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 本当は少し声を荒らげ聞きだい純一だったが流石に子供に対してはそこまで言うのは大人気ないと思ったのだろう。 純一は何とか自分を落ち着かせながら司に聞くのだ。

 もう誤魔化すように寝ることは出来ない。 純一は今がチャンスとばかりに司に聞く。

 司は助手席に体を預けると、口を開く。

「んー……そうだなぁ? どうせなら、大人扱いがいいかな?」

 司はそう言うと純一へとまだ無邪気さが残る笑顔を見せる。

 そんな笑顔に純一は今まで腹を立てていたのが馬鹿みたいと思えて来る位だ。 そう相手はまだ子供。 そんな初歩的なことを忘れていたからかもしれない。
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