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2:案内人アトラス
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(すごく・・・きれいだ・・・)
見目麗しいと思う顔立ちのその瞳は。どこかで見たことがあるような、それでいてその感じとはなにかが違うような。そんな不思議な感覚でもってその色合いに魅入る。
(なんで・・・仮面なんて・・・着けてるんだ・・・)
それは自然と湧き出た想いで。気が付けば、左手を上げて相手の右半顔にそっと触れていた。男が驚いたように目を見開き、わずかに仮面の着いた顔を反対側に背ける。
『あ・・・すまない・・・』
拒絶されて。初めて認識する、自分は今、何をしたんだと。あまりにも無自覚だった不躾さに慌てて手を引いた。
同時に咄嗟に動いてしまった唇は音にはならなかったものの、意思が相手に伝わったようで。フッと微笑まれた。
(!!)
その情のこもった眼差しに、トクトクトクトクッ・・・と鼓動が速まった。
(なんだ・・・これ・・・)
見知らぬ相手だというのに。その腕の中に抱かれているというのに。一緒に水の中にまでいて。
そのせいなのか、なんなのか。どうにも変な気持ちになっている。恥ずかしいような、落ち着かないような。それでいて、決していやじゃないような。だけれども、やはり、この状況は変だと感じる気持ちとで。
複雑な感情が多様に入り交じる中、男が膝裏を抱えていた右手をスッと引いた。横向きに抱えられていた身体が自然と足を下に降ろす。
背中から腰に回っていた左手に誘導されるようにして。身体の向きがわずかに変えられる。向き合う体勢になると、男の右手に左手を握られて、そのまま持ち上げられた。
(あっ・・・)
そっと指先を口づけられた。まるで戦士が大切に守っている姫君にでもするかのように。
『ちょっ・・・なっ・・・』
狼狽えて手を引っ込める。けれども、腰を抱くように引き寄せられている身体はたいして距離を取ることもできずに。そのまま男の自由となった右手が顔へと上がってくる。
まずはユラユラと顔にかかっている髪を後ろへと撫でつけられて。次に、こめかみ、頬、唇が指の腹で確かめるように触れられて。その細長い指先が首筋へと降り、巻かれている貞操帯がなぞられた。
(!!)
途端に、ビクンッと身体が震えた。ゾクゾクとした感覚で。即座に相手の腕を戒めた。
『な、なに・・・』
どうして、そんな風にして自分に触れてくるのか。何をしているのか、したいのか。戸惑う間もなく、男の手にあごを捉えられる。少し斜めに傾けて、近づいてくる顔に目を見開いた。
『ちょっと・・・待ってくれ・・・』
このままだと・・・と思わず、横へと回避した顔の。その頬に触れた唇の感触に。ハッと息をのんだと同時に、ギュッと両腕で強く抱きしめられた。
『!!』
見目麗しいと思う顔立ちのその瞳は。どこかで見たことがあるような、それでいてその感じとはなにかが違うような。そんな不思議な感覚でもってその色合いに魅入る。
(なんで・・・仮面なんて・・・着けてるんだ・・・)
それは自然と湧き出た想いで。気が付けば、左手を上げて相手の右半顔にそっと触れていた。男が驚いたように目を見開き、わずかに仮面の着いた顔を反対側に背ける。
『あ・・・すまない・・・』
拒絶されて。初めて認識する、自分は今、何をしたんだと。あまりにも無自覚だった不躾さに慌てて手を引いた。
同時に咄嗟に動いてしまった唇は音にはならなかったものの、意思が相手に伝わったようで。フッと微笑まれた。
(!!)
その情のこもった眼差しに、トクトクトクトクッ・・・と鼓動が速まった。
(なんだ・・・これ・・・)
見知らぬ相手だというのに。その腕の中に抱かれているというのに。一緒に水の中にまでいて。
そのせいなのか、なんなのか。どうにも変な気持ちになっている。恥ずかしいような、落ち着かないような。それでいて、決していやじゃないような。だけれども、やはり、この状況は変だと感じる気持ちとで。
複雑な感情が多様に入り交じる中、男が膝裏を抱えていた右手をスッと引いた。横向きに抱えられていた身体が自然と足を下に降ろす。
背中から腰に回っていた左手に誘導されるようにして。身体の向きがわずかに変えられる。向き合う体勢になると、男の右手に左手を握られて、そのまま持ち上げられた。
(あっ・・・)
そっと指先を口づけられた。まるで戦士が大切に守っている姫君にでもするかのように。
『ちょっ・・・なっ・・・』
狼狽えて手を引っ込める。けれども、腰を抱くように引き寄せられている身体はたいして距離を取ることもできずに。そのまま男の自由となった右手が顔へと上がってくる。
まずはユラユラと顔にかかっている髪を後ろへと撫でつけられて。次に、こめかみ、頬、唇が指の腹で確かめるように触れられて。その細長い指先が首筋へと降り、巻かれている貞操帯がなぞられた。
(!!)
途端に、ビクンッと身体が震えた。ゾクゾクとした感覚で。即座に相手の腕を戒めた。
『な、なに・・・』
どうして、そんな風にして自分に触れてくるのか。何をしているのか、したいのか。戸惑う間もなく、男の手にあごを捉えられる。少し斜めに傾けて、近づいてくる顔に目を見開いた。
『ちょっと・・・待ってくれ・・・』
このままだと・・・と思わず、横へと回避した顔の。その頬に触れた唇の感触に。ハッと息をのんだと同時に、ギュッと両腕で強く抱きしめられた。
『!!』
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