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死神見習い?
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応接間のソファにちょこんと少女は腰を掛けて、俺が淹れた紅茶を少し飲んでから微笑みながら言った。
「お茶、ご馳走様です。美味しいですね!」
泣いたカラスがもう笑ったとはよく言ったものだ。少し落ち着いたようだ。
こうしてみると、やはり俺より少し年下の様子だ。
目は大きく、睫毛が長い。鼻筋もすっと通っていて、
文句無しに美少女と言っていい容姿だ。
かわいらしく紅茶のカップを両手で持っている。
髪の毛は明るい栗色で肌は白く、小柄で華奢な体つきだ。
俺も紅茶を飲んで一息ついてから少女に言った。
「それで、さっきの話なんだけど、なんか証拠でもあるのか?だいたいお前は誰だ?名前くらい名乗れよ」
少女は、はっと気がついた様子で、カップを机に置いた。
そしてシャキッと背を伸ばして立ち上がり、杖を持ち直して俺に宣言した。
「申し遅れました、私はサリエルって言います。サリーって呼んでください。死神です、えとえと、見習いですけど」
頭痛がしてきた。
美少女な死神?サリエル?呼び名はサリー??
俺は少し怒った口調で言った。
「あのさ、冗談はよしてくれる?なんのためにそんなウソつくんだ。趣味が悪いぞ」
びっくりした様子で少女は首をブンブンと振って俺に言った。
「冗談でもウソでもないです。ホントです。江藤さんの寿命は、あと364日なんです」
俺は溜め息をついて言った。
「なんでそんな中途半端な数字なんだよ。せめてあと1年、365日とかならわかるけど」
少女はびくっとしてから、少し沈黙を置いた後、言った。
「場所がわからなくなって道に迷っちゃって。一日遅れました。私、方向音痴なんです」
ホントは昨日江藤さんに知らせなくちゃいけなかったんです、
怒られるかなぁ、とかなんとかブツブツとつぶやいた。
よく見ると、頭に被った帽子の缶バッジには黒地に白いドクロマークが、
かわいらしく描かれている。
これで死神のコスプレをしているつもりか?
あるいはドッキリとか、できの悪い冗談だな。
俺はさすがに相手をするのにも疲れてきたので、少女に言った。
「OK、わかった。サリーちゃん、もう帰ってくれる?用件は聞いたしさ」
少女は大きく目を見開いてから、俺に言った。
「次、ダンゴムシでいいんですか?」
まだ続けるのか。
俺は少し怒って言った。
「ダンゴムシでもコガネムシでもいいよ。帰ってくれ」
あきらめちゃダメです!少女も少し怒った口調で俺に言った。
「少しでもマシなものに転生できるようにサポートするのが私の役目です」
こいつ、なに言ってるんだ?少女は少し笑みを浮かべて言った。
「転生するなら鹿とかのほうが、まだよくありませんか?可愛いし!」
俺は天を仰いでから少女に向き直って言った。
「お前、死神なんだろ。俺を殺しに来たんじゃないのか?」
少女はもじもじしながら口を少し尖らせて言った。
「見習い、って言ったじゃないですか。私のレベルだと人の命を取ることはできないんです。お知らせとサポートだけです」
俺は言った。
「なんのサポートだよ?」
少女は、ぱあっと花が咲くように可愛らしく笑って言った。
「江藤さんが、よりよい人生を送って、少しでもいい転生ができるようにサポートするんです」
そして杖のようなものを俺の方に向けて言った。
「この黄金の鎌に賭けて、江藤さんを守ります!ちゃんとした生き方をしてもらってから死んでもらいます!」
俺は、食卓で俺の向かいの席に座って美味しそうにシチューをすする少女に聞いた。
「で、これからお前は俺と一緒に暮らすつもりなわけ?」
少女はにっこり笑って答えた。
「はい!一年間、全力でサポートさせていただきます!」
意味わかんないな。自称死神見習い?に、夕飯を食わせている俺もたいがいだが。
「わかった、今晩は妹の部屋を使いな。妹は俺の両親と二年間はアメリカから帰ってこないから大丈夫だ。今日は遅いから泊っていっていいけど、明日には自分の家に帰りなよ」
少女は真顔になって答えた。
「まだ信じてもらってないんですね」
俺は呆れて説教をすることにした。
「信じるもなにも、死神とかダンゴムシに転生とか、そんなめちゃくちゃな話はありえないだろ。だいたい神様ならピンク色のスーツケースなんか持ち歩かないぞ。なんで家出してきたのか知らないけど、お前の親は心配してるぞ。メシを喰ったら親に連絡だけしとけよ」
少女は居住まいを正してから言った。
「私は、家出娘とかじゃありません。ご飯の後、江藤さんのこれまでと、これからをお見せします。そうしたら信じてもらえると思います」
少女は黄金の鎌の先を俺の方に向けて、真剣な顔でなにやら呪文を唱えた。
世界がぐらりと揺れて目の前が一瞬真っ暗になった。
急に視界が明るくなり早廻しで情景が浮かんでは消えていくようになる。
これがうわさの走馬燈のように人生が見えるという奴か?!
