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第 17話 新たなスキルと新たな仲間
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「凄い剣技を手に入れたものだな」
傍目に見たらただの斬り上げなのだが蒼志には何かが見えるらしい、というか、どうして蒼志がここにいる?
ダンジョンを出た後に別行動をとった時、俺とサラは行き先を蒼志には告げてはいない。
しかも、この場所で俺とサラがスキルの稽古をしているのは思い付き、街の中ならいざ知らず、この広い平原で俺達を偶然見つけることなどできようがない。
「どうして拙者がここに、という顔だな」
この男は読心術でも持っているのか?
いつもいつも俺の考えを言い当ててくる、ある意味話しが速くてよいのだが・・
「拙者が何故ここがわかったかはこれから話すことと関係がある、きっと攻略にも役に立つはず」
「鈴音!」
(すずね?)蒼志は誰を呼んでいる?
この場には蒼志の他には俺とサラの3人しかいない、ここは遠くまでまわりを見渡せる平原、森の中ならいざ知らず、人が隠れる場所などない
「ルーク、あなたの後ろ!」
サラはまるで幽霊でも見たかのような表情で俺を見ている
何をそんなに驚くことがある
「!」
サラが驚くのも無理は無い、背後に黒づくめの女が無言で立っていれば誰だって驚く
「お前はもう少し出方を考えろ、斬りかかられても文句を言えないぞ」
蒼志が言うことももっとも、俺だって気配を感じていたら剣ぐらい抜いていた
「・・・・」
彼女は相変わらず無言のままで俺達の間で気まずい空気が漂う
俺はこの空気に耐えられなくなり蒼志の顔を見る
しかしこの男は素知らぬ顔、普段は人の考えを見抜くくせに肝心な時に役に立たない
「それで先程の技だが」
蒼志は俺の疑問を完全スルーして、俺とサラが練習していた技について俺に問う
「拙者が見たところ、剣波のようだが?」
流石の洞察力、ほぼ正解。
俺は新たに得た衝撃波スキルにサラの力をプラスしたいと考えた
タイミングはシビアだが衝撃波に電撃を付与できれば効果と威力は格段に上がる
攻撃時には牽制にもなるし撤退時には足止めにもなる
攻撃の初手にはもってこいの技になる可能性がある。
しかし、サラは電撃を放つタイミングが掴めず、いささか飽きてきていたところに蒼志が現れた
俺は蒼志にその事を聞いてみた
「サラ殿、そなた衝撃波が見えぬからどこに魔法を放つがわからぬのだろう」
「ならば、いっそのことルークの剣目掛けて放てば良かろう」
おいおい何を言い出す蒼志、そんなことしたら俺が感電してしまう、まさか電撃を受けた刹那のタイミングで電撃を剣に乗せろとでもいうのか
しかし、残念ながら今それを実証する手立てはない、試していないのでダンジョンで必ず衝撃波が出るかはわからないが少なくてもダンジョン以外では刻印で得られたスキルは発動しない
というか、俺は先程から無言で後ろに立っている、この女が気になって練習どころではないのだ
「なぁ、蒼志、そろそろ彼女のこと教えてくれないか」
蒼志は?という顔をしている
「鈴音の気配の消し方で察しておると思っていたが」
確かに気配の消し方が半端ではない、気配と言おうか存在そのものを感じなかった
俺は弱いから冒険者時代より探知スキルだけは鍛えてきた、そのスキルに引っかからないとは、しかし、気配を消すこととその人の正体はまったく別物
「鈴音は拙者と同じ国の忍びと言う一族の者で、暗殺を生業にしている」
「忍びの者は自分の殺し技は絶対に明かさないが、鈴音は毒吹き矢を使う」
絶対に明かさない技をどうして蒼志は知っている?
俺の疑問に蒼志は事も投げに答える
「鈴音は拙者が国を出てからずっと拙者の命を狙っておる」
「・・・蒼志を殺すのは私・・・」
どうやら蒼志はこの鈴音という女に何度も吹き矢で命を狙われているらしい
そんな危険な女といっしょにいる事も驚きだが、その女を仲間に誘うとは
「これからの攻略には鈴音の力は必要と思うてな」
蒼志の言うことはもっともなのだが、素性のわからない者に命を預けるのも躊躇われる
「ねぇルーク、それを言うなら私だってルークと知り合ってそれほど経っていないし、私の事だってルーク、あなた全部なんて知らないでしょう」
それもそう、相手のことを知ろうが知るまいが気が合う友というものはできる、出会ってすぐに仲間になることだって
「鈴音のことは蒼志に任せたからな」
サラは俺の横で嬉しそうに頷く、俺は鈴音を受け入れよう、今はまだ仲間と認めてもらうには俺は力不足だが、いつの日か信頼してもらえるように
俺達のダンジョン攻略はまだ始まったばかりなのだから。
傍目に見たらただの斬り上げなのだが蒼志には何かが見えるらしい、というか、どうして蒼志がここにいる?
