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14話
ラミカの本性が、私の想像を遥かに超えていた。
とんでもない女帝が誕生しそうなのはわかっていたけど、側室の時点でここまでするのか。
このままバラドが国王になると、ラミカは更に酷くなるかもしれない。
そんな未来を想像するより、今はラミカの手紙が問題だ。
「大丈夫かい? ラミカ様が送ってきた手紙の内容が酷すぎるから、フロン様には見せておきたかった」
「ありがとうございます……知ることができて、本当に助かりました」
不安そうに尋ねるエリクに対して、冷静になりお礼を伝えよう。
それでも私は険しい表情のままだったのか、エリクがじっと眺めてくる。
「……もしかして、バラド殿下を心配しているのかい?」
「えっと、どうしてそう思ったのですか?」
「確か婚約者だっただろう。フロン様は優しいし、バラド殿下と別れた理由を知らないからそう思ってしまった」
バラドの名前が出て私は相当嫌そうな顔を浮かべてしまったようで、エリクは察したようだ。
私が優しいというのは、恐らく城にいた頃の行動からそう思ったのでしょう。
気になっていそうだから、というか私が聞いて欲しかったから別れた理由をエリクに話しておこう。
「バラド殿下に愛せないと言われたので、別れましょうと私が言いました。あの人がどうなっても関係ないことです」
「フロン様を愛せない? 信じられないことをバラド殿下は言うんだな……そこまでラミカ様が好きだったのか……」
お父様以外に話を聞いてくれる人ができて、私は心が晴れやかになっている。
それは嬉しいことでもるけど、本題に戻るべきね。
「話を戻しますが、エリク様の言った風魔法で屋敷ごと私を潰す方法を、ラミカがとることはなさそうです」
「そうかい? 王都の店をラミカ様が潰したのは、屋敷を潰すための練習じゃないだろうか?」
「あれはラミカの癇癪か、宰相ギーマの命令があったのでしょう……エリク様、これから話すことは他言無用でお願いします」
そう言い、私はバラド王子に別れると宣言した際の出来事をエリクに話す。
お父様にしか話していなかったけど、エリクなら信じられる。
私だけが使える特殊魔法でラミカの風魔法を防いだことを教えると、エリクは納得してくれた。
「フロン様だけが使える鞭魔法で、ラミカ様の風魔法を防いだか……それは、今も使えるのかい?」
「検証しましたけど、問題なく扱えました。むしろ今なら、もっと強い鞭を魔法で出せそうです」
「ラミカ様の魔法は意思で強化されるのなら、こんな手紙の送り主は許せなくて当然だ」
手紙を眺めたことで、エリクも納得しているようだ。
領地を守ることに専念していると、遂にラミカが行動を起こそうとしている。
それも公爵令息のエリクを愛人にするための脅しとして、私を亡き者にするつもりなのが許せない。
「俺は逃げた方がいいと忠告に来たけど、フロン様がそこまで強いとはを知らなかった」
「隠していましたからね。ラミカがとる方法が予測できないので、私は屋敷で対処することにします」
「対処する。か……俺も魔法士で戦力になれる。しばらく屋敷に泊まってもいいだろうか?」
覚悟を決めた私に驚きながら、エリクが提案する。
ラミカの行動に憤り、私の力になってくれるようだ。
とんでもない女帝が誕生しそうなのはわかっていたけど、側室の時点でここまでするのか。
このままバラドが国王になると、ラミカは更に酷くなるかもしれない。
そんな未来を想像するより、今はラミカの手紙が問題だ。
「大丈夫かい? ラミカ様が送ってきた手紙の内容が酷すぎるから、フロン様には見せておきたかった」
「ありがとうございます……知ることができて、本当に助かりました」
不安そうに尋ねるエリクに対して、冷静になりお礼を伝えよう。
それでも私は険しい表情のままだったのか、エリクがじっと眺めてくる。
「……もしかして、バラド殿下を心配しているのかい?」
「えっと、どうしてそう思ったのですか?」
「確か婚約者だっただろう。フロン様は優しいし、バラド殿下と別れた理由を知らないからそう思ってしまった」
バラドの名前が出て私は相当嫌そうな顔を浮かべてしまったようで、エリクは察したようだ。
私が優しいというのは、恐らく城にいた頃の行動からそう思ったのでしょう。
気になっていそうだから、というか私が聞いて欲しかったから別れた理由をエリクに話しておこう。
「バラド殿下に愛せないと言われたので、別れましょうと私が言いました。あの人がどうなっても関係ないことです」
「フロン様を愛せない? 信じられないことをバラド殿下は言うんだな……そこまでラミカ様が好きだったのか……」
お父様以外に話を聞いてくれる人ができて、私は心が晴れやかになっている。
それは嬉しいことでもるけど、本題に戻るべきね。
「話を戻しますが、エリク様の言った風魔法で屋敷ごと私を潰す方法を、ラミカがとることはなさそうです」
「そうかい? 王都の店をラミカ様が潰したのは、屋敷を潰すための練習じゃないだろうか?」
「あれはラミカの癇癪か、宰相ギーマの命令があったのでしょう……エリク様、これから話すことは他言無用でお願いします」
そう言い、私はバラド王子に別れると宣言した際の出来事をエリクに話す。
お父様にしか話していなかったけど、エリクなら信じられる。
私だけが使える特殊魔法でラミカの風魔法を防いだことを教えると、エリクは納得してくれた。
「フロン様だけが使える鞭魔法で、ラミカ様の風魔法を防いだか……それは、今も使えるのかい?」
「検証しましたけど、問題なく扱えました。むしろ今なら、もっと強い鞭を魔法で出せそうです」
「ラミカ様の魔法は意思で強化されるのなら、こんな手紙の送り主は許せなくて当然だ」
手紙を眺めたことで、エリクも納得しているようだ。
領地を守ることに専念していると、遂にラミカが行動を起こそうとしている。
それも公爵令息のエリクを愛人にするための脅しとして、私を亡き者にするつもりなのが許せない。
「俺は逃げた方がいいと忠告に来たけど、フロン様がそこまで強いとはを知らなかった」
「隠していましたからね。ラミカがとる方法が予測できないので、私は屋敷で対処することにします」
「対処する。か……俺も魔法士で戦力になれる。しばらく屋敷に泊まってもいいだろうか?」
覚悟を決めた私に驚きながら、エリクが提案する。
ラミカの行動に憤り、私の力になってくれるようだ。
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