懐かしいな、これは通っていた幼稚園だな。忘れてた。
こんな部屋だったんだ。
この子には見覚えがあるな。ああ泣かしちゃった。いじわるして悪かったな。
これは小学校2年生の頃だな。
喧嘩をして右手を骨折した時だ。痛みが微かに蘇る。
ギブスの下が臭くて、かゆかったのを思い出す。
なんで喧嘩したんだっけな、ああそうか。
なにかの順番を守らなかったとかそういうのだったな。
くだらないことで喧嘩をしたものだ。
こんどは小学校5年生の時か。
バレンタインのチョコ欲しさにそわそわしていたのを思い出した。
結局ひとつももらえなかったな。
次々に浮かんでは消えていく情景を俺は呆然と眺めていた。
大して大きな出来事もなく、親に迷惑をかけるわけでもなく、
成績も中くらい。呆れるほどに平凡な日々。
中学校になって入った陸上部も大してまじめにやっていない。
もう少し頑張れば良かったな。
勉強もそれなりというか、試験のときだけやるというか。
つるんでいた友達の顔が浮かんでは消える。
2年生の時B組の女子が好きになったな。
ああ、この子だ。結局、告白もできなかったけど。
夏祭りにはみんなと一緒に行ったな。二人きりになった瞬間があったな。
あのとき好きだと言えば良かったな。
今は彼女とは高校も別になってしまったから、連絡先もすぐにはわからない。
次は高校入試関連か。
塾でできた友達とゲーセンに行って、生活指導の先生に見つかったことを思い出す。
まだあれから一年も経ってないな、先生元気かな。
いい先生だったな。
いよいよ入試だ。ドキドキしたよな。
合格発表、ホっとしたよな。
ついこの間だ。
そして入学式、クラス分け。
急に勉強が難しくなって進度が速くなった感じがした。
高校では陸上部は幽霊部員で、半分帰宅部を決め込んでいた。
はっと気がつくと、居間のソファに座っていた。少女がにっこりと笑って俺の顔をのぞき込んで言った。
「これが、江藤さんのこれまでの人生でした。次は私が来なかったら続いたであろうこれからの人生です」
そして黄金の鎌の先を再び俺の方に向けた。
「お茶、ご馳走様です。美味しいですね!」
泣いたカラスがもう笑ったとはよく言ったものだ。少し落ち着いたようだ。
こうしてみると、やはり俺より少し年下の様子だ。
目は大きく、睫毛が長い。鼻筋もすっと通っていて、
文句無しに美少女と言っていい容姿だ。
かわいらしく紅茶のカップを両手で持っている。
髪の毛は明るい栗色で肌は白く、小柄で華奢な体つきだ。
俺も紅茶を飲んで一息ついてから少女に言った。
「それで、さっきの話なんだけど、なんか証拠でもあるのか?だいたいお前は誰だ?名前くらい名乗れよ」
少女は、はっと気がついた様子で、カップを机に置いた。
そしてシャキッと背を伸ばして立ち上がり、杖を持ち直して俺に宣言した。
「申し遅れました、私はサリエルって言います。サリーって呼んでください。死神です、えとえと、見習いですけど」
頭痛がしてきた。
美少女な死神?サリエル?呼び名はサリー??
俺は少し怒った口調で言った。
「あのさ、冗談はよしてくれる?なんのためにそんなウソつくんだ。趣味が悪いぞ」
びっくりした様子で少女は首をブンブンと振って俺に言った。
「冗談でもウソでもないです。ホントです。江藤さんの寿命は、あと364日なんです」
俺は溜め息をついて言った。
「なんでそんな中途半端な数字なんだよ。せめてあと1年、365日とかならわかるけど」
少女はびくっとしてから、少し沈黙を置いた後、言った。
「場所がわからなくなって道に迷っちゃって。一日遅れました。私、方向音痴なんです」
ホントは昨日江藤さんに知らせなくちゃいけなかったんです、
怒られるかなぁ、とかなんとかブツブツとつぶやいた。
よく見ると、頭に被った帽子の缶バッジには黒地に白いドクロマークが、
かわいらしく描かれている。
これで死神のコスプレをしているつもりか?
