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王都フラシュ
仕切り直しました
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「エミリアさん!?」
一度壁際まで後退していたホイムは直撃を受けて大きく仰け反り宙を舞う彼女の姿に叫び声を上げていた。
「ほう?」
肘の埃を払うバルバドは感嘆めいた声を漏らした。その直後、床に落ちたエミリアはすぐさま体勢を立て直しキッと魔人を見据えていた。
「問題ない! 掠り傷だ!」
力強く言い放つ彼女の額は裂けて血が滴っていた。
「頑丈ですね。潰したと思ったのですが」
「貴様を仕留めるまでくたばるものかよ!」
彼女の闘志は依然として萎えてはいない。しかしながら、剣を杖代わりにして立ち上がったところをホイムは見ていた。
脳が揺れたのか、足にきているのか……どちらにしても相手は一撃でこちらに大きな打撃を与える力を有している。
それはエミリアもホイムも同じであるが、今の立会ではバルバドの言った通り二人がかりでも敵の守りを破ることはできなかった。
相手は魔人。それくらいは当然だ。
慌てることはない、想定の内だと言い聞かせたホイムは再び床を蹴り壁を蹴り、素早い動きで四方八方へ動き回る。
「相も変わらず撹乱ですかな?」
目にも留まらぬ疾さで行き交うホイムの姿を、バルバドはその目ではっきりと捕捉していた。
しかし攻撃を仕掛けてくる素振りはない。あくまで注意を散漫にさせるのが目的であると判断を下した。
「本命は、まあそちらでしょうね」
ホイムの動きは視界の隅で捉えつつ、その目は流血の騎士へと向けられる。
「ああ。貴様を討つのはこの私だ」
左半面が血に染まり瞳を赤く彩ろうとも、彼女は双眸を見開いたままバルバドと対峙を続けた。
自身を顧みぬ苛烈な気迫で斬りかかるエミリアの剣をバルバドのステッキが軽やかに受け止め、流す。体勢を崩そうとするもすかさず手首を返し繰り出す斬撃に隙はない。
攻め手は止まることを知らず、先程からバルバドは防戦一方となっている。この間合いにおいてはエミリアに分があるように思える。
ただし、バルバドは終始涼し気な笑顔でエミリアに応じている点だけが不気味であった。
「くっ……!」
その余裕の表情がエミリアに焦燥感を抱かせる。
一見押し込んではいるが、その実、太刀筋は見切られ全て捌き切られているのだった。
「ほうら、気を抜くと」
ピシッ。
バルバドのステッキが時折エミリアが剣を返す機に肌を掠めていく。
次第に魔人が攻めの手を絡めてくることが尚一層エミリアの焦りに拍車をかけてくる。
「くうッ!」
力に任せた一太刀をステッキで受けたバルバドと鍔迫り合いに持ち込む。
単純な力比べならばという自負があってのことだったが、魔人の膂力は彼女に引けを取らない。寧ろ押し返す程である。
一筋縄ではいかないとエミリアが更に力を込めた時、バルバドは巧みに身を引き彼女の体勢を崩しにかかった。
強引に作り出した隙を突かんとする魔人であったが、交わったエミリアの瞳に焦りや驚愕の色は宿っていない。
えも言われぬ違和感を抱くバルバドは振りかぶったステッキを打ち下ろすのを一瞬躊躇った。闇雲に剣を振るっているように見えたが、別人のようだと。
エミリアの一挙手一投足を見逃さぬよう見開いた魔人の双眼が不可解の原因を捉えた。エミリアの瞳に映る自身の背後で飛び交っていたホイムが両手を翳しているのを。
「ハッハア!」
エミリアの焦りが払拭された理由を悟ったバルバドは振り向きざまに魔法陣を展開し黒炎を放つ。
「うわっと!?」
すかさず空中を蹴るようにして体勢を崩したホイムのすぐ横を灼熱が通り過ぎていき、城の天辺に穴を開けて飛び去っていった。
ホイムを牽制しつつ、振り向きもせずにエミリアの剣を受け止める。
