神の加護を持つ能力者たち

ドラエナ4753

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人物紹介など

プロローグ

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ある世界の話。

10個の国が、同じ年に神の加護を持った特別な能力を宿している子が産まれたそうだ。
その中の国の1つ水の国で産まれた。山中水源という男の物語である。



とある日の話。
今日で僕(水源)は、5歳の誕生日を迎えることになる。今日両親から大切な話を言うと朝言われたため、不安と緊張がある。そして夜を迎えた。

「父さん~!!父さん~!!」と水源は言った。
それに続いて話した。
「僕はもう5歳だから、明日からお父さんの仕事を手伝いた~い。もう大人だからお父さんみたく強くなりたいんだ!!」

「そっか~。それじゃあご飯を沢山食べて大きくならないとな!早く自分の席に座って食べる準備をしておきなさい。」と父は言う。

父と母そして僕が席に座り、声を合わせて言った。
「水の神様今日も私たちを守っていただきありがとうございます。明日も平和な日常が送れることを祈ってます。」
そうして夕飯を食べ始めた。

夕飯が食べ終わり、父と母が真剣な顔を僕に向けて話し始めた。そう今日の朝言っていた大切な話である。
「水源よ。お前には他の人にはない特別な能力を持っている。それは、俺たちには扱えない強力な能力と神の加護が付いているとお前が産まれてきた時に国王様に言われた。国王様はお前が5歳になった時に、王宮で成人まで修行をし、国の代表として戦いに言ってもらうと言っていた。ただ父さん達は水源に戦いに行って欲しくはない。たくさんお金を積まれたが、大切な家族だからこのままずっと俺たちのそばにいて欲しい。明日までに決めてくれ。王宮に行ってこの国の全ての人間を助けるか、俺たちと暮らしていくか。お前には決める権利がある…」
言い切った後、父と母は寝室に入っていった。そうして僕は自分のベッドで寝ながら考えることにした。ただ、今日はいつもより父と母の寝室が少しだけドタバタしていて、騒いでいたが、ゆっくり目を閉じた。

2時間後

「ん?ここは何処だ?」
僕は夢を見ているようだ。周りには島も無く、海の上に立っている。頬をつねっても痛くない。

「あ、いたいた。」

どこからか声が聞こえる。周りを見渡しても誰もいない。

「フォッフォッフォッ」

突然僕の目の前に筋肉ムキムキで髭を生やしている王様の被り物をしているような格好のおじさんが前に立っていた。

「君の成長をずっと見ていたよ。」

僕は色々困惑していた。その時最初に言葉が出たのは、「あなたは誰?」だった。

「私は海の神ポセイドン!!君の加護をしつつ、私が持っている力を渡したものだよ。」

僕は、父と母が言ってたことを思い出した。特別な能力はポセイドンに与えられた能力だったんだと考えた。

「なぜ僕に特別な能力を渡したの?」

ポセイドンに聞くと、ポセイドンは間を空けて答えてくれた。

「我々が住んでいる神の領域には10人の神がいる。そう、君らの世界の国の数と同じだ。その中に1人未来を見れる神がおる。その神の未来予想は100%当たると言われている。その神いわく、これから10数年後人間同士の争いが始まる。その戦いで自分達の領域が汚されるという未来を見たそうだ。そのため10人の神たちは話し合い、その結果特別な能力を持った人間を一つ一つの国に1人産まれさせ、国の代表として人間同士の争いを止めさせようということになった。その10人が協力して世界を平和にして欲しいという願いを込め、1人1人に能力を与えたんだ。で、その1人がお主、水源なんだ。」

5歳の僕には少し難しい内容だったが言いたいことは分かった。

「僕は、王宮に行って強くなればいいの?」

「それはお主が決めることだ。君はこれから旅をしてほかの能力者がどんな人生を歩んでいるか見てくるのもいいし、お父さんの仕事を手伝ってもいい。」

僕は心の中で自問自答を繰り返し決めることが出来た。その時だった。

「もうそろそろ目が覚める頃だの~。最後にアドバイスだけ教えるからよく聞くのだぞ。君の能力は水。近くに水があればそこから魔法が使える。ただ、体力と精神面を鍛えないと使える水の量が限られているぞ。近くに水がなくても、雲があればそこから水の塊とかを作れるから安心するが良い。最後に1つ、水同士の摩擦で雷くらいは出せるからちゃんと修行するが良い。そろそろ目が覚める頃だ。ちゃんとこの夢の中で言ったことを覚えておくのじゃ。それじゃあ、また会おう!」

僕は目を覚ました。
本当に夢だったみたいだ。ただ夢の中で起きたことを1字1句覚えている。
僕は部屋を出て、父さんと母さんに昨日言われた答えを言いに行った。

「父さん!!」

「お、おはよう水源。どうした?」

「僕、決めたよ。」

「どうするんだ?」

「僕は王宮に行って強くなってくる。国の人々を助け、平和になったら父さんの仕事を手伝う!」

「そっか...。分かった。母さんに伝えといてやる。」

「ありがとう!」

「頑張れよ!王宮に手紙を出しておく、明日には迎えが来るだろう。今日は王宮に行く準備と、当分一緒に居れないからたくさん遊ぼうな。」

「うん!」

そうして僕は、父さんと母さんと一緒に王宮に向かう準備を進めつつ、いつも以上に甘え、楽しい時間を過ごした。

次の日

いつも着ている服よりも綺麗な服に着替え、荷物を持ち馬車が来るのを待った。すると、
ガラガラガラガラという音が聞こえ、僕の家の前に止まった。そう迎えが来たのだ。

僕は家を出る前に両親に抱きつきこう言った。

「愛してる。ありがとう。またたくましくなって帰って来るから、その時までさようなら。」

父さんと母さんは泣いていた。その時父さんが言った。

「いつでも帰ってこい。水源はいつまでも家族なんだからな。」

そうして僕は王宮に向うため家を出た。

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