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2章
34話
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聖堂に来て七日目となり――朝食を終えると、部屋に騎士がやって来ていた。
どうやらゲオルグが呼んでいたらしく、私達は聖堂の大広間へ向かう。
豪華で太い柱が並ぶ広場の中央にゲオルグがいて、レックス殿下、ロイも呼ばれていた。
近くには聖者や騎士達……アスファとバダムもいて、ゲオルグが皆に宣言する。
「今朝、私に神託が下った……三日後に試練が行われる!」
ゲオルグの発言に対して、周囲がざわめいている。
――私達が聖堂に来て十日目に、試練が行われる。
試練の日程がゲーム通り決まったことに私が安堵し、カレンも同じ気持ちのはずだ。
「他の者は皆試練を受けているから、今回受けるのはロイ様とカレン様だ!」
私が受けないことで、理由を知らない人がどよめいている。
その間にも、ゲオルグは試練について説明していた。
それは以前聞いた内容とほとんど同じで……試練の間は、この大広間の奥にあるらしい。
問題が起きないよう、試練の間は常に立ち入り禁止で、魔道具による結界が張られているようだ。
大広間の奥にある封じられた扉を開けて、通路を通らないと試練の間には入れない。
そして中に入るのはゲオルグとロイとカレンの三人で……バダムや一部の聖者は、これから試練の準備をするようだ。
試練を万全の状態で受けるため――今日以降は、試練のために休憩することとなっていた。
まだ意識を失って二人の試練どころではなくなった時が大変だから、私も試練が終わるまでは大人しくしていよう。
◇◆◇
どうやら今日から明日、明後日は自由に動いていいらしい。
試練前日の日には一度全員集合するようだけど、話はすぐに終わるようだ。
私達はひとまず、レックス殿下とロイが泊まっている部屋に向かって、今日のことを話そうとしている。
揃って歩いていると、レックス殿下が私を眺めていた。
「試練でロイとカレンの聖魔力は強くなるだろう……俺も早く、魔法剣技を取得したいものだ!」
やる気に満ちているレックス殿下を、アスファは憧れの眼差しで眺める。
「そのことですが……後でレックス様に、話しておきたいことがあります」
「なんだ?」
アスファの発言に、レックス殿下が首を傾げていた。
そんなレックス殿下を眺めながら、アスファが話す。
「部屋で今日以降どうするかを決めるのでしたら、部屋に到着してからにしましょう」
「それもそうだな」
昨日の決闘を経て、レックス殿下とアスファの仲はよくなっている。
今日の予定だけど……これから三日間に起こるゲームのことを思い返す。
ここから三日間が、ゲームだと重大な場面なんだけど……今までのことから、大丈夫のはず。
そう考えながら、私はゲームで神託が下ってから十日目までを思い出していた。
試練を乗り越えてロイの力になれるか、主役カレンが不安になる。
そんな中でロイはカレンにお礼を言ってから告白して、お互いのことを好きだと気づく。
立場から恋人同士にはならないけど、この時点で二人は相手の想いを知っていた。
その後カレンは試練を乗り越えて――二学期でロイを完全に治し、エンディングを迎えることとなる。
それがゲームでのイベントだけど……今は私がロイを治しているから、何もイベントは発生しなさそう。
そう考えながら……私はレックス殿下とロイの部屋に向かって、今日以降のことを話そうとしていた。
どうやらゲオルグが呼んでいたらしく、私達は聖堂の大広間へ向かう。
豪華で太い柱が並ぶ広場の中央にゲオルグがいて、レックス殿下、ロイも呼ばれていた。
近くには聖者や騎士達……アスファとバダムもいて、ゲオルグが皆に宣言する。
「今朝、私に神託が下った……三日後に試練が行われる!」
ゲオルグの発言に対して、周囲がざわめいている。
――私達が聖堂に来て十日目に、試練が行われる。
試練の日程がゲーム通り決まったことに私が安堵し、カレンも同じ気持ちのはずだ。
「他の者は皆試練を受けているから、今回受けるのはロイ様とカレン様だ!」
私が受けないことで、理由を知らない人がどよめいている。
その間にも、ゲオルグは試練について説明していた。
それは以前聞いた内容とほとんど同じで……試練の間は、この大広間の奥にあるらしい。
問題が起きないよう、試練の間は常に立ち入り禁止で、魔道具による結界が張られているようだ。
大広間の奥にある封じられた扉を開けて、通路を通らないと試練の間には入れない。
そして中に入るのはゲオルグとロイとカレンの三人で……バダムや一部の聖者は、これから試練の準備をするようだ。
試練を万全の状態で受けるため――今日以降は、試練のために休憩することとなっていた。
まだ意識を失って二人の試練どころではなくなった時が大変だから、私も試練が終わるまでは大人しくしていよう。
◇◆◇
どうやら今日から明日、明後日は自由に動いていいらしい。
試練前日の日には一度全員集合するようだけど、話はすぐに終わるようだ。
私達はひとまず、レックス殿下とロイが泊まっている部屋に向かって、今日のことを話そうとしている。
揃って歩いていると、レックス殿下が私を眺めていた。
「試練でロイとカレンの聖魔力は強くなるだろう……俺も早く、魔法剣技を取得したいものだ!」
やる気に満ちているレックス殿下を、アスファは憧れの眼差しで眺める。
「そのことですが……後でレックス様に、話しておきたいことがあります」
「なんだ?」
アスファの発言に、レックス殿下が首を傾げていた。
そんなレックス殿下を眺めながら、アスファが話す。
「部屋で今日以降どうするかを決めるのでしたら、部屋に到着してからにしましょう」
「それもそうだな」
昨日の決闘を経て、レックス殿下とアスファの仲はよくなっている。
今日の予定だけど……これから三日間に起こるゲームのことを思い返す。
ここから三日間が、ゲームだと重大な場面なんだけど……今までのことから、大丈夫のはず。
そう考えながら、私はゲームで神託が下ってから十日目までを思い出していた。
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そんな中でロイはカレンにお礼を言ってから告白して、お互いのことを好きだと気づく。
立場から恋人同士にはならないけど、この時点で二人は相手の想いを知っていた。
その後カレンは試練を乗り越えて――二学期でロイを完全に治し、エンディングを迎えることとなる。
それがゲームでのイベントだけど……今は私がロイを治しているから、何もイベントは発生しなさそう。
そう考えながら……私はレックス殿下とロイの部屋に向かって、今日以降のことを話そうとしていた。
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