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第2部 「教会送り」追求編
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その後、どうにかデュークさんに解放してもらって眠り込んで、目を覚ましたら朝だった。
思ったより頭はスッキリしていて気分がいい。
固まった体を伸ばしていると、皆がゴソゴソと起き始めた。
「皆、眠れたか?」
「バッチリだ!」
ザルドが親指を立てて答える。あれだけイビキをかいていたのたから、逆に眠れてないと困る気もした。
「私達もそこそこ眠れました」
「まぁ、思ったよりは眠れたわ」
昨日食べた「レンジャーズキャンディ」のおかげで空腹感はなかった。
皆に尋ねても同じ答えが返ってきたので、昼を過ぎてから食べよう、という話になった。
慎重に周囲を見回しながら洞窟を出て、西に向かう。
デュークさんの姿が見えないのが引っかかったが、遠くからついてきてくれていると思うことにした。
しばらくの間、誰も口を開かず、ただ地面や草木をかき分ける音だけが響いている。
ところが、ふと悪寒がして足を止めた。誰かから見られているような気がするのだ。
「どうしたのよ?カルム?」
「いや、何か誰かに見られてるような気が……」
「その通り。あなた達、動かない方がいいわよ。足元をご覧なさいな」
背後から聞き慣れない女の声が響く。
つられて下を見ると魔法陣が展開されていた。
「は!?」
「やられた!これ、「拘束爆散魔法」よ!とにかく1歩も動かないで!」
(なんだその不穏なネーミング魔法は!?)
心の中で突っ込む。しかしフローは魔法陣を睨みつけていて、顔には汗が浮かんでいた。
かなり危険な魔法なのは間違いないだろう。
すると、背後から女魔法使いのクスクスと嘲笑うような声が聞こえる。
「あら、これ上級魔法なのに。よく勉強してるのねぇ。
お姉さん、感心しちゃう」
「褒められても嬉しくないわ!」
「まぁ、強がらなくてもいいのに」
強気で答えたフローを見ても、背後の彼女はクスクスと笑っているだけだ。
魔法陣を解く気は無いらしく、微動だにしない。
「あなたはいったい――」
「聞いたことのある声がすると思ったら、君だったのか……」
正面からの声に思わず顔を上げる。
腰から剣を下げている男。
「エ、エリクさん?」
彼の後ろに見覚えのあるタンクとヒーラーの姿が見える。
エリクさんのパーティと鉢合わせしたらしい。
彼とは1度だけ魔王城で遭遇したのだが、覚えていてくれたらしい。
「カルム、知ってるのか?」
「ああ――」
「そんなことより、お前!よくも俺達を騙しやがったな!」
エリクさんの後ろでタンクの男が怒鳴った。
ハンマーを構えてはいないものの、かなり眉間にシワが寄っている。
「騙した……?」
「魔族が復活してるじゃねぇか!お前しか魔王を倒せないっていうから渋々託したのによ!」
「俺もてっきり倒したものとばかり……」
控えめに伝えてもタンクの怒りは収まっていなかった。
しかし、エリクさんが咳ばらいして彼の肩に手を置き、引くように促す。
それから俺達に4枚の紙を見せた。
「ところで、君達はいったい何をしたんだ?」
「手配書!?」
「やっぱり出てたんですね……」
「ああ。聖職者への侮辱・暴行行為……とあるが」
「そんなのデタラメよ!」
「暴行なんてしてないぞ!」
口々に否定するフロー達を見て、エリクさんは落ち着くように両手を下げる。
「待ってくれ。まだ話は終わってない。
俺には特に――君がそんなことをするような人には見えないんだが」
エリクさんが俺を指さして言った。
「信じてくれるんですか……?」
「君の説明次第だ」
全員からの視線を浴び、緊張で汗が出てくる。
