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「その反応は知らなかったって事だよね? なんか、君って……育てがいがあるのかも……」

 そう言うと、麗矢の耳を舐めるのだ。

「ちょ、え? ……ま、待って……そこは、違っ!」
「違うって? 何? 違うじゃなくて、気持ちいいの間違いでしょう? もう、今日は素直に気持ち良くなっちゃいなよ……。 私達は恋人同士なんだから、恥ずかしい気持ちだって曝け出してもいいんじゃないのかな?」
「……あ……え!?」

 その音也の言葉に驚いたような声を上げる麗矢。 そんな麗矢の言葉にニヤリとしているのは音也の方だ。 もうこれで完全に音也のペースだろう。 確かにそれもあるのだが、やはり今日は媚薬入りローションのおかげなのかもしれない。

 この前、音也に先に仕掛けて貰って良かったのかもしれない。 でなければ今日までにここまで準備する事はなかったのだから。

「麗矢……もう、私のペースでいっても大丈夫かな? ここは病院だからある意味、色々な物が使えるんだよね? それに、麗矢だって痛いよりかは気持ちいい方がいいだろ?」

 音也の言葉に麗矢はトロンとしたような表情で軽く肩で呼吸を繰り返し、軽く頭を頷かせるのだ。

「そうこなくっちゃね……」

 やはり音也にペースになってからは、こう音也の方は嬉しそうでもあり楽しそうに思える。

 確かに、麗矢にあんな事を言われてから、本当に麗矢は音也の事を好きなのか? っていうのは、気持ち的にモヤモヤとしていたところなのだが、今日やっと二人の心までも一致したのだから余計にだろう。

「じゃあ、先ずは、コレでお腹の中にあるものを抜いて来て貰おうか? 勿論! 入れるのは私がやって上げるから安心して……」

 そう言って、丸い容器の中に液体が入っている薬を手にしている音也。

 それを見た瞬間、麗矢の頭はハテナマーク状態だったらしく首を傾げながら音也の事を見上げている。

「コレ、知らない? まぁ、便秘とか手術した事が無い人には縁が無い物なのかもしれないよね。 そうそう、ま、男性同士でスる時には必須なアイテムらしんだけどね。 コレをやらないと私が君の中に中出しをした時には君が大変な事になるって事かな? 要はお腹にある物を出さなければ、君がお腹を下す事になる。 って言ったら分かるかな?」

 それを聞いた瞬間に顔を真っ赤にし、急に布団の中に入ってしまう麗矢。

「って、男性同士の行為にこれは必須な事なんだけどな。 もし、コレをしなくても、私が君の中に白い液体を放つと結局、君はお腹を壊す事になる。 どっちにしろ、お腹を壊すんだったら、先にお腹の中をスッキリさせておいた方がいいんじゃないのかな? って事」
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