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10話 ※自慰行為から玩具

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 その玲音の意見に京平は手をパンっと叩いた所をみると納得したようにも思える。

「それで、二人が私に決めて欲しいっていうんだったら、いいんじゃない?」

 そう言ってる所をみると京平の方も、その玲音の意見にノリノリなのであろう。

「じゃあさ……」

 京平は寝転んでいた半身をベッドの上へと起こすと、

「先ずは、二人が一人でシてイく所見てみたいなぁ」

 その京平の言葉に玲音と諒馬は視線を合わせる。

 きっと二人は今の京平の言葉で、まさかそんな台詞が出て来るとは思ってなかったからなのかもしれない。

 確かに、今日はそういう設定にしたのが間違いない。 だけどまさか京平がそこまでノリノリだったというのは思ってなかったかもしれないからだ。 いや、京平の方がこういう仕事に関しては長いのだから、わりとポンポンと台詞等が出て来るのであろう。

「え? あ、……私達がシてる所?」

 そう恥ずかしそうに答える玲音。

「そう答えるって事は、玲音は嫌なのかな? って、事は、私は諒ちゃんと付き合おうかな?」

 その京平の台詞に急にムッとしたような表情を見せる玲音。

「それは、ダメぇ! 京平がそう言うんだったら、私も一人でヤるからっ!」

 すると玲音の方はもう徐にスカートを捲り、自分のモノを両手で握ると早速扱き始めるのだ。

 そんな玲音に満足そうな笑みを浮かべる京平。 そしてその姿をじっくりと見る為なのか、ベッドの上で今度はうつ伏せの状態へとなる。

 暫く扱いていた玲音なのだが、勃ってはくるものの、全くもってイきたい! という気持ちにはなってないようで、涙目になると京平の事を見つめる。

 それに気付いた京平は逆に玲音の事を見つめてしまっていた。

 玲音はそんな涙目になって京平に何を訴えたいのであろうか。 それが京平には上手く伝わってないようにも思える。

 一方、諒馬の方は、もう慣れたような手つきで自分のモノを両手で握ると、くちゅくちゅと言わせながら、自分のモノを扱き始める。

「はぁあ……ん……」

 そして甘い声までも出し、本当に気持ち良さそうにしている。 もしかしたらどっちが先にイく勝負であればきっと諒馬の方が上になるかもしれない。

 そこで何となく京平は玲音が涙目になっているのかが分かって来たのか、ベッドから立ち上がると、

「玲音ちゃん……コレ使ってみたらイけるんじゃない?」

 そう言って京平持って来たのは大人の玩具だ。

 京平はニヤニヤとしながら、その玩具をベッドの上へと並べる。

「コレ、玲音ちゃんに諒ちゃん、知ってるー? これを、中に挿れて気持ち良くなれる道具なんだよ」
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