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第十九話 誕生日プレゼント
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「メイド服ですか?」
「うん。リアに聞いたからサイズは大丈夫だろうけど、一応買ってすぐなら仕立て直しはしてくれるって。ちょうど昨日職位がわかったばかりだし、メイド服は持って無いかなって。服もボロボロだったしね」
まだ僕のコートを羽織ってるし、服のプレゼントは良いと思った。タイミングよく、メイド服も目に入ったし、これだ! って思ったんだ。
それにしてもリアのggrkは便利だな。お願いする度に何か馬鹿にされているような気になることだけを除けば……
「でも、こんな高そうな……」
「せっかく出逢ったんだし、これも何かの縁かなって。それに稼げばいいだけだし」
「あ、ありがとうございます……うえーん」
レオナ急にしゃがみこんで泣き出してしまった。
え! なんで! なんで急に泣くの? 何か悪いことした? 気に入らなかったとか? ちょ、ちょっと! ど、どうしよう! み、皆こっち見るし! ど、どうしよう。ど、どうしよう!
僕はレオナに声をかけることも出来ず、オロオロすることしか出来ない。
目の前の女の子が泣き出す経験なんてないから! 話しかけて余計に泣かせちゃうのはまずい!
と、ちょっと落ち着いてきたみたい……泣き止んだかな?
「だ、大丈夫? 気に入らなかった?」
「いえ、そんなことないです! 気に入りました! ご、ごめんなさい。嬉しすぎて我慢しきれなくて……」
「なんだ良かった。なら気にしないで」
「はい、ありがとうございます! こっちです!」
レオナがペコリとお辞儀をしてから再び歩き出した。しばらく歩くと一軒の家の前でレオナが立ち止まった。
「ここが私の家です」
「なるほど……お邪魔します」
「どうぞお上がり下さい」
家族で暮らしていたからか一人で暮らすには充分過ぎる広さかな。部屋もいくつかあるみたい。今は使ってない部屋も多そうだけど。
レオナに一つの部屋に案内される。真ん中に大きなテーブルがあり、椅子も置いてある。奥にはキッチンがある。メイドだけあって、整理整頓されている印象だ。
僕は促されるままに椅子に腰かけた。
「早速着替えてきますね? 待ってて下さい!」
レオナはプレゼントした袋を両手に抱えて部屋を出て行った。早速メイド服に着替えてきてくれるらしい。
「サイズは大丈夫かな……」
「なによ? あたしの力を信じてないの?」
「ってそういう訳じゃないよ。ほら、手持ち無沙汰で何か考えないと……」
そんな会話をリアとしていると、ひょっこりレオナが顔を出してきた。着替え終わったようだ。
「着替え終わったの?」
「はい! どうですか? 似合ってますか?」
部屋に飛び込んできたレオナ目の前でくるっと一回りした。フリフリのミニスカートとちょこんとついた胸のリボン。フリルのカチューシャも似合っている。予想以上に可愛い。プレゼントした甲斐があったな……
「うん! 凄い似合ってるよ!」
「あ、そうだ! アインス様、もしかして回復魔法使って下さいました?」
そう言えば忘れてた。別に言うようなことでもないし、回復魔法っていうほどの事でもないんだけどな……
ちょっと怪我をしていたみたいだから、治癒能力高められないかなって考えたんだっけ……
と僕が考えていると、心当たりが無いと思われたのか、レオナが不意にスカートを捲し上げて股を見せつけた。
「ほら、ここです!」
「わかった! わかったから! 使ったから見せないで!」
パンツ丸見えだ! さっきと違って大事なところは見えてないけどってそうじゃない! パンツも大事! ってそれも違う!
僕は動揺して顔を背けてしまった。
そんな僕の反応に、レオナはさすがに自分のした事を恥ずかしく思ったようだった。
「大丈夫! 履いてますよ!」
うん、見たから知ってる! ってなんか色々間違ってる!
「と、とりあえず隠して!」
「あ、はい……ご、ごめんささい……」
レオナがシュンとしている。何かフォローしないと!
