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2章
70話
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更に一週間が経過して、来週は遂に魔法披露会だ。
魔道具によるアクシデントは止まらず、頻繁に発生してしまう。
それでも問題なく対処して披露会の準備は完璧で、披露する魔法も決まった。
展示品も完成しているし、私に関しては万全の準備が出来ている。
「後は魔法披露会を楽しむだけ……なら、いいのですが」
私は放課後の教室で、思わず呟く。
近くにはレックス殿下、ロイ、ルート、カレンがいて……レックス殿下が話す。
「アクシデントが、それも一年生がいる校舎の近くで多すぎる」
「間違いなくロウデス教絡みだろうね……部外者が入りやすい今が好機だと考えて、やって来ていそうだ」
ロウデス教団員が来ているとロイは推測しているけど、実際は少し違う。
邪神が目覚める最高のタイミングが魔法披露会の最終日で、それまでになんとしてでも私を捕えたいと躍起になっているはずだ。
恐らくロウデス教団員は、日が経つにつれてなりふり構わなくなる。
ゲームで悪役令嬢リリアンの悪事がエスカレートしていったのも、それが理由のはずだ。
「魔法道具の暴走や魔獣の発生……それでも、伝統だから魔法披露会を中止にする気はないようです」
「アクシデントは発生しているとはいえ、惨事になる前に対処できているからだろう」
学園側としては魔法具を使う以上毎年起こっているみたいだけど、今年はその回数は異常のようだ。
どうしても披露会を中止にしたくないからこそ、大事にならないよう公開はしていないらしい。
これは何をしても、魔法披露会は開催されそうだ。
嫌な予感がしているけど、私の隣でレックス殿下が励ましてくれる。
「リリアンの傍には俺がいるし、必ず守ってみせよう!」
「私も、微力ながら全力で力になってみせます!」
「レックス殿下、ルート様。ありがとうございます」
レックス殿下とルートはやる気に満ちているけど、私はお礼を言いつつ不安になってしまう。
恐らくロウデス教が本格的に行動に出るのは魔法披露会の時だと思うけど……その前に、魔法披露会の前夜祭がある。
「ロイ様、魔法披露会の前日に、前夜祭があるみたいですね」
「そうだね。夜会のようなものだけど……貴族や招待された人しか参加できないから、そこで刺客は現れないと思うよ」
「いや、そう考え警戒を緩めている状況を狙うかもしれない……リリアンは俺が必ず守る」
「僕としてはレックス君も心配になるよ。魔法披露会が終わるまでずっと警戒して、最後までもつのかい?」
「リリアンを守るためだ。大丈夫に決まっているさ」
レックス殿下は自信に満ちていて、私は微笑む。
そして……前夜祭での出来事を思い出し、私は恐怖していた。
その日は悪役令嬢リリアンが破滅する日で、邪神を目覚めさせるための憎悪を生み出す時でもあった。
婚約破棄を受ける中間試験を乗り越えたから、大丈夫だとは思っているけど……それでも不安になってしまう。
そして――ゲームでは破滅することとなる前夜祭の時が、着実に迫っていた。
魔道具によるアクシデントは止まらず、頻繁に発生してしまう。
それでも問題なく対処して披露会の準備は完璧で、披露する魔法も決まった。
展示品も完成しているし、私に関しては万全の準備が出来ている。
「後は魔法披露会を楽しむだけ……なら、いいのですが」
私は放課後の教室で、思わず呟く。
近くにはレックス殿下、ロイ、ルート、カレンがいて……レックス殿下が話す。
「アクシデントが、それも一年生がいる校舎の近くで多すぎる」
「間違いなくロウデス教絡みだろうね……部外者が入りやすい今が好機だと考えて、やって来ていそうだ」
ロウデス教団員が来ているとロイは推測しているけど、実際は少し違う。
邪神が目覚める最高のタイミングが魔法披露会の最終日で、それまでになんとしてでも私を捕えたいと躍起になっているはずだ。
恐らくロウデス教団員は、日が経つにつれてなりふり構わなくなる。
ゲームで悪役令嬢リリアンの悪事がエスカレートしていったのも、それが理由のはずだ。
「魔法道具の暴走や魔獣の発生……それでも、伝統だから魔法披露会を中止にする気はないようです」
「アクシデントは発生しているとはいえ、惨事になる前に対処できているからだろう」
学園側としては魔法具を使う以上毎年起こっているみたいだけど、今年はその回数は異常のようだ。
どうしても披露会を中止にしたくないからこそ、大事にならないよう公開はしていないらしい。
これは何をしても、魔法披露会は開催されそうだ。
嫌な予感がしているけど、私の隣でレックス殿下が励ましてくれる。
「リリアンの傍には俺がいるし、必ず守ってみせよう!」
「私も、微力ながら全力で力になってみせます!」
「レックス殿下、ルート様。ありがとうございます」
レックス殿下とルートはやる気に満ちているけど、私はお礼を言いつつ不安になってしまう。
恐らくロウデス教が本格的に行動に出るのは魔法披露会の時だと思うけど……その前に、魔法披露会の前夜祭がある。
「ロイ様、魔法披露会の前日に、前夜祭があるみたいですね」
「そうだね。夜会のようなものだけど……貴族や招待された人しか参加できないから、そこで刺客は現れないと思うよ」
「いや、そう考え警戒を緩めている状況を狙うかもしれない……リリアンは俺が必ず守る」
「僕としてはレックス君も心配になるよ。魔法披露会が終わるまでずっと警戒して、最後までもつのかい?」
「リリアンを守るためだ。大丈夫に決まっているさ」
レックス殿下は自信に満ちていて、私は微笑む。
そして……前夜祭での出来事を思い出し、私は恐怖していた。
その日は悪役令嬢リリアンが破滅する日で、邪神を目覚めさせるための憎悪を生み出す時でもあった。
婚約破棄を受ける中間試験を乗り越えたから、大丈夫だとは思っているけど……それでも不安になってしまう。
そして――ゲームでは破滅することとなる前夜祭の時が、着実に迫っていた。
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