(エリクさんを納得させられなかったら、連れて行かれるってことだよな)
フローですら足元の魔法陣を解除できないのだから、逃げ出すのは不可能だろう。
どこまで信じてくれるかはわからないが、正直に話すしかない。
「俺は「教会送り」に疑問を持ってるんです」
「今さら「教会送り」に疑問だと!?いい加減に――」
再び声を荒げるタンクをエリクさんが静かに手で制した。
明らかに不満そうに口を曲げながらタンクが引き下がる。
「俺も最初は何も思ってませんでした。
でもふとした瞬間に、「どうして死んでもペナルティも無しに復活できるんだろう」って」
「ペナルティ……」
「はい。普通なら装備品が傷だらけのままとか、魔力が戻ってないままとかあるはずなのに。
でも「教会送り」になると全部万全の状態ですよね」
俺の説明を聞きながらエリクさんは真剣な顔で考え込んでいた。
するとヒーラーが口を挟む。
「言われてみればそうですね~。
装備品はともかく、魔力まで全快するのは不思議です~」
「……それと聖職者への侮辱行為とどう関係があるんだ?」
「外で司祭の演説が行われてて、大司教様という方がいるのを知ったんです。
仲間から聞いて、かなり前からいるみたいだから、年齢が気になって……」
「それで司祭に掴みかかったのか?」
「いいえ!正面から司祭に尋ねました。でも当然ながら教えてもらえなくて。
そしたらどこからか少年が出てきて、俺と同じことを聞いたんです」
説明しながらあの少年のことが思い浮かぶ。
逃げ出すことで精一杯だったが、無事なのだろうか。
「少年には話したのか?」
「はい。小声でしたけど。そしたらその子が大声で暴露しちゃって。場が騒然となりました。
建物の陰から武装した司祭達が出てきて、襲いかかってきたんです」
エリクさんは眉を上げるとポツリと呟いた。
「それは……おかしいな……」
「エリク!またコイツの言うことを信じるのか!?」
「でもおかしいだろう?予想外とはいえ、大司教様の年齢をバラされたぐらいで、司祭達が襲いかかってくるものなのか?」
「だからウソなんだよ!全部コイツの作り話だ!」
よほど魔王討伐の件を根に持っているようで、タンクが俺を指差しながら訴える。
(まぁ恨み抜きにしても、簡単には信じてもらえないよな……)
納得してもらうのは難しいかもしれない。
すると思わぬ方向から声が上がった。
「後ろからずっと見てるけど、とてもウソをついているようには見えないわねぇ」
「え?」
「ステラ!お前まで裏切るのか!?」
「だったらどこがおかしいのか教えてちょうだいな。
ウソだと言い張るのならそれなりの理由があるのよねぇ?」
ステラと呼ばれた女魔法使いに言われてタンクは黙り込んでしまった。
改めて思うが彼は感情に流されやすいようだ。
黙って会話を聞いていたエリクさんは大きく息を吐くと、ゆっくりと口を開く。
「よくわかった……。やっぱり君がウソを言っているようには見えない」
「じゃあっ……!」
「ああ。ステラ、魔法を解除してやってくれ」
「了解」
背後で杖を振る音が聞こえたかと思うと、足元の魔法陣が跡形もなく消え去った。
「ありがとうございます!」
「私はリーダーに従っただけよ」
ステラさんにお礼を言っているとエリクさんが近づいてきた。
「これからどこへ向かうつもりなんだい?」
「トゥラクです」
「そうか。なら、ノースウッズにはいなかった。君達を東の方で見た、と噂でも流しておこう」
「ありがとうございますっ!」
再び深々と頭を下げるとエリクさんが薄く笑う。
「君は面白いな。まだ俺達が味方とは決まったわけじゃないぞ」
「それでも、お礼は言います!」
「皆、君の人柄に惹かれたのか……」
どこか微笑ましそうに呟くとエリクさんが声を張り上げる。
