サルーオ公爵カニーオ公爵合戦【R18】

壱度木里乃(イッチー☆ドッキリーノ)

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で終わるはずがなく、三角関係になってしまいました

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(早くしなくっちゃ…早く…)

 とカニーオ家ではカキーノタァーネがいそいそと葉づくろいをしています。
 もうそろそろ、大好きなカニーオ・クローンが帰ってくる時間なのです。

 きれいに身繕いをした体でまた朝まで愛し合いたい。
 そう思いながら、葉づくろいをし終えて。
 今度は枝づくろいを念入りに始めます。

 あの悲劇の事件の後――
 カキーノタァーネは医療センターで汚れた体を浄化してもらい、まっさらな状態となり、ようやく1本と清らかさん歴イコール実年齢の1匹はめでたく結ばれたのです。

 と同時に、知ってしまった快楽にどっぷりハマって、どんぶらこっこと。
 盛りのついた者どもが昼夜を問わず。
 あはんあはんと睦み合う日々が続いておりました。

(今日はどんな風に泣かせちゃおうかな…)

 カニーオ・クローンの小ぶりな体からは想像できないおおぶりなアレに。
 キュッとしまったボディにそれに見合う頑なな蕾と。
 いやらしく思い出しただけで、カキーノタァーネの幹を手入れする手(枝)にも自然と力が入ります。

「あ、カニーオさん、お帰り。今日はいい握り飯、拾えた?」

 背後に気配を感じたカキーノタァーネが振り返り、大好きな彼に微笑みました。
 ですが、どうしたことでしょう。
 カニーオはただ黙って見つめ返してくるだけです。

「どうしたの? カニーオさん……今日は握り飯、拾えなかったの?」

 いぶかしがるカキーノタァーネにむけられる、ひたすらなまでに温かなまなざし。
 その瞳にはじんわりと涙が浮かび上がっています。
 カキーノタァーネはハッとしました。

「ま、まさか…あ、あなたは…」

 驚きでカキーノタァーネが口元を手(枝)で押さえたそのタイミングで、カニーオ・クローンが帰ってきました。

「ただいま、カキーノタァーネ、あれ、誰と話してるの?」

 ボトッ…

 沈む夕日を背にした相手がクルリと。
 自分の方に振り返った時、カニーオ・クローンの手から拾ったばかりの握り飯が2個、地面に落ちました。
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