「別に怒ったわけじゃないよ? 驚いちゃっただけだから」
「そうですか……」
「ってそうそう、言ってなかったから驚かせちゃったみたい。さっき抱えた時にね。別に回復魔法って程のものじゃないけど……」
「ありがとうございます」
ペコリとレオナがお辞儀をする。メイド服が一層映える。
「でも、凄い似合ってるよ。そういう技能でも与えられてたりして」
僕が冗談交じりに呟くと、背後からリアの声が聞こえた。
「あるわよ。メイドの技能に」
その言葉に僕は驚いて振り返ってしまった。
「うん。リアに聞いたからサイズは大丈夫だろうけど、一応買ってすぐなら仕立て直しはしてくれるって。ちょうど昨日職位がわかったばかりだし、メイド服は持って無いかなって。服もボロボロだったしね」
まだ僕のコートを羽織ってるし、服のプレゼントは良いと思った。タイミングよく、メイド服も目に入ったし、これだ! って思ったんだ。
それにしてもリアのggrkは便利だな。お願いする度に何か馬鹿にされているような気になることだけを除けば……
「でも、こんな高そうな……」
「せっかく出逢ったんだし、これも何かの縁かなって。それに稼げばいいだけだし」
「あ、ありがとうございます……うえーん」
レオナ急にしゃがみこんで泣き出してしまった。
え! なんで! なんで急に泣くの? 何か悪いことした? 気に入らなかったとか? ちょ、ちょっと! ど、どうしよう! み、皆こっち見るし! ど、どうしよう。ど、どうしよう!
僕はレオナに声をかけることも出来ず、オロオロすることしか出来ない。
目の前の女の子が泣き出す経験なんてないから! 話しかけて余計に泣かせちゃうのはまずい!
と、ちょっと落ち着いてきたみたい……泣き止んだかな?
「だ、大丈夫? 気に入らなかった?」
「いえ、そんなことないです! 気に入りました! ご、ごめんなさい。嬉しすぎて我慢しきれなくて……」
「なんだ良かった。なら気にしないで」
「はい、ありがとうございます! こっちです!」
レオナがペコリとお辞儀をしてから再び歩き出した。しばらく歩くと一軒の家の前でレオナが立ち止まった。
「ここが私の家です」
「なるほど……お邪魔します」
「どうぞお上がり下さい」
家族で暮らしていたからか一人で暮らすには充分過ぎる広さかな。部屋もいくつかあるみたい。今は使ってない部屋も多そうだけど。
レオナに一つの部屋に案内される。真ん中に大きなテーブルがあり、椅子も置いてある。奥にはキッチンがある。メイドだけあって、整理整頓されている印象だ。
僕は促されるままに椅子に腰かけた。
「早速着替えてきますね? 待ってて下さい!」
レオナはプレゼントした袋を両手に抱えて部屋を出て行った。早速メイド服に着替えてきてくれるらしい。
「サイズは大丈夫かな……」
「なによ? あたしの力を信じてないの?」
「ってそういう訳じゃないよ。ほら、手持ち無沙汰で何か考えないと……」
そんな会話をリアとしていると、ひょっこりレオナが顔を出してきた。着替え終わったようだ。
「着替え終わったの?」
「はい! どうですか? 似合ってますか?」
部屋に飛び込んできたレオナ目の前でくるっと一回りした。フリフリのミニスカートとちょこんとついた胸のリボン。フリルのカチューシャも似合っている。予想以上に可愛い。プレゼントした甲斐があったな……
「うん! 凄い似合ってるよ!」
「あ、そうだ! アインス様、もしかして回復魔法使って下さいました?」
そう言えば忘れてた。別に言うようなことでもないし、回復魔法っていうほどの事でもないんだけどな……
ちょっと怪我をしていたみたいだから、治癒能力高められないかなって考えたんだっけ……
と僕が考えていると、心当たりが無いと思われたのか、レオナが不意にスカートを捲し上げて股を見せつけた。
「ほら、ここです!」
「わかった! わかったから! 使ったから見せないで!」
パンツ丸見えだ! さっきと違って大事なところは見えてないけどってそうじゃない! パンツも大事! ってそれも違う!
僕は動揺して顔を背けてしまった。
そんな僕の反応に、レオナはさすがに自分のした事を恥ずかしく思ったようだった。
「大丈夫! 履いてますよ!」
うん、見たから知ってる! ってなんか色々間違ってる!
「と、とりあえず隠して!」
「あ、はい……ご、ごめんささい……」
レオナがシュンとしている。何かフォローしないと!
「別に怒ったわけじゃないよ? 驚いちゃっただけだから」
「そうですか……」
「ってそうそう、言ってなかったから驚かせちゃったみたい。さっき抱えた時にね。別に回復魔法って程のものじゃないけど……」
「ありがとうございます」
ペコリとレオナがお辞儀をする。メイド服が一層映える。
「でも、凄い似合ってるよ。そういう技能でも与えられてたりして」
僕が冗談交じりに呟くと、背後からリアの声が聞こえた。
「あるわよ。メイドの技能に」
その言葉に僕は驚いて振り返ってしまった。
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