269 / 555
5 覆面作家と水精編
2-8
しおりを挟む
どうにか、今回の調査報告の説明が終わった。聞いてみると実にくだらない。
「つまり、ルベラス君がリーブル君をいじめたとか、意地悪したとか、冷たくしたとかいうのは、根も葉もないデマ、ってことでいいんだね?」
「はい」
ヴァンフェルム団長が報告を一言でまとめ、それに対して、ティグリルス主任が神妙な顔で同意する。
「それと、ルベラス君がリーブル君の悪口を言ってるというのも、まったくないと」
「事実無根のようです」
「団長室がリーブル君を冷遇しているというのは?」
「リーブル嬢の勘違いですね。あとリーブル嬢の言動を聞いた周りの思い込みといったところです」
はぁ。
どれもこれも、確認を取れば分かる話ばかり。なのに、勘違いと思い込みって。
第三騎士団、こんな人たちばかりで大丈夫なのか、心配になってくる。
「それで、調べて終わりなんですか?」
私からも質問をしてみた。
ティグリルス主任はゴホンゴホンと咳払いをすると、かっちりした口調で受け答える。
「今回はかなり悪質であるとこちらも判断いたしました。
リーブル嬢および第五隊は本部より直接、厳重注意。今回訴えをあげた人物に対しても同様の措置を取っています」
かっちりと答えただけでなく、内容も申し分ないし、説明の仕方も丁寧だった。取り調べを行って、その精査も公平にしてくれたようだし。非難するところがまったくない。
非難できるとしたら、あの尋問のときの態度と言葉遣いだろう。それに対しての謝罪だとか言い訳だとか、主任本人からはとくにない。団長もあえて触れない様子だった。
あらためて観察してみると、見た目、つまり容貌だけでなく、身体の動かし方、声音、発音、口調までも尋問のときとまるで別人である。
どぎつい感じだったのが、毒が抜けて無個性になったというか。逆に特徴がない。
ヴァンフェルム団長や他の人たちの様子から察するに、こちらが本来の姿で間違いないようで。
尋問のときのあの姿と口調は、こちらをわざと怒らせて、様子を見ていたんだろうな。まったく。酷い話である。
そういえば、パシアヌス様やユースカペル副団長が言ってたな。
ティグリルス主任は『おふざけが過ぎる』とか『おちょくる』とか。
騎士団にいると、基本的に同じ騎士団以外の人間と接する機会が少ない。
それなのに、団長たちはティグリルス主任とは見知った関係のようで、少し気になるところではある。
まさか、けっこう調査部にお世話になっていて、ティグリルス主任から尋問されまくっているとか?
変な想像ばかりが、私の頭の中に沸き起こってきていた。
まぁ、それはそれとして。今後の心配もあるので、団長たちの前ではっきりと確認でもしておこうかな。
「でも、また同じことが起きたら? 私、イラッとして何か壊しちゃうかも」
ティグリルス主任の反応が見たくて、心にもないことを言ってみた。
「根も葉もない噂を信じた輩から言いがかりをつけられたら、温厚なシアも、イラッとするよな」
うん、確かに。
グレイの言葉を聞いて、何かがすとんと胸の奥に落ちた。
そうだよ。私だって本気で怒っていいんだ。本気でイラッとしてもいいんだ。
セラだから強い力があるのではない。
私自身に元々強い力があったから、セラフィアスの主となり、セラと呼ばれるようになった。
力が強いからこそ、自分を律する必要はある。
でも、
自分の素直な気持ちまで封じ込めることはなかったんだ。
封じ込めすぎて限界がきて、ある日突然、力が一気に暴走するよりは、ときおり抜いた方がいい。だから、たまには本気で感情を発散させてもいいんだ。
感情の暴走はたまーに、起こす。
つい最近では、国外公務から帰国したとき。
クズ男が実の娘の私の前で、養子に迎えた娘を愛する家族だとか大切な家族だとか、ムカつきすぎてよく覚えてないけど、そんなことを言い放ったとき。
あの時もグレイのおかげで、感情が落ち着いたっけ。
頼りっぱなしもどうかと思うけど、頼れる人がいるのはとても心強かった。
今もグレイは私の気持ちに寄り添ってくれている。私は元気に言葉を返した。
「うん。するする。うっかり王宮とか壊しそう!」
「シアがうっかりすると、王宮が全壊するな」
「うん? 王宮って全壊するのかな?」
