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2章
5話
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私たちは大陸を飛行艇で移動して、そこから馬車に乗ることで聖堂まで到着する。
立派な建物の中に入ると――私は体内に溢れる魔力を、理解することができていた。
「話には聞いていましたが、素晴らしい魔力です!」
聖堂は魔法学園以上に魔力の向上を感じて、とてつもなく心地がいい。
とにかく聖魔力を使いたくなっているけど……流石に、大賢者の人に挨拶をしてからにしよう。
ゲームだとロイの家族が聖堂の大賢者と親しく、夏休みの期間に病を治すため、聖堂に向かうことになっていたはず。
夏休みに入る直前、ロイとカレンが一番仲がよかった場合――病を治そうとしてくれるカレンに惹かれたロイが、別大陸に移動して聖堂まで行かないかを提案する。
そしてロイの夏休み個別イベントが始まるはずだけど、今のロイは、私が初めて会った際に病を治していた。
聖魔力について調べたいから、夏休みを利用して聖堂にやって来る辺り、これもゲーム通り進むための力が働いているのではないかと考えてしまう。
考えても仕方がなく、今の私は早く大賢者の人と話をして、聖魔力を試したい。
そわそわしていると、レックス殿下が楽しそうな表情を浮かべて話す。
「リリアンが嬉しそうでなによりだ!」
「僕のお陰だよね」
「そうだな。感謝しよう!」
「……普通にお礼を言われるのは、予想外だよ」
ロイとしてはレックス殿下を悔しがらせようとしたみたいだけど、お礼を言われたことに驚いている。
レックス殿下はこの大陸に来られたことに本心から感謝しているし、私も同じ気持ちだ。
本心からお礼を言われたことに対して、ロイが動揺しながらも……聖堂の奥へと歩く。
そして、先頭を歩いているロイから、声が聞こえてくる。
「さてと……これから、僕達を招待してくれた大賢者ゲオルグ様に会うけど、失礼がないようにして欲しい」
ロイがそう言って、レックス殿下が首を傾げて尋ねる。
「失礼なことなど、俺達がするわけがないだろう?」
「いや……見た方が早いかな。忠告はしたよ」
そうロイが言って――聖堂の大広間に到着した私は、そこにいた両手を広げる美青年に対して驚くこととなる。
「やあ! 君達がロイの友人達か! 私はゲオルグだ!」
大広間に入って正面の所に居るのは、聖堂でも一番偉い立場の大賢者。
私達の目の前には……やけにキラキラとした、美青年がいた。
ゲオルグは巻き髪が目立つ、派手そうな男性だ。
両手全ての指には煌めく宝石の指輪が装着されていて、とにかく目立つ。
今まで聖堂で出会った人達のように白の法衣を身に着けているけど……他が目立ち過ぎて、法衣は浮いていた。
カレンから聖堂に居る大賢者は、ゲームでは名前のない人だと聞いている。
その人がまさか、ここまで派手な見た目をしているだなんて――考えてもいなかった。
立派な建物の中に入ると――私は体内に溢れる魔力を、理解することができていた。
「話には聞いていましたが、素晴らしい魔力です!」
聖堂は魔法学園以上に魔力の向上を感じて、とてつもなく心地がいい。
とにかく聖魔力を使いたくなっているけど……流石に、大賢者の人に挨拶をしてからにしよう。
ゲームだとロイの家族が聖堂の大賢者と親しく、夏休みの期間に病を治すため、聖堂に向かうことになっていたはず。
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そしてロイの夏休み個別イベントが始まるはずだけど、今のロイは、私が初めて会った際に病を治していた。
聖魔力について調べたいから、夏休みを利用して聖堂にやって来る辺り、これもゲーム通り進むための力が働いているのではないかと考えてしまう。
考えても仕方がなく、今の私は早く大賢者の人と話をして、聖魔力を試したい。
そわそわしていると、レックス殿下が楽しそうな表情を浮かべて話す。
「リリアンが嬉しそうでなによりだ!」
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「そうだな。感謝しよう!」
「……普通にお礼を言われるのは、予想外だよ」
ロイとしてはレックス殿下を悔しがらせようとしたみたいだけど、お礼を言われたことに驚いている。
レックス殿下はこの大陸に来られたことに本心から感謝しているし、私も同じ気持ちだ。
本心からお礼を言われたことに対して、ロイが動揺しながらも……聖堂の奥へと歩く。
そして、先頭を歩いているロイから、声が聞こえてくる。
「さてと……これから、僕達を招待してくれた大賢者ゲオルグ様に会うけど、失礼がないようにして欲しい」
ロイがそう言って、レックス殿下が首を傾げて尋ねる。
「失礼なことなど、俺達がするわけがないだろう?」
「いや……見た方が早いかな。忠告はしたよ」
そうロイが言って――聖堂の大広間に到着した私は、そこにいた両手を広げる美青年に対して驚くこととなる。
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今まで聖堂で出会った人達のように白の法衣を身に着けているけど……他が目立ち過ぎて、法衣は浮いていた。
カレンから聖堂に居る大賢者は、ゲームでは名前のない人だと聞いている。
その人がまさか、ここまで派手な見た目をしているだなんて――考えてもいなかった。
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