「ここにはいない!東に向かうぞ!」
「了解。またね、努力家ちゃん達」
ステラさんはブツブツと文句を言っているタンクを引っ張りながら、エリクさん達の後を追って姿を消した。
思ったより頭はスッキリしていて気分がいい。
固まった体を伸ばしていると、皆がゴソゴソと起き始めた。
「皆、眠れたか?」
「バッチリだ!」
ザルドが親指を立てて答える。あれだけイビキをかいていたのたから、逆に眠れてないと困る気もした。
「私達もそこそこ眠れました」
「まぁ、思ったよりは眠れたわ」
昨日食べた「レンジャーズキャンディ」のおかげで空腹感はなかった。
皆に尋ねても同じ答えが返ってきたので、昼を過ぎてから食べよう、という話になった。
慎重に周囲を見回しながら洞窟を出て、西に向かう。
デュークさんの姿が見えないのが引っかかったが、遠くからついてきてくれていると思うことにした。
しばらくの間、誰も口を開かず、ただ地面や草木をかき分ける音だけが響いている。
ところが、ふと悪寒がして足を止めた。誰かから見られているような気がするのだ。
「どうしたのよ?カルム?」
「いや、何か誰かに見られてるような気が……」
「その通り。あなた達、動かない方がいいわよ。足元をご覧なさいな」
背後から聞き慣れない女の声が響く。
つられて下を見ると魔法陣が展開されていた。
「は!?」
「やられた!これ、「拘束爆散魔法」よ!とにかく1歩も動かないで!」
(なんだその不穏なネーミング魔法は!?)
心の中で突っ込む。しかしフローは魔法陣を睨みつけていて、顔には汗が浮かんでいた。
かなり危険な魔法なのは間違いないだろう。
すると、背後から女魔法使いのクスクスと嘲笑うような声が聞こえる。
「あら、これ上級魔法なのに。よく勉強してるのねぇ。
お姉さん、感心しちゃう」
「褒められても嬉しくないわ!」
「まぁ、強がらなくてもいいのに」
強気で答えたフローを見ても、背後の彼女はクスクスと笑っているだけだ。
魔法陣を解く気は無いらしく、微動だにしない。
「あなたはいったい――」
「聞いたことのある声がすると思ったら、君だったのか……」
正面からの声に思わず顔を上げる。
腰から剣を下げている男。
「エ、エリクさん?」
彼の後ろに見覚えのあるタンクとヒーラーの姿が見える。
エリクさんのパーティと鉢合わせしたらしい。
彼とは1度だけ魔王城で遭遇したのだが、覚えていてくれたらしい。
「カルム、知ってるのか?」
「ああ――」
「そんなことより、お前!よくも俺達を騙しやがったな!」
エリクさんの後ろでタンクの男が怒鳴った。
ハンマーを構えてはいないものの、かなり眉間にシワが寄っている。
「騙した……?」
「魔族が復活してるじゃねぇか!お前しか魔王を倒せないっていうから渋々託したのによ!」
「俺もてっきり倒したものとばかり……」
控えめに伝えてもタンクの怒りは収まっていなかった。
しかし、エリクさんが咳ばらいして彼の肩に手を置き、引くように促す。
それから俺達に4枚の紙を見せた。
「ところで、君達はいったい何をしたんだ?」
「手配書!?」
「やっぱり出てたんですね……」
「ああ。聖職者への侮辱・暴行行為……とあるが」
「そんなのデタラメよ!」
「暴行なんてしてないぞ!」
口々に否定するフロー達を見て、エリクさんは落ち着くように両手を下げる。
「待ってくれ。まだ話は終わってない。
俺には特に――君がそんなことをするような人には見えないんだが」
エリクさんが俺を指さして言った。
「信じてくれるんですか……?」
「君の説明次第だ」
全員からの視線を浴び、緊張で汗が出てくる。
(エリクさんを納得させられなかったら、連れて行かれるってことだよな)
フローですら足元の魔法陣を解除できないのだから、逃げ出すのは不可能だろう。
