「あの時、俺は混乱していた…お前にキスされ…それに振られたとも言うあの状況下、でだ。混乱するだろ」
「でも会長、あなたは…確かに私を振った…」
でも、篠原は言う
「でも、あの後…卒業して離れてから…お前が頭から離れなかった…」
「なんですか…それ?」
私は鼻を鳴らした
「そんなの」
「っ否定するな!確かにあの時俺はお前が、夕張が頭から離れなかった。気がつけば…好きになっていた」
「っそ、そんなわけ」
あるはずがないと、私は口で否定の言葉を吐く
「それに都合良すぎです、」
「確かに、な。本当に悪かった…しかし俺に懸命に手当てしてくれ…いつも側にいて…優しく笑いかけてくれた夕張が…忘れられなくて…何時の間にか夕張ばかり考えるようになって…」
篠原が一度言葉を切り、そして私を正面から見た
「遅いかもしれない…」
「遅いんですよ」
かもしれないじゃない。
私の突っ込みに篠原は小さく笑って
「好きだ…夕張…いや葉。愛してる。…あの時確かに俺を支えてくれたのはお前だった。お前の支えがなかったら俺は…どうしていたかわからねぇ…」
「っ」
なんて、情熱的な告白、だろうか
望んでいた篠原の告白に、胸が歓喜で震えているのが分かる
「好きだ、お前を傷つけたのは自覚しているつもりだが、気持ちに嘘はつきたくない…だから…付き合ってくれ…大切にする」
よろしく頼む。
そう言って頭を下げた篠原。
昔の篠原からは想像できない姿だ。
「…」
私は篠原をジッと見つめた。
そして下げている顔を覗き込む
「…心についた傷は癒えない」
「ああ、すまない…」
「責任とってください…」
「っ」
かばっ、と効果音がつきそうな位勢い良く上げられた頭に私は笑ってしまう。
「あなたが傷つけた心…でも癒せるのもあなただけなんです…責任とって…一生…癒やしてくださいね」
「っああ、次は俺が手当てしてやる」
そう言うと篠原が私を抱き締めた。
望んでいた…その体温に嬉しくなって私は涙が出た。
その涙は塩辛くて…そして少し甘かった。
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