ダンジョンを出た後に別行動をとった時、俺とサラは行き先を蒼志には告げてはいない。
しかも、この場所で俺とサラがスキルの稽古をしているのは思い付き、街の中ならいざ知らず、この広い平原で俺達を偶然見つけることなどできようがない。
「どうして拙者がここに、という顔だな」
この男は読心術でも持っているのか?
いつもいつも俺の考えを言い当ててくる、ある意味話しが速くてよいのだが・・
「拙者が何故ここがわかったかはこれから話すことと関係がある、きっと攻略にも役に立つはず」
「鈴音!」
(すずね?)蒼志は誰を呼んでいる?
この場には蒼志の他には俺とサラの3人しかいない、ここは遠くまでまわりを見渡せる平原、森の中ならいざ知らず、人が隠れる場所などない
「ルーク、あなたの後ろ!」
サラはまるで幽霊でも見たかのような表情で俺を見ている
何をそんなに驚くことがある
「!」
サラが驚くのも無理は無い、背後に黒づくめの女が無言で立っていれば誰だって驚く
「お前はもう少し出方を考えろ、斬りかかられても文句を言えないぞ」
蒼志が言うことももっとも、俺だって気配を感じていたら剣ぐらい抜いていた
「・・・・」
彼女は相変わらず無言のままで俺達の間で気まずい空気が漂う
俺はこの空気に耐えられなくなり蒼志の顔を見る
しかしこの男は素知らぬ顔、普段は人の考えを見抜くくせに肝心な時に役に立たない
「それで先程の技だが」
蒼志は俺の疑問を完全スルーして、俺とサラが練習していた技について俺に問う
「拙者が見たところ、剣波のようだが?」
流石の洞察力、ほぼ正解。
俺は新たに得た衝撃波スキルにサラの力をプラスしたいと考えた
タイミングはシビアだが衝撃波に電撃を付与できれば効果と威力は格段に上がる
攻撃時には牽制にもなるし撤退時には足止めにもなる
攻撃の初手にはもってこいの技になる可能性がある。
しかし、サラは電撃を放つタイミングが掴めず、いささか飽きてきていたところに蒼志が現れた
俺は蒼志にその事を聞いてみた
「サラ殿、そなた衝撃波が見えぬからどこに魔法を放つがわからぬのだろう」
「ならば、いっそのことルークの剣目掛けて放てば良かろう」
おいおい何を言い出す蒼志、そんなことしたら俺が感電してしまう、まさか電撃を受けた刹那のタイミングで電撃を剣に乗せろとでもいうのか
しかし、残念ながら今それを実証する手立てはない、試していないのでダンジョンで必ず衝撃波が出るかはわからないが少なくてもダンジョン以外では刻印で得られたスキルは発動しない
というか、俺は先程から無言で後ろに立っている、この女が気になって練習どころではないのだ
「なぁ、蒼志、そろそろ彼女のこと教えてくれないか」
蒼志は?という顔をしている
「鈴音の気配の消し方で察しておると思っていたが」
確かに気配の消し方が半端ではない、気配と言おうか存在そのものを感じなかった
俺は弱いから冒険者時代より探知スキルだけは鍛えてきた、そのスキルに引っかからないとは、しかし、気配を消すこととその人の正体はまったく別物
「鈴音は拙者と同じ国の忍びと言う一族の者で、暗殺を生業にしている」
「忍びの者は自分の殺し技は絶対に明かさないが、鈴音は毒吹き矢を使う」
絶対に明かさない技をどうして蒼志は知っている?
俺の疑問に蒼志は事も投げに答える
「鈴音は拙者が国を出てからずっと拙者の命を狙っておる」
「・・・蒼志を殺すのは私・・・」
どうやら蒼志はこの鈴音という女に何度も吹き矢で命を狙われているらしい
そんな危険な女といっしょにいる事も驚きだが、その女を仲間に誘うとは
「これからの攻略には鈴音の力は必要と思うてな」
蒼志の言うことはもっともなのだが、素性のわからない者に命を預けるのも躊躇われる
「ねぇルーク、それを言うなら私だってルークと知り合ってそれほど経っていないし、私の事だってルーク、あなた全部なんて知らないでしょう」
それもそう、相手のことを知ろうが知るまいが気が合う友というものはできる、出会ってすぐに仲間になることだって
「鈴音のことは蒼志に任せたからな」
サラは俺の横で嬉しそうに頷く、俺は鈴音を受け入れよう、今はまだ仲間と認めてもらうには俺は力不足だが、いつの日か信頼してもらえるように
俺達のダンジョン攻略はまだ始まったばかりなのだから。
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