どちらの相手も片手間で済ませてしまう。実力の片鱗を見せつけられれば戦意が萎えても当然である。
「……気に入りませんな」
弾き飛ばした二人が広間に並び降り立った。
特に直接斬り結んでいる筆頭騎士はその肌で感じているはず。徐々に魔人がギアを上げて押し返し始めていることを。
だというのに。
時折焦りの色は混じるものの諦めの感情は微塵も見せてこない。
それは隣に控える回復術士の少年も同じである。
お互い視線も交わさずに真っ直ぐな瞳でこちらを見据え続けてくる。
そのことがバルバドに微かな苛立ちを覚えさせた。
「集ってくるそちらの蝿が目障りですね。先に撃ち落としましょうか」
指をさされたホイムは冷や汗を浮かべながらヘッと笑った。
「酷い言い草」
そして指先に浮かんだ極小の魔法陣から光の線がホイム目がけて煌めいた。
左に飛び退き一閃を躱したホイムは再び壁を用いた高速機動に移り、同時に右に動いたエミリアはバルバド目がけて駆け出していた。
「ちょこざいな……」
ホイムに目を奪われた一瞬の隙にエミリアは再度斬りかかる。無論難なく受けられるのだが、視線が交差した時に魔人の眉が微かに寄るのを見逃さなかった。
「お前の相手は私だ……! 気を抜く余裕があるのか!」
「つけ上がるなよ!」
バルバドが杖を大きく振って剣を払い、畳み掛ける。素早く打ち据えるステッキの連撃が襲いくるのを、エミリアは全て斬り払う。
「貴様ッ!」
軒並み返されるとは露とも思っていなかった表情を浮かべる魔人をまたも鍔迫り合いに持ち込んだエミリアは、今度はこちらの番だと言わんばかりに引きつりながらも笑みを浮かべた。
「どうした……! 随分と、太刀筋が乱れているようだな!」
実際にはほんの僅かに得物の扱いに迷いが生じただけである。視界の隅でヒョイヒョイと動く蝿の存在が次第に煩わしくなってきたせいであるが、その僅かがエミリアには大きな恩恵となっていた。
たかが人間二人に何故ここまで焦燥感を抱かされるのか。その原因を間もなく理解するのだが、時すでに遅しという状態であった。
一度壁際まで後退していたホイムは直撃を受けて大きく仰け反り宙を舞う彼女の姿に叫び声を上げていた。
「ほう?」
肘の埃を払うバルバドは感嘆めいた声を漏らした。その直後、床に落ちたエミリアはすぐさま体勢を立て直しキッと魔人を見据えていた。
「問題ない! 掠り傷だ!」
力強く言い放つ彼女の額は裂けて血が滴っていた。
「頑丈ですね。潰したと思ったのですが」
「貴様を仕留めるまでくたばるものかよ!」
彼女の闘志は依然として萎えてはいない。しかしながら、剣を杖代わりにして立ち上がったところをホイムは見ていた。
脳が揺れたのか、足にきているのか……どちらにしても相手は一撃でこちらに大きな打撃を与える力を有している。
それはエミリアもホイムも同じであるが、今の立会ではバルバドの言った通り二人がかりでも敵の守りを破ることはできなかった。
相手は魔人。それくらいは当然だ。
慌てることはない、想定の内だと言い聞かせたホイムは再び床を蹴り壁を蹴り、素早い動きで四方八方へ動き回る。
「相も変わらず撹乱ですかな?」
目にも留まらぬ疾さで行き交うホイムの姿を、バルバドはその目ではっきりと捕捉していた。
しかし攻撃を仕掛けてくる素振りはない。あくまで注意を散漫にさせるのが目的であると判断を下した。
「本命は、まあそちらでしょうね」
ホイムの動きは視界の隅で捉えつつ、その目は流血の騎士へと向けられる。
「ああ。貴様を討つのはこの私だ」
左半面が血に染まり瞳を赤く彩ろうとも、彼女は双眸を見開いたままバルバドと対峙を続けた。
自身を顧みぬ苛烈な気迫で斬りかかるエミリアの剣をバルバドのステッキが軽やかに受け止め、流す。体勢を崩そうとするもすかさず手首を返し繰り出す斬撃に隙はない。
攻め手は止まることを知らず、先程からバルバドは防戦一方となっている。この間合いにおいてはエミリアに分があるように思える。
