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Lesson 02 自我の目覚め
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「詩織・・・」
サキさんが話しかけてくる。シルクよりももっとゴージャスな、ビロード? それよりも、しっとりとした、でも確かな強さの、柔らかな鞣革。そんな艶やかな、でも、しっかりとした低音が、サキさんの口から発せられる度に、レナの股間が反応してしまう。
ああ、ヤバい。
レナは、耐えた。
「君の思いは受け取ったよ。僕のプレイを受けてみたいんだね」
レナは、頷いた。
「でも、ちょっと不安がある、そうなんだね? それも、よくわかるよ。
でもね。君はたぶん、少し誤解してるんじゃないかな」
「何を、ですか」
「SMをさ」
サキさんはどぎつい単語をサラりと、辺りを憚ることなく口にした。
「ちょっと、説教臭くなるけど、確かに、この世界は縛ったり叩いたりってのがある。写真で君が見た通り、僕は女の子たちを縛って、叩いて、犯す」
レナは再び周囲を見回した。
右側の主婦たちはまだ自分たちのお喋りに夢中だった。後ろも、高いグリーンのせいでよくわからないが、レナ達に聞き耳を立てている様子はなかった。サキさんはキョロキョロするレナを面白そうに眺めて、続けた。
「あのね、サディズムとかマゾヒズムてのは、そんな単純なものじゃないんだ。
僕は叩くのが面白いから叩いてるんじゃないんだよ。彼女たちも、ただ叩かれるのが嬉しいんじゃないんだ」
ごくり。
レナは唾を飲み込んだ。
「彼女たちは、自分の内にある、自分の知らない自分を引き出して曝け出させてくれるのが、嬉しいんだ。
人間て、もともとそういうもんなのさ。
長い間に、抑え込まれてたそういう欲望を吐き出したいという願いは、実は、誰でも持ってるものなんだ。
僕は、彼女たちのそういう願望を叶えてあげるのが、快感なんだ。
彼女たちが、抑え込んでいた自分を曝け出して悦ぶ顔を見るのが、僕の快楽なのさ」
だんだんボーっとしてきた。サキさんにも、それがわかったのかも知れない。
「さ、講義はこれくらいにして、実技に移ろう。実際にやってみて、詩織が自分で判断すればいい。
僕は、来る者は拒まないし、去る者は追わない。いつ始めたって、いいし、いつ辞めても構わない。どうする?」
レナは、覚悟を決めた。
というより、もう、その気だった。
あんなに写真を見せられ、あんな快楽を教えられた後ではもう、自分の好奇心を抑えつけられる自信がなかった。
ここで決めなければ、絶対後悔する。もう、あんな退屈な日々は、たくさんだ。
「・・・お願いします」
そう、レナは口にした。
「うん。いいよ」
変わらない、落ち着いた態度で、サキさんは頷いた。これで、サキさんの調教を受けることになるのだ。胸が高鳴り、再び股間が反応した。
しかし、その直後の壮絶な要求に、レナはたちまち、調教を志願したことを後悔した。
「じゃあ、さっそく、始めよう。詩織。下着を脱いで。今すぐ。ここでね」
え?
サキさんが話しかけてくる。シルクよりももっとゴージャスな、ビロード? それよりも、しっとりとした、でも確かな強さの、柔らかな鞣革。そんな艶やかな、でも、しっかりとした低音が、サキさんの口から発せられる度に、レナの股間が反応してしまう。
ああ、ヤバい。
レナは、耐えた。
「君の思いは受け取ったよ。僕のプレイを受けてみたいんだね」
レナは、頷いた。
「でも、ちょっと不安がある、そうなんだね? それも、よくわかるよ。
でもね。君はたぶん、少し誤解してるんじゃないかな」
「何を、ですか」
「SMをさ」
サキさんはどぎつい単語をサラりと、辺りを憚ることなく口にした。
「ちょっと、説教臭くなるけど、確かに、この世界は縛ったり叩いたりってのがある。写真で君が見た通り、僕は女の子たちを縛って、叩いて、犯す」
レナは再び周囲を見回した。
右側の主婦たちはまだ自分たちのお喋りに夢中だった。後ろも、高いグリーンのせいでよくわからないが、レナ達に聞き耳を立てている様子はなかった。サキさんはキョロキョロするレナを面白そうに眺めて、続けた。
「あのね、サディズムとかマゾヒズムてのは、そんな単純なものじゃないんだ。
僕は叩くのが面白いから叩いてるんじゃないんだよ。彼女たちも、ただ叩かれるのが嬉しいんじゃないんだ」
ごくり。
レナは唾を飲み込んだ。
「彼女たちは、自分の内にある、自分の知らない自分を引き出して曝け出させてくれるのが、嬉しいんだ。
人間て、もともとそういうもんなのさ。
長い間に、抑え込まれてたそういう欲望を吐き出したいという願いは、実は、誰でも持ってるものなんだ。
僕は、彼女たちのそういう願望を叶えてあげるのが、快感なんだ。
彼女たちが、抑え込んでいた自分を曝け出して悦ぶ顔を見るのが、僕の快楽なのさ」
だんだんボーっとしてきた。サキさんにも、それがわかったのかも知れない。
「さ、講義はこれくらいにして、実技に移ろう。実際にやってみて、詩織が自分で判断すればいい。
僕は、来る者は拒まないし、去る者は追わない。いつ始めたって、いいし、いつ辞めても構わない。どうする?」
レナは、覚悟を決めた。
というより、もう、その気だった。
あんなに写真を見せられ、あんな快楽を教えられた後ではもう、自分の好奇心を抑えつけられる自信がなかった。
ここで決めなければ、絶対後悔する。もう、あんな退屈な日々は、たくさんだ。
「・・・お願いします」
そう、レナは口にした。
「うん。いいよ」
変わらない、落ち着いた態度で、サキさんは頷いた。これで、サキさんの調教を受けることになるのだ。胸が高鳴り、再び股間が反応した。
しかし、その直後の壮絶な要求に、レナはたちまち、調教を志願したことを後悔した。
「じゃあ、さっそく、始めよう。詩織。下着を脱いで。今すぐ。ここでね」
え?
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