どこまで信じてくれるかはわからないが、正直に話すしかない。
「俺は「教会送り」に疑問を持ってるんです」
「今さら「教会送り」に疑問だと!?いい加減に――」
再び声を荒げるタンクをエリクさんが静かに手で制した。
明らかに不満そうに口を曲げながらタンクが引き下がる。
「俺も最初は何も思ってませんでした。
でもふとした瞬間に、「どうして死んでもペナルティも無しに復活できるんだろう」って」
「ペナルティ……」
「はい。普通なら装備品が傷だらけのままとか、魔力が戻ってないままとかあるはずなのに。
でも「教会送り」になると全部万全の状態ですよね」
俺の説明を聞きながらエリクさんは真剣な顔で考え込んでいた。
するとヒーラーが口を挟む。
「言われてみればそうですね~。
装備品はともかく、魔力まで全快するのは不思議です~」
「……それと聖職者への侮辱行為とどう関係があるんだ?」
「外で司祭の演説が行われてて、大司教様という方がいるのを知ったんです。
仲間から聞いて、かなり前からいるみたいだから、年齢が気になって……」
「それで司祭に掴みかかったのか?」
「いいえ!正面から司祭に尋ねました。でも当然ながら教えてもらえなくて。
そしたらどこからか少年が出てきて、俺と同じことを聞いたんです」
説明しながらあの少年のことが思い浮かぶ。
逃げ出すことで精一杯だったが、無事なのだろうか。
「少年には話したのか?」
「はい。小声でしたけど。そしたらその子が大声で暴露しちゃって。場が騒然となりました。
建物の陰から武装した司祭達が出てきて、襲いかかってきたんです」
エリクさんは眉を上げるとポツリと呟いた。
「それは……おかしいな……」
「エリク!またコイツの言うことを信じるのか!?」
「でもおかしいだろう?予想外とはいえ、大司教様の年齢をバラされたぐらいで、司祭達が襲いかかってくるものなのか?」
「だからウソなんだよ!全部コイツの作り話だ!」
よほど魔王討伐の件を根に持っているようで、タンクが俺を指差しながら訴える。
(まぁ恨み抜きにしても、簡単には信じてもらえないよな……)
納得してもらうのは難しいかもしれない。
すると思わぬ方向から声が上がった。
「後ろからずっと見てるけど、とてもウソをついているようには見えないわねぇ」
「え?」
「ステラ!お前まで裏切るのか!?」
「だったらどこがおかしいのか教えてちょうだいな。
ウソだと言い張るのならそれなりの理由があるのよねぇ?」
ステラと呼ばれた女魔法使いに言われてタンクは黙り込んでしまった。
改めて思うが彼は感情に流されやすいようだ。
黙って会話を聞いていたエリクさんは大きく息を吐くと、ゆっくりと口を開く。
「よくわかった……。やっぱり君がウソを言っているようには見えない」
「じゃあっ……!」
「ああ。ステラ、魔法を解除してやってくれ」
「了解」
背後で杖を振る音が聞こえたかと思うと、足元の魔法陣が跡形もなく消え去った。
「ありがとうございます!」
「私はリーダーに従っただけよ」
ステラさんにお礼を言っているとエリクさんが近づいてきた。
「これからどこへ向かうつもりなんだい?」
「トゥラクです」
「そうか。なら、ノースウッズにはいなかった。君達を東の方で見た、と噂でも流しておこう」
「ありがとうございますっ!」
再び深々と頭を下げるとエリクさんが薄く笑う。
「君は面白いな。まだ俺達が味方とは決まったわけじゃないぞ」
「それでも、お礼は言います!」
「皆、君の人柄に惹かれたのか……」
どこか微笑ましそうに呟くとエリクさんが声を張り上げる。
「ここにはいない!東に向かうぞ!」
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