ただし、バルバドは終始涼し気な笑顔でエミリアに応じている点だけが不気味であった。
「くっ……!」
その余裕の表情がエミリアに焦燥感を抱かせる。
一見押し込んではいるが、その実、太刀筋は見切られ全て捌き切られているのだった。
「ほうら、気を抜くと」
ピシッ。
バルバドのステッキが時折エミリアが剣を返す機に肌を掠めていく。
次第に魔人が攻めの手を絡めてくることが尚一層エミリアの焦りに拍車をかけてくる。
「くうッ!」
力に任せた一太刀をステッキで受けたバルバドと鍔迫り合いに持ち込む。
単純な力比べならばという自負があってのことだったが、魔人の膂力は彼女に引けを取らない。寧ろ押し返す程である。
一筋縄ではいかないとエミリアが更に力を込めた時、バルバドは巧みに身を引き彼女の体勢を崩しにかかった。
強引に作り出した隙を突かんとする魔人であったが、交わったエミリアの瞳に焦りや驚愕の色は宿っていない。
えも言われぬ違和感を抱くバルバドは振りかぶったステッキを打ち下ろすのを一瞬躊躇った。闇雲に剣を振るっているように見えたが、別人のようだと。
エミリアの一挙手一投足を見逃さぬよう見開いた魔人の双眼が不可解の原因を捉えた。エミリアの瞳に映る自身の背後で飛び交っていたホイムが両手を翳しているのを。
「ハッハア!」
エミリアの焦りが払拭された理由を悟ったバルバドは振り向きざまに魔法陣を展開し黒炎を放つ。
「うわっと!?」
すかさず空中を蹴るようにして体勢を崩したホイムのすぐ横を灼熱が通り過ぎていき、城の天辺に穴を開けて飛び去っていった。
ホイムを牽制しつつ、振り向きもせずにエミリアの剣を受け止める。
どちらの相手も片手間で済ませてしまう。実力の片鱗を見せつけられれば戦意が萎えても当然である。
「……気に入りませんな」
弾き飛ばした二人が広間に並び降り立った。
特に直接斬り結んでいる筆頭騎士はその肌で感じているはず。徐々に魔人がギアを上げて押し返し始めていることを。
だというのに。
時折焦りの色は混じるものの諦めの感情は微塵も見せてこない。
それは隣に控える回復術士の少年も同じである。
お互い視線も交わさずに真っ直ぐな瞳でこちらを見据え続けてくる。
そのことがバルバドに微かな苛立ちを覚えさせた。
「集ってくるそちらの蝿が目障りですね。先に撃ち落としましょうか」
指をさされたホイムは冷や汗を浮かべながらヘッと笑った。
「酷い言い草」
そして指先に浮かんだ極小の魔法陣から光の線がホイム目がけて煌めいた。
左に飛び退き一閃を躱したホイムは再び壁を用いた高速機動に移り、同時に右に動いたエミリアはバルバド目がけて駆け出していた。
「ちょこざいな……」
ホイムに目を奪われた一瞬の隙にエミリアは再度斬りかかる。無論難なく受けられるのだが、視線が交差した時に魔人の眉が微かに寄るのを見逃さなかった。
「お前の相手は私だ……! 気を抜く余裕があるのか!」
「つけ上がるなよ!」
バルバドが杖を大きく振って剣を払い、畳み掛ける。素早く打ち据えるステッキの連撃が襲いくるのを、エミリアは全て斬り払う。
「貴様ッ!」
軒並み返されるとは露とも思っていなかった表情を浮かべる魔人をまたも鍔迫り合いに持ち込んだエミリアは、今度はこちらの番だと言わんばかりに引きつりながらも笑みを浮かべた。
「どうした……! 随分と、太刀筋が乱れているようだな!」
実際にはほんの僅かに得物の扱いに迷いが生じただけである。視界の隅でヒョイヒョイと動く蝿の存在が次第に煩わしくなってきたせいであるが、その僅かがエミリアには大きな恩恵となっていた。
たかが人間二人に何故ここまで焦燥感を抱かされるのか。その原因を間もなく理解するのだが、時すでに遅しという状態であった。
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