あるいはドッキリとか、できの悪い冗談だな。
俺はさすがに相手をするのにも疲れてきたので、少女に言った。
「OK、わかった。サリーちゃん、もう帰ってくれる?用件は聞いたしさ」
少女は大きく目を見開いてから、俺に言った。
「次、ダンゴムシでいいんですか?」
まだ続けるのか。
俺は少し怒って言った。
「ダンゴムシでもコガネムシでもいいよ。帰ってくれ」
あきらめちゃダメです!少女も少し怒った口調で俺に言った。
「少しでもマシなものに転生できるようにサポートするのが私の役目です」
こいつ、なに言ってるんだ?少女は少し笑みを浮かべて言った。
「転生するなら鹿とかのほうが、まだよくありませんか?可愛いし!」
俺は天を仰いでから少女に向き直って言った。
「お前、死神なんだろ。俺を殺しに来たんじゃないのか?」
少女はもじもじしながら口を少し尖らせて言った。
「見習い、って言ったじゃないですか。私のレベルだと人の命を取ることはできないんです。お知らせとサポートだけです」
俺は言った。
「なんのサポートだよ?」
少女は、ぱあっと花が咲くように可愛らしく笑って言った。
「江藤さんが、よりよい人生を送って、少しでもいい転生ができるようにサポートするんです」
そして杖のようなものを俺の方に向けて言った。
「この黄金の鎌に賭けて、江藤さんを守ります!ちゃんとした生き方をしてもらってから死んでもらいます!」
俺は、食卓で俺の向かいの席に座って美味しそうにシチューをすする少女に聞いた。
「で、これからお前は俺と一緒に暮らすつもりなわけ?」
少女はにっこり笑って答えた。
「はい!一年間、全力でサポートさせていただきます!」
意味わかんないな。自称死神見習い?に、夕飯を食わせている俺もたいがいだが。
「わかった、今晩は妹の部屋を使いな。妹は俺の両親と二年間はアメリカから帰ってこないから大丈夫だ。今日は遅いから泊っていっていいけど、明日には自分の家に帰りなよ」
少女は真顔になって答えた。
「まだ信じてもらってないんですね」
俺は呆れて説教をすることにした。
「信じるもなにも、死神とかダンゴムシに転生とか、そんなめちゃくちゃな話はありえないだろ。だいたい神様ならピンク色のスーツケースなんか持ち歩かないぞ。なんで家出してきたのか知らないけど、お前の親は心配してるぞ。メシを喰ったら親に連絡だけしとけよ」
少女は居住まいを正してから言った。
「私は、家出娘とかじゃありません。ご飯の後、江藤さんのこれまでと、これからをお見せします。そうしたら信じてもらえると思います」
少女は黄金の鎌の先を俺の方に向けて、真剣な顔でなにやら呪文を唱えた。
世界がぐらりと揺れて目の前が一瞬真っ暗になった。
急に視界が明るくなり早廻しで情景が浮かんでは消えていくようになる。
これがうわさの走馬燈のように人生が見えるという奴か?!
懐かしいな、これは通っていた幼稚園だな。忘れてた。
こんな部屋だったんだ。
この子には見覚えがあるな。ああ泣かしちゃった。いじわるして悪かったな。
これは小学校2年生の頃だな。
喧嘩をして右手を骨折した時だ。痛みが微かに蘇る。
ギブスの下が臭くて、かゆかったのを思い出す。
なんで喧嘩したんだっけな、ああそうか。
なにかの順番を守らなかったとかそういうのだったな。
くだらないことで喧嘩をしたものだ。
こんどは小学校5年生の時か。
バレンタインのチョコ欲しさにそわそわしていたのを思い出した。
結局ひとつももらえなかったな。
次々に浮かんでは消えていく情景を俺は呆然と眺めていた。
大して大きな出来事もなく、親に迷惑をかけるわけでもなく、
成績も中くらい。呆れるほどに平凡な日々。
中学校になって入った陸上部も大してまじめにやっていない。
もう少し頑張れば良かったな。
勉強もそれなりというか、試験のときだけやるというか。
つるんでいた友達の顔が浮かんでは消える。
2年生の時B組の女子が好きになったな。
ああ、この子だ。結局、告白もできなかったけど。
夏祭りにはみんなと一緒に行ったな。二人きりになった瞬間があったな。
あのとき好きだと言えば良かったな。
今は彼女とは高校も別になってしまったから、連絡先もすぐにはわからない。
次は高校入試関連か。
塾でできた友達とゲーセンに行って、生活指導の先生に見つかったことを思い出す。
まだあれから一年も経ってないな、先生元気かな。
いい先生だったな。
いよいよ入試だ。ドキドキしたよな。
合格発表、ホっとしたよな。
ついこの間だ。
そして入学式、クラス分け。
急に勉強が難しくなって進度が速くなった感じがした。
高校では陸上部は幽霊部員で、半分帰宅部を決め込んでいた。
はっと気がつくと、居間のソファに座っていた。少女がにっこりと笑って俺の顔をのぞき込んで言った。
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