「しなかったら手伝ってやるから」
グレイは私の軽い冗談にも呆れることなく付き合ってくれる。私はそんなグレイの優しさに心が少し癒された。
ところで、グレイの後ろでバルザード卿が「いやいや、お嬢。隊長は本気ですからね!」と叫んで、バタバタと手を振っているような気が。
うん、見なかったことにしよう。
なのに、団長も副団長も、私とグレイの他愛ない冗談の言い合いに、本気で突っ込みを入れてくる。大人気ない。
「待て待て待て待て。ルベラス君、うっかり全壊はダメだし、グレイアド、全壊を手伝うってもっとダメだから!」
「この二人ならリアルにやるな」
バルザード卿は、今度は団長たちの後ろで「隊長とお嬢は、向こうで最凶ペアとか呼ばれてましたからね」などと、余計なことを囁いてるし。
ティグリルス主任は私たちのやり取りを黙って見ている。
と、思ったら、小刻みに揺れている。
「お嬢、揺れてるんじゃなくて、震えているのでは?」
「今の話で震えるところなんてあった?」
「恐怖しか感じないと思いますが、ぐ」
ぐ?
バルザード卿が最後に変な言葉を出したので、卿の方に顔を向けると、いつの間にか移動していたグレイに殴られていた。
さらにさらに揺れまくるティグリルス主任を、睨むようにじっと見つめるグレイ。
うん、これは怖い。
恐怖しか感じない。
次は自分がグレイに殴られる番か、と思ってしまう。
揺れが最高潮に達したところで、
「再度、同様の事例が生じた場合は、降格もしくは停職処分とする旨、上に掛け合いますので!」
ティグリルス主任がグレイに向かってびしっと敬礼をして、大声をあげた。
最初はもうちょっと落ち着いた人かと思ったけど、そうでもなかったみたい。
「掛け合うだけ、か」
「掛け合うだけ、なんだ」
「全力で掛け合います!」
ティグリルス主任の絶叫が部屋の中に響き渡った。
「つまり、ルベラス君がリーブル君をいじめたとか、意地悪したとか、冷たくしたとかいうのは、根も葉もないデマ、ってことでいいんだね?」
「はい」
ヴァンフェルム団長が報告を一言でまとめ、それに対して、ティグリルス主任が神妙な顔で同意する。
「それと、ルベラス君がリーブル君の悪口を言ってるというのも、まったくないと」
「事実無根のようです」
「団長室がリーブル君を冷遇しているというのは?」
「リーブル嬢の勘違いですね。あとリーブル嬢の言動を聞いた周りの思い込みといったところです」
はぁ。
どれもこれも、確認を取れば分かる話ばかり。なのに、勘違いと思い込みって。
第三騎士団、こんな人たちばかりで大丈夫なのか、心配になってくる。
「それで、調べて終わりなんですか?」
私からも質問をしてみた。
ティグリルス主任はゴホンゴホンと咳払いをすると、かっちりした口調で受け答える。
「今回はかなり悪質であるとこちらも判断いたしました。
リーブル嬢および第五隊は本部より直接、厳重注意。今回訴えをあげた人物に対しても同様の措置を取っています」
かっちりと答えただけでなく、内容も申し分ないし、説明の仕方も丁寧だった。取り調べを行って、その精査も公平にしてくれたようだし。非難するところがまったくない。
非難できるとしたら、あの尋問のときの態度と言葉遣いだろう。それに対しての謝罪だとか言い訳だとか、主任本人からはとくにない。団長もあえて触れない様子だった。
あらためて観察してみると、見た目、つまり容貌だけでなく、身体の動かし方、声音、発音、口調までも尋問のときとまるで別人である。
どぎつい感じだったのが、毒が抜けて無個性になったというか。逆に特徴がない。
ヴァンフェルム団長や他の人たちの様子から察するに、こちらが本来の姿で間違いないようで。
尋問のときのあの姿と口調は、こちらをわざと怒らせて、様子を見ていたんだろうな。まったく。酷い話である。
そういえば、パシアヌス様やユースカペル副団長が言ってたな。
ティグリルス主任は『おふざけが過ぎる』とか『おちょくる』とか。
騎士団にいると、基本的に同じ騎士団以外の人間と接する機会が少ない。
それなのに、団長たちはティグリルス主任とは見知った関係のようで、少し気になるところではある。
まさか、けっこう調査部にお世話になっていて、ティグリルス主任から尋問されまくっているとか?
変な想像ばかりが、私の頭の中に沸き起こってきていた。
まぁ、それはそれとして。今後の心配もあるので、団長たちの前ではっきりと確認でもしておこうかな。
「でも、また同じことが起きたら? 私、イラッとして何か壊しちゃうかも」
ティグリルス主任の反応が見たくて、心にもないことを言ってみた。
「根も葉もない噂を信じた輩から言いがかりをつけられたら、温厚なシアも、イラッとするよな」
うん、確かに。
グレイの言葉を聞いて、何かがすとんと胸の奥に落ちた。
そうだよ。私だって本気で怒っていいんだ。本気でイラッとしてもいいんだ。
セラだから強い力があるのではない。
私自身に元々強い力があったから、セラフィアスの主となり、セラと呼ばれるようになった。
力が強いからこそ、自分を律する必要はある。
でも、
自分の素直な気持ちまで封じ込めることはなかったんだ。
封じ込めすぎて限界がきて、ある日突然、力が一気に暴走するよりは、ときおり抜いた方がいい。だから、たまには本気で感情を発散させてもいいんだ。
感情の暴走はたまーに、起こす。
つい最近では、国外公務から帰国したとき。
クズ男が実の娘の私の前で、養子に迎えた娘を愛する家族だとか大切な家族だとか、ムカつきすぎてよく覚えてないけど、そんなことを言い放ったとき。
あの時もグレイのおかげで、感情が落ち着いたっけ。
頼りっぱなしもどうかと思うけど、頼れる人がいるのはとても心強かった。
今もグレイは私の気持ちに寄り添ってくれている。私は元気に言葉を返した。
「うん。するする。うっかり王宮とか壊しそう!」
「シアがうっかりすると、王宮が全壊するな」
「うん? 王宮って全壊するのかな?」
「しなかったら手伝ってやるから」
グレイは私の軽い冗談にも呆れることなく付き合ってくれる。私はそんなグレイの優しさに心が少し癒された。
ところで、グレイの後ろでバルザード卿が「いやいや、お嬢。隊長は本気ですからね!」と叫んで、バタバタと手を振っているような気が。
うん、見なかったことにしよう。
なのに、団長も副団長も、私とグレイの他愛ない冗談の言い合いに、本気で突っ込みを入れてくる。大人気ない。
「待て待て待て待て。ルベラス君、うっかり全壊はダメだし、グレイアド、全壊を手伝うってもっとダメだから!」
「この二人ならリアルにやるな」
バルザード卿は、今度は団長たちの後ろで「隊長とお嬢は、向こうで最凶ペアとか呼ばれてましたからね」などと、余計なことを囁いてるし。
ティグリルス主任は私たちのやり取りを黙って見ている。
と、思ったら、小刻みに揺れている。
「お嬢、揺れてるんじゃなくて、震えているのでは?」
「今の話で震えるところなんてあった?」
「恐怖しか感じないと思いますが、ぐ」
ぐ?
バルザード卿が最後に変な言葉を出したので、卿の方に顔を向けると、いつの間にか移動していたグレイに殴られていた。
さらにさらに揺れまくるティグリルス主任を、睨むようにじっと見つめるグレイ。
うん、これは怖い。
恐怖しか感じない。
次は自分がグレイに殴られる番か、と思ってしまう。
揺れが最高潮に達したところで、
「再度、同様の事例が生じた場合は、降格もしくは停職処分とする旨、上に掛け合いますので!」
ティグリルス主任がグレイに向かってびしっと敬礼をして、大声をあげた。
最初はもうちょっと落ち着いた人かと思ったけど、そうでもなかったみたい。
「掛け合うだけ、か」
「掛け合うだけ、なんだ」
「全力で掛け合います!」
ティグリルス主任の絶叫が部屋の中に響き渡った。
34
あなたにおすすめの小説
【完結】亡くなった婚約者の弟と婚約させられたけど⋯⋯【正しい婚約破棄計画】
との
恋愛
「彼が亡くなった?」
突然の悲報に青褪めたライラは婚約者の葬儀の直後、彼の弟と婚約させられてしまった。
「あり得ないわ⋯⋯あんな粗野で自分勝手な奴と婚約だなんて!
家の為だからと言われても、優しかった婚約者の面影が消えないうちに決めるなんて耐えられない」
次々に変わる恋人を腕に抱いて暴言を吐く新婚約者に苛立ちが募っていく。
家と会社の不正、生徒会での横領事件。
「わたくしは⋯⋯完全なる婚約破棄を準備致します!」
『彼』がいるから、そして『彼』がいたから⋯⋯ずっと前を向いていられる。
人が亡くなるシーンの描写がちょっとあります。グロくはないと思います⋯⋯。
ーーーーーー
ゆるふわの中世ヨーロッパ、幻の国の設定です。
完結迄予約投稿済。
R15は念の為・・
婚約破棄をしておけば
あんど もあ
ファンタジー
王太子アントワーヌの婚約者のレアリゼは、アントワーヌに嫌われていた。男を立てぬ女らしくないレアリゼが悪い、と皆に思われて孤立無援なレアリゼ。彼女は報われぬままひたすら国のために働いた……と思われていたが実は……。
これ以上私の心をかき乱さないで下さい
Karamimi
恋愛
伯爵令嬢のユーリは、幼馴染のアレックスの事が、子供の頃から大好きだった。アレックスに振り向いてもらえるよう、日々努力を重ねているが、中々うまく行かない。
そんな中、アレックスが伯爵令嬢のセレナと、楽しそうにお茶をしている姿を目撃したユーリ。既に5度も婚約の申し込みを断られているユーリは、もう一度真剣にアレックスに気持ちを伝え、断られたら諦めよう。
そう決意し、アレックスに気持ちを伝えるが、いつも通りはぐらかされてしまった。それでも諦めきれないユーリは、アレックスに詰め寄るが
“君を令嬢として受け入れられない、この気持ちは一生変わらない”
そうはっきりと言われてしまう。アレックスの本心を聞き、酷く傷ついたユーリは、半期休みを利用し、兄夫婦が暮らす領地に向かう事にしたのだが。
そこでユーリを待っていたのは…
【完結】最愛から2番目の恋
Mimi
恋愛
カリスレキアの第2王女ガートルードは、相手有責で婚約を破棄した。
彼女は醜女として有名であったが、それを厭う婚約者のクロスティア王国第1王子ユーシスに男娼を送り込まれて、ハニートラップを仕掛けられたのだった。
以前から婚約者の気持ちを知っていたガートルードが傷付く事は無かったが、周囲は彼女に気を遣う。
そんな折り、中央大陸で唯一の獣人の国、アストリッツァ国から婚姻の打診が届く。
王太子クラシオンとの、婚約ではなく一気に婚姻とは……
彼には最愛の番が居るのだが、その女性の身分が低いために正妃には出来ないらしい。
その事情から、醜女のガートルードをお飾りの妃にするつもりだと激怒する両親や兄姉を諌めて、クラシオンとの婚姻を決めたガートルードだった……
※ 『きみは、俺のただひとり~神様からのギフト』の番外編となります
ヒロインは本編では名前も出ない『カリスレキアの王女』と呼ばれるだけの設定のみで、本人は登場しておりません
ですが、本編終了後の話ですので、そちらの登場人物達の顔出しネタバレが有ります
婚約破棄されたのでファンシーショップ始めました。 ― 元婚約者が、お人形さんを側室にしようとして大恥をかきました ―
鷹 綾
恋愛
隣国の王子から「政略的にも個人的にも魅力を感じない」と婚約破棄された、ファンタジア王国第三女王タナー。
泣きも怒りもせず、彼女が考えたのは――「いつか王宮の庇護がなくなっても困らない生き方」だった。
まだ八歳。
それでも先を見据え、タナーは王都の片隅で小さなファンシーショップを開くことを決意する。
並ぶのは、かわいい雑貨。
そして、かわいい魔法の雑貨。
お茶を淹れてくれるクマのぬいぐるみ店員《テイデイ・バトラー》、
冷めないティーカップ、
時間になると小鳥が飛び出すアンティーク時計――。
静かに広がる評判の裏で、
かつての元婚約者は「お人形さんを側室にしようとして」赤っ恥をかくことに。
ざまぁは控えめ、日常はやさしく。
かわいいものに囲まれながら、女王は今日も穏やかにお店を開けています。
---
この文面は
✔ アルファポリス向け文字数
✔ 女子読者に刺さるワード配置
✔ ネタバレしすぎない
✔ ほのぼの感キープ
を全部満たしています。
次は
👉 タグ案
👉 ランキング用超短縮あらすじ(100字)
どちらにしますか?
【完結】あなたのいない世界、うふふ。
やまぐちこはる
恋愛
17歳のヨヌク子爵家令嬢アニエラは栗毛に栗色の瞳の穏やかな令嬢だった。近衛騎士で伯爵家三男、かつ騎士爵を賜るトーソルド・ロイリーと幼少から婚約しており、成人とともに政略的な結婚をした。
しかしトーソルドには恋人がおり、結婚式のあと、初夜を迎える前に出たまま戻ることもなく、一人ロイリー騎士爵家を切り盛りするはめになる。
とはいえ、アニエラにはさほどの不満はない。結婚前だって殆ど会うこともなかったのだから。
===========
感想は一件づつ個別のお返事ができなくなっておりますが、有り難く拝読しております。
4万文字ほどの作品で、最終話まで予約投稿済です。お楽しみいただけましたら幸いでございます。
婚約破棄されたので、戻らない選択をしました
ふわふわ
恋愛
王太子アルトゥールの婚約者として生きてきた
貴族令嬢ミディア・バイエルン。
だが、偽りの聖女シエナに心を奪われた王太子から、
彼女は一方的に婚約を破棄される。
「戻る場所は、もうありませんわ」
そう告げて向かった先は、
王都から遠く離れたアルツハイム辺境伯領。
権力も、評価も、比較もない土地で、
ミディアは“誰かに選ばれる人生”を静かに手放していく。
指示しない。
介入しない。
評価しない。
それでも、人は動き、街は回り、
日常は確かに続いていく。
一方、王都では――
彼女を失った王太子と王政が、
少しずつ立ち行かなくなっていき……?
派手な復讐も、涙の和解もない。
あるのは、「戻らない」という選択と、
終わらせない日常だけ。
婚約者に愛する人が出来たので、身を引く事にしました
Blue
恋愛
幼い頃から家族ぐるみで仲が良かったサーラとトンマーゾ。彼が学園に通うようになってしばらくして、彼から告白されて婚約者になった。サーラも彼を好きだと自覚してからは、穏やかに付き合いを続けていたのだが、そんな幸せは壊